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DG 〜裁キノ刻〜 SR 無色 (2) |
クリーチャー:メタリカ 2000 |
このクリーチャーは攻撃できない。 |
名前に《DG》とある自分の他のクリーチャーすべてのパワーを+5000する。 |
いずれかの山札からマナゾーンまたはバトルゾーンにカードが置かれる時、かわりにそのプレイヤーはそのカードを自身の山札の一番下に置く。 |
月刊コロコロコミック2017年10月号の付録として登場した無色のメタリカ。
名前に《DG》とある自分の他のクリーチャーすべてのパワーを+5000しいずれかの山札からマナゾーンまたはバトルゾーンにカードが置かれる時そのカードを山札の下に送る能力を持つ。
まず目を行くのが山札からのマナブーストの規制。この手のマナブーストメタは、《爆鏡 ヒビキ》や《禁術のカルマ カレイコ》を見てわかる通り、基本的には3コスト域のものばかり。一方でこちらは2コスト。《フェアリー・ライフ》にすら易々と届く。
山札からの踏み倒しも禁じてしまうので、《爆熱天守 バトライ閣》も無力化してしまう。この様に、【モルト NEXT】にとっては天敵の様なカードである。初手の《メンデルスゾーン》や、3、4ターン目からの《フェアリーの火の子祭》連打をも封じてしまう。
何気に封印にも強いのもポイント。
しかし、流石に《異端流し オニカマス》ほどの汎用性は持っていない。効果対象は《異端流し オニカマス》とは違い自分も対象なので、マナブーストを積極的に行うデッキに入れる事はできない。
しかも無色なのでマナ色が出ず、おまけに攻撃できないので相手によっては腐るどころかデッキの回転を鈍らせてしまう。そういう事から採用できるデッキは意外と少なく、環境上では下馬評ほどの活躍はまだしていない。しかしいずれにせよ、恐ろしいスペックであることは誰もが分かるだろう。
《絶対の畏れ 防鎧》という中々強力な3コストのクリーチャーも登場している。2→3と組み合わせれば、大概のデッキは手も足も出ないだろう。
寧ろここから着目するべきはDGの大幅パンプアップ効果である。これだけのメタ能力のついでに+5000はシャレにならない。DGはパワーが5000以下のクリーチャーが比較的多いカード群である為、《メガ・マグマ・ドラゴン》の除去から守ってくれるこのカードの恩恵は計り知れない。
また、低コストパンプアップの面倒臭さは《光陣の使徒ムルムル》が証明済み。DGのカードプールはこれから広がっていく事が予想されるので、極めて将来性の高いカードである。
中々類を見ない、ハイスペックなメタカードの登場である。《異端流し オニカマス》などを見るに、低コストメタシステムクリーチャーのスペックがぐんぐんと上がっているのが良く分かる。