#author("2018-07-22T19:00:51+09:00","","")
#author("2018-07-29T14:49:48+09:00","","")
*《ドンドン吸い込むナウ》 [#h0bbee32]

|ドンドン吸い込むナウ R 水文明 (4)|
|呪文|
|S・トリガー|
|自分の山札の上から5枚を見る。そのうちの1枚を相手に見せてから手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。このようにして見せたカードが火または自然のカードであれば、クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。|

[[DMR-03>DMR-03 「エピソード1 ガイアール・ビクトリー」]]で登場したユニークな名前の[[水]]の[[呪文]]。
「ドンドン○○ナウ」[[呪文]][[サイクル]]の[[水]]。
同弾の[[サイクル]]中でも群を抜いて使用率の高い、優秀な[[カード]]である。

自分の[[山札の上]]5枚の中から1枚を[[手札]]に加え、それが[[火]]または[[自然]]であれば[[バトルゾーン]]にある[[クリーチャー]]を1体[[バウンス]]ができる。[[サーチ]]による後続の確保と[[バウンス]]による[[除去]]を1枚で行えるため、既存の[[カード]]よりも格段に[[テンポアドバンテージ]]を取りやすい。[[コスト]]4と[[軽い]]ため[[手打ち]]がしやすく、各種[[超次元]][[呪文]]や[[《焦土と開拓の天変》]]などにスムーズに繋げられる。

[[《紅神龍バルガゲイザー》]]のような[[アタックトリガー]]持ちや、[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]のような[[システムクリーチャー]]を[[バウンス]]できれば理想的。[[《時空の雷龍チャクラ》]]や[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]などの[[サイキック]]を消してしまうこともできる。

[[バウンス]]の範囲は自分を含むので、出した[[cip]][[クリーチャー]]を再利用することもできる。有り難いことに[[任意]]なので、無理に[[バウンス]]する必要も無い。

序盤から終盤まで[[腐る]]ことが少なく、[[S・トリガー]]を持つことで防御面の強化にもなる。似たような役割の[[《ライフプラン・チャージャー》]]や[[《フェアリー・シャワー》]]と比べると、[[マナブースト]]はできない分、[[S・トリガー]]で[[バウンス]]ができる点が優秀なので[[デッキ]]によって使い分けたい。

同時期に登場した[[《超電磁コスモ・セブΛ》]]との相性も良く、この2枚によって、[[青赤緑ビートダウン]]は大幅に強化されることになった。

総じて高い[[汎用性]]を持つ[[カード]]であり、[[青赤緑]]、[[赤青]]、[[青緑]]、[[5色コントロール]]などの[[デッキ]]では[[必須カード]]として扱われ、その優秀さを存分に発揮している。逆に、そのような[[デッキ]]との[[ゲーム]]ではこの[[カード]]の存在に警戒したい。

-相手に見せて[[手札]]に加えるまでが[[強制]][[効果]]。どの[[文明]]であっても加える[[カード]]は必ず見せなければならない。しかし[[バウンス]]は[[任意]]のため、[[火]]または[[自然]]の[[カード]]を[[手札]]に加えて[[バウンス]]を行わない事も出来る。

-[[火]]と[[自然]]両方を[[デッキ]]に入れる必要があるイメージだが、どちらか片方しか使わなくても変わらずに優秀。[[火]]か[[自然]]の多い[[デッキ]]ならば安定して[[バウンス]][[能力]]も利用できる。

-[[青赤緑]]系列の[[デッキ]]のみならず、[[火]]もしくは[[自然]]と[[水]]を併用する[[デッキ]]での採用率は著しく伸びた。そのため、これ以降「&bold(){吸い込まれて終わり}」という言葉が「[[除去]]耐性や[[cip]]を持たない大型[[クリーチャー]]」や「即効性の無い高[[コスト]][[システムクリーチャー]]」に対する常套句となるようになった。

-この[[カード]]の登場以降[[連ドラ]]で[[《紅神龍バルガゲイザー》]]が使われなくなっていったことからも、影響力の大きさがうかがえる。

-[[手札]]に加える[[カード]]を[[火]]または[[自然]]と考えた場合、[[S・トリガー]]で+1、[[バウンス]]で+3[[コスト]]なので上から5枚を見て[[手札]]に加える[[効果]]が0[[コスト]]相当になってしまう。[[《サブマリン・プロジェクト》]]などと比べると結構なオーバースペックである。

-他の「ドンドン○○ナウ」[[サイクル]]と異なり、この[[カード]]だけ追加[[効果]]が[[ドロー]]ではなく[[バウンス]]である。
--実質的な[[ドローソース]]であるために[[効果]]が被らないようにしたのだろうが、そのことでかえって強力な[[呪文]]になってしまった。

-公式側もこの[[能力]]が非常に優秀なものであると判断したのか、[[サイクル]]中で最も[[レアリティ]]が高い。それ故にシングルでの価格は並の[[レア]]に比べ大分高く、複数枚集めるのには苦労する。[[DMD-09>DMD-09 「1stデッキ アウトレイジ・ダッシュ」]]での初[[再録]]は1枚のみであり、以降も1枚のみの[[再録]]が続いていたため、かつての[[《デーモン・ハンド》]]のような状態だった。

