#author("2019-12-17T20:34:02+09:00","","")
#author("2019-12-18T15:11:54+09:00","","")
*《ゼロの&ruby(うらわざ){裏技};ニヤリー・ゲット》 [#ka88ea4b]

|ゼロの裏技ニヤリー・ゲット C 水文明 (4)|
|呪文|
|G・ゼロ−バトルゾーンに自分の無色クリーチャーがあれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。|
|自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から無色カードをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。|
|''※殿堂入り''(2018年7月14日付)|
|''※殿堂入り''|

[[DMR-10>DMR-10 「エピソード3 デッド&ビート」]]で登場した[[水]]の[[G・ゼロ]][[呪文]]。
[[DMR-10>DMR-10 「エピソード3 デッド&ビート」]]で登場した[[水]]の[[G・ゼロ]][[呪文]]。2018年7月14日付で[[殿堂入り]]。

自分の[[無色]][[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]に存在すれば[[G・ゼロ]]で唱えられ、[[カード名]]の通り[[《ニヤリー》]]の[[呪文]]版といった[[手札補充]][[能力]]を持つ。つまり[[デッキ]]構築次第で、最大3枚の[[手札補充]]をノー[[コスト]]で行える[[カード]]となり、非常に強力。

メインの[[効果]]が[[無色]][[カード]]を[[デッキ]]に複数枚積むことを要求しているため、この[[G・ゼロ]]条件を満たす事に関しては容易である。
また[[コスト]]を支払ったとしても[[プレミアム殿堂]]である[[《サイバー・ブレイン》]]と同等の枚数[[アドバンテージ]]を得られる。
そしてもちろん[[コスト]]を支払わなかった場合ではあちらの[[コストパフォーマンス]]を遥かに上回る。
更に[[G・ゼロ]]を持つことにより、[[青]][[マナ]]が全く出ない[[デッキ]]でも採用できるという利点もある。
このように考えると[[G・ゼロ]]が付いているこの[[カード]]がいかに破格の性能かよく分かる。

ただ、この[[カード]]が登場した[[DMR-10>DMR-10 「エピソード3 デッド&ビート」]] 当時の[[カードプール]]においては、[[無色]]カードは最軽量でも[[《ノウメン》]]の様な4[[コスト]]域の[[クリーチャー]]しかなく、おまけに[[汎用性]]に欠けるものしかなかった。結果的に[[デッキ]]内における[[無色]][[カード]]の比率を高めづらく、早期にこの[[ドロー]]スペルを唱えることは不可能という事から評価は低かった。
しかし、さすがに最大3枚の0[[コスト]][[手札補充]]はやはり魅力的であり、将来性を感じさせる高いポテンシャルは秘めていた。

そして[[DMRP-01>DMRP-01 「デュエル・マスターズ 新1弾 ジョーカーズ参上!!」]]にて登場した[[ジョーカーズ]]によって評価は一変。この[[カード]]を除く、[[デッキ]]36枚全てを軽量かつ強力な[[無色]][[カード]]で構築するという当時では考えられない事が可能になった。
2コストの[[《ヤッタレマン》]]から[[コスト]]を支払わずに3枚の[[手札補充]]という、全盛期の[[《アストラル・リーフ》]]に匹敵する暴力的なまでの[[手札補充]]は、[[【ジョーカーズ】]]の鉄板の動きであった。

特に[[《ガンバトラーG7》]]で3[[ターン]]キルをするのに必要な[[手札]]枚数を用意するのにはこれが必須であり、逆に言えばこれさえ引けると比較的容易に3[[ターン]]キルが実現できてしまう。早期の[[手札補充]]と[[ウィニー]]による【速攻】が絶大な[[シナジー]]を発揮するため、それによるゲーム性の低下を懸念してか2018年7月14日に[[殿堂入り]]することが決定した。

これによって[[無色]]型の[[ジョーカーズ]]は弱体化したものの、今後[[無色]]の[[ジョーカーズ]]に[[呪文]][[サーチ]]を行うものが現れたら再び暴走するかもしれない。

-些細な事ではあるが、こちらは3枚を「[[表向き]]」で、[[《ニヤリー》]]は3枚を「[[見る]]」。従って、こちらは[[情報アドバンテージ]]を相手に与えやすい。
--かつては「表向き」なら[[《巡霊者メスタポ》]]に妨害されなかったが、2019年2月14日の正式回答により、こちらの場合も《メスタポ》等で封じられるものとなった。

-[[【ドルマゲドンX】]]との対面では[[《爆霊魔 タイガニトロ》]]を警戒して1枚だけ打ち惜しんでおく[[プレイング]]も考えられる。1枚残しておけばまた唱えてケアできるからである。

