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5色(ごしょく)フェアリー・ミラクル】

《フェアリー・ミラクル》を中心とした【5色デッキ】の一種。

フェアリー・ミラクル C 自然文明 (3)
呪文
自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
自分のマナゾーンにすべての文明が揃っていれば、さらにもう1枚、自分の山札の上からカードをマナゾーンに置く。

5色専用マナブーストである《フェアリー・ミラクル》のほか、《龍仙ロマネスク》《偽りの王 ヴィルヘルム》などでマナを大量に確保。増えたマナからグッドスタッフ的な重いカードでバトルゾーンを圧倒していくのが基本的なスタイルである。

その他にも、「多色ならではのカード」が多数搭載されるのが大きな特徴である。具体的には《ニコル・ボーラス》《龍仙ロマネスク》《超次元ガード・ホール》といった多色ゆえのコスト設定がなされたパワーカード群である。

エピソード1以降、《偽りの名 ゾルゲ》《偽りの王 ヴィルヘルム》など、このデッキと相性のいい重量級多色カードが次々に登場。また、色を持たない無色ゆえ5色と相性は良くないものの、豊富に伸びたマナを活かせる《「智」の頂 レディオ・ローゼス》《「祝」の頂 ウェディング》などのゼニスフィニッシャーとしてよく投入されるようになった。
その後ドラゴン・サーガにて、《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》という強力なスーパーS・バックを手に入れたおかげで防御力が大幅に上昇した。

主要カード

候補カード

《“乱振”舞神 G・W・D》効果バトルのcipを持ち、バトルに勝つたびに1ドロー。
《メガ・マグマ・ドラゴン》cipで小型クリーチャーを除去できるドラゴン
《永遠のリュウセイ・カイザー》タップインスピードアタッカー化のマッドネスドラゴン
《伝説のレジェンド ドギラゴン》バトルに勝つと敗北回避能力が発動されるドラゴン
《勝利宣言 鬼丸「覇」》ガチンコ・ジャッジで追加ターンを行う凶悪フィニッシャードラゴン
《龍世界 ドラゴ大王》ドラゴンでないクリーチャーの登場を封じる。自分のドラゴンでないクリーチャーも出せなくなるので注意

自然

無色

多色クリーチャー

《青寂の精霊龍 カーネル》S・トリガーブロッカーcipで相手1体をロックできるドラゴン/
《時の秘術師 ミラクルスター》疑似マッドネス付きの大量呪文回収されるドラゴン
《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》呪文コスト踏み倒しを封じる/
《無双龍聖イージスブースト》S・トリガーブロッカーcipマナブーストできるドラゴン/自然
《水晶邪龍 デスティニア》マナゾーン多色が4枚以上あれば疑似《ミラクルとミステリーの扉》になるドラゴン/
《百族の長 プチョヘンザ》ファイナル革命全体除去。自分のマナゾーンの数より小さいコストの相手クリーチャータップインできるドラゴン
《ドキンダム・アポカリプス》全てのクリーチャーを封印/
《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》コスト踏み倒しメタであるドラゴン/自然
《怒流牙 サイゾウミスト》ニンジャ・ストライク7。山札回復とシールド追加の他、マナブーストと盾落ちケアも可能。色基盤としても優秀。//自然
《偽りの王 ヴィルヘルム》色基盤としても優秀。除去ランデスマナブーストが出来るドラゴン//自然
《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》色基盤としても優秀。召喚限定のマナブーストドラゴン限定のマナ召喚兼自分のドラゴンスピードアタッカースレイヤーを付与できるドラゴン
《偽りの王 モーツァルト》色基盤としても優秀。cipでドラゴン以外破壊。相手のドラゴン以外の攻撃をロックできるドラゴン
《龍仙ロマネスク》色基盤としても優秀。cipで4ブースト可能。自分のターン終了時に自分のマナゾーンのカードを1ランデスされるドラゴン//自然
《トップ・オブ・ロマネスク》色基盤としても優秀。cipで2枚マナブースト可能なドラゴン
《ニコル・ボーラス》色基盤としても優秀。cipで7枚ハンデスアタックトリガー確定除去されるドラゴン//
《超越男》0マナだが1枚で《フェアリー・ミラクル》の条件を満たせる。U・ソウル持ちS・トリガーS・バック(多色)シールド・ゴーニンジャ・ストライク5ロスト・プリズムガードマンパワーアタッカーハンティングスレイヤーエスケープダイナモ持ちクリーチャー////自然

