#author("2019-08-13T21:00:45+09:00","","")
#author("2020-01-11T21:18:54+09:00","","")
*《&ruby(トリプルエスきゅう){SSS級};&ruby(ディザスター){天災}; デッドダムド》 [#uf5af97b]

|SSS級天災 デッドダムド P 水/闇/自然文明 (8)|
|進化クリーチャー:トリニティ・コマンド/S級侵略者 11000|
|進化:自分の水、闇、または自然いずれかのクリーチャー1体の上に置く。|
|SSS級侵略[天災]:水、闇、または自然のコマンド(自分の水、闇、または自然のコマンドが攻撃する時、バトルゾーン、自分の手札、墓地、マナゾーンにあるこのカードをその上に重ねてもよい)|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーを別のクリーチャーの上に重ねた時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の墓地かマナゾーンに置く、または手札に戻す。|

[[DMBD-10>DMBD-10 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 SSS!! 侵略デッドディザスター」]]で登場した[[水]]/[[闇]]/[[自然]]の[[進化]][[トリニティ・コマンド]]/[[S級侵略者]]。

3つの[[文明]]と4つの[[ゾーン]]に対応した[[SSS級侵略[天災]]]と、クリーチャーの上に重ねた時に[[破壊]]、[[マナ送り]]、[[バウンス]]のいずれかの[[除去]]を行う能力を持つ。

これは、このカードが[[バトルゾーン]]、自分の[[手札]]、[[墓地]]、[[マナゾーン]]にある限り、自分の[[水]]、[[闇]]、[[自然]]の[[コマンド]]は全て[[アタックトリガー]]で[[除去]]を行えるようなものあり、[[山札送り]]か[[シールド送り]]以外で除去されない限りすぐにバトルゾーンに戻って来ることができる。[[封印]]されてもこのクリーチャーが入るデッキではコマンドだらけな筈。すぐに外すことができる為あまり脅威ではない。
これは、このカードが[[バトルゾーン]]、自分の[[手札]]、[[墓地]]、[[マナゾーン]]にある限り、自分の[[水]]、[[闇]]、[[自然]]の[[コマンド]]は全て[[アタックトリガー]]で[[除去]]を行えるようなものあり、[[山札送り]]か[[シールド送り]]で除去されない限りすぐにバトルゾーンに戻って来ることができる。
[[封印]]されれば[[SSS級侵略[天災]]]が使えなくなるが、このクリーチャーが入るデッキではコマンドだらけな筈。すぐに外すことができる為あまり脅威ではない。

また、3色のためマナ基盤としても優秀で、[[マナゾーン]]から侵略ができることもあり、序盤から安心して[[マナゾーン]]に置ける。
[[墓地]]からの侵略が可能なことから[[《サイバー・チューン》]]などの[[手札交換]]の[[ディスカード]]にもできる。
基本的に使用不可能とされる2つの[[ゾーン]]に置いておいても、いつでも[[バトルゾーン]]に飛んでいけるのは何よりの魅力。[[cip]]能力などで仕事を終えたはずのコマンドがいきなり除去を飛ばしてくるクリーチャーに化ける可能性がチラつくのは大きなプレッシャーとなり得る。
基本的に先に回収が必要とされる[[マナゾーン]]や[[墓地]]に置いてある状態でも、必要に応じて[[バトルゾーン]]に飛んでいけるのは何よりの魅力。[[cip]]能力などで仕事を終えたはずのコマンドがいきなり除去を飛ばしてくるクリーチャーに化ける可能性がチラつくのは大きなプレッシャーとなり得る。

しかし、これまでの[[侵略]]デッキでは目当てとなる[[単色]]の[[切り札]]に進化させる事が最優先だった為、多文明の侵略デッキ自体そもそも見掛けない事が気がかりだが、裏を返せば多文明の侵略デッキを推し進めるカードとして見ることもできる。特にこのカードが収録された[[DMBD-10>DMBD-10 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 SSS!! 侵略デッドディザスター」]]はそういう構築済みデッキだと思われ、これまで影の薄かった[[【超次元デッドゾーン】]]の強化パーツとなり得る。
また、侵略して使う事が前提のこのクリーチャーを『[[召喚]]』する必要は殆ど無く、『このカード以外』の他文明を無理してデッキに追加する必要性も無いため、多くのデッキに採用を検討することが可能である。[[多色]]である利点はオマケに捉えてもよく、今までの[[水]]または[[闇]]、[[自然]]の[[単色]]侵略デッキにこのクリーチャーをそのまま入れたとしても、それが問題になる事は少ない。
[[除去]]に関しても、3つの方法から選ぶことができるので、[[pig]]を発動されたくない場合は[[マナ送り]]、相手の[[マナ]]も増やしたくない場合は[[バウンス]]を選ぶなどケースバイケースな除去ができる。

