#author("2019-02-18T20:11:23+09:00","","")
#author("2019-12-05T20:02:26+09:00","","")
*《&ruby(てんせい){転生};プログラム》 [#b7b77a83]

|転生プログラム R 水文明 (3)|
|呪文|
|S・トリガー|
|クリーチャーを1体選び、破壊する。そうした場合、そのクリーチャーの持ち主は、自身の山札の上から進化ではないクリーチャーが出るまでカードをすべてのプレイヤーに見せる。そのプレイヤーは、出たクリーチャーをバトルゾーンに出し、表向きにしたそれ以外のカードを持ち主の墓地に置く。|
|''※プレミアム殿堂''|

[[DM-10>DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」]]で登場した[[水]]の[[コスト踏み倒し]][[呪文]]。

[[水]]らしい非常にトリッキーな[[カード]]である。

まず、どちらかの[[プレイヤー]]の[[クリーチャー]]を[[破壊]]する。その後、その[[プレイヤー]]の[[山札]]を[[表向き]]にしていき、最初に出た[[進化]]でない[[クリーチャー]]を[[コスト踏み倒し]]で出す。

要するに、この[[カード]]の[[効果]]は「[[バトルゾーン]]上の[[クリーチャー]]1体を別の何かにすり替える」ものである。通常の[[デッキ]]には小型から大型まで揃っているため、無計画に唱えても大した成果は挙げにくい。

しかし、見方を変えれば、この[[カード]]は「序盤に[[召喚]]した自分の小型[[クリーチャー]]を、わずか3[[コスト]]で大型[[クリーチャー]]に入れ替える」[[能力]]とも解釈できる。

例えば[[《パルピィ・ゴービー》]]などの[[山札操作]]によって[[山札の上]]に[[ファッティ]]を持ってくれば、早期に強力な[[クリーチャー]]を展開できる。(→[[【転生プログラム】]])

もしくは[[デッキ]]に投入する[[クリーチャー]]を[[コスト踏み倒し]]したい[[クリーチャー]]のみにすれば、その[[クリーチャー]]をほぼ確実に呼べるようになる。[[破壊]]するクリーチャーは、[[超次元]][[呪文]]で呼び出した軽量[[サイキック・クリーチャー]]で賄う。(>[[【超次元転生】]]、[[【不滅オロチ】]])

また、[[表向き]]になった[[カード]]は[[墓地]]に送られる性質を活かして、[[リアニメイト]]と組み合わせることも可能。
例えば、[[《貴星虫ヤタイズナ》]]を中核とする[[デッキ]]では、[[山札]]を掘り進みつつ、[[リアニメイト]]のための[[進化クリーチャー]]を大量に[[墓地]]へ落とすことができる。(→[[【転生ヤタイズナ】]])

逆に、相手に使えば[[ライブラリアウト]]促進にもなる。[[【除去コントロール】]][[デッキ]]など、相手が[[クリーチャー]]をあまり入れていない[[デッキ]]に対して使用し、[[山札]]を削ることもできる。

[[S・トリガー]]を持つため、[[《斬隠オロチ》]]のように単純に[[確定除去]]として使うことも可能。相手に[[フィニッシャー]]を出されてしまう危険はあるが、[[スピードアタッカー]]を出されない限りはとりあえず目先の[[攻撃]]は防げるので、土壇場ではこの[[カード]]に救われることもあるだろう。

非常にトリッキーかつ魅力的な[[カード]]ではあったが、[[覚醒編環境]]での活躍が祟ったことで2011年1月15日付けで[[殿堂入り]]となった。

[[殿堂入り]]後は[[デッキ]]の[[コンセプト]]にできなくなったために、あまり見かけない[[カード]]となっていた。ところが、[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]の登場からは評価が一変する。

[[【ミステリー・キューブ】]]で確実に大型[[クリーチャー]]を踏み倒す他、[[墓地]]に[[呪文]]が落ちるという、ある意味''《転生プログラム》''の弱点とも言えた点がそのまま利点として運用できるようになった。むしろその点を利用した[[【転生サイクリカ】]]という[[【超次元転生】]]の派生形まで登場するに至る。

このように様々な可能性を秘めた[[カード]]であり、相性のいい[[カード]]も多い。これからも何かしらの方法で使い続けられていくだろう。

-[[山札]]に[[進化]]でない[[クリーチャー]]が残っていない状態で[[唱える]]と、[[ライブラリアウト]]してそのまま[[ゲーム]]セットとなる。

-[[DM-10>DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」]]の3[[コスト]]の[[コスト踏み倒し]][[呪文]]で[[プレミアム殿堂]]になっているのは[[《母なる大地》]]とこの[[カード]]の2枚。

-この[[カード]]を核とした[[デッキタイプ]]には、[[【転生オルテギア】]]、[[【転生サファイア】]]、[[【転生ライザー】]]、[[【超次元転生】]]のようにいくつもの種類があったが、この[[カード]]の[[殿堂入り]]によって、いずれも構築が不可能となった。[[殿堂>殿堂入り]]後に成立した[[【転生サイクリカ】]]も[[プレミアム殿堂]]により構築不能に。

