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DMC-58 「マッド・ロック・チェスター」 †
2010年1月30日発売。現在は絶版。
スーパーデッキ・サーガシリーズの一つ。ザキラが使うデッキという設定。
ロマノフを中心とした闇・火デッキ。
新規収録カードは《邪神C・ロマノフ》、《プライマル・スクリーム》、《邪神M・ロマノフ》、《邪神R・ロマノフ》、《邪眼獣ヤミノディヴィジョン》、《爆進デス&リバース》の6種類。
全体的に新規収録が多いことと主役カードのマッド・ロック・チェスターの形態を鑑みると、DMC-40 「ヘヴィ・デス・メタル」の構成を受け継いだデッキになっていると言えるだろう。
他のスーパーデッキ・サーガと同じく、一枚絵からイラストを切り取る形をとっているが、今回はイラストレーターが統一されておらず、また一枚絵となっているのはクリーチャーだけである。
その為か、フルフレームフォイルとなっているのもクリーチャーのみである。
呪文はスーパーデッキ・ゼロと同じ、銀枠の通常仕様となっている。再録されたものは、既存のイラストを使用している。
- ちなみに元ネタの「マッドチェスター」とは英国マンチェスターを中心に起こったドラッグロックムーブメントのこと。DMC-40 「ヘヴィ・デス・メタル」に比べればマイナーではあるが、今回もロック関係からネタを引っ張ってきたようだ。《プライマル・スクリーム》、《邪眼獣ヤミノディヴィジョン》など、関連したカード名もいくつか見られる。
- パッケージには《邪神M・ロマノフ》について「Mデッキ進化成功率99%」と書いてあるが、詳しく計算すると実際の確率は91%。改造すれば確率は上下するが、表記通りに99%以上にしたければ呪文(クリーチャーではないカード)は9枚しか入れられない。
- ツインパクトの登場以降はMデッキ進化を本当に99%、やろうと思えば100%成功させる事も現実的なレベルで可能となったが、そもそも当人はプレミアム殿堂となっている為、全く活用する事はできない。
収録カード †
全体的に、DMC-56 「ザ・サムライ・レジェンド」・DMC-57 「ザ・ゴッド・キングダム」に比べてカード間のシナジーが強く、無駄なカードが少ない。このままでも完成度はかなりのものと言える。
このデッキを使う上で注意が必要なのはライブラリアウト。Mデッキ進化で強制的に3枚の山札を削る《邪神M・ロマノフ》や、墓地肥やしの代表である《プライマル・スクリーム》の使いすぎには注意。
これらを使った状態で運悪く《猛菌魚雷ヤサカノフカ》のブレイク・ボーナスが誘発しようものなら、あっという間に敗北寸前に追い込まれる。
マッド・ロック・チェスターに目が行きがちだが、MRC以外にも《暗黒皇グレイテスト・シーザー》、《魔光帝フェルナンドVII世》など、デッキのコンセプトとなりうるカードが収録されている。そちらを主体としたデッキのベースとして使ってみるのも面白い。
参考 †