-[[ジョーカーズ]]登場前までは[[【ブータンビート】]]の[[手札補充]]として活用されることが多かった。

-[[イラスト]]に描かれている[[クリーチャー]]は表情から[[《ニヤリー》]]だと思われるが、[[文明]]の関係上か、体色が青くなっている。ちなみに、この配色は[[《ニヤリー》]]の[[MODE→CHANGE]]版と同じ。[[文明]]が変更されたのは、同じ[[サイクル]]の[[自然]]の枠に[[《妖精の裏技ラララ・ライフ》]]がある点、既存の[[無色]][[デッキ]]に[[水]]が入るものが少ない(従って、単純に入れると[[色事故]]が発生しやすい)点などが考慮されてのことと考えられる。


-[[ジョーカーズ]]の登場・活躍により、[[《破界秘伝ナッシング・ゼロ》]]と共に大躍進を果たした[[呪文]]であり、[[コモン]]とは言え[[再録]]も無く[[絶版]]状態だったため[[シングルカード]]価格も高騰した。後に[[《破界秘伝ナッシング・ゼロ》]]が再録されると、[[ジョーカーズ]]弱体化のための[[殿堂入り]]候補としてプレイヤーの間でささやかれ、価格は徐々に下落していったが、2017年7月の発表にて[[殿堂入り]]を免れたことから、再び価格が高騰。しかし、半年で3回もの[[再録]]と[[殿堂入り]]によって、価格は落ち着いた。

-プロモ版は[[ジョーカーズ]]達が描かれており、公式がこの[[カード]]を[[ジョーカーズ]]用の[[ドローソース]]として認識していることがうかがえる。同時に、完全に[[《ニヤリー》]]の要素が無くなっており、元々の[[背景ストーリー]]との繋がりよりも環境での使用状況を反映した[[カード]][[イラスト]]となったと言える。

-DASH TVでは[[アツト>デュエルヒーロー アツト]]が使用。[[《戦慄のプレリュード》]]でタダで出した[[《墓地の守護者メガギョロン》]]によって、この[[呪文]]を2連続で使用した。その後もメガギョロンで何度も使い回し、パーツを揃えて久々にユウに勝利した。

**[[サイクル]] [#ueeb5c74]
[[DMR-10>DMR-10 「エピソード3 デッド&ビート」]]の「裏技」サイクル。すべてがこの[[エキスパンション]]が初となる[[G・ゼロ]][[呪文]]となっている。
-[[《神の裏技ゴッド・ウォール》]]
-[[《光器の裏技ディーヴァ・ライブ》]]
-''《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》''
-[[《人形の裏技ペット・パペット》]]
-[[《無法の裏技ドドンガ・ドン》]]
-[[《妖精の裏技ラララ・ライフ》]]

**関連カード [#ze9d79be]
-[[《ニヤリー》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#mceabbf3]
-[[DMR-10>DMR-10 「エピソード3 デッド&ビート」]]&br;'''[[ゼニス]]の欠片を[[ゲット>サーチ]]ニャリー!!! ---[[ニヤリー>《ニヤリー》]]'''
-[[DMEX-01>DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]]&br;'''[[アウトレイジ]]はルールを破って世界に自由をもたらす[[種族]]。オイラも裏技使って、再登場ニャリー。 ― [[ニヤリー>《ニヤリー》]]'''
-[[DMSD-04>DMSD-04 「ジョーカーズ・弾銃炸裂・スタートデッキ」]]&br;'''[[デッキ]]の中の[[ジョーカーズ]]は[[光]]、[[水]]、[[闇]]、[[火]]、[[自然]]のどの[[文明]]にも属さない!つまり[[無色]]。コイツで全[[ゲット>サーチ]]のチャンス!'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P115/Y16)&br;'''裏技で[[ジョーカーズ]]を[[ゲット>サーチ]]しまくってニヤリ!!'''

**収録セット [#d325a086]
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DMR-10 「エピソード3 デッド&ビート」]]
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]]
--[[DMSD-04 「ジョーカーズ・弾銃炸裂・スタートデッキ」]]
-illus.[[otumami]]
--[[プロモーション・カード]](P115/Y16)

**参考 [#a0269200]
-[[G・ゼロ]]
-[[バトルゾーン]]
-[[水]]
-[[無色]]
-[[クリーチャー]]
-[[山札の上]]
-[[表向き]]
-[[カード]]
-[[手札補充]]
-[[山札の下]]

-[[殿堂入り]]