#author("2018-08-16T15:45:05+09:00","","")
#author("2019-08-03T11:08:22+09:00","","")
*ノンクリーチャー [#y5d71153]

[[クリーチャー]]をまったく使用しないこと。
[[クリーチャー]]をまったく使用しないこと。またはそのような[[デッキ]]を指す。

またはそのような[[デッキ]]。
もともとは[[Magic:The Gathering]]で使われる[[用語>用語集]]。あちらは[[特殊勝利条件>エクストラウィン]]を持つ[[カード]]も[[デュエル・マスターズ]]より多く、[[ライブラリアウト]]もより簡単に狙える。そもそものルールが「ライフがなくなった方が負け」であるため、[[クリーチャー]]以外でライフを削るカードを入れれば簡単に実現できる。

もともとは[[Magic:The Gathering]]で使われる[[用語>用語集]]。あちらは[[特殊勝利条件>エクストラウィン]]を持つ[[カード]]も[[デュエル・マスターズ]]より多く、[[ライブラリアウト]]もより簡単に狙える。そもそものルールが「ライフがなくなった方が負け」であるため、[[クリーチャー]]以外でライフを削るカードを入れれば簡単に実現できる。
しかし、[[デュエル・マスターズ]]では、''基本的な勝利条件が[[ダイレクトアタック]]であり、[[クリーチャー]]で[[攻撃]]しなければならない''ため、実際に作るのは困難。[[特殊勝利条件>エクストラウィン]]も[[クリーチャー]][[カード]]の[[能力]]によるものしか存在しない。

しかし、[[デュエル・マスターズ]]では、基本的な勝利条件が[[ダイレクトアタック]]であり、[[クリーチャー]]で[[攻撃]]しなければならないため、実際に作るのは困難。
利点としては[[クリーチャー]]を基本的に採用していない為、相手の[[《デーモン・ハンド》]]や[[《ホーリー・スパーク》]]など、[[クリーチャー]]に対抗するあらゆる[[除去]]・防御札を軒並み[[腐らせる>腐る]]事ができる。

[[特殊勝利条件>エクストラウィン]]を狙おうにも2018年8月現在[[クリーチャー]]の[[能力]]によるものだけであり、それ以外の[[カードタイプ]]には存在しない。
しかし、[[クリーチャー]]に頼らず勝利する条件は[[ライブラリアウト]]以外になく、[[《ヴォルグ・サンダー》]]、[[《転生プログラム》]]など強力な[[山札破壊]]は[[プレミアム殿堂]]入りしている。
[[山札]]回復と[[《ブラッディ・クロス》]]を駆使する事で[[ライブラリアウト]]を狙う事は不可能ではないものの、その前に[[《古代楽園モアイランド》]]などの[[呪文メタ]]を張られて動きを止められるか、[[ビートダウン]]に[[シールド]]を全て割られて敗北するのが関の山だろう。

[[ライブラリアウト]]を狙おうにも、相手の[[山札]]を削れる[[呪文]]は[[《転生プログラム》]]と[[《ブラッディ・クロス》]]ぐらいしかない。しかも、[[《転生プログラム》]]は[[プレミアム殿堂]]入りしており、主軸とすることは不可能である。
もしこの[[デッキ]]を組むとしたら基本的に[[ライブラリアウト]]に特化した勝ち筋となるので、[[《サイバー・N・ワールド》]]、[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]、[[《始虹帝 ミノガミ》]]、[[《水上第九院 シャコガイル》]]など、[[山札]]回復を持つ相手だと非常に分が悪くなる。

利点としては[[クリーチャー]]を基本的に採用していない為、''[[相手]]の[[除去]]や[[クリーチャー]]の[[コスト踏み倒し]][[メタ]]を[[腐らせる>腐る]]事ができる''という事である。[[《デーモン・ハンド》]]や[[《ホーリー・スパーク》]]といった、代表的な防御札を腐り札にできるのは一種の利点と言える。
しかし、[[デュエル・マスターズ]]においては前述した通り能動的に勝利する為には[[クリーチャー]]が必要不可欠であり、相手を負けさせて受動的に勝利する事は[[ライブラリアウト]]以外になく極めて難しく、また[[《古代楽園モアイランド》]]を出された時点で敗北が確定するも同然になる為、結果として''除去を腐らせるメリットより、能動的に勝利できないデメリットが勝ってしまう''。
よって、このようなコンセプトの[[デッキ]]を組む事は''「理論上は可能」''であるが、現状では決して''現実的な勝ち筋を作る事ができる[[デッキタイプ]]ではない''と言える。

[[山札]]回復と[[《ブラッディ・クロス》]]を駆使する事で[[ライブラリアウト]]勝利を狙う事は不可能ではないものの、その前に[[呪文]][[メタ]]を張られて動きを止められるか、[[ビートダウン]]に[[シールド]]を割り切られて敗北するのが関の山だろう。
よって、''理論上は可能だが現実的な勝ち筋ではない''と言える。
-ノンクリーチャーとは逆に、[[クリーチャー]]のみで構成された[[フルクリーチャー]]ならば比較的簡単に実現できる。[[【サイバー・G・ホーガン】]]のように、[[キーカード]]の[[スペック]]を引き出すために[[呪文]]を省く[[デッキタイプ]]もある。

