#author("2018-08-18T02:21:49+09:00","","")
*《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》 [#ka88ea4b]

|ゼロの裏技ニヤリー・ゲット C 水文明 (4)|
|呪文|
|G・ゼロ−バトルゾーンに自分の無色クリーチャーがあれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。|
|自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中から無色カードをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。|
|''殿堂入り''|

[[DMR-10>DMR-10 「エピソード3 デッド&ビート」]]で登場した[[水]]の[[G・ゼロ]][[呪文]]。
自分の[[無色]][[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]に存在することを[[G・ゼロ]]条件とし、[[カード名]]の通り[[《ニヤリー》]]の[[呪文]]といったもので、最大3枚の[[手札補充]]が出来る。

メインの効果が[[無色]]カードを[[デッキ]]に複数枚積むことを要求しているため、この[[G・ゼロ]]条件を満たす事に関しては容易であり、[[コスト]]を支払ったとしても[[プレミアム殿堂]]である[[《サイバー・ブレイン》]]並の[[アドバンテージ]]を得られる可能性を秘めている。
更に[[G・ゼロ]]であることにより、例えば[[無色]]/[[自然]]のように[[青]][[マナ]]が全く出ないような[[デッキ]]でも採用できる利点もある。

このカードが登場した[[DMR-10>DMR-10 「エピソード3 デッド&ビート」]] 当時のカードプールにおいては、[[無色]]カードは最軽量でも[[《ノウメン》]]の様な4コスト域のクリーチャーしかなく、おまけに汎用性に欠けるものしかなかった。結果的に[[デッキ]]内における無色カードの比率を高めづらく、早期にこのドロースペルを唱えることは不可能という事から評価は非常に低かった。基本的に[[ゼニス]]や[[オラクル]]などといった専用デッキの構築を強いられる事が多いという事情もあり、このカードの採用率を落とす一因でもあっただろう。
しかし、さすがに最大3枚はそうそう出ないとは言え0[[コスト]]の[[手札補充]]はやはり魅力的であり、将来性を感じさせる高いポテンシャルは秘めていた。

そして[[DMRP-01>DMRP-01 「デュエル・マスターズ 新1弾 ジョーカーズ参上↑↑」]]にて登場した[[ジョーカーズ]]によって評価は一変。デッキ40枚全てを軽量かつ強力な無色カードで構築するという当時では考えられない事が可能になった。
2コストの[[《ヤッタレマン》]]からコストを支払わずに3枚の[[手札補充]]という、全盛期の[[《アストラル・リーフ》]]に匹敵する暴力的なまでの[[手札補充]]は、今や[[ジョーカーズ]]の鉄板の動きである。

特に[[《ガンバトラーG7》]]で3ターンキルをするのに必要な手札枚数を用意するのにはこれが必須であり、逆に言えばこれさえ引けると比較的容易に3ターンキルが実現できてしまう。早期の手札補充とウィニーによる【速攻】が絶大なシナジーを発揮するため、そうしたことによるゲーム性の低下を懸念してか2018年7月14日に殿堂入りすることが決定した。

-些細な事ではあるが、こちらは3枚を「[[表向き]]」で、[[《ニヤリー》]]は3枚を「[[見る]]」。従って、こちらは[[情報アドバンテージ]]を相手に与えやすいが、[[《巡霊者メスタポ》]]に妨害されないと言った特徴がある。

-[[黒赤デッドゾーン>【赤単レッドゾーン】]]との対面では[[《爆霊魔 タイガニトロ》]]を警戒して1枚だけ打ち惜しんでおくプレイングも考えられる。1枚残しておけばまた唱えてケアできるからである。

