DM Wiki (旧EUC版)
重要なお知らせ
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殿堂解除 †
プレミアム殿堂、殿堂入りされているカードを除名し、再びデッキに4枚(殿堂入りに降格の場合は1枚)入れられるようにする公式ルール。カードプール全体の環境の変化やインフレで今の環境に出しても問題ないと判断された場合に殿堂が解除される。
プレミアム殿堂から殿堂入りになる場合は「降格」と呼ばれる。
便宜上、降格になる場合や、プレミアム殿堂コンビやプレミアム殿堂超次元コンビの解除もここに記す。
殿堂等解除カード一覧 †
2009年4月15日 †
2014年3月15日 †
2015年9月19日 †
2016年2月1日 †
2016年9月15日 †
2017年1月30日 †
2018年1月29日 †
2019年1月21日 †
2020年1月1日 †
解説 †
殿堂入り制度導入以来、なし崩し的に指定解除されたプレミアム殿堂コンビを除いて、革命編までの約11年間にわたり、単体のカードにおいて殿堂解除やプレミアム殿堂から殿堂入りへの降格などが行われたことはなかった。しかし2015年9月19日、《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》が殿堂入りに降格される。単体のカードとしては初となる使用制限の緩和となった。
更に年が明けて2016年1月末に《ディープ・オペレーション》、《炎槍と水剣の裁》、《パシフィック・チャンピオン》、《雷鳴の守護者ミスト・リエス》の殿堂解除が発表され、殿堂解除開始の2月1日直前に追加の殿堂解除カードが発表された。
その後も不定期ながら徐々に制限緩和がなされている。
- カードの制限改訂は、デュエマの開発元であるWizards of the Coastの「MTG」や、KONAMIの「遊戯王OCG」などの有名TCGで見られる為、「TGCにおいてはよくあることである」と勘違いされがちであった。実際にはデュエマを含め禁止カードの降格や制限解除の制度を取り込んでいるTCGは少なく、取り込んでいてもMTGや遊戯王OCGのように知名度やカードプールが目立たない事もありそこまで注目されることはなかった。
それだけにデュエマの殿堂解除は大きなニュースとなった。
- デュエマでプレミアム殿堂コンビを除いて革命編まで殿堂解除制度が設けられなかったのは、頻繁な制限/制限緩和を行うことによりカード市場が混乱することや、それに伴って低年齢のプレイヤー層が財政的にプレイが困難になってしまうこと、またライトプレイヤーにとって制限リストの暗記が困難になり大会などへの参加が憚られるようになってしまうことなどを懸念してのことであったと思われる。
また、《無双竜機ボルバルザーク》などに顕著に見られるように、殿堂入りなどの使用制限がかかっていることをそのカードのブランディングに用いているきらいがあり、制限が可変的なものになることでこうしたブランド性が毀損されることを恐れていたのではないかという指摘もなされている。
- 革命編で殿堂解除が設けられた理由として、殿堂入り決定当初に比べインフレの進行によって明らかに実用性を失ってしまったカードが増えたり、《アクア・ハルカス》や《ディープ・オペレーション》のような元から殿堂入り相応なのか疑問視されていたカードの存在などが挙げられる。また革命編開始直前に、競合ゲームである「遊戯王OCG」が強力な禁止カードをエラッタして弱体化して開放したり、過去の人気テーマをリメイクしたりして古参層を中心として話題性の獲得に一定程度成功しており、この影響が指摘されている。
- 解除となった進化クリーチャー(《パシフィック・チャンピオン》や《アストラル・リーフ》)はカードそのものの強さは変わっていないものの、殿堂入り期の間にプッシュされなくなった種族を進化元としている。
その為猛威を振るっていた殿堂入り直前と違い、プッシュされなくなりインフレに置いて行かれた種族が進化元という弱点が追加される形となった事で解除となったのであろう。さらにこの殿堂解除から、これ以降その進化元の種族がプッシュされることはないと推測もできる。
参考 †