[[除去]]に関しても、3つのゾーンから選ぶことができるので、[[pig]]を発動されたくない場合は[[マナ送り]]、相手の[[マナ]]も増やしたくない場合は[[バウンス]]を選ぶなどケースバイケースな除去ができる。また、「[[バトルゾーンに出た時>cip]]」ではなく、「クリーチャーの上に重ねた時」に発動するので、[[バトルゾーン]]から[[バトルゾーン]]へ移動したときにも[[除去]]が行える。[[《黒豆だんしゃく》>《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》]]の[[能力]]にも引っかからない。

ただ、3つの[[文明]]と4つの[[ゾーン]]に対応という汎用的な侵略能力を持った代償のためか、コストは8と重く、打点も[[W・ブレイカー]]と威力が控えめ。これは[[《禁断の轟速 レッドゾーンX》]]の打点が低くて、当初は採用を躊躇われていたのと同じ理屈である。これを主軸とすると打点不足が懸念されるので、[[【チェンジザドンジャングル】]]に出張させるという運用法もある。幸いセットでデザインされた[[《天災 デドダム》]]が[[《怒流牙 佐助の超人》]]を[[素出し>手打ち]][[マナブースト]]として使うのと同じ感覚で使えそうであることから、このような使い方もあり得る。


[[バトルゾーン]]から[[侵略]]した場合、下に重ねていた[[クリーチャー]]の再構築が行われるため[[退化]]が狙える。[[DMBD-10>DMBD-10 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 SSS!! 侵略デッドディザスター」]]収録の[[《不死 デッド55》]]は、[[闇]]の[[墓地進化]]を持つ[[コマンド]]なので、容易に[[退化]]を狙って行ける。
2枚以上重ねた状態から[[バトルゾーン]]での[[侵略]]を行うことで再構築で移動しなかったこのカードや[[《S級不死 デッドゾーン》]]をわざと墓地に送って次の攻撃に使い回せるのも強力。
また、[[バトルゾーン]]からの[[侵略]]は元々[[バトルゾーン]]にある[[クリーチャー]]であるため、[[《洗脳センノー》]]などをはじめとした[[コスト踏み倒しメタ]]の影響を受けずに[[除去]]を行いつつ[[打点]]を増やす事が出来るのも魅力。

[[手札]]に加えて[[超次元ゾーン]]を除く[[公開ゾーン]]ならどこからでも侵略できるため、3枚かき集めることは容易である。これは、[[《禁断機関 VV-8》]]の[[禁断機動]]を比較的手軽に行うことができることを意味する。
[[手札]]はもちろん[[超次元ゾーン]]を除く[[公開ゾーン]]ならどこからでも侵略できるため[[《禁断機関 VV-8》]]の[[禁断機動]]と相性が良い。
ただしバトルゾーン→バトルゾーンの侵略時、除去効果は発動しても封印を外すことはできないことを忘れないように。

-名前の由来は「%%%''デッド''%%%ゾーン」+「ア%%%''ダム''%%%スキー」+「サンマッ%%%''ド''%%%」を合わせ「ダムド=忌まわしきもの」とかけたものか。

-種族は「SSS級侵略者」ではなく「[[S級侵略者]]」のままである。

-[[背景ストーリー]]において
--[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]が[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]を支配下に置くべく、3体の[[S級侵略者]]を合体させ生み出そうとしていた[[クリーチャー]]。
完成前に[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]が死亡したため、[[背景ストーリー]]には登場していなかった。

**ルール [#rule]
-《SSS級天災 デッドダムド》の能力でバトルゾーンのクリーチャー・オブジェクトを墓地に置こうとすることは「[[破壊]]」である。そのため「破壊される時」「破壊された時」両方がトリガーする。
--「破壊」と「カードを墓地に置く」の関係は「[[破壊]]」ページを参照のこと。