-[[ジョーカーズ]]登場前までは[[【ブータンビート】]]の[[手札補充]]として活用されることが多かった。

-[[イラスト]]に描かれている[[クリーチャー]]は表情から[[《ニヤリー》]]だと思われるが、[[文明]]の関係上か、体色が青くなっている。ちなみに、この配色は[[《ニヤリー》]]の[[MODE→CHANGE]]版と同じ。文明が変更されたのは、同じ[[サイクル]]の[[自然]]の枠に[[《妖精の裏技ラララ・ライフ》]]がある点、既存の[[無色]][[デッキ]]に[[水]]が入るものが少ない(従って、単純に入れると[[色事故]]が発生しやすい)点などが考慮されてのことと考えられる。


-[[ジョーカーズ]]の登場・活躍により、[[《破界秘伝ナッシング・ゼロ》]]と共に大躍進を果たした[[呪文]]であり、[[コモン]]とは言え[[再録]]も無く[[絶版]]状態だったため[[シングルカード]]価格も高騰した。後に[[《破界秘伝ナッシング・ゼロ》]]が再録されると、ジョーカーズ弱体化のための[[殿堂入り]]候補としてプレイヤーの間でささやかれ、価格は徐々に下落していったが、2017年7月の発表にて[[殿堂入り]]を免れたことから、再び価格が高騰。しかし、半年で3回もの[[再録]]と[[殿堂入り]]によって、価格は落ち着いた。

-プロモ版はジョーカーズ達が描かれており、公式がこのカードをジョーカーズ用の[[ドローソース]]として認識していることがうかがえる。同時に、完全に[[《ニヤリー》]]の要素が無くなっており、元々の背景ストーリーとの繋がりよりも環境での使用状況を反映したカードイラストとなったと言える。

-DASH TVでは[[アツト>デュエルヒーロー アツト]]が使用。[[《戦慄のプレリュード》]]でタダで出した[[《墓地の守護者メガギョロン》]]によって、この呪文を2連続で使用した。その後もメガギョロンで何度も使い回し、パーツを揃えて久々にユウに勝利した。

**[[サイクル]] [#ueeb5c74]
[[DMR-10>DMR-10 「エピソード3 デッド&ビート」]]の「裏技」サイクル。すべてがこの[[エキスパンション]]が初となる[[G・ゼロ]][[呪文]]となっている。
-[[《神の裏技ゴッド・ウォール》]]
-[[《光器の裏技ディーヴァ・ライブ》]]
-''《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》''
-[[《人形の裏技ペット・パペット》]]
-[[《無法の裏技ドドンガ・ドン》]]
-[[《妖精の裏技ラララ・ライフ》]]

**関連カード [#ze9d79be]
-[[《ニヤリー》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#mceabbf3]
-[[DMR-10>DMR-10 「エピソード3 デッド&ビート」]]&br;'''[[ゼニス]]の欠片をゲットニャリー!!! ---[[ニヤリー>《ニヤリー》]]''
-[[DMEX-01>DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]]&br;'''[[アウトレイジ]]はルールを破って世界に自由をもたらす種族。オイラも裏技使って、再登場ニャリー。 ― ニヤリー'''
-[[DMSD-04>DMSD-04 「ジョーカーズ・弾銃炸裂・スタートデッキ」]]&br;'''デッキの中の[[ジョーカーズ]]は[[光]]、[[水]]、[[闇]]、[[火]]、[[自然]]のどの文明にも属さない!つまり[[無色]]。コイツで全ゲットのチャンス!'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P115/Y16)&br;'''裏技で[[ジョーカーズ]]をゲットしまくってニヤリ!!'''

**収録セット [#d325a086]
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DMR-10 「エピソード3 デッド&ビート」]]
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]]
--[[DMSD-04 「ジョーカーズ・弾銃炸裂・スタートデッキ」]]
-illus.[[otumami]]
--[[プロモーション・カード]](P115/Y16)

**参考 [#a0269200]
-[[G・ゼロ]]
-[[バトルゾーン]]
-[[無色]]
-[[クリーチャー]]
-[[山札の上]]
-[[表向き]]
-[[カード]]
-[[手札補充]]
-[[山札の下]]