#author("2019-05-28T08:06:34+09:00","","")
#author("2019-08-05T22:48:00+09:00","","")
*《&ruby(だいななしんてい){第七神帝};サハスラーラ》 [#c15057c7]

|第七神帝サハスラーラ SR 闇文明 (10)|
|進化クリーチャー:クリエイター/オリジン 21000|
|進化:自分のゴッド1体の上に置く。|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札を2枚選び、捨てる。その後、クリーチャーを2体、自分の墓地から手札に戻してもよい。|
|このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを–8000する。|
|このクリーチャーの攻撃の終わりに、このクリーチャーをアンタップする。|

[[DMEX-01>DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]]で登場した[[クリエイター]]/[[オリジン]]。

[[cip]]で2枚の[[セルフハンデス]]と2体の[[サルベージ]]、[[アタックトリガー]]で敵1体に-8000の[[パワー低下]]を放ち、[[攻撃]]の終わりに[[アンタップ]]するという闇の4[[神帝]]の能力を総まとめにしたような[[能力]]を持つ。

もはやおなじみとなった、[[ゴッド]]の合体形態が単一[[クリーチャー]]となった[[クリエイター]]であり、その系統としては初の[[進化クリーチャー]]である。また、[[デュエル・マスターズ]]世界の[[クリーチャー]]としては初の[[進化]][[クリエイター]]でもある(元祖の[[《超覚醒ゼウス》]]が[[コラボカード]]である為)。
[[ゴッド]]を進化元とするが、自身は種族に[[ゴッド]]を持っていない。逆に[[オリジン]]の[[進化クリーチャー]]でありながら[[オリジン]]からは進化することができない。

闇の[[神帝]]4体が[[G・リンク]]した形態をコンパクトにしたような外見をしており、その能力も4体分を調整したうえで全盛りしたような豪勢かつ強力なもの。
それぞれの元ネタと違いは以下の通り。

-[[《神帝ヴィシュ》]](右下):''相手プレイヤーに選ばせるハンデス能力''
[[G・リンク]]時に誘発していたものが[[cip]]での使い切りになった。元と比べて手札コストが不要になった上、捨てさせる枚数が2枚と強化されている。反面、捨てさせる能力自体が強制になったため、相手に選ばせるという点も含めて[[マッドネス]]を呼びやすく、そういう意味では扱い辛くなってしまった。特に[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]で除去などされてしまった日には目も当てられない。

-[[《神帝ムーラ》]](左下):''クリーチャーのサルベージ能力''
こちらも[[ハンデス]]能力と同じく、[[G・リンク]]時の誘発から[[cip]]での使い切りになった。手札コストが不要になり、回収できる枚数も2枚に増えている。元と同じく発動が任意であり、また対象が[[ゴッド]]から[[クリーチャー]]全体に拡大されているなど純粋に強化されているが、一方で「''2枚、〜戻してもよい''」というテキストのため、発動する場合は可能であれば必ず2枚回収しなければならないことに注意。

-[[《神帝スヴァ》]](右上):''攻撃時に相手クリーチャー1体に8000のパワー低下を放つアタックトリガー''
大きな数値を誇る[[パワー低下]]能力をそのまま継承。しかし、[[墓地]]の[[ゴッド]]の数に応じて[[パンプアップ]]する能力は失われてしまっており、[[神帝]]の合体時にはパワー20000からさらに上昇していたことを考えると、21000で固定されているこちらは期待値で少々劣る。とはいえこのパワー帯ではほとんど誤差の様な物であり、[[ゴッド]]であった頃より相手の[[無限アタッカー]]に警戒する必要が薄いのであまり気にせずともよいだろう。
なにより、[[特殊敗北条件]]がなくなったのは素直に嬉しいところ。

-[[《神帝アージュ》]](左上):''攻撃後にアンタップする無限アタッカー能力''
4体合体時限定だった[[無限アタッカー]]能力を無条件で行使可能に。ただし、[[アタックトリガー]]によって「''攻撃する時''」に[[アンタップ]]していたアージュに対し、こちらは「''攻撃の後''」に[[アンタップ]]する。また、[[ブロック]]時には[[アンタップ]]しなくなったため、何らかの方法で[[ブロッカー]]を得ても[[無限ブロッカー]]にはなれない。

何気に''初の「ゴッドから進化する」進化クリーチャー''である。[[進化]][[ゴッド]]自体はこれまでにも存在したが、[[進化元]]として[[ゴッド]]が指定されたのはこれが初めて。

**使い方 [#howto]
[[デッキ]]によるが、このカードを使うのであればこのカード以外の勝ち筋を作るのは難しい。簡単に使えるカードではない一方で除去耐性がなく、[[S・トリガー]]などであっさり除去されたら目も当てられないため、それを防ぐお膳立てが必須である。

