#author("2019-12-12T15:33:00+09:00","","")
#author("2019-12-12T15:48:10+09:00","","")
*追跡処理 [#i8972399]

''この追跡処理はかつての裁定によるものであり、今ではルール変更によって消滅している。下記に書かれてあるものは、追跡処理が有効だった時のものであるため、注意''

----

[[カード]]の[[能力]]によって、特定のカードの処理の[[解決]]が待機している時、待機中にそのカードが別のゾーンに移動したとしても、誘発元のカードにその解決を行うゾーンの指定がなければ、そのカードは移動先のゾーンでも解決が実行されることを言う。

例としては、
-[[《龍装艦 チェンジザ》>《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》]]がバトルゾーンにいる時、[[《怒流牙 佐助の超人》]]の能力でコスト5以下の呪文をそのターン初めて墓地に捨て、一連の処理でその呪文をマナゾーンに置いた。その場合、その呪文が墓地に置かれた時点で《チェンジザ》の呪文を唱える能力がトリガーしているが、その呪文が''どのゾーンから唱えるかの指定がされていない''ので、その呪文はマナゾーンから唱えることができる。

-自分のマナゾーンが5枚以下で、バトルゾーンに相手の[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]がいる時、[[マッドネス]]能力によって相手の[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]がバトルゾーン出てきて、一連の処理で相手がその《バイケン》を手札に戻したとする。この場合、バトルゾーンに《バイケン》を出した時点で《ミクセル》の[[山札送り]]にする能力が[[トリガー]]しているが、''どのゾーンから[[山札の下]]に置くかを指定されていない''ため、その《バイケン》は手札から山札の下に送られることになる。

-[[《守護聖天タース・ケルケルヨ》]]の[[アタックトリガー]]で、[[サイキック・クリーチャー]]や[[GRクリーチャー]]を山札の上に置いた場合、[[状況起因処理]]によりそのクリーチャーはバトルゾーンに出す前に、[[超次元ゾーン]]または[[超GRゾーン]]に戻ってしまうが、''どのゾーンからバトルゾーンに出すことができるかは指定されていない''ため、それを[[超次元ゾーン]]または[[超GRゾーン]]からバトルゾーンに出すことができる。

-[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]の能力でマナゾーンでタップしたクリーチャーを[[《父なる大地》]]などの能力でバトルゾーンに出し、そのクリーチャーを[[《ソル・チューブ》]]などでタップさせた場合、''どのゾーンでアンタップされないかは指定されていない''ため、そのクリーチャーはアンタップされない。逆に[[フリーズ]]させた[[多色]]クリーチャーをそのターン中に[[マナ送り]]した時も同様にアンタップされない。

また、追跡処理が行われる場合は、解決の待機中対象となるカードがゾーンを何回移動しようとも追跡され続ける。

***処理が待機されているカードが山札に加えられてシャッフルされる場合の処置 [#uca5fb1d]

-《龍装艦 チェンジザ》がバトルゾーンにいる間に、踏み倒し対象の[[呪文]]と[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]を同時に捨てる時、[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]の[[置換効果]]によって対象[[呪文]]が[[山札]]に戻った場合でも、踏み倒し対象となった[[呪文]]を唱えられることはできるが、《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》の能力で山札がシャッフルされ、その呪文がどこにあるのかが分からなくなってしまうという問題が起きる。そのため、この場合は便宜上、その対象[[呪文]]は山札に加えずに[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]の処理が終わってから唱えて良い。ただし、見かけ上は山札に加えないというだけで、ルール上は山札に加えたものとして扱われるので、その唱えた呪文は山札から唱えことになる。
--そのため、バトルゾーンに相手の[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]がいれば、その唱えた後の呪文は、墓地に置かれるかわりに山札送りになってシャッフルされる。

-[[《プロジェクト・ゴッド》]]を唱えて、捲れた5枚の中に《フォーエバー・プリンセス》とバトルゾーンのゴッドと[[G・リンク]]できるゴッドがある場合、バトルゾーンに出すゴッドだけ見かけ上は山札に加えずに、《フォーエバー・プリンセス》含むそれ以外のカードを山札に加えてシャッフルする。その後、そのゴッドを山札から出したものとしてバトルゾーンに出す。
--これも当然、バトルゾーンに相手の《キクチ師範代》がいれば、そのゴッドはバトルゾーンに出る代わりに[[シャッフル]]されることになる。

//**追跡できない能力 [#j63a5897]

//あくまで追跡できるのは、どのゾーンからカードが解決されるかが指定されていない場合の話。どのゾーンからカードの処理が行われるか指定されている場合、そのゾーン以外からカードの処理は実行できない。

//例として、
//-[[《フォース・アゲイン》]]は「自分の''墓地''からバトルゾーンに出す」とその処理が''実行されるゾーンが指定されている''ため、《フォース・アゲイン》の能力で破壊対象に選んだクリーチャーが[[状況起因処理]]や[[置換効果]]で墓地以外のゾーンに行ってしまうと、そのクリーチャーをバトルゾーンに出し直すことはできない。[[《テキサス・ストーム》]]も「それを''山札の上''からバトルゾーンに戻す」と記載されているため、これも[[状況起因処理]]や[[置換効果]]で[[山札の上]]以外のところに行ってしまうとバトルゾーンに出し直すことができない。

//-自分のマナゾーンが5枚以下で、バトルゾーンに相手の[[《マグナム・ルピア》>《マグナム・ルピア/クリムゾン・チャージャー》]]がいる時、[[マッドネス]]能力によって相手の[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]がバトルゾーン出てきて、一連の処理で相手がその《バイケン》を手札に戻した場合、《マグナム・ルピア》の能力は''破壊''、つまり''バトルゾーン''からクリーチャーを墓地に送る能力なので、その《バイケン》を墓地に置くことはできない。

----

**このルールの問題について [#m37ba598]
冒頭でも述べた通り、この追跡処理は過去のルールであり、現在このルールはない。しかし、[[超天篇環境]]ではこの追跡処理に関する裁定がゲームに大きく影響を与えるルールであるにもかかわらず、正式回答から一時期暫定回答なしに変えられ、事務局での回答が二転三転するケースが目立つようになったことで、多くのプレイヤーを混乱させた。

**参考 [#a3688c9c]
-[[解決]]
-[[《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》]]