***裁定待ちのルール [#c63b46ea]
-バトルゾーンからバトルゾーンに侵略した場合、「バトルゾーンに出た」扱いにはならないため、[[封印]]を外すことはできない。

バトルゾーンに相手の[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]がいる時に、このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、「バトルゾーンに出した時」と「クリーチャーを上に重ねた時」のタイミングが重なるが、このクリーチャーの除去能力が《ワルド・ブラッキオ》の能力によって無効化されるかどうかは不明。
-「クリーチャーの上に重ねた時」というテキストのため、[[《黒豆だんしゃく》>《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》]]のような[[「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]]を参照するものには引っかからない。

-「バトルゾーンに出たことによってトリガー〜」という[[能力]]の場合は引っかかる。
--バトルゾーンに相手の[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]がいる状態でこのクリーチャーがバトルゾーンに出た時、「このクリーチャーを別のクリーチャーの上に重ねた時」とタイミングが同じため、このクリーチャーの除去能力は《ワルド・ブラッキオ》の能力によって無効化される。''※暫定回答'' 
---同様の理由から、[[《轟破天九十九語》>《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]の効果でも無効化される。また、自分の[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]の[[Dスイッチ]]や[[《ソニック・IV・ワン》]]の能力、[[《「大当たり!もう一本!!」》>《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》]]の効果で2回トリガーさせることができる。
--前述の通り、バトルゾーンからバトルゾーンに侵略した場合は、「バトルゾーンに出た」扱いにはならないため、上で述べたカードの対象にならない。

-[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]の能力で、このクリーチャーの下にクリーチャーを置いても、クリーチャーの上に重ねたことにならないため、除去は行えない。''※暫定回答'' 

**テクニック [#p3fb5d9b]
-[[退化]]の際の再構築においては、残すことができる進化元の数について、あくまでも[[オブジェクト]]の枚数が参照される。そのルールの応用として、進化クリーチャー1体ではなく[[非進化]]クリーチャー1体として残すというテクニックがある。例えば、上から1枚目と2枚目がこのカード、3枚目が[[《虹速 ザ・ヴェルデ》]]の場合、再構築の際に[[《虹速 ザ・ヴェルデ》]]を進化元にしたこのカードとして残すことも、進化クリーチャーの重ねられていない[[《虹速 ザ・ヴェルデ》]]として残すこともできる。
--このテクニックによって、比較的簡単にこのカードを[[墓地]]に退避させることが可能。

**環境において [#u40fa517]
登場前までの[[侵略]]デッキでは目当てとなる[[単色]]の[[切り札]]に進化させる事が最優先だった。
よって[[多色]]であることがむしろデメリットになるのではと危惧されていた。
さらに、除去に関しては[[《S級不死 デッドゾーン》]]で事足り、パワーと打点、[[コスト踏み倒しメタ]]を立てられた時に手打ちがしにくい点などであちらに劣っていたため、《S級不死 デッドゾーン》の枠は奪えないとまで言われ、事前の評価を低く見積もる人もいた。

しかし、発売後はその評価は大きく覆る。このカードと[[《天災 デドダム》]]が「[[カードパワー]]の高い[[水]]の[[コマンド]]」という点に着目し、[[《S級宇宙 アダムスキー》]]や[[《禁断機関 VV-8》]]を擁する[[【青黒緑デッドダムド】]]が確立され、[[CS>チャンピオンシップ]]では優勝・準優勝の報告が上がっており、環境第1位に躍り出た。やはり、侵略の幅広さと[[確定除去]]で手軽に相手の[[テンポアドバンテージ]]を削ぐ地力の高さは侮れないということだろう。[[《ZEROの侵略 ブラックアウト》]]、[[《“轟轟轟”ブランド》]]、[[《禁断の轟速 レッドゾーンX》]]などと共にパワーと打点の低さを理由に発売前に過小評価された1枚。
また、お供の[[《天災 デドダム》]]が[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]の[[ファイナル革命]]で最大2体呼び出せる[[コスト]]帯である事から[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]をタッチした型の【青黒緑デッドダムド】も見られるようになった。また、[[《悪魔妖精ベラドンナ》]]、[[《天災 デドダム》]]、このカードが投入された[[【5色ドギラゴン剣】]]が登場し、その型のデッキの[[DMBD-09>DMBD-09 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 必勝!! 闘将ブレードオーガ」]]・[[DMBD-10>DMBD-10 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 SSS!! 侵略デッドディザスター」]]期における[[チャンピオンシップ]]4位以内入賞がいくつか報告されている。そちらのデッキにはこのカードへの侵略元を意識せずとも多く採用できる点も功を成したのだろう。
さらに同時期には、[[《S級原始 サンマックス》]]を中核とした[[【赤緑サンマックス】>【サンマックス】#nc32f384]]が環境第2位の座に就いたため、[[革命編]]以来の[[侵略]]が環境を支配する形になった。