-[[エピソード3]]で登場した3種の[[アウトレイジ]]の[[デッキ]]に全てにこの[[カード]]が収録されていたものの、どれも1枚収録だった。それらの[[デッキ]]収録分と[[DMX-14>DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」]]の「アルティメットアウトレイジパック」の1パックを合わせてやっと4枚になる。

-[[革命編]]に発売された[[DMD-26>DMD-26 「マスターズ・クロニクル・デッキ サバイバー進化論 α to Ω」]]では[[旧枠]]のイラスト替えバージョンではあるが3枚も収録されたため、格段に集めるのが楽になったと言えるだろう。

-[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]では[[イラスト]]が微妙に異なるAバージョンとBバージョンの2種類が存在し、間違い探しとなっている。ちなみに正解は(以下反転)。
+&bold(){&color(white){中央で吸い込まれているクリーチャーの有無。}}
+&bold(){&color(white){中央で吸い込む渦の向きが時計回りか反時計回り。}}
+&bold(){&color(white){左上のクリーチャーの角が2本か3本。}}
+&bold(){&color(white){左側の機械の形が楕円か菱形。}}
+&bold(){&color(white){左から二番目の機械のフレームが直線か波状。}}
+&bold(){&color(white){機械内部のランプの形が横長か球体。}}
+&bold(){&color(white){右下のクリーチャーが《T・アナーゴ》か《龍覇 ニンジャリバン》。}}

-そのユニークかつエキセントリックな[[カード名]]ゆえ、[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]や[[《鬼神!ヴァルボーグなう》]]と並んでネーミングに賛否両論があった一枚。この[[カード]]は[[サイクル]]の他の[[カード]]に比べ抜きん出て採用率が高かった分、反響も大きかった。

-「吸い込む」とあるが、この[[カードイラスト]]は扇風機をモチーフにしたものであり、本来は「吐き出す」が正しい。[[MODE→CHANGE]]版の[[イラスト>カードイラスト]]では迫力が増した分、より吐き出していることが分かりやすくなっている。

-[[コロコロアニキ]]付録の[[プロモーション・カード]]では、代表作「デデデでプププなものがたり」の連載終了以降消息不明であった[[ひかわ博一]]氏が描く任天堂の看板キャラクター「カービィ」が描かれた。敵キャラクター「ワドルドゥ」「キャピィ」、そして好物である「マキシムトマト」を吸い込んでいる。
--[[武内いぶき]]氏が描く[[《ゲラッチョ男爵》]]と同様、コロコロコミック連載漫画のキャラクターとしての登場である為か、開発元のHAL研究所や発売元の任天堂のコピーライトマークはない。

-アニメでは[[ドラゴン龍]]が使用。クールな印象を持つ[[ドラゴン龍]]がこの[[カード名]]を叫ぶのは、視聴者に少なからず衝撃を与えた。また「ビクトリーV3」では[[切札 勝太]]が脱獄犯戦で使用し、[[《百万超邪 クロスファイア》]]を[[手札]]に加えた。

**[[サイクル]] [#k0a1bcc0]
[[DMR-03>DMR-03 「エピソード1 ガイアール・ビクトリー」]]の「ドンドン○○ナウ」[[呪文]][[サイクル]]。[[敵対色]]を指定する追加[[効果]]が有り、すべて[[S・トリガー]]を持つ。
-[[《ドンドン守るナウ》]]
-&bold(){《ドンドン吸い込むナウ》}
-[[《どんどん掘るナウ》]]
-[[《ドンドン叩くナウ》]]
-[[《ドンドン打つべしナウ》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#lc36af93]
-[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]](b50/???)&br;&italic(){間違い7つ、みつかるかな? ---Aバージョン}
-[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]](b51/???)&br;&italic(){間違い7つ、みつかるかな? ---Bバージョン}
-[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]](b50/???)&br;'''間違い7つ、みつかるかな? ---Aバージョン}
-[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]](b51/???)&br;'''間違い7つ、みつかるかな? ---Bバージョン}

**収録セット [#g1142322]
-illus.[[Nottsuo]]
--[[DMR-03 「エピソード1 ガイアール・ビクトリー」]]
--[[DMD-09 「1stデッキ アウトレイジ・ダッシュ」]]
--[[DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」]]
--[[DMD-13 「スーパーデッキMAX カツキングと伝説の秘宝」]]
--[[DMBD-02 「クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!! 怒流牙忍法帖」]]
-illus.[[Sato Masanori]]
--[[DMD-11 「禁断の変形デッキ アウトレイジの書」]]
--[[DMD-26 「マスターズ・クロニクル・デッキ サバイバー進化論 α to Ω」]]
-illus.[[Tutui Misa]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]](b50/???・Aバージョン)
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]](b51/???・Bバージョン)
-illus.[[Murakami Hisashi]]
--[[プロモーション・カード]](P7/Y15)
--[[プロモーション・カード]](P10/Y15)
-illus.[[ひかわ博一]]
--[[プロモーション・カード]](P76/Y16)

**参考 [#ucfd3257]
-[[S・トリガー]]
-[[山札の上]]
-[[見る]]
-[[手札補充]]
-[[山札の下]]
-[[見せる]]
-[[火]]
-[[自然]]
-[[バトルゾーン]]
-[[クリーチャー]]
-[[バウンス]]
-[[MODE→CHANGE]]
-[[青赤緑]]
-[[必須カード]]