#author("2020-01-06T17:31:05+09:00","","")
#author("2020-01-06T17:31:24+09:00","","")
*《アクア・メルゲ》 [#l6166eeb]

|アクア・メルゲ R 水文明 (2)|
|クリーチャー:リキッド・ピープル 1000|
|自分のターン中、自分の他のクリーチャーをバトルゾーンに出た時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうしたら、カードを1枚引く。|
|''※プレミアム殿堂''|

[[DM-37>DM-37 「覚醒編 第2弾 暗黒の野望(ダーク・エンペラー)」]]で登場した軽量[[リキッド・ピープル]]。

自分の[[ターン]]中に他の[[クリーチャー]]を出した時、[[墓地肥やし]]と[[手札交換]]ができる。
[[システムクリーチャー]]にしては2[[マナ]]と非常に[[軽い]]ため、[[ビートダウン]]ではそのまま殴り手にもなる。

捨ててから引くため、捨てることができる[[カード]]の範囲が1枚分狭いが、[[コスト]]が非常に[[軽い]]ため、序盤から[[墓地]]を肥やしたい[[デッキ]]での活躍が見込める。
[[手札交換]]として使うなら、[[リキッド・ピープル]]版[[《エメラル》]]のような立ち位置だろう。

[[クリーチャー]]を出しつつ[[捨てる]]用の[[手札]]も残さなくてはならないので、使っていく上では[[クリーチャー]]展開や[[手札補充]]が必要となってくる。

いくつかの[[デッキ]]で使用されたが、[[【メルゲループワンショット】]]で悪用されたことから、[[殿堂入り]]を余儀なくされてしまった。

今後は相性のいい[[デッキ]]に潤滑油として1枚挿しておく使い方が主流となるだろう。
しかし、2020年1月1日付で[[プレミアム殿堂]]となってしまった。

**ルール [#u845cc11]
-[[《魔皇アンドラージ》]]などと違い、[[手札]]を捨てるのが先なので、手札が0枚の場合は[[効果]]を実行できないので注意。

**環境において [#y2e27513]
単体ではバニラと変わらないことから初動としては弱く、そのため初期評価はあまり高くなかった。

当初[[コントロール]]寄りのデッキでは[[《エマージェンシー・タイフーン》]]などが優先されたが、[[青黒]]の[[【速攻】]]では[[手札]]を減らさず[[墓地進化]]の種を用意できるという利点が評価された。[[覚醒編環境]]では[[《封魔ゴーゴンシャック》]]で[[超次元]][[呪文]]に[[メタ]]を張りながら殴っていく[[【青黒メルゲ墓地進化速攻】]]が登場した。

[[エピソード3]]初期にて、[[墓地]]と[[ビートダウン]]に関係する[[アウトレイジ]]が登場し、有用な[[手札交換]]・[[墓地肥やし]]の手段として注目された。[[《盗掘人形モールス》]][[《疾封怒闘 キューブリック》]]との[[無限ループ]][[コンボ]]が[[DMデッキ開発部]]で紹介されるなどあり、広く知られるようになった(>[[【メルゲループワンショット】]])。

[[【メルゲループワンショット】]]は、[[呪文]]をほとんど使わないので妨害しづらく、理不尽な程膨大な[[クリーチャー]]と[[手札]]が出揃う凶悪なデッキと化した。
大会上位を勝ち取り、[[メタゲーム]]を支配した結果、2013年6月22日付けで[[殿堂入り]]が決まった。公式が発表したループコンボで速やかに規制がかかったあたり、かの[[【紅蓮ゾルゲ】]]を思い出させる。

その後もユニークな[[コンボデッキ]]に使われることがあったが環境復帰にまでは至らなかった。

ところが[[【メルゲドッカンデイヤー】]]が成立すると立場は一変。自身と[[《MEGATOON・ドッカンデイヤー》]]で[[超GR]]の[[GRクリーチャー]]を全て並べ、[[《百発人形マグナム》]]や[[《永遠の少女 ワカメチャ》]]を併用することで、[[《ツタンメカーネン》]]による[[ライブラリアウト]]を実現する。「[[DMGP-9th>公認グランプリ]]」で意表を突くようにベスト4に進出して有名になった。
[[《神秘の宝箱》]]や[[《レインボー・ストーン》]]で[[サーチ]]されては[[《生命と大地と轟破の決断》]]で呼び出される様は、[[殿堂入り]]のハンデを感じさせないものであった。

