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「修羅」の頂 VAN・ベートーベン SR 無色 (11) |
クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン/ゼニス 14000 |
T・ブレイカー |
このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーをすべて持ち主の手札に戻す。 |
相手がコマンドまたはドラゴンをバトルゾーンに出す時、相手はそのクリーチャーをバトルゾーンに出すかわりに墓地に置く。 |
エターナル・Ω(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す) |
DMX-13で登場したキング・コマンド・ドラゴン/アンノウン/ゼニス。
1つ目の能力は、召喚してバトルゾーンに出したとき、《キング・アトランティス》を髣髴させる豪快なバウンスを行う。
《キング・アトランティス》と異なり、相手のクリーチャーのみが全て手札に戻るため、こちらの展開に響かないのが特徴。
少数精鋭で戦う相手には効きにくい能力だが、大量展開を狙う相手ならこれ一枚で勝てることもある。
2つ目は、相手のコマンドとドラゴンをバトルゾーンに出せなくさせる常在型能力。プレミアム殿堂となった《聖鎧亜キング・アルカディアス》を見ればわかる通り、「クリーチャーをバトルゾーンに出す」ことへのロック能力は極めて凶悪である。
コマンドやドラゴンはフィニッシャーとして数多くのデッキに採用されており、そうしたデッキにはこれ一枚で即詰みとなるケースが多い。
除去してもエターナル・Ωで手札に戻り、辛うじてバトルゾーンに残せたコマンドやドラゴンをバウンスして再登場を禁じてしまうので、相手にすると非常に厄介である。ただし、このクリーチャーがコスト11と非常に重いので、出される前に早めに決着を付けることが対策としてあげられる。
《VAN・ベートーベン》の強さは、cip能力のバウンスよりも常在型のロック能力にあるため、召喚せずにバトルゾーンに出しても十分に強力。
反面、ゼニスとしては単体でのフィニッシュ力が極めて不安定なのが欠点。そもそもドラゴンやコマンドの無いデッキにはバウンスしか発動出来ない。
「相手にS・トリガーなどの反撃を許さない」などの高い制圧力が《VAN・ベートーベン》には中途半端にしか備わっておらず、下手に攻撃してしまったり、それを恐れて勝負を遅延したりすると手痛い反撃を許してしまうことも少なくない。
この点は《偽りの王 ナンバーナイン》や《光神龍スペル・デル・フィン》を隣に並べることでロックを強化し、高いフィニッシュ力を発揮することが出来る。必然的にこれらとよくセットで使われる。
登場当初は他のゼニスに株を奪われがちであったが、ドラゴンやコマンドが増えるごとに着実に強化されつづけ実績を残してきた。
ドラゴンやコマンドで強さが変動する性質上、環境に振り回されやすいカードではあるが、それらが主流となる環境ならば、このカードの性能は凶悪なものとなり対策は必須となるだろう。