DM Wiki (旧EUC版)

重要なお知らせ


デュエル・マスターズ WikiはEUC版からUTF-8版に変更しました。
今後はデュエル・マスターズ Wiki (UTF-8版)をご利用ください。
旧EUC版は今後もこちらで保管予定です。


ジャンクデッキ

不必要と思われるカードが多く、著しく完成度が低いデッキのこと。

コンセプトが定まっていなかったり、カードパワーの低いカードが何枚か入っているのが特徴。早い話が、そういう構成にする意味が特にないデッキ全般である。

身も蓋もないが、直訳すれば「ゴミデッキ」となる。デッキ作りの際にもっとも回避するべき構成である。

なぜジャンクデッキが生まれるのか

ジャンクデッキが生まれてしまう背景については、主に以下の要因が考えられる。
1.まだ初心者のプレイヤーが、上手くデッキを構築できないため
2.単にカード資産がないので、間に合わせのカードにするしかないため
3.デッキに色々なコンセプトを入れたいがために、焦点が定まらなくなるため

1については、メタデッキ構築済みデッキ(デュエル・マスターズ)などを研究し、「なぜこのカードが入っているのか」「なぜこのカードなのか」ということを考えることにより、デッキの構築力が徐々に上がるために改善できる。
他の人が作ったデッキのレシピや、対戦している時のカードの使い方を見ていると参考になる。

また、何戦もゲームを行っていけば強力な動きや不要なカードが分かってくるため、次第にどのようにデッキを改造すればいいか判断できるようになるだろう。

他にも、本当に始めたばかりで手持ちのカードが無いこともある。

2については、プレイヤーならば誰もが一度は通った道であろう。
ガチデッキに投入されるような強力なカードはその強さからシングルでの価格が上がりやすい。そういったカードを何枚も使う場合、ある程度の出費は覚悟しなければならない。
しかし、お金は有限な資源ゆえ、使いたいカードに手が届かないプレイヤーも多い。

《フェアリー・ライフ》《エナジー・ライト》などの基本的なカードは、構築済みデッキ(デュエル・マスターズ)に複数枚収録されているものが多く、そちらを購入すれば簡単に集まる。

3は最も注意すべき事例である。
そもそもデュエル・マスターズデッキに40枚しかカードを入れられないため、いくつものコンセプトデッキに入れることは不可能。ここを留意してデッキを組まないとジャンクデッキ化は避けられない。

例えば、1つのデッキに、

という3つのコンセプトを組み込もうとする。当然デッキ内は混濁し、結局のところ何もできないデッキになってしまう。

構築次第では、重いコストカード満載のデッキを回るようにすること自体は可能だが、それには非常に高度な構築力とプレイングが求められる(例えば【連ドラ】の場合、ファイアー・バードコスト軽減をフル活用する。または《メンデルスゾーン》を確実に成功させる為等)。

また、そのようなデッキでは得てしてコンセプトは定まっており(【連ドラ】切札はあくまでもドラゴンであり、それ以外に重いカードは搭載されない)、結局のところ、上記のような全く相容れないコンセプトを共存させることはできない。

最も重視するカードを決め、その方向性を見失わないことが大切である。

あまりにも性質の違うカードを何枚も使いたい場合、無暗に同居させることは諦めて別のデッキを組んだ方が結果としてまとまりのある内容になることもしばしばある。

その他

  • ハイランダーグッドスタッフなど、一見1枚挿しが多くジャンクデッキと似たような構成をとるデッキもあるが、それらは明確な目的意識をもってそういう構成をとっているため、実態は全く異なる。
  • 「ジャンクデッキに負けた」などとは口にしてはいけない。ジャンクデッキに負けた自分のデッキは更にジャンクであると自ら認めるようなものであり、他人のデッキをジャンクデッキ呼ばわりすることになる。
  • ジャンクデッキと思われるデッキを見かけた場合、どうしてその構成にしたのかを確認し、その人の状況を加味した上で何らかの提案を行うのが建設的だろう。
    もちろん、高いカードを買い揃えられない場合などはどうしようもないが。
  • 漫画「SX」にて、れく太デッキがこのような構成で、キサナドゥに「カードが1枚1枚バラバラ、一目でわかる超クソデッキ!!」と言われている。
    当然だが現実では、実際にジャンクデッキを使用している人がいても、そんなことを言ってはいけない。言われた側は傷つき、言った本人の人間性も疑われる。
    • なお、この時キサナドゥはれく太を操る形でデッキを見ており、「これでは利用価値がない[1]」という意味で「クソデッキ」と言ったのである。…どころか正確には思っただけであり、人間性なぞ疑われる以前に持っているかも怪しいキサナドゥですら面と向かって言ったわけではない。

参考


[1] れく太の名誉のために言っておくと、その後キサナドゥ自身「対戦相手に予測を許さず面白い」と評価を改めている