DM Wiki (旧EUC版)
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呪文能力 †
呪文能力とは、呪文の解決中に処理される能力である。
呪文が持つ能力のうち「常在型能力」でも「トリガー能力」でも「起動型能力」でもない能力が該当する。
呪文のみが持つ能力のため、専用のルールが存在する。
- 呪文能力は呪文の解決時に実行される。つまり、その呪文が持つ全ての呪文能力を上から全て実行することが呪文の解決である。
- 単一の呪文能力が複数の効果を持つ場合、書かれている順に実行する。ただし、全文を読んでから行うこと。これは自己置換効果等の後続の文章が前の内容を補足している場合があるため。
- 呪文が複数の呪文能力を持つ場合、上のものから実行する。
- 呪文能力がモードを持つ場合、唱える段階で選択する。
- 呪文能力を実行している間は呪文の解決中であるため、他の能力の解決が割り込むことはない。それがS・トリガーやS・バックだったとしても、いま実行中の呪文能力が最優先される。
- これは呪文の解決中に他の呪文の解決を禁止するだけで、唱えることまで禁止するものではない。
トリガー能力や起動型能力と異なり呪文能力自体は解決されない。呪文能力は呪文の解決という形で効果を生成する。
呪文以外のカードのcipと呪文能力は根本的に異なり、前者はプレイとトリガー能力が別々のものになっている。
例えば《凶殺皇 デス・ハンズ》が同時に2体出るとき、バトルゾーンに出ることによってcipがトリガーし、2体出るまで解決は待機され、それから相手クリーチャーを破壊する。一方、《デーモン・ハンド》を同時に2つ唱えるときは、一方の効果を最後まで解決し、相手のクリーチャーを破壊してから2枚目を唱えることになる。
S・トリガーを複数使う際や、《聖霊王ガガ・ラスト・ミステリカ》の能力を使う際は注意が必要。
- 呪文の解決中に処理される能力が呪文能力であり、「呪文能力を解決する」という言い回しは不適切である。あくまで解決されるのは呪文そのものであり、呪文能力は呪文が解決される結果、実行される処理にすぎないためである。
参考 †