DM Wiki (旧EUC版)

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【レッドゾーン】



コマンドから侵略する《轟く侵略 レッドゾーン》を軸にした【速攻】
ソニック・コマンドの特徴などから俗に【バイク】と呼ばれ、侵略して攻勢に出ることは「走る」と呼ばれる。
ここでは最初にトップメタに上がった【赤単レッドゾーン】から紹介していく。

【赤単レッドゾーン】

轟く侵略 レッドゾーン LC 火文明 (6)
進化クリーチャー:ソニック・コマンド/侵略者 12000
進化−自分の火のクリーチャー1体の上に置く。
侵略−火のコマンド
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、一番パワーが大きい相手のクリーチャーをすべて破壊する。
轟速 ザ・レッド C 火文明 (4)
クリーチャー:ソニック・コマンド/侵略者 4000
スピードアタッカー

主要カード

《轟く侵略 レッドゾーン》コマンドから侵略するT・ブレイカーcipで相手のパワーの大きいクリーチャーを蹴散らす
《熱き侵略 レッドゾーンZ》コマンドから侵略するW・ブレイカー・非進化クリーチャーに重ねればシールド焼却できる
《覇王速 ド・レッド》マナ武装でSAになる最軽量ソニック・コマンド
《暴走獣斗 ブランキー》レッドゾーンの侵略元・スピードアタッカー。相手にドローブレイクの2択を迫る。
《轟速 ザ・ゼット》レッドゾーンの侵略元・スピードアタッカーでパワーと打点が高いが侵略できなければ破壊される
《暴走 ザバイク/ブンブン・バースト》侵略元、呪文面では4000火力
《伝説の禁断 ドキンダムX》コマンドが6体出ると禁断解放する禁断クリーチャー

候補カード

《凶戦士ブレイズ・クロー》コスト1のアタッカー、毎ターン攻撃
《螺神兵ボロック》コスト1のアタッカー、光水のクリーチャーがいると破壊される
《キリモミ・ヤマアラシ》次に召喚するクリーチャーのコストを-1、スピードアタッカー
《一撃奪取 トップギア》次のターン、火のコマンドに繋げられる
《花美師ハナコ》シールドを減らして手札補充
《斬斬人形コダマンマ》
《暴龍警報》自軍1体をSA、火のコマンド化して侵略元に
《勇愛の天秤》S・トリガー手札交換or2000火力
《轟速 ザ・レッド》レッドゾーンの侵略元・スピードアタッカー
《超轟速 マッハ55》シールドが2枚以下なら破壊されない
《早撃人形マグナム》クリーチャーの踏み倒しを封じるスピードアタッカー
《超音速 ターボ3》攻撃後、手札を全て捨て3ドローできるドローソース
《超轟速 SA-W》自軍をスピードアタッカー
《E-GO55》マーシャル・タッチで侵略先cip使い回し
《超轟速 レッド・エンド》pigで進化元を踏み倒す
《轟速 ザ・マッハ》山札上の4枚から進化をサーチする侵略
《ジ・エンド・オブ・エックス》《禁断〜封印されしX〜》封印を解放しつつ相手1体を封印するS・トリガー

このデッキの使い方

通常の【速攻】と同じく序盤からクリーチャーを展開していき、ひたすら攻撃していく。
できれば2ターン目には《トップギア》を出しておきたいところ。
出すことができれば次ターンに《ザ・レッド》と《ザ・ゼット》に綺麗に繋がり流れるように侵略することができる。
侵略先は相手にブロッカーなどの邪魔なクリーチャーがいるなら《レッドゾーン》、いないなら《レッドゾーンZ》を選択しよう。
どちらもあるなら《レッドゾーン》が一番上になるように重ねれば《レッドゾーンZ》のシールド焼却を用いつつ、相手のクリーチャーを破壊してT・ブレイクを決めることができる。

既存の【速攻】と異なり、序盤から10000超えのクリーチャーで攻撃していけるのが強み。
ただしそれでも除去呪文で一掃されてしまうと一気にスピードが落ちてしまう点は既存の【速攻】と変わらない。
《ターボ3》のおかげで火であるのにも関わらず手札補充を行える為息切れはある程度補うことができ、《レッドゾーンZ》《単騎マグナム》があるおかげで仕込まれたS・トリガーを封じつつ戦えるのが魅力。

DMR-19にて《禁断〜封印されしX〜》/《伝説の禁断 ドキンダムX》が登場。火のコマンドが多く投入されているこのデッキは封印外し戦術を覚え、終盤にはダメ押しに十分すぎるスペックのこのカードで制圧できるようになった。

