#author("2019-11-16T21:57:31+09:00","","")
#author("2019-11-16T21:57:53+09:00","","")
*DMD-32 「マスターズ・クロニクル・デッキ 2016 &ruby(せいれいおう){聖霊王};の&ruby(そうせい){創世};」 [#pe7fd575]

2016年8月6日発売。価格は税抜2800円。全15種類。
[[マスターズ・クロニクル・デッキ]]の一つであり、収録枚数は前年のクロニクル・デッキと同じく40枚。

だが、革風デッキケースが付くためか、価格は前年よりも1000円値上がりしている。

[[DMC-37>DMC-37 「バイオレンス・エンジェル」]]及び[[DMC-50>DMC-50 「パーフェクト・エンジェル」]]のリメイク版といった収録内容であり、[[白凰]]が使用する[[白青]]の[[【ヘブンズ・ゲート】]]に歴代アルカディアスを加えたデッキ構成となっている。

新規カードは、
-[[《天門の精霊ヘブンズ》]]
-[[《龍聖霊ウィズダムフェウス》]]
-[[《聖霊王アルファリオン》]]
-[[《清浄の精霊ウル》]]
-[[《アルカディア・スパーク》]]
の5種類。

[[再録]]されている[[カード]]は[[《天海の精霊シリウス》]]や[[《光翼の精霊サイフォス》]]といった懐かしの面子が多数を占めている。これらは古参プレイヤー向けのファンサービスだろうが、これらのカードの大半は[[インフレ]]や[[上位互換]]の登場により採用率を大幅に落としており、[[カードパワー]]に少々不安が残る。

また、対となる[[DMD-33>DMD-33 「マスターズ・クロニクル・デッキ 2016 終焉の悪魔神」]]と異なり発売当時に[[殿堂入り]]に指定されているカードも存在しない。

総じて前回のマスターズ・クロニクル・デッキや[[DMD-33>DMD-33 「マスターズ・クロニクル・デッキ 2016 終焉の悪魔神」]]と比べると、[[スーパーデッキ]]並の価格も相まってパーツ取りには向いていない。

とはいえ[[【ヘブンズ・ゲート】]]自体が[[環境]]でもよく目にする強力な[[アーキタイプ]]であり、新規カードも優秀なものが多く、入れ替えれば[[DMD-33>DMD-33 「マスターズ・クロニクル・デッキ 2016 終焉の悪魔神」]]をも上回る程のポテンシャルを秘めている。

-[[フレーバーテキスト]]では、時系列や世界線は不明だが、[[サファイア・ウィズダム]]による接触を受けて[[閃光>スパーク]]の知識を獲得した[[エンジェル・コマンド]]が、[[悪魔神>デーモン・コマンド]]との戦争に向けて決起する様子と、かつての[[《アクアン》]]のごとく死の商人として暗躍する[[《コアクアン》>《コアクアンのおつかい》]]の様子が描かれる。
ここでは使者[[《天門の精霊ヘブンズ》]]を遣わしたのみであった[[サファイア・ウィズダム]]も、この後[[DMX-24>DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」]]において[[《サファイア・ウィズダム》]]として[[カード]]化されている。

----

**収録カード [#g93dadde]
|■収録カード|枚数|h
|~■光文明|~(22)|
|[[《天門の精霊ヘブンズ》]]|3|
|[[《龍聖霊ウィズダムフェウス》]]|3|
|[[《聖霊王アルファディオス》]]|1|
|[[《天海の精霊シリウス》]]|2|
|[[《聖霊王アルカディアス》]]|1|
|[[《清浄の精霊ウル》]]|3|
|[[《光翼の精霊サイフォス》]]|2|
|[[《覚醒の精霊ダイヤモンド・エイヴン》]]|2|
|[[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]|2|
|[[《ヘブンズ・ゲート》]]|4|
|~■水文明|~(4)|
|[[《コアクアンのおつかい》]]|4|
|~■光/水文明|~(13)|
|[[《聖霊王アルファリオン》]]|2|
|[[《アルカディア・スパーク》]]|3|
|[[《知識の精霊ロードリエス》]]|4|
|[[《スパーク・チャージャー》]]|4|

**おすすめの改良方  [#adb71bdb][#g3fa7ece]
**おすすめの改良方  [#adb71bdb]
残念ながらただの[[準バニラ]]でしかない[[《天海の精霊シリウス》]]は真っ先に抜く候補に挙がる。現在では上位互換の[[《九極 デュエンジェル》]]を始め、[[《封印の精霊龍 ヴァルハラ・パラディン》]]や[[《歴戦の精霊龍 カイザルバーラ》]]など優秀な能力を併せ持つ大型ブロッカーは他に山程いるため、余程《シリウス》に思い入れがあるか[[白凰]]の[[ファンデッキ]]でもない限り素直に入れ替えた方が無難。

[[殿堂入り]][[呪文]]の[[《魂と記憶の盾》]]は軽い[[除去]]兼[[マナ基盤]]として候補に挙がる。初動が[[《コアクアンのおつかい》]]のみで安定しないので[[《エナジー・ライト》]]を3・4枚投入するとよい。

天門系デッキの常として[[ハンデス]]には滅法弱い。手軽な対策カードとしては[[《聖鐘の翼 ティグヌス》]]や[[《時の秘術師 ミラクルスター》]]などが候補となる。

[[重量級]]の聖霊王をメインにする場合は[[《神聖の精霊アルカ・キッド》]]や[[《聖英雄 ゴール・ド・レイユ》]]、[[《転生スイッチ》]]などの[[コスト踏み倒し]]手段を追加するか、コンセプトに反するがいっその事抜いてしまうのも手。

-肝心の[[聖霊王]]は、新規の[[《聖霊王アルファリオン》]]以外は[[【ヘブンズ・ゲート】]]との直接的な[[シナジー]]が皆無に等しく、特に[[コスト]]10の[[《聖霊王アルファディオス》]]は[[マナ加速]]の乏しいこの[[デッキ]]では[[召喚]]するのに骨が折れる。

-発売当時は近年の[[【ヘブンズ・ゲート】]]における[[必須カード]]である[[《奇跡の精霊ミルザム》]]が未収録なのが気になる点であったが、そちらはその約半年後に[[プレミアム殿堂]]となったので考慮する必要は無くなった。ひょっとしたらこのデッキの発売当時には既に《ミルザム》のプレミアム殿堂昇格が内定していたのかもしれない。

**参考 [#x228fa57]
-[[構築済みデッキ]]
-[[マスターズ・クロニクル・デッキ]]
-[[聖霊王]]
-[[【ヘブンズ・ゲート】]]
-[[DMC-37 「バイオレンス・エンジェル」]]
-[[DMD-33 「マスターズ・クロニクル・デッキ 2016 終焉の悪魔神」]]