DM Wiki (旧EUC版)

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《エメラル》

エメラル C 水文明 (2)
クリーチャー:サイバーロード 1000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札を1枚、裏向きにしてシールドに加えてもよい。そうした場合、自分のシールドを1枚、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
※殿堂入り

DM-03で登場したサイバーロード

cip手札シールドを1枚だけ入れ替えることができる。

手札とのシールド交換によってS・トリガーシールドに絡んだギミックの仕込みなどを行える。

《アクア・サーファー》《エマージェンシー・タイフーン》(&《斬隠蒼頭龍バイケン》)など、純粋にアドバンテージを稼ぐをものを仕込めば、ビートダウン【速攻】相手には強力な武器となる。リーサルが大いに遠ざかり、下手に踏み抜くと逆に盤面をとられてしまうため厄介極まりないことだろう。
《終末の時計 ザ・クロック》スパーク系を仕込めば確実に1ターンを稼いでくれる。超火力を1ターンで飛ばしてくる相手や土壇場の詰め合いに極めて強力な戦術であり、パワーカードのぶつけ合い・殴り合いになりがちな近年の環境でもかなり有効な戦術である。

仮に何も仕込めなかったとしても、少なくともブラフ手札交換になるので、完全に無駄になることは少ない。
とはいえ手札が0だと完全なバニラと化し、逆に多いほど選択肢は広がるので、常に手札を確保できる立ち回りを意識したい。

シールド交換を行うクリーチャーはリメイク版の《アクア・スーパーエメラル》などを含め数多いるが、それらと比較すると2コストという軽さとコストパフォーマンスが驚異的。
単純に【速攻】に並ぶ速さでシールド交換の仕込みを行う対処能力の高さが魅力的。その軽さ故に自身も【速攻】に採用出来る。
ビートダウンの中盤で、ドローマナブーストの動きを阻害せず少量のマナシールド交換の仕込みを挟むこともできる。最序盤や中盤のマナの有効利用でなにかと挟める場面が多いため、軽いだけでも格段に腐りにくい。

また、進化元とする際には素のパワーは関係ないため、高いコストパフォーマンスが露骨にあらわれる。《エンペラー・マルコ》【サイバー青単】《金属器の精獣 カーリ・ガネージャー》《プラチナ・ワルスラS》では2コストとは思えないほどの運用性を見せる。進化クリーチャーは強力なドロー能力持ちが多いため、シールド交換が有効に働きやすい。実際環境上の《エメラル》の活躍には何かと進化クリーチャーが絡んでいる。

サイバーロード種族的な恩恵も豊富。上記にもした各種サイバー進化の種にはもちろん、《パラダイス・アロマ》G・ゼロ早期召喚の種としても有力。
《超電磁トワイライトΣ》《エンペラー・ベーシックーン》で種や進化元を兼ねつつ使いまわすのも強力。軽さを生かして何度もシールド交換を行い、高いコストパフォーマンスを発揮する。

強さとは単純なカードパワーだけでなく、効果や働きに対するコストパフォーマンスにもあることを教えてくれる強力なカードである。シールド交換するカードは他にも数多あるが、それぞれスペックや運用性の違いがあるので、うまく使い分けるとよいだろう。

環境において

殿堂入りするまで文明を軸にしたビートダウンデッキを支えたカードの1つ。
当時は青単《ホーリー・スパーク》《デーモン・ハンド》タッチし、《エメラル》でシールドに仕込んで相手を足止めするという戦術が多く使われた。カード間のシナジーがまだ薄く純粋な殴り合いになりがちであった当初は、《エメラル》の仕込みの有無はそのまま勝敗に直結した。

このカードが殿堂入りしたのは、2004年3月15日という最初期。

殿堂入り後も依然として各種ビートダウンや、相性の良い【ヘブンズ・ゲート】で使われた。
極神編では《エンペラー・マルコ》が登場。貴重な2コストサイバーロードであるとともにビートダウンミラーでは銀の弾丸であり、特別暴れた訳ではないものの、性能は優秀であり他の2コストサイバーロードにはろくな候補がいなかったため必ずと言っていいほど採用された。
神化編ではサイバー進化元とする【サイバー青単】が台頭。2コストのサイバーロードでは無類の有用性を持ち、こちらでも必ず採用された。

殿堂入り後はサイバーロード絡みの活躍が目立つため、サイバーロードが失墜した以降は特別名前が出ることはない。殿堂かつサポートに回りがちなこのカードが目立った活躍が出来ないのは、順当に考えて仕方がないといえる。しかし、たった2コスト手札とのシールド交換出来る小回りの利き方は強力という他ない。

革命編以降、侵略革命チェンジなどのコスト踏み倒し群が勢いを増しており、パワー12000以上のT・ブレイカーの早期踏み倒しを活かして3ターンから4ターンで殴り切るデッキがざらになった。そんな中で、そうしたデッキに対する牽制になるこのカード殿堂解除も囁かれるようになった。
【赤青レッドゾーン】のような序盤にウィニーを活用して尚且つ【速攻】を仕掛けるデッキでは却ってそれらの強化になってしまうものの、殿堂入りしている現在でも特に投入される傾向はない。

元々《アストラル・リーフ》系デッキで攻撃力と防御力を両立できるために殿堂入りしたカードだが、その《アストラル・リーフ》殿堂解除されたことからもわかるように、ウィニーの質は当時と比べ物にならないほどのハイスペック化を遂げており、このカード環境に悪影響を及ぼすことは考えにくいか。
一応、超天篇環境では《音響の精霊 ルルフーラ》などの呪文ロック無視する効果がS・トリガーを使えなくする能力を無視することが周知となったため、その点では殿堂解除しづらいのかもしれない。そちらと組み合わせるのであれば《アクア・スーパーエメラル》でもあまり変わりがないが。

その他

  • 漫画「デュエル・マスターズ」ではミミ牛次郎が使用。牛次郎が使った時は「牛次郎バージョン」として牛次郎に似た顔をしており、ハンマーで攻撃していた。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考