元々侵略元と侵略先を10枚ずつの構築が基本であり、それで【速攻】として最低限の機能を得られるため、デッキの自由枠が約20枚と【速攻】にしては極めて多い。そのため、4マナ以下のカードパワーが高いカードが出現する度にレッドゾーン系統への出張などが検討され、その結果として派生デッキが他の各文明に存在しているのである。

弱点

進化クリーチャーを多用しているので山札事故手札事故のリスクがある。また、2色以上の構成にすると、たとえばコスト踏み倒しメタを立てつつ侵略するなら、バトルゾーンに出す3枚に加えて色マナ2つが必要となるため、ハンデスを1回食らっただけで事故を起こさせられるケースがある。

今引きにはムラがある。シールド0枚の状況でスピードアタッカーを引ければ強いが、進化クリーチャーばかりを連続で引くとそのまま山札破壊などで嬲り殺しにされてしまう。

当然コスト踏み倒しメタにも弱い。無理に《轟く侵略 レッドゾーン》に侵略して焼くプレイングもあるが、《制御の翼 オリオティス》あたりだとリソースの再利用が困難となるため、《革命の鉄拳》程度は積んだ方が無難である。

《伝説の禁断 ドキンダムX》を除去されるリスクも無視できない。《テック団の波壊Go!》の登場以降は比較的容易に《伝説の禁断 ドキンダムX》をメタられるようになったため、それを恐れて投入しないケースもたまに見られるようになった。

環境において

革命編期

成立当初のDMR-17期には侵略元不足が深刻で、ソニック・コマンド以外からは《斬鉄剣 ガイアール・ホーン》を装備した《龍覇 ストラス・アイラ》《龍覇 アイラ・フィズ》、時には《熱血龍 バクアドルガン》が動員され、甚だしくは《熱血龍 リトル・ガンフレア》まで考慮された。

DMD-27期に《轟速 ザ・ゼット》を獲得したあたりから本格的に活躍し、DMR-19にて《禁断〜封印されしX〜》/《伝説の禁断 ドキンダムX》が登場したことで制圧力が増して手が付けられない強さになった。

特に革命編ブロック構築環境では【赤単レッドゾーン】が圧倒的なデッキパワーを発揮していたが、これはブロック構築でも殿堂レギュレーション下における構築をほぼ再現できてしまうというのが最大の原因であった。言い換えれば、革命編は新規プレイヤーにとって今までになく取り付き易いシリーズであった。

ただ、【黒単ヘルボロフ】には《ファンタズム・クラッチ》で露骨に侵略に対してメタを張られており、一度除去されると盤面を制圧されることもあった。また、環境外であった【5色フェアリー・ミラクル】にも《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》《伝説の禁断 ドキンダムX》を狙い撃ちにされると不覚を取った。

「デュエルマ☆スターカップ 全国大会2015」では16人中8人がレッドゾーン系統であり、ベスト4に2人入賞している。

革命ファイナル期

【赤黒レッドゾーン】で使われるようになったが、この頃になると【赤黒ドギラゴン剣】の後塵を拝するようになった。侵略でバトルゾーンに出ても《蒼き団長 ドギラゴン剣》に殴り返され、《ボルシャック・ドギラゴン》革命0トリガーによって返り討ちに遭い、といった具合に散々であった。《単騎連射 マグナム》《革命の鉄拳》でいくらでも除去できたため、この頃は【レッドゾーン】で環境に立ち向かう意義がないとまで言われた。それだけ【赤黒ドギラゴン剣】が【レッドゾーン】よりカードパワーで上回っていたということである。

新章デュエル・マスターズ期

【赤青レッドゾーン】や【赤緑レッドゾーン】の活躍が目覚ましかった。詳しくは派生形の節を参照されたい。ただ、この頃になると2コストコスト踏み倒しメタの普及によって攻め切れない、そもそも侵略してバトルゾーンに出ることができないという面が目立つようになり、シールドが残っている状況で禁断解放することが多くなり、《伝説の禁断 ドキンダムX》特殊敗北条件を狙われることが多くなった。特に、《怒流牙 佐助の超人》《斬隠蒼頭龍バイケン》のセットは革命編における《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》よろしく禁断解放が裏目となる所以であった。よって、新章デュエル・マスターズ環境においては如何に相手ターン中に禁断解放するかが重要となり、侵略でのごり押しではなくメタクリーチャーなど周辺パーツによる器用な立ち回りが求められた。

