DM Wiki (旧EUC版)
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殿堂入り †
あるカードを、1つのデッキに1枚しか入れられなくするという公式ルール。
その時期の環境において大きな影響を及ぼしているカードには、この措置が取られることがある。
要するに「デッキの自由度をなくしてしまうほど強すぎたために公式大会での使用を制限された」というカードたちであり、いわゆる「制限カード」と呼ばれることもある。
また、殿堂入りよりも重い措置としてプレミアム殿堂があり、これに指定されたカードは1枚もデッキに入れられない。
- 殿堂入りの改正は、基本的に公式サイトやコロコロコミック、次世代WHFなどの大型イベント会場で告知されるが、2019年6月以降、コロコロ生配信で発表されることが多い。
現在の殿堂入りカード一覧 †
2004年3月15日 †
2007年11月15日 †
2008年4月15日 †
2008年10月15日 †
2009年4月15日 †
2009年12月19日 †
2010年5月15日 †
2011年1月15日 †
2011年7月23日 †
2012年3月15日 †
2012年8月11日 †
2013年3月15日 †
2013年6月22日 †
2014年3月15日 †
2014年5月24日 †
2015年3月14日 †
2015年6月15日 †
2015年9月19日 †
2015年12月15日 †
2016年2月28日 †
2016年9月15日 †
2016年12月16日 †
2017年2月26日 †
2017年7月8日 †
2018年3月1日 †
2018年7月14日 †
2019年3月1日 †
2019年7月1日 †
2019年12月20日 †
2020年1月1日 †
かつての殿堂入りカード一覧 †
2004年3月15日 †
2004年12月15日 †
2005年7月15日 †
2006年3月15日 †
2006年4月15日 †
2008年4月15日 †
2009年4月15日 †
2009年12月19日 †
2010年5月15日 †
2011年1月15日 †
2011年7月23日 †
2012年8月11日 †
2013年3月15日 †
2014年5月24日 †
2015年3月14日 †
2015年6月15日 †
2016年2月28日 †
2019年3月1日 †
解説 †
これらのカードは1枚のみでも充分に機能するものが多く、プレミアム殿堂入りしていないものは今なお多くのデッキに投入されている。ただし1枚だけなので、デッキの核になるカードは山札からサーチしたり、マナ・墓地回収、リアニメイトなど使用法を工夫する必要がある。シールドや封印に埋まっている場合は、回収が難しい。
《サイバー・ブレイン》や《アクアン》、《無双竜機ボルバルザーク》など、1枚制限になったことで運要素が強まったとしてかえって非難を受けるカードもある。特に《無双竜機ボルバルザーク》は「先に引いたプレイヤーが勝ち」という状況を作っていた。これらのカードのほとんどは後にプレミアム殿堂になっている。
1枚になってさらに凶悪性を増したカードは他にも存在するが、いずれもプレミアム殿堂している。
逆に1枚のみではほとんど、場合によっては全く機能しないカード(例:複数枚絡めることで初めて強力になる《クローン・バイス》)は、デッキに入ることがほとんどないため、実質的にプレミアム殿堂入りしたことと同じ扱いである。
殿堂指定される理由は「強すぎる」からだが、そう判断される要素はカードによって異なる。
特にゲーム性を損なうような強さの場合は殿堂入り、もっと言えばプレミアム殿堂になりやすい。
+
| | 考えられる殿堂入り要因の種別
|
殿堂入りしているカードは、その強さの方向性によって大きく以下のタイプに分かれると言えるだろう。
※あくまで考察であり、公式からこのように分類されているわけではない。
特定のカード、デッキと異常にシナジーする †
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その他 †
- 殿堂入りの目的は主にトップメタデッキの淘汰、弱体化だが、大会ではまず見かけないようなファンデッキもその煽りを受けてしまうことがある。しかし、そのような事態もカードゲームを続けていくに当たっては仕方のないことである。
- 規制をかけられるほど強い殿堂入りカードも、インフレやカードプールの変化によって、弱体化することはよくある。そうしたカードの中には、殿堂解除という措置が取られ、再びデッキに4枚投入できるようになることも。
- このルールは公式大会と公認大会において適用されるものなので、それら以外の時に対戦する場合ではこれらのカードがデッキに複数枚入っていても問題はない。ただし、当然ながらほとんどのプレイヤーはこのルールを遵守してデッキを組んでいるため、もしこのルールに対応していないデッキを使って対戦を申し込むのであれば事前に相手の了承を得ておくのが望ましい。また、非公認大会であってもこのルールを適用する大会は多い。事前のルール確認は必ず行うべきだろう。
- 「殿堂入りするくらいなら最初から作るな」という意見も多く聞かれる。
しかし、メーカーとしては拡張パックの売り上げのために少しずつ新しく出るカードの性能を上げていかなければならず、それが結果としてパワーカードの出現やインフレにつながり、殿堂入りカードを生むことになっている。また、後に出たカードとのシナジーやカードプールの増加によって突然強化されてしまうこともある。
どの道、殿堂入りカードはこれからも少しずつ増えていくだろう。
- とは言え、殿堂入りには環境を切り替え、ゲーム性の変化をもたらす作用もあるので、こちらは1枚制限で使われるということに意味もあり、単なる規制ととらえず好意的に解釈するのがよい。
- 上記の8の枠の入るカードは殿堂入り当時、あまり環境で活躍していなかったという点はある。これは次のエキスパンションと組み合わせることで凶悪化するということから予め殿堂入りしていると考えられる。例えば《ビックリ・イリュージョン》は殿堂入りした当時は「何故殿堂入りしたのか」と疑問の声が多かったが、アタック・チャンスの登場によりその原因が明らかとなった。このように「誰も予想できないような殿堂入りカード」を、《ビックリ・イリュージョン》から「ビックリ枠」と呼ばれることがある。
- 《暴龍警報》はこの「ビックリ枠」の最たる例であるが、通常エキスパンション産のカードとしては9か月という異例の速度での殿堂入りであった。カードゲーマーで「1年先を見越してカードをデザインしている」とインタビューに答えていた記事もあるため、あまりにも早すぎるこの規制は波紋を呼んだ。
- プレミアム殿堂に指定されることを「温泉行き」「温泉送り」などとも呼ぶことから、殿堂入りに指定されることを「足湯」と呼ぶことがある。
参考 †