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単騎連射 マグナム P 火文明 (3) |
クリーチャー:アウトレイジ 3000 |
自分のターン中に、相手のクリーチャーがバトルゾーンに出る時、そのクリーチャーはバトルゾーンのかわりに持ち主の墓地に置かれる。 |
※殿堂入り |
マグナムの名を持つコスト踏み倒しメタの一種であり、自分のターンに出た相手のクリーチャーをバトルゾーンを経由せずに直接墓地に置いてしまう能力を持つ。
これを出されると相手はS・トリガー獣はおろか、シノビやS・バック、《ヘブンズ・ゲート》などのトリガー呪文で出すクリーチャーまで全て出せなくなってしまう。
《早撃人形マグナム》なら破壊されたとしてもcipは使えるため、能力で対処することができたが、こちらはそれすら使えないのでS・トリガーをクリーチャーにだけ頼るデッキだと実質S・トリガーが完全に封じられたのと同義である。
《早撃人形マグナム》と比べると、コストが1下がった代わりにスピードアタッカーを失ってしまったため、自身のビート性能は低い。
返しのターンの除去されてしまっては意味がないので、あらかじめ隣に殴れるアタッカーを置き、除去される前に積極的にシールドを割っていきたい。
また相手のターン中は効果が一切及ばない為、超次元呪文にも無力。
《早撃人形マグナム》で封じることのできた《勝利のガイアール・カイザー》に殴り返されてしまう。
一見すると恐ろしいロック性能を持つカードだが、既存のマグナムと比べると癖が強い為、環境を選ぶカードである。S・トリガー獣自体がその特性上、運の要素が強く、出てくる前にあっけなく除去されてしまう事も多いので考えなしに使っても何も仕事ができずに終わってしまう。
役割はマグナムというより、どちらかというと軽くなった《無双恐皇ガラムタ》、自身が殴る必要が無い《式神シシマイ》のようなもの。ゆえに1ショットキルなどの詰めには積極的に採用されやすい。
このカードの登場当初は、強力な性能が評価された反面、革命編で強化されたS・トリガー獣やヘブンズゲートへのメタであること、また販売を控えていたDMR-19の《ボルシャック・ドギラゴン》の革命0トリガーをも否定しかねない能力であったため、否定的な声の方が大きかった。
しかし、その強力な性能により真っ先に除去され対策されるようになった事で、革命編環境ではそこまで猛威を振るうことはなかった。また、同時期の《伝説の禁断 ドキンダムX》の予想外の流行により、話題がそちらに移ったので、否定的な意見も収まった。
どちらのカードも【レッドゾーン】で採用されているが、禁断解放するタイミングでは既にシールドが0枚になっていることが多いので、《ドキンダムX》と並んでいる場面でこちらが能力を発揮できる機会は少ない。
このクリーチャーの登場で《凶殺皇 デス・ハンズ》の登場によって立場を失っていた《デーモン・ハンド》が再び注目されたように、S・トリガー呪文による除去が再評価されるきっかけとなった。
革命ファイナル以降の環境では、出たターンの相手の呪文を封じる《音精 ラフルル》とのコンボによって真価が発揮される形となった。
通称「単騎ラフルル」と呼ばれるこのコンビは、3コストと軽いこのクリーチャーと、革命チェンジによって簡単に着地できる《ラフルル》の組み合わせによって一切の逆転を許さずとどめを刺す事が可能。
実際には、盤面に二つを揃えるというよりは、相手や状況によって使い分けることも多い。そのユーティリティの高さこそがこのコンビの恐ろしさである。
主に【5色ドギラゴン剣】の最後の詰めとして採用されていており、安易な逆転を許さない強烈なメタとして活躍している。
このカードは《音精 ラフルル》ほど手軽に場に出せる訳ではなく、色の合わないデッキにも寄生する性質は持っていなかったため、「殿堂やプレミアム殿堂に指定される事は無い」という見方の方が強かった。
とはいえ、S・トリガーや革命0トリガーなどと言ったデュエル・マスターズの逆転要素を手軽に封殺できる事が良くないと判断されたのか、2018年3月1日より殿堂入りが決定した。このカードの採用の際に共に採用される事が多かった《音精 ラフルル》も同日殿堂入りとなり、いわゆる「単騎ラフルル」は現実的な手段としては消滅した。
殿堂入り後も、低コストでフィニッシュの安定性を高めることができるので、色の合うビートダウンではよく採用されている。
公式Q&A
Q.相手のターン中、《インフェルノ・サイン》の効果で《凶鬼04号 ビビム》をバトルゾーンに戻そうとしましたが、相手に《単騎連射 マグナム》がいたのでかわりに墓地に置かれました。どうなりますか?
A.何もおこりません。《凶鬼04号 ビビム》が墓地からバトルゾーンに出るということを墓地に置くということに置き換えており、墓地から墓地に置くことはずっと墓地にあったとみなされます。
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