1枚制限でもループデッキの中核を担うことから、2019年12月17日のコロコロ生配信にて、2020年1月1日付でこのカードの[[プレミアム殿堂]]が発表され、9年に渡る歴史に幕を降ろすこととなった。[[リキッド・ピープル]]としては2例目となる[[プレミアム殿堂]]。[[殿堂レギュレーション]]で使用可能である限り[[ディスカード]][[トリガー能力]]の開発の障害となるため、いつかはこうなると予想されていた通りの結果であった。[[かつての相方>《否男》]]と[[同>《疾封怒闘 キューブリック》]][[期>《盗掘人形モールス》]]は何を思うのだろうか。
1枚制限でもループデッキの中核を担うことから、2019年12月17日のコロコロ生配信にて、2020年1月1日付でこのカードの[[プレミアム殿堂]]が発表され、9年に渡る歴史に幕を降ろすこととなった。[[リキッド・ピープル]]としては2例目となる[[プレミアム殿堂]]。[[殿堂レギュレーション]]で使用可能である限り[[ディスカード]][[トリガー能力]]持ちの開発における障害となるため、いつかはこうなると予想されていた通りの結果であった。[[かつての相方>《否男》]]と[[同>《疾封怒闘 キューブリック》]][[期>《盗掘人形モールス》]]は何を思うのだろうか。

**その他 [#o6a8fabd]
-[[《否男》]]と合体して[[《電脳妖魔メルゲイナー》]]になる。[[種族]]、[[文明]]共に同じであり、名前も[[《否男》]]の「否(イナー)」とこのカードの「メルゲ」をあわせると「メルゲイナー」になる。[[ヴィジュアルカード]]の[[フレーバーテキスト]]もこのクリーチャーと否男が巡り会うことを示唆しているような内容である。[[イラストレーター]]も同じ[[Yuri Shinjuro]]氏。

-[[DMX-12>DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」]][[再録]]版では、[[《電脳妖魔メルゲイナー》]]だった頃の相方であった[[《否男》]]からはもはや完全に独立し、もっぱら《アクア・メルゲ》単体で[[デッキ]]に採用されていることを踏まえたメタな[[フレーバーテキスト]]が書かれている。「[[否(いな)男>《否男》]]はもういない」という駄洒落も含まれている。
--後に《アクア・メルゲ》自身が[[いなくなってしまった>プレミアム殿堂]]のは皮肉な話である。

-[[《アクア・ビークル》]]の[[上位互換]]の一つ。

-[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]で再録された際には[[フレーバーテキスト]]で、かつて[[【メルゲループワンショット】]]で共に猛威を振るった[[《盗掘人形モールス》]]と[[《疾封怒闘 キューブリック》]]との共演を果たしている。[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]のようなお祭り的[[エキスパンション]]によく見られる、メタフィクションな[[フレーバーテキスト]]の典型例。
一人だけ[[殿堂解除]]となるのを引き止められているのか、または彼だけ先に行かせまいと二人も後を追う形で共に[[殿堂入り]]となった彼らの友情を描いたものなのか。いずれにせよ、[[【メルゲループワンショット】]]の凶悪さが祟って[[殿堂入り]]したということが受け取れる。
また、《疾封怒闘 キューブリック》の名前が《封怒闘 キューブリック》と誤植されている(”疾”の字が抜けている)。

**関連カード [#qd5f07d7]
-[[《否男》]]
-[[《電脳妖魔メルゲイナー》]]
-[[《メルゲ否男/「今も我らの願いはただひとつ」》]]
-[[《アクア・アンカー》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#e0d09855]
-[[DM-37>DM-37 「覚醒編 第2弾 暗黒の野望(ダーク・エンペラー)」]](通常版)&br;'''[[水]]軍に栄光あれ!――アクア・メルゲ'''
-[[DM-37>DM-37 「覚醒編 第2弾 暗黒の野望(ダーク・エンペラー)」]]([[ヴィジュアルカード]])&br;'''貴殿が良き戦士と出会い、共に戦えることを望まん。――アクア・メルゲ'''
-[[DMX-12>DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」]]&br;'''[[否男>《否男》]]はもういないが[[メルゲイナー>《電脳妖魔メルゲイナー》]]の心は忘れない!'''
-[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]&br;'''お前だけを… ---[[盗掘人形モールス>《盗掘人形モールス》]]&br;先にはいかせない。 ---[[封怒闘 キューブリック>《疾封怒闘 キューブリック》]]'''

**収録セット [#y30c1e52]
-illus.[[Yuri Shinjuro]]
--[[DM-37 「覚醒編 第2弾 暗黒の野望(ダーク・エンペラー)」]]
--[[DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]

**参考 [#d43163a4]
-[[リキッド・ピープル]]
-[[ターン]]
-[[クリーチャー]]
-[[cip]]
-[[手札]]
-[[捨てる]]
-[[ドロー]]
-[[手札交換]]
-[[墓地肥やし]]
-[[ヴィジュアルカード]]
-[[殿堂入り]]
-[[【青黒メルゲ墓地進化速攻】]]
-[[【メルゲビートダウン】]]
-[[【メルゲループワンショット】]]
-[[【メルゲドッカンデイヤー】]]