例としては[[《神の裏技ゴッド・ウォール》]]との組み合わせが非常に強力で、[[《終末の時計 ザ・クロック》]]などを使われない限り、そのターンでの勝利がほぼ確定する。残念ながら《サハスラーラ》自身は非ゴッドなので、あらかじめ進化元として用意したゴッドに撃っておくことが重要(進化元に付与された能力は進化先にも引き継がれる)。

また、正直に10マナ払って召喚するのは厳しく、何らかのコンボによってコスト踏み倒しをすることが求められる。踏み倒しサポート候補としては素直に[[《母なる星域》]]や[[《緊急再誕》]]があげられるが、面白いところでは[[《ヒラメキ・プログラム》]]、[[《転生スイッチ》]]、[[《蝕王の晩餐》]]なども候補。

ゴッドは[[G・リンク]]するとカードの特性も一つとなるので、例えばリンクして9コストになったゴッド(例えば[[《神帝マニ》]]+[[《神帝アナ》]]で9コスト)を生贄に[[《蝕王の晩餐》]]を撃てば、実際に破壊したのは9コストのクリーチャーなので《サハスラーラ》が出る。その一方で、リンクしたゴッドが破壊されても片方は残るので、進化元もバッチリ確保できるという訳である。

進化元のゴッドとしては、単体ゴッドを主軸に据えるのであれば《星域》を持ってこれる[[《G・A・ペガサス》]]やアンタッチャブルの[[《地神エメラルド・ファラオ》]]、単体で高い汎用性を持つ[[《龍神ヘヴィ》]]などが良いだろう。

一方でリンクしたゴッドを主軸に据えたいのなら、[[《真滅右神ラウドパーク》]]+[[《光器左神サマソニア》]](コスト9)のようにリンク先にとらわれない[[ゴッド・ノヴァ OMG]]が優秀。

**その他 [#a5e2aa90]
-[[進化元]]は[[ゴッド]]であれば何でもよいので、他の[[ゴッド]]デッキでも採用できる。それだと[[フィニッシャー]]としての性能に不安が残る[[キキ&カイカイ]]や、リンクさせるまでは簡単だが明らかなパワー不足の[[ペガサス&レオパルド]]辺りが進化元として候補になるだろう。

-色やリメイクコンセプトを考えると[[【神帝】]]・[[【脈城神帝】]]に投入したいところだが、従来の[[神帝]]特有の粘り強さを持たず、[[ゴッド]]として参照されないためいくつかのサポートを受けられず、また強力な[[切札]]である[[《神の覚醒者サイキック・スヴァ》]]を降臨させると吹き飛んでしまうなど噛み合わない点は多い。

-[[神帝]]の名を持つが、[[ゴッド]]ではない為[[《新月の脈城オリジナル・ハート》]]のサポートは受けられず、[[《時空の脅威スヴァ》]]の[[覚醒]]条件の対象にもならない。

-初めて登場した、無条件で無限攻撃ができるクリーチャー。
--[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]と同じく、アンタップするタイミングは「攻撃の後」なので、[[スパーク]]系の[[S・トリガー]]などに対する耐性がある。

-イラストは[[4体神]]として完成した[[神帝]]そのもの。[[ゴッド]]の時は[[カード]]ごとに見切れていて認識しづらかった中央の顔が今回は目立って描かれている。

-パワーが21000もあるが[[W・ブレイカー]]である。無限攻撃によってあまり気にならないが。むしろ[[スーパー・S・トリガー]]の一斉発動のリスクを下げられる点ではプラスか。これも元の[[4体神]]のオマージュなのだろう。

-名前の元ネタは、第7のチャクラとも呼ばれる「サハスラーラ(sahasrāra)」。頭頂部にあるとされるチャクラだが、一説には身体次元を超越した存在ともされ、チャクラの内に数えられないこともある。単体ではなく合体形態を模した姿や、「『第七』神帝」とわざわざ区別するようなネーミングはこのあたりにも由来するのだろうか。

-ゴッドデッキの切札として優秀なこのカードだが、種族としてゴッドを持つカードは現在その全てが絶版で、このカードが収録された[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]]にも一枚も収録されていないため新規のプレイヤーには大変扱いづらい一枚となってしまっている。

-[[【ダーウィン】>【レオパルド・グローリーソード】]]でも有力な一枚。サハスラーラの重さも気にすることなくマナブーストで補助しやすい。

**関連カード [#m9c22f50]
-[[《神帝アージュ》]]
-[[《神帝ムーラ》]]
-[[《神帝ヴィシュ》]]
-[[《神帝スヴァ》]]

**収録セット [#o32205ae]
-illus.[[Daisuke Izuka]]
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]]

**参考 [#b63f0ab5]
-[[クリエイター]]
-[[オリジン]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[神帝]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[アタックトリガー]]
-[[アンタップ]]
-[[紫電効果]]
-[[無限アタッカー]]