#author("2018-08-17T03:46:32+09:00","","")
*火力 [#k0239022]

一定の[[パワー]]以下の[[クリーチャー]]を[[破壊]]する[[除去]][[効果]]の俗称。[[火]][[文明]]に多く見られる。
[[呪文]]による効果のみならず、[[クリーチャー]]の[[cip]][[能力]]などによるものも含まれる。

火力は、対象の取り方によって概ね以下の4種類に大別できる。
-単体火力:パワー○○以下のクリーチャーを1体破壊する。
-複数火力:パワー○○以下のクリーチャーを○体まで破壊する。
-全体火力:パワー○○以下のクリーチャーを全て破壊する。
-割り振り火力:パワーの合計が○○以下になるように好きな数選び、破壊する。
[[パワー]]ではなく[[コスト]]を参照するものも存在する。また、特定の[[クリーチャー]]が持つ[[パワー]]([[コスト]])以下を[[破壊]]するというものもある。

単体火力
|クリムゾン・ハンマー C 火文明 (2)|
|呪文|
|相手のパワー2000以下のクリーチャーを1体選び、破壊する。|

|フレイムバーン・ドラゴン P 火文明 (6)|
|クリーチャー:アーマード・ドラゴン 5000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のパワー4000以下のクリーチャーを1体、破壊してもよい。|

全体火力
|サウザンド・スピア R 火文明 (6)|
|呪文|
|パワー4000以下のクリーチャーをすべて破壊する。|

割り振り火力
|地獄万力 R 火文明 (7)|
|呪文|
|相手のクリーチャーを、パワーの合計が8000以下になるように好きな数選び、破壊する。|

単体火力(コスト)
|鳳皇 マッハギア P 火文明 (4)|
|進化クリーチャー:ファイアー・バード炎 6000|
|進化−自分の火のクリーチャー1体の上に置く。|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のコスト4以下のクリーチャーを1体破壊する。|
|W・ブレイカー|

単体火力(特定カードのパワーから)
|ブーストグレンオー UC 火文明 (5)|
|サイキック・クリーチャー:フレイム・モンスター/ハンター 3000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手の、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーを1体破壊する。|

指定されたパワーなどを入れて「○○火力」ということもある。
例えば[[《クリムゾン・ハンマー》]]は「2000火力」、[[《サウザンド・スピア》]]は「全体4000火力」など。

全体火力は[[アンタッチャブル]]も破壊できるが、自分のクリーチャーも巻き込まれることがあるので注意。

-火力で[[破壊]]することを俗に「[[焼く]]」という。特に[[ファイアー・バード]]を焼くことを「焼き鳥にする」という。

-2000火力には[[カード名]]に「クリムゾン」と付くものが多い。これは[[DM-01>DM-01 第1弾]]の[[《クリムゾン・ハンマー》]]から派生したカードである。&br;しかし、同弾の[[《クリムゾン・ワイバーン》]]から派生したカードも多く、必ず火力を現す名前という訳でもない。&br;ちなみに「クリムゾン」(crimson)とは「濃赤色、深紅色」という意味で、威厳の象徴でもある。

-現時点でテキストに数値が明記されている火力の最大は[[《希望の覇王 鬼丸「刀」》]]の13000。呪文で実現可能な最大火力は[[《天守閣 龍王武陣》]]によって[[《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》]]を見せた場合の39000。

-[[強制バトル]]も[[パワー]]を参照して[[除去]]する点では火力と同じで、比較されることがある。この[[強制バトル]]の存在のためか、[[クリーチャー]]の[[パワー]]を元にする火力は[[バトルゾーン]]以外の[[クリーチャー]]から参照する場合が多い。

-[[《ダブルソード・レッド・ドラゴン》]]のように、他にないような特殊な火力も一部に存在する。

-[[火]][[文明]]の火力ほどではないが、他の[[文明]]にも[[マナ送り]]・[[バウンス]]・[[シールド送り]]・[[山札送り]]で[[パワー]]や[[コスト]]を参照するものが存在する。

-デュエルマスターズには元となった[[Magic:The Gathering]]と違って「ダメージ」という概念がないので、例えばパワー4000のクリーチャーに2000火力を2発打ち込んで破壊する、などということはできない。このような状態では火力よりも[[パワー低下]]が有位にあると言える。ただ[[破壊]]できる範囲が広がるため、[[パワー低下]]自体との相性はいい。

-火文明を象徴する能力であると同時にパワーやコストを参照するが故に[[マナ送り]]や[[バウンス]]といった他の文明の除去カードと比べて範囲が狭くなる事が多々ある。実際他の文明の同コスト、あるいはそれより低いコストのカードと比べて有効範囲が狭くなっているケースが多い。
--特に[[破壊]]除去を十八番とする[[闇]]文明との差は顕著。[[《火焔特攻弾》]]に対する[[《デッドリー・ラブ》]]、[[《ドリル・トラップ》]]に対する[[《デーモン・ハンド》]]と文明以外は下位互換になるカードが非常に多い。

-[[インフレ]]によって[[クリーチャー]]の基礎[[パワー]]が上昇していくと、火力呪文の有用性も次第に下がっていく。定番だった[[《地獄スクラッパー》]]の採用率もすっかり落ちてしまった。
--特にMTGとは違って上記のように重ね撃ちできない、プレイヤーにダメージを飛ばせない、[[コンバット・トリック]]に使えないなど欠点が目立つ。[[《スチーム・ハエタタキ》]]のようなカードも作られているが、これでもいまひとつな評価に留まっている。

***火力カードの例 [#mcc24bfd]
-単体火力
--[[《クリムゾン・ハンマー》]]
--[[《フレイムバーン・ドラゴン》]]
--[[《クリムゾン・ライフル》]]

-複数火力
--[[《爆進メガバースト》]]
--[[《神羅ドラグ・ムーン》]]
--[[《魔弾 ソード・ランチャー》]]
//《ダブルソード・レッド・ドラゴン》は単純な複数火力ではなく、複数火力と割り振り火力を混ぜたような特殊な火力なので、例としては不適切だと思います。《魔弾 ソード・ランチャー》もやや微妙ですが…

-全体火力
--[[《サウザンド・スピア》]]
--[[《スーパーバースト・ショット》]]
--[[《ハンマー・ストライク》]]
--[[《ミリオン・スピア》]]
--[[《ボルシャック・スーパーヒーロー》]]

-割り振り火力
--[[《地獄万力》]]
--[[《スーパー炎獄スクラッパー》]]
--[[《超銀河竜 GILL》]]
--[[《インフェルノ・シザース》]]

-コストを参照する火力
--[[《めった切り・スクラッパー》]](割り振り)
--[[《永遠のジャック・ヴァルディ》]]
--[[《涙の終撃オニナグリ》]](割り振り)
--[[《鳳皇 マッハギア》]]

-特定カードのパワーを元にした火力
--[[《ボルスレッド・ファイアー・ドラゴン》]]
--[[《ブーストグレンオー》]]
--[[《天守閣 龍王武陣》]]
--[[《革命の鉄拳》]]

-その他の特殊な火力
--[[《ダブルソード・レッド・ドラゴン》]]
--[[《ドラゴン・シャウト》]]
--[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]

**参考 [#na0992ac]
-[[用語集]]
-[[除去]]
-[[パワー低下]]
-[[強制バトル]]
-[[パワー高低判断基準表]]