ツインパクト

《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》《奇石 ミクセル》で相手の大型獣の早期の登場を防ぎ、《ジャミング・チャフ》で相手の呪文を封じる

自然

《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》《キングダム・オウ禍武斗》の破天九語でシールドを大量ブレイクし、《轟破天九十九語》ではお互いに大量展開。
《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》《白米男しゃく》でマナブーストと任意のマナ回収。《黒豆だんしゃく》では相手のcip持ちクリーチャーをマナ送り。

呪文

《オリオティス・ジャッジ》S・トリガー。お互いマナゾーンのカードの枚数以下のコストのクリーチャーを山札の下

《ロスト・ソウル》相手の手札を全てハンデス
《超次元リバイヴ・ホール》超次元呪文。 墓地からクリーチャーを回収

自然

多色

サイキック・クリーチャー

《時空の支配者ディアボロス Z》耐性持ち大型ブロッカー覚醒時に山札回復が可能
《時空の悪魔龍 ディアボロス ZZ》《時空の支配者ディアボロス Z》同型再販ドラゴンであるため《龍世界 ドラゴ大王》がいても出せるが、覚醒時の山札回復は基本的に狙えない
《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》攻撃されない置きドローコマンドでないため《超次元ガード・ホール》ではバトルゾーンに出せない。
《勝利のガイアール・カイザー》アンタップキラースピードアタッカードラゴン
《勝利のリュウセイ・カイザー》相手マナをタップインさせられるドラゴン
《勝利のプリンプリン》cipで敵獣1体の動きを封じる。コマンドでないため《超次元ガード・ホール》ではバトルゾーンに出せない。
《アルプスの使徒メリーアン》《超次元ホワイトグリーン・ホール》で登場時シールドを増やせるブロッカーコマンドでないため《超次元ガード・ホール》ではバトルゾーンに出せない。
《イオの伝道師ガガ・パックン》《超次元ホワイトグリーン・ホール》で登場時シールドが増やせ、相手の呪文を唱えるコストを1多くする。コマンドでないため《超次元ガード・ホール》ではバトルゾーンに出せない。
《激相撲!ツッパリキシ》自分のクリーチャーをパンプアップ《百族の長 プチョヘンザ》ファイナル革命の範囲を広げる戦略が取れる。《超次元ホワイトグリーン・ホール》《超次元リバイヴ・ホール》《超次元ガロウズ・ホール》《超次元ガード・ホール》と出せる超次元呪文の範囲が広い
《時空の封殺ディアス Z》攻撃時に山札回復と墓地利用対策をしつつカード指定除去が可能なドラゴン《殲滅の覚醒者ディアボロス Z》に覚醒すると相手の小型クリーチャーの維持が不可能に
《ホワイト・TENMTH・カイザー》アタックトリガー呪文サルベージできるドラゴン
《時空のガガ・シリウス》《時空の支配者ディアボロス Z》《時空の悪魔龍 ディアボロス ZZ》を上回るパワーの大型ブロッカー。
《時空の不滅ギャラクシー》除去されると置換効果覚醒
《撃滅の覚醒者キング・オブ・ギャラクシー》《時空の不滅ギャラクシー》の覚醒後。このクリーチャー以外の自軍全てをブロッカー
《超時空ストーム G・XX》《超覚醒ラスト・ストーム XX》覚醒することで、アタックトリガーサイキック・クリーチャーを大量展開することができるフィニッシャーであるドラゴン

ドラグハート

構築について

《フェアリー・ミラクル》によるマナブーストを主軸とするため、自然多色カードを多めに採用する。《フェアリー・ミラクル》だけにブーストを任せると不安定なので、他のマナブーストも併用して8枚前後のマナ加速を入れることが多い。

