DM Wiki (旧EUC版)

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【ビートジョッキー】

DMRP-01で登場した火の種族・ビートジョッキーを中心としたデッキ。超天篇環境では【赤単ブランド】と呼ばれることが多い。

ビートジョッキーを指定する強力なコスト軽減《“罰怒”ブランド》マスターB・A・Dなどのおかげで3ターンキルのルートが複数用意できるなど、非常に速攻性能が高い。

“罰怒(バッド)”ブランド MAS 火文明 (7)
クリーチャー:ビートジョッキー 9000
マスターB・A・D(このクリーチャーを、コストを2少なくし、さらに、このターンに召喚した自分の他の火のクリーチャー1体につき追加で2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりに自分のクリーチャーを1体破壊する。ただし、このクリーチャーのコストは0以下にならない)
W・ブレイカー
自分の火のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
ダチッコ・チュリス R 火文明 (2)
クリーチャー:ビートジョッキー 2000
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このターン次に召喚する自分のビートジョッキーのコストを最大3少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。

主要カード

《“罰怒”ブランド》マスターB・A・Dによる早出しと自軍SA化を武器とする
《ダチッコ・チュリス》4コスト以上のビートジョッキーを早出し
《“轟轟轟”ブランド》【速攻】の弱点をマスターG・G・Gによるコスト踏み倒しに変換
《一番隊 チュチュリス》ビートジョッキーを1コスト軽減
《ホップ・チュリス》上質なウィニー
《ステップ・チュリス》
《BAKUOOON・ミッツァイル》GRクリーチャー展開のサブプラン

アタッカー・除去

《凶戦士ブレイズ・クロー》ウィニーの定番
《無重力 ナイン》G・ゼロで出てきては打点形成、マスターB・A・Dの補助をこなす
《ナグナグ・チュリス》cipによる強制バトルでパワー3000以下を破壊
《爆炎シューター マッカラン》《チュチュリス》非対応でcipトリガーに火マナが3枚上必要だが、除去の範囲は《ナグナグ》より広い
《ガンザン戦車 スパイク7K》パンプアップ追加ブレイクが付いた2打点
《ランド覇車 ガンブルマン》火力付きのNEOクリーチャー
《ボール“BOMB”ボマー》最低1マナで出てくるSA2打点
《ラウド “NYZ” ノイジー》シールド回収S・バック起動を行える2打点
《スチーム・ハエタタキ》1コスト4000火力
《デュアルショック・ドラゴン》コダマショックやカウンターで打点形成。

サポート

防御札

環境において

《“罰怒”ブランド》が登場してからは、それをフィニッシャーとした【赤単ブランド】が確立され、十分な3ターンキルのルートを手に入れ、実際に3ターンキルが横行する非常に攻撃性の高いデッキに仕上がった。
新章デュエル・マスターズ期のトップメタである【緑単ループ】は典型的なチェイン・コンボであり、せいぜい防御札がピン挿しの《光牙忍ハヤブサマル》と1〜2枚の《光牙忍ライデン》、多くて2枚積みの《革命の巨石》程度しかないため、身も蓋もない言い方をすればループが始まる前に殴りさえすればそのまま殴り切れるという訳であった。

しかし、S・トリガーに弱い、ドローソースがないため必要パーツが揃いにくかったり息切れしたりする、といった理由から、のちに《“罰怒”ブランド》を主軸としたデッキとしては【赤青ブランド】が主流化していった。
その背景には【ロージアミラダンテ】がこのデッキを受けながら勝つデッキとして息を吹き返したという事情がある。

しかし、「デュエル・マスターズグランプリ-5th>公認グランプリ」ではベスト32入りを果たした【赤青ブランド】よりも上を行くベスト16に入賞。デッキレシピはアウトレイジに若干特化してコダマショックも取り入れた3ターンキルルートが豊富なものであった。

双極篇になると新たなブランドである《“轟轟轟”ブランド》が登場。【赤単ブランド】は【“轟轟轟”ブランド】へと発展し、速攻特有の手札枯渇をコスト踏み倒しに変換できる。そのため、既存の【ビートジョッキー】との相性も悪くない。むしろ《“轟轟轟”ブランド》を組み込んだ事で更なる3ターンキルルートが増えたとも解釈できる。
しかし、手札を消費しながらクリーチャーや呪文のコスト踏み倒しが行える《ナゾの光・リリアング》《ヘブンズ・フォース》との相性の良さや、《奇石 ミクセル》というメタカードを投入した【赤白“轟轟轟”ブランド】へと発展し、赤単であるこのデッキタイプは環境から姿を消す。

DMRP-10期には、《“轟轟轟”ブランド》殿堂入りしてしまった。

しかし、DMBD-09DMBD-10期では状況が一変。環境のトップに君臨していた【青黒緑デッドダムド】が、「5コストの《無修羅デジルムカデ》が立てられるまで守りが固められない」「受け札《テック団の波壊Go!》《ドンドン水撒くナウ》《伝説の禁断 ドキンダムX》への対処が困難」といった弱点を持つことから、再び【赤単ブランド】に注目が集まる。CSでの優勝、準優勝の報告も見られ、環境上位に食い込んだ。

DMBD-09DMBD-10期に確立された《GIRIGIRI・チクタック》軸の場合は《GIRIGIRI・チクタック》と並行して1コストクリーチャーも重用されるが、事前に1ブレイクを入れれば十分なので動かすと必然と2ブレイク目以降のブレイクとなる《ホップ・チュリス》は基本使われない。

DMGP-9th」ではトップ8進出者3人が使用し、準優勝を記録した。

DMBD-11DMBD-12期には【赤単ブランド】と呼び切るほどには《“罰怒”ブランド》に特化していない、安定した4ターンキルを目指す【ビートジョッキー】が流行。2ターン目のコスト軽減から《DROROOON・バックラスター》《DROROOON・バックラスター》といった4コストGR召喚クリーチャーに繋げ、4ターン目に《“罰怒”ブランド》《BAKUOOON・ミッツァイル》を1体ずつ並べ、1回の単体除去では止まらないようにする構築となっている。《こたつむり》で1ターン遅延するというやり方もできる。代わりに、必ずしも3ターン目に走り出す必要がないこの型では手札が足りなくなる恐れが比較的薄いので《花美師ハナコ》《斬斬人形コダマンマ》は不採用。

参考