[[除去]]や[[封印]]を外しただけでも十分仕事は完遂しているため、侵略により[[コスト踏み倒しメタ]]に引っかかって山札の下に戻されたりしても大した痛手にはならなず、手打ちのしにくさもほとんどデメリットにならなかった。
デッキの色を無理してこのカード合わせる必要性も無いため、多くのデッキに採用を検討することが可能である。[[多色]]である利点はオマケに捉えてもよく、今までの[[水]]または[[闇]]、[[自然]]の[[単色]]侵略デッキにこのクリーチャーをそのまま入れたとしても、それが問題になる事は少ない。

**その他 [#oabe359f]
-[[背景ストーリー]]では、天才科学者である[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]が[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]を支配下に置くべく、3体の[[S級侵略者]]を合体させ生み出そうとしていた[[クリーチャー]]。完成前に《ギュウジン丸》が死亡したため、もしこのクリーチャーが完成していたら、[[禁断]]以上にさらにおぞましい未来が待っていたかもしれない。

-[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]が作り上げようとしていたクリーチャーなので、「天災」は「天才」とかけているのかもしれない。

-名前の由来は「%%%''デッド''%%%ゾーン」+「ア%%%''ダム''%%%スキー」+「サンマッ%%%''ド''%%%」を合わせ「ダムド=忌まわしきもの」とかけたものか。

-種族は「SSS級侵略者」ではなく「[[S級侵略者]]」のままである。

-イラストをよく見ると、左手甲に「2」、右足腿に「3」の数字が確認できる。

**関連カード [#k0f5f5d7]
-[[《天災 デドダム》]]

-[[《S級不死 デッドゾーン》]]
-[[《S級宇宙 アダムスキー》]]
-[[《S級原始 サンマッド》]]

**収録セット [#ed9432e2]
-illus.[[Hokuyu]]
--[[DMBD-10 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 SSS!! 侵略デッドディザスター」]](2/18)

**参考 [#a233fce9]
-[[進化クリーチャー]]
-[[トリニティ・コマンド]]
-[[S級侵略者]]
-[[SSS級侵略]]
--[[SSS級侵略[天災]]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[墓地送り]]
-[[マナ送り]]
-[[バウンス]]

-[[S級侵略]]

-[[【青黒緑デッドダムド】]]
----
公式Q&A
>Q.2枚の''《SSS級天災 デッドダムド》''が重なったクリーチャーがいます。次に他の闇のコマンドが攻撃した時、その2枚重なった''《SSS級天災 デッドダムド》''を両方侵略させることができますか?
Aいいえ、侵略は攻撃する時にすべて宣言しなければなりません。2枚重なっている''《SSS級天災 デッドダムド》''のうち下の''《SSS級天災 デッドダムド》''は進化元として無視されているので、侵略を宣言することができません。
A.いいえ、侵略は攻撃する時にすべて宣言しなければなりません。2枚重なっている''《SSS級天災 デッドダムド》''のうち下の''《SSS級天災 デッドダムド》''は進化元として無視されているので、侵略を宣言することができません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32144/]]

>Q.自分の自然のコマンドが攻撃する時、墓地とマナゾーンから別々の''《SSS級天災 デッドダムド》''を侵略させました。2枚目の''《SSS級天災 デッドダムド》''は別のクリーチャーの上に重ねたことになりますか?
Aはい。名前が同じであっても、もともとが別のクリーチャーなので効果は発動します。
A.はい。名前が同じであっても、もともとが別のクリーチャーなので効果は発動します。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32145/]]