手札補充のカードのほか、《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》などの置きドロー《白米男しゃく》《超次元ホワイトグリーン・ホール》などのマナ回収などで行う。《轟破天九十九語》《蒼龍の大地》といったコスト踏み倒し呪文や《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》を出せばドラゴンマナ召喚ができるようになるので、マナ回収の手間を挟むことなくマナゾーンから展開できる。

《フェアリー・ミラクル》の効果を安定して使うため、単色多色合わせて各色10枚前後、自然は15〜20枚程度にすることが多い。多色カードは15枚前後、多いものでは20枚以上投入されるが、前者と後者では構築のコンセプトが違うためどちらが優れているとは言えない。

グッドスタッフ性の高いデッキのため、中盤に扱うカードの選択やフィニッシャーによって、構成は大きく変化する。
たとえば【速攻】ビートダウンランデスハンデスへの対策として、各種シノビブロッカー《光波の守護者テルス・ルース》《墓守の鐘ベルリン》などでメタを張ることもあり、その場合はも重要になってくる。《インフェルノ・サイン》を入れたリアニメイト主体のものも存在していたが、《インフェルノ・サイン》殿堂入り後はリアニメイトを戦術の中心に置くことはほぼなくなった。

フィニッシャーとしては、5色かつマナが伸びるデッキということもあり、有力な重いフィニッシャーのほとんどを考慮できる。特にエピソード1以降、《勝利宣言 鬼丸「覇」》《「祝」の頂 ウェディング》《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》など強力な大型獣が次々と登場した。それらカードパワーの高いものを主力にし、環境に合わせてバリエーションを持たせる構成が多い。地域のメタなどに合わせて様々なフィニッシャーを選べるのもこのデッキの強みなので、是非それを生かした構築にしたい。

マナが伸びて重量級のクリーチャーを難無く扱えるということで、通常なら専用構築のデッキで扱わなければならないカードも出張パーツとして利用可能。

新章デュエル・マスターズ環境ビートダウンデッキの多くが最速でのダイレクトアタックを優先してS・トリガーなどの防御札を4枚程度の採用に抑えるため、正規コストプレイすることを前提とする重量級カードの多くにS・トリガーが付いているこのデッキは、運が良ければだが3ターンキルの横行するようなビートダウンに対してもカードパワーの差でカウンターを成功させることが可能。《龍仙ロマネスク》の殿堂解除以降、その傾向が強くなったと言える。

このデッキの弱点

5文明分のマナ多色で賄うため、通常のデッキよりもランデスが刺さりやすい。序盤に《マナ・クライシス》《焦土と開拓の天変》自然カードや3色持ちの多色を狙われると苦しくなる。

また、マナは大量に確保できる反面、手札はあまり貯まらない傾向にある。そのため手札とマナのカードを入れ替える《魔天降臨》刺さることが多い。使われる前に《ロスト・ソウル》で相手の手札をすべて叩き落とすか、《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》《光神龍スペル・デル・フィン》《偽りの王 ナンバーナイン》《古代楽園モアイランド》などの呪文ロッククリーチャーで対策したい。手札補充については《未来妖精ミクル/ミラクル・ブレイン》の登場によって幾分か改善された。

他には《メガ・マナロック・ドラゴン》には注意したい。最大5枚のマナをロックされるため、出されるとほぼ1ターン動けなくなってしまう。《メガ・マナロック・ドラゴン》が投入されていそうなデッキを相手にした際には《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》を手札に持っておきたい。

序盤は使いやすい軽量呪文や《フェアリー・ミラクル》などのブーストに頼ることが多いので、《タイム3 シド》や軽量ハンデスからの《虚構の影バトウ・ショルダー》などに非常に弱い。これらのカードを序盤に出されると《フェアリー・ミラクル》などが唱えにくくなり、こちらの動きが止まって相手に一方的にやられる可能性がある。

その他

  • 上述の通り、元々5色デッキとはフェアリー・ミラクルの強力なブースト効果を使いたいがためのデッキ、という一面が強かった。しかし、時代の変革と共にその傾向は絶対のものではなくなっている。例えば、【5色ドギラゴン剣】は構築の都合上フェアリー・ミラクルが入ることは少なく、そもそもコントロールデッキですらない。

参考