長らく赤黒型を除いてほぼ規制を受けなかったアーキタイプであったが、2018年3月1日についに全タイプ共通のデッキパーツである《単騎連射 マグナム》が殿堂入り。単純明快なデッキの動きで低年齢層受けが特に良いため規制されにくいデッキタイプであると思われたが、これによりS・トリガーには従前よりも弱くなった。

双極篇期

再び雌伏の時を過ごすこととなった。この頃になると【赤青ドギラゴン剣】【白青赤ドギラゴン剣】などに見られるように、【レッドゾーン】と同じかそれ以上の速度による【速攻】と妨害を両立し、汎用性もより高いデッキがざらになり、革命ファイナル環境の頃と同じように敢えて【レッドゾーン】で戦う意味が薄れた。【赤白“轟轟轟”ブランド】に対する露骨な受けがそのまま【レッドゾーン】に刺さったのも痛かった。

超天篇期

DMRP-10《暴走獣斗 ブランキー》を、DMEX-06《撃速 ザ・グナム》《覇王速 ド・レッド》を獲得し、赤単構築が強化された。ただ、これだけ強化されたとはいえ、GR召喚付き確定除去S・トリガーがこのシリーズに続々登場し、双極篇でもオマケのように防御S・トリガーの面が付いたツインパクトが多数登場したため、カードプール的にはS・トリガーで除去されやすい状況と言える。それでも、シールド焼却封印のおかげで【サッヴァーク】への対処には困らず、2019年7月1日の殿堂レギュレーション改訂直後の環境では上位にあった。

ところがDMBD-10の発売により【青黒緑デッドダムド】が成立すると立場が一変。環境が【青黒緑デッドダムド】とそれに有利な高速デッキやカウンターで勝ちに行けるループ中心になった。このデッキと同じような速度とこのデッキにはない物量を兼ね備えたデッキも多く、ここに来て物量不足という弱点が重くのしかかった。実際『超CSIII in 山形』においては決勝ラウンド進出者128人中2人が使用、使用率9位タイと低迷。

【赤白レッドゾーン】

文明の防御用カードをタッチした最もオーソドックスなデッキカラー
革命ファイナル環境では一時期下記の赤黒型の勢いに押され気味だったが、《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》などの殿堂入りにより2017年2月に開催された「2016革命ファイナルカップ 日本一決定戦」では再びトップメタの座に返り咲き、4位入賞の実績を残している。

新章デュエル・マスターズ環境では《ファイナル・ストップ》を最後の詰めに使う構築が見られた。

《♪仰ぎ見よ閃光の奇跡》が登場した頃になると、《奇石 ベイブレンラ/スーパー・エターナル・スパーク》《ヘブンズ・フォース》《閃光の守護者ホーリー》、そして《♪仰ぎ見よ閃光の奇跡》と、カウンター札が非常に厚くなったと言える。《奇石 ベイブレンラ/スーパー・エターナル・スパーク》《ヘブンズ・フォース》は初動にもなるので美味しい。これらはコストもばらけており、すべて採用するなら《「本日のラッキーナンバー!」》1回で封じきれないという利点が生まれる。

候補カード

【赤黒レッドゾーン】 

文明を加えることでコントロール色を強めた派生タイプ。大きく分けて、文明を軸とした【レッドゾーン】の延長線上のタイプと、文明を軸とした【超次元デッドゾーン】に近いタイプの2つに分類される。このうち後者は【黒赤デッドゾーン】と呼ばれている。
構想自体は革命編の頃から既に存在していたが、DMD-31《轟音 ザ・ブラックV》が登場したことを皮切りに本格的に組まれるようになった。
「デュエル・マスターズ グランプリ-3rd」では【黒赤デッドゾーン】がベスト8の実績を残している。
革命ファイナル環境では長い間トップメタの一角に君臨していたが、キーカードの《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》《復讐 ブラックサイコ》殿堂入りしたのを機に使用率が大幅に低下した。
現在、この色の組合わせは《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》による禁断爆発による制圧をメインに据えた【ドルマゲドンX】が主流となっている。