-[[DMR-02>DMR-02 「エピソード1 ダークサイド」]]で同じ「転生」という名前を持つ[[《転生スイッチ》]]という[[カード]]が登場。あちらは対象にとった[[クリーチャー]]を手札に戻し、それより[[コスト]]が小さい[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出す[[効果]]で使い勝手はかなり違う。

-[[DMR-05>DMR-05 「エピソード2 ゴールデン・エイジ」]]で同じ「プログラム」の名前を持つ、[[《ヒラメキ・プログラム》]]が登場。こちらは[[S・トリガー]]が無く、相手には打てないものの、[[デッキ]]構築をちょっと工夫すれば、[[《転生プログラム》]]よりも狙った[[クリーチャー]]を呼び出せる。

-[[DMデッキ開発部]]では2015年3月15日からの新殿堂において、''《転生プログラム》''も[[プレミアム>プレミアム殿堂]]昇格候補であったと語られていた。だが、実質[[殿堂入り]]の[[呪文]]を2枚使える汎用性の高い[[カード]][[《蒼狼の始祖アマテラス》]]を[[プレミアム殿堂]]にすることによって、こちらの[[プレミアム殿堂]]入りは避けられたようだ。この[[カード]]もいつ[[プレミアム殿堂]]してもおかしくないポテンシャルを持ってしまったことが分かる。
--そしてこの[[カード]]自身も2016年2月28日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格となった。禁止直前で[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]で[[再録]]されたのは皮肉である。

-デザインの原型は[[Magic:The Gathering]]の《変身/Polymorph》だろう。こちらとは違い公開した[[カード]]を[[山札]]に加えて[[シャッフル]]する等、処理や[[効果]]に多少の違いがある。

-[[DM-10>DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」]]の実際の[[テキスト]]では、誤植で一部「[[クリーチャー]]」が「クリチャー」になっている。

-イラスト左上には[[《キング・クラーケン》]]、[[《ソーサーヘッド・シャーク》]]、[[《ナイト・クロウラー》]]の姿がある。また、イラスト右下の[[サイバーロード]]と思われる[[クリーチャー]]は細部は違うが[[《シュトラ》]]と思われる。

-漫画「デュエル・マスターズ 外伝」では、来人が使用。[[《予言者クルト》]]を[[破壊]]し、[[山札の上]]から[[《キング・アトランティス》]]を出現させ、[[勝舞>切札 勝舞]]の[[クリーチャー]]をすべて[[バウンス]]した。

-漫画「FE」では[[切札 勝舞]]とジェドの15枚デュエルで使用されている。[[山札]]の少ない変則デュエルの勝ち筋として[[山札破壊]]目的でジェドが[[唱えた>唱える]]。

-海外版である[[Kaijudo]]では[[カードイラスト]]が流用されているが、[[効果]]は[[《エナジー・ライト》]]と同一である。

**[[サイクル]] [#i6581312]
[[DM-10>DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」]]の3[[コスト]]の[[コスト踏み倒し]][[呪文]][[サイクル]]
-[[《緊急再誕》]]
-''《転生プログラム》''
-[[《母なる大地》]]

**関連カード [#g960f335]
-[[《斬隠オロチ》]]
-[[《エンペラー・ギュルム》]]
-[[《超電磁ヘルラッシュM》]]
-[[《転生スイッチ》]]
-[[《ヒラメキ・プログラム》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#w96de975]
-[[DMC-55>DMC-55 「コロコロ・レジェンド・7」]]&br;'''生まれ変わったら、もっと強くなれよ!――[[クゥリャン>《クゥリャン》]]'''
-[[DMC-55>DMC-55 「コロコロ・レジェンド・7」]]&br;'''[[生まれ変わったら>コスト踏み倒し]]、もっと強くなれよ!――[[クゥリャン>《クゥリャン》]]'''
-[[DMX-16>DMX-16 「超王道戦略ファンタジスタ12」]]&br;'''ゼロからモノを生み出すんじゃない。モノの見せ方を一番うまく変えられるヤツがクリエイティブなんだぜ。 ---アクア・メディアクリエイター'''

**収録セット [#de960b9a]
-illus.[[Akira Hamada]]
--[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」]]
--[[DMC-42 「コロコロ・ドリーム・パック3(エターナル・ギア)」]]
--[[DMC-55 「コロコロ・レジェンド・7」]]
--[[DMX-16 「超王道戦略ファンタジスタ12」]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]


-illus.[[Toshiaki Takayama]]
--[[DMC-44 「エンドレス・オール・デリート」]]

**参考 [#f6bb31de]
-[[S・トリガー]]
-[[クリーチャー]]
-[[破壊]]
-[[スーサイド]]
-[[山札の上]]
-[[クリーチャー]]
-[[見せる]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[カード]]
-[[墓地]]

-[[殿堂入り]]→[[プレミアム殿堂]]

-[[【転生プログラム】]]
--[[【転生オルテギア】]]
--[[【転生サファイア】]]
--[[【転生ライザー】]]
--[[【転生ヤタイズナ】]]
--[[【ミラミス転生】]]
--[[【超次元転生】]]
--[[【不滅オロチ】]]
--[[【ミステリー・キューブ】]]
--[[【転生サイクリカ】]]