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魔光騎聖ブラッディ・シャドウ P(C) 光/闇文明 (2) |
クリーチャー:イニシエート/ゴースト/ナイト 4500 |
ブロッカー |
G・ゼロ−このターンに呪文を唱えていれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 |
このクリーチャーは攻撃できない。 |
このクリーチャーはバトルに勝っても、バトルの後、破壊される。 |
《ブラッディ・イヤリング》などから続く「ブラッディ」のカード名を持つ逆スレイヤーブロッカーの1つ。他の「ブラッディ」が同型再販であるのに対し、このクリーチャーは多色で呪文に対応したG・ゼロが使える。
素のスペックは《ブラッディ・イヤリング》らとなんら変わりないが、呪文を唱えただけでG・ゼロを満たし、コスト踏み倒しで召喚できるようになるのが驚異的。除去やハンデス呪文に合わせて盤面に横並びするだけで、【速攻】を黙らせるには十分強力なムーブになる。
ドローやサルベージといった本来はテンポロスとなる呪文を使った時でも、G・ゼロで即展開できる。G・ゼロに制限がないため、ドローで手札にかき集めればそれだけ一気に展開することができ、その上サルベージを通して墓地から何度も現れる粘り強さを兼ね備える。
攻撃を受ける壁として展開にテンポロスが生じないのは、非常に強力である。たった2コスト分のG・ゼロではあるものの、マナブーストが苦手でソースの再利用な得意な青黒がらみのコントロールでは、場合によっては破格のテンポアドバンテージを生み出す。純粋な防御用ブロッカーとして極めて扱いやすく、環境の変化に耐えて数多のコントロールデッキに採用されてきた実力者である。
ナイトにとっては貴重な2コスト枠であり、《魔弾グローリー・ゲート》とはマナカーブ的にも収集先としても非常に相性がいい。パワーが高くバトルさえしなければ場持ちもよいため、全体的にウィニーが多く火力が刺さりやすいナイトにとって、ナイト・マジックの発動要員としても逸品級。過剰ドローの《魔弾オープン・ブレイン》から展開し、《魔弾ソウル・キャッチャー》から何度も再展開できる。ナイトの最前線を支えるカードであり、《ブラッディ・シャドウ》が入っていないナイトデッキを探すほうが難しいくらいである。
多色であることも大きく、色基盤要員としてはもちろん、《黒騎士ザールフェルドII世》やアルカディアス夫妻を始めとした進化クリーチャーの種としても極めて扱いやすい。メジャーな種族を3つも持っているため進化先は多く、《口寄の化身》をはじめとした種族参照の能力にも引っ掛かりやすい。
総じて、G・ゼロでの展開を武器とする優秀なブロッカーである。条件となる呪文をよく使うデッキでブロッカーが欲しいなら、是非とも頼ると良いだろう。
2コストパワー4000、逆スレイヤーの「ブラッディ」ブロッカー