-ノンクリーチャーとは逆に、[[クリーチャー]]のみで構成された[[フルクリーチャー]]ならば比較的簡単に実現できる。[[サイバー・G・ホーガン]]のように、[[キーカード]]の[[スペック]]を引き出すためにそのようにする[[デッキタイプ]]もある。
-クリーチャーを4枚程度しか使わない、ノンクリーチャーに限界まで近づけた[[デッキ]]なら存在する。代表的な[[デッキ]]は「[[《蒼神龍スペル・グレートブルー》]]4枚と36枚の[[呪文]]」や「[[《相撲Dr.ウンリュウ》]]4枚と36枚の[[クロスギア]]を積んだ[[【ウンリュウビート】]]」など。

-クリーチャーを4枚程度しか使わない、ノンクリーチャーに限界まで近づけたデッキなら存在する。「[[《蒼神龍スペル・グレートブルー》]]4枚と36枚の[[呪文]]」や「[[《相撲Dr.ウンリュウ》]]4枚と36枚の[[クロスギア]](>[[【ウンリュウビート】]])」などが代表的。
-[[DM-36>DM-36 「覚醒編(サイキック・ショック) 第1弾」]]以降、[[超次元ゾーン]]に[[サイキック・クリーチャー]]を用意することでメイン[[デッキ]]には[[クリーチャー]]を1体も入れない構築も可能になった。
--[[DMR-19>DMR-19 「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」]]で[[《禁断〜封印されしX〜》]]/[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]が登場。[[ゲーム]]開始時点で[[山札]]に含まれないため、[[超次元ゾーン]]に依存せずに『ノンクリーチャーのような』デッキを組むことが可能となった([[山札]]には入らないが、メイン[[デッキ]]の枚数には含まれる)。
//[[《リベレーション・オブ・ジ・エンド》]]や[[《オールデリート》]]で[[封印]]を引っぺがし、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]で畳み掛けるという戦術になる。もっとも、そもそも[[《禁断〜封印されしX〜》]]/[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]は[[メインデッキ]]40枚のうち一枚としてカウントされるうえ、構築難易度はやはり高い。
--[[DMSD-09>DMSD-09 「超GRスタートデッキ キャップのオレガ・オーラ・デリート」]]からは[[超GR]]と[[GRクリーチャー]]が登場。呼び出し元となる[[オーラ]]は[[超次元]][[呪文]]以上にゲームの運びを意識したデザインとなっているため、[[オーラ]]主体ならばノンクリーチャーに近い構成も作りやすくなっている。実際、[[DMSD-09>DMSD-09 「超GRスタートデッキ キャップのオレガ・オーラ・デリート」]]には[[メインデッキ]]の[[クリーチャー]]は3体しか入っていない。
--本家[[Magic:The Gathering]]で『ノンクリーチャー』と呼ばれるデッキにおいては「[[クリーチャー]]に変身([[デュエル・マスターズ]]では「[[裏返す]]」に相当)する土地([[マナゾーン]]の[[カード]])」が採用されている事もある。しかしながら、[[クリーチャー]]が[[サイキック・クリーチャー]]や《ドキンダムX》のみの[[デッキ]]をノンクリーチャーと呼べるかどうかは個々人の判断によるだろう。

-[[DM-36>DM-36 「覚醒編(サイキック・ショック) 第1弾」]]以降、[[超次元ゾーン]]に[[サイキック・クリーチャー]]を用意することで本体[[デッキ]]自体には[[クリーチャー]]を1体も入れない[[デッキ]]が可能になった。もっともこれを「ノンクリーチャー」と呼ぶべきなのかは怪しいが。

-天敵は[[《ヴォルグ・サンダー》]]。[[クリーチャー]]を全く入れないため、一瞬にして[[ライブラリアウト]]に追い込まれてしまう。[[《ヴォルグ・サンダー》]]はそこそこ見かけるカードであり、現在の[[環境]]では扱いにくい[[デッキタイプ]]と言える。&br;また、[[ライブラリアウト]]しか勝ち筋がないに等しいため、[[《サイバー・N・ワールド》]]や[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]が入った[[デッキ]]が相手でも、勝利は絶望的だと言える。

-[[DMR-19>DMR-19 「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」]]で《禁断〜封印されしX〜》/[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]が登場した事により、[[超次元ゾーン]]に依存することなく(ほぼ)ノンクリーチャーのデッキを組む事が可能となった。[[《リベレーション・オブ・ジ・エンド》]]や[[《オールデリート》]]で[[封印]]を引っぺがし、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]で畳み掛けるという戦術になる。もっとも、そもそも《禁断〜封印されしX〜》/[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]はメインデッキ40枚のうち一枚としてカウントされるうえ、構築難易度はやはり高い。
--本家[[Magic:The Gathering]]においても『ノンクリーチャー』と呼ばれるデッキにおいて「[[クリーチャー]]に変身([[デュエル・マスターズ]]では「[[裏返す]]」に相当)する土地([[マナゾーン]]の[[カード]])」が採用されている事もあり、[[クリーチャー]]が《ドキンダムX》のみの[[デッキ]]でもノンクリーチャーと呼ぶ事は可能ではある。

-後に[[ツインパクト]]が登場すると、呪文比率を高めながらクリーチャーの比率も上げることができるようになった。これによって、クリーチャー比率が高いと困るデッキなどよほど特殊な構築でない限りノンクリーチャーに近付ける意味が一層薄れた。

-[[Magic:The Gathering]]などの他のカードゲームにはサイドデッキ(サイドボード)の概念があるためにノンクリーチャーを構築する戦略があるが、[[デュエル・マスターズ]]においてはその概念が存在しない為、ノンクリーチャー[[デッキ]]を組む利点は小さくなっている。

**参考 [#ud5f0b03]
-[[用語集]]
-[[フルクリーチャー]]
-[[クリーチャー]]
-[[呪文]]
-[[クロスギア]]
-[[サイキック・クリーチャー]]