DM Wiki (旧EUC版)

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D(ディー)博才(ばくさい) サイバーダイス・ベガス》

Dの博才 サイバーダイス・ベガス R 水文明 (5)
D2フィールド
S・トリガー
自分のターンの終わりに、カードを1枚引いてもよい。
Dスイッチ:相手のクリーチャーが自分を攻撃する時、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、水のコスト7以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。

DMR-23で登場したD2フィールド

明らかに元となっているのは博打好きのマジック・コマンドであろうが、それに似合わぬ非常に堅実な能力を持っている。
まず持っている能力は、ターンの終了時に1枚ドローができるというもの。S・トリガーを持つ事や、トリガーするタイミングが自分のターンの終了時である事から、最低限の仕事はするだろう。カードを引くのはターンの終了時なので、引いたカードをすぐには使えないというデメリットはあるが、置きドローとしては中々。

また、相手のクリーチャーが自分を攻撃する時に発動できるDスイッチを持つ。そのDスイッチは、手札からコスト7以下呪文を唱えられるというもの。
このD2フィールドバトルゾーンにある限り、手札に抱えている対象の除去呪文は全てカウンター札に化けるという事になり、相手に与えるプレッシャーはひとしお。

踏み倒し候補としては、同じくDMR-23にて登場した強力S・トリガー《テック団の波壊Go!》バウンスを行いつつ、サイキック・クリーチャーを展開できる《超次元ガロウズ・ホール》や、《英知と追撃の宝剣》も唱えられる。(後者2つは殿堂入りした。)マナ武装次第では《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》《謎帥の艦隊》、変わったところでは《アナライズ・チャージャー》《偶発と弾幕の要塞》なども面白いかもしれない。

これらの重い呪文すべてがカウンター呪文に化けるという事はやはり大きい。小〜中型を一気に吹き飛ばす《波壊Go!》や、《伝説の禁断 ドキンダムX》を狙い撃ちにしたり、追加でサイキック・クリーチャーを出すことで逆転も狙える《超次元ガロウズ・ホール》との相性は最高。《勝利のプリンプリン》を呼び出せば一気に2体も止められる。このカード自身がS・トリガーを持っているという点も大きく、相手の攻撃をためらわせる抑止力としては十分。
ただし《超次元ガロウズ・ホール》はその特性上サイキック・クリーチャーは選べないので敵がサイキック・クリーチャーで攻撃してくる場合に備え《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》も用意しておくと心強い。デッキによってはビートダウンすればするほどこのカードと《ガロウズ・ホール》によって首が締まる状況となる。

しかし、逆に言えば相手が攻撃をしてこなければDスイッチは使えないという事である。また、注意点としてクリーチャー攻撃する場合はDスイッチが使えないという事。
このようにDスイッチの発動タイミングにはやや癖があるが、それを補って余りあるカードパワーを持つD2フィールドである。

ルール

他のカードとの関係

環境において

登場以降【青黒ハンデス超次元】【青黒赤ドギラゴン剣】の必須カードとして活躍。
当初は【ドロマー超次元】にも使用されていたが、このカードや踏み倒し先となるの呪文に構築を寄せたいこともあって、そこから光が抜けた【青黒ハンデス超次元】【ドロマー超次元】からシェアを奪うに至った。

ところが2018年7月14日の殿堂レギュレーション改訂にを受けて【白青赤ドギラゴン剣】【赤青ドギラゴン剣】に取って代わると《Dの牢閣 メメント守神宮》の採用率が大幅に上昇。それに伴い、貼り換えの危険性や【ジョット・ガン・ジョラゴン】cipループするとこのカード踏み倒し呪文で手に負えなくなることから、このカードの採用率が低下。

超天篇環境ではGR召喚の登場から【青黒ハンデス超次元】が強化され、加えてGR召喚系統のデッキに自身が刺さることから使用率が回復した。

その他

  • 一応気を付けなければならない事は、Dスイッチを使用するタイミングで唱えたい呪文が手札に無い事である。だが、置きドロー能力手札を貯め込んでいれば大体は踏み倒したい呪文を引けるだろうし、他の手札補充を積めばそれに頼らなくても引ける可能性も出てくるため、あまり気にはならないだろう。
    • 最悪ブラフとしても十分であり、手札が1枚でもあれば相手は常に上述の強力なカウンターを気にしなければならなくなる。
  • 「博才(ばくさい)」とは、博打・賭博の才能を意味する。一見堅実なように見える手札補充は長年の経験値を、ド派手なDスイッチはここぞという場面の一発逆転を指し示しているのかもしれない。

サイクル

DMR-23で登場したS・トリガー付きD2フィールド

関連カード

収録セット

参考