候補カード

《一撃奪取 ブラッドレイン》クリーチャーコスト軽減
《虹彩奪取 ブラッドギア》またはクリーチャーコスト軽減
《停滞の影タイム・トリッパー》相手の展開を遅らせる。ミラーマッチ対策
《轟音 ザ・ブラックV》侵略元。ハンデス持ちのスピードアタッカー
《ウソと盗みのエンターテイナー》コスト踏み倒し対策
《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》侵略元。墓地肥やしサルベージ殿堂入り
《ブラック・タッチ》コマンドに対応したアタック・チャンスを持ち、ピーピングハンデス+墓地回収
《超次元リバイヴ・ホール》《勝利のガイアール・カイザー》を呼ぶ
《超次元ムシャ・ホール》相手のコスト踏み倒し対策を除去
《Dの禁断 ドキンダムエリア》Dスイッチ《禁断〜封印されしX〜》封印を全て外す
《復讐 ブラックサイコ》コマンドから侵略cipで2枚ハンデス殿堂入り
《S級不死 デッドゾーン》S級侵略[不死]。cipで相手1体をパワー低下-9000
《禁断の轟速 レッドゾーンX》墓地バトルゾーンからも侵略可能。cipで相手1体を封印
《ZEROの侵略 ブラックアウト》侵略ZERO持ちのW・ブレイカー
《Kの反逆 キル・ザ・ボロフ》革命チェンジで《ブラックサイコ》などのコスト5闇コマンドを回収
《終断δ ドルハカバ》フィールドが存在すれば墓地召喚可能なスピードアタッカー
《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》《ドルハカバ》の条件を満たす最終禁断フィールド
《地獄門デス・ゲート》S・トリガーアンタップ除去+侵略元をリアニメイト
《凶殺皇 デス・ハンズ》確定除去持ちのS・トリガー獣
《撃髄医 スパイナー》通常の能力は3000パワー低下3回。スーパー・S・トリガーでコスト4以下を好きな数リアニメイト
《闇侯爵ハウクス》裁定変更により封印から墓地に置かれた場合も全ハンデス
《冥将ダムド》裁定変更により封印から墓地に置かれた場合も全体3000火力

【赤青レッドゾーン】

文明手札補充、汎用除去などをタッチしたデッキカラー
革命編環境でも構築によっては見られたが、DMRP-01で《異端流し オニカマス》が登場したことによって攻守ともに隙のないデッキに生まれ変わり、メタ格に進出。
さらに【赤青ブランド】DMRP-02期に成立して以降、赤青ブランドにヒントを得て《プラチナ・ワルスラS》《音精 ラフルル》を出張させる構築もたまに見かけられるようになった。

候補カード

《異端流し オニカマス》アンタッチャブル付きのコスト踏み倒しメタ
《龍脈術 落城の計》S・トリガー付きのカード指定除去
《ドンドン吸い込むナウ》主要な侵略元とはコストが被るが、S・トリガーとしては強力
《サイバー・チューン》手札交換、マッドネス起動など
《斬隠蒼頭龍バイケン》《サイバー・チューン》で踏み倒し可能
《奇天烈 シャッフ》ロック担当
《終末の時計 ザ・クロック》確実に1ターンを凌ぐことができるS・トリガー
《スパイラル・ゲート》たった2マナで邪魔なクリーチャーを退かせる。殿堂入り
《音精 ラフルル》相手の盾0枚時に警戒すべき《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》によるカウンターをこれで封じる
《海底鬼面城》事実上、デッキに入る他のカードとはコストが被らないドローソース
《プラチナ・ワルスラS》ビートダウンしつつ侵略に必要なリソース確保
《月光電人オボロカゲロウ》リソースを確保しつつ、《プラチナ・ワルスラS》を出張させる構築に必要な進化元にも
《熱湯グレンニャー》

【赤緑レッドゾーン】

比較的マイナーなデッキカラー
DMRP-01《桜風妖精ステップル》《デスマッチ・ビートル》が登場したことによってコスト踏み倒しメタと早出し手段が充実し、大会レベルのデッキとなった。

2色のレッドゾーンデッキの中でも特筆すべき点として、3ターン目に侵略を始めるための単色初動カードを8枚体制にできるという長所がある。
《ナチュラル・トラップ》《父なる大地》などのマナ送り除去によって相手クリーチャーを墓地でない場所に飛ばすことによって、《S級不死 デッドゾーン》などを絡めた墓地戦術を防ぐことがある程度可能。

デュエル・マスターズグランプリ-5th準優勝に輝いたデッキタイプ。

候補カード

【赤零レッドゾーン】

DMRP-03期にチャンピオンシップ上位入賞が報告されたデッキ。これによってレッドゾーンは他の4文明と無色を漏れなく取り込んだことになる。

候補カード

参考