DM Wiki (旧EUC版)

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【ハンデスコントロール】

コントロールの形態の1つ。

ハンデスの連打によって相手をコントロールすること。
または、そのようなデッキ

略して「ハンデスコン」とも呼ばれる。

特攻人形ジェニー UC 闇文明 (2)
クリーチャー:デスパペット 1000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、このクリーチャーを破壊してもよい。そうした場合、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
爆弾魔 タイガマイト C 闇文明 (3)
クリーチャー:ファンキー・ナイトメア 1000
マナ武装 3:このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンに闇のカードが3枚以上あれば、相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。
スレイヤー

主に【除去コントロール】の一種として組まれ、やはりねちっこい動きを特徴とする。

ハンデスが中心となるため必然的にが主体となるが、特にこれといったデッキタイプを指すわけでは無く、様々な型がある。
代表的なものは【ドロマー超次元】【青黒ハンデス超次元】【黒単コントロール】などがある。また、【アウゼス】【デュランザメス】などそれらのデッキを基盤にしたデッキも多い。
詳細は各デッキタイプの記事を参照のこと。

よく使われるカード

《ゲオルグ・バーボシュタイン/ゴースト・タッチ》呪文面は2マナのハンデスクリーチャー面はスマッシュ・バーストパワー低下
《傀儡将ボルギーズ/ジェニコの知らない世界》呪文面は2マナのハンデスクリーチャー面はcipパワー低下
《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》呪文面は2マナの対低コストピーピングハンデスクリーチャー面は低コスト呪文再利用。
《乱罪 ダイパ殺デー》無月の大罪コスト2軽減。cipセルフハンデス
《特攻人形ジェニー》cip自壊するとハンデス
《ゴースト・タッチ》2マナのハンデス呪文。↑とは使い分け
《ブレイン・タッチ》キャントリップ付きハンデス
《爆弾魔 タイガマイト》黒単ならcipで1ハンデス
《西部人形ザビ・バレル》cipハンデスするブロッカー
《解体人形ジェニー》おなじみピーピングハンデス
《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》相手の手札を減らすと覚醒
《時空の封殺ディアス Z》攻撃時にハンデス除去
《激天下!シャチホコ・カイザー》《特攻ジェニー》を使い回す
《超次元リバイヴ・ホール》墓地回収+サイキック
《超次元ミカド・ホール》パワー低下+サイキック
《魔天降臨》ハンデスと相性のいい疑似ランデス

基本的な戦術

《特攻人形ジェニー》《ゴースト・タッチ》《アンラッキーダーツ》など、2〜3マナ軽いハンデスを大量に積み込み、序盤から中盤にかけて何度も撃ち込み、相手の手札を奪っていく。

2、3発も撃ち込んでやれば相手の手札は1、2枚しか残らない。特に、相手のキーカードドローソースを落とせたなら儲け物である。

ただし、軽いハンデスカードの多くは1:1交換にしかならないため、自分も同じだけ手札を消耗する。そのため、多くのデッキではドローソースを積んで手札を回復させる。

中盤にかけては超次元呪文を唱えてサイキック・クリーチャーを出す。《激天下!シャチホコ・カイザー》《特攻人形ジェニー》を使い回せ、除去に使った《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》覚醒後をちらつかせてプレッシャーをかけることができる。

終盤、十分なマナが貯まったら一気に勝負を決める。主な方法は以下。

ハンデスは普遍的かつ強力な戦術なので、コンボデッキをはじめとして効果的に働くデッキは多い。うまく組んでやれば、多くのデッキと互角以上に戦えるだろう。

弱点

軽量ハンデスカードを複数投入するため、デッキ内のカードパワーが下がりやすい。そのため、【5色フェアリー・ミラクル】のようなグッドスタッフが相手だと、戦局を一発で打開できるようなパワーカードを今引きで持って来られて、競り負けてしまうことが多い。

また、ハンデスを主体にする都合上、《墓守の鐘ベルリン》《聖鐘の翼 ティグヌス》を出せれると無力化される。

さらに、運悪く《永遠のリュウセイ・カイザー》などのマッドネスハンデスしてしまうと相手にコスト踏み倒しを許してしまう。特に、提督を落とすと逆に手札補充されてしまうので、相手が握っていることが予想される場合は無闇に撃つのは控えた方がいい。

相性のいいサイキック・クリーチャーが多い分、そのメタカードも刺さりやすい。《暴走龍 5000GT》《猛虎ライガー・ブレード》などを出されるとまとめて吹き飛ばされてしまうので要注意である。

ハンデスコントロールの変遷

初めて明確に組まれたのは戦国編【フェルナンドVII世】である。《天雷の導士アヴァラルド公》《魔弾オープン・ブレイン》で持ってきた《ゴースト・タッチ》《魔弾バレット・バイス》を連打し、墓地に貯まった呪文によって《魔光帝フェルナンドVII世》コスト軽減して召喚するというのが基本戦術だった。

神化編に入るとナイトが一気に下火になったが、相変わらず上記のようなデッキは使い続けられた。

覚醒編ではサイキック・クリーチャーフィニッシャーにした【ドロマー超次元】が一躍トップメタに躍り出る。《天雷の導士アヴァラルド公》で確保した《ゴースト・タッチ》《アンラッキーダーツ》を連打し、《超次元ドラヴィタ・ホール》で出した《時空の雷龍チャクラ》覚醒させて止めを刺していた。

《時空の封殺ディアス Z》《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》《超時空ストーム G・XX》など、この時期のサイキック・クリーチャーには相性のいいものが多く、一時代を築くこととなった。

エピソード1に入ると2011年7月23日の殿堂入り【ドロマー超次元】は弱体化を余儀なくされるが、同時期に獲得した《特攻人形ジェニー》《コアクアンのおつかい》を取り込み、新たな型として存続する。

逆に、そこからカードを抜き、よりハンデス除去に特化した【青黒ハンデス超次元】も登場する。

一方で《永遠のリュウセイ・カイザー》のような高いカードパワーを持つマッドネスハンデスを完封する《墓守の鐘ベルリン》クリーチャー比率の少ないデッキ山札を大量に削る《ヴォルグ・サンダー》など、メタカードもいくつか登場。かならずしもハンデスコン一強とは言えない環境となっていった。

エピソード1終盤、およびエピソード2では従来のコスト論を上回るカードパワーを持つファッティサイキック・クリーチャーメタカードが出現。

特に《勝利宣言 鬼丸「覇」》を積み込んだ【ミラクルとミステリーの扉】の実力は圧倒的であり、従来のサイキック・クリーチャーフィニッシャーにしたハンデスコンは急激な退潮を余儀なくされた。

その後はメタゲームの片隅で細々と生き延びることとなったが、ドラゴン・サーガに入ると、マナ武装にプッシュを受けて【黒単コントロール】が成立。《魔狼月下城の咆哮》による高い除去性能を武器にメタゲームに影響を与えた。

参考