#author("2019-04-22T11:47:27+09:00","","")
#author("2019-04-23T23:22:25+09:00","","")
*&ruby(しょうかん){召喚};&ruby(よ){酔};い [#s4158ae9]

[[クリーチャー]]の[[攻撃]]を制限する基本[[ルール]]のこと。

[[バトルゾーン]]に出たばかりの[[クリーチャー]]は、基本的にこの召喚酔い状態となり、''バトルゾーンに出したターン中は攻撃することができない''。
ただし、[[スピードアタッカー]]を持つ[[クリーチャー]]や[[進化クリーチャー]]などは、召喚酔いを無視して攻撃することができる。詳細は後述。

初心者は忘れやすいルールであるため、注意したい。

**ルール [#h78e7692]
「''召喚''酔い」とあるが、「[[召喚]]」に限らず[[呪文]]や[[クリーチャー]]の[[能力]]によって[[コスト踏み倒し]]で出た場合にもこのルールは適用される。

召喚酔いして[[攻撃]]できなかった[[クリーチャー]]は、次の[[ターン]]になれば[[攻撃]]できるようになる。
-相手の[[ターン]]中に[[S・トリガー]]などで場に[[クリーチャー]]が出た場合、次の自分の[[ターン]]には[[攻撃]]が可能である。

相手の[[ターン]]に出た自分の[[クリーチャー]]も召喚酔いするが、そもそも[[攻撃]]を選択できないので意味はない。[[ブロック]]は「[[攻撃]]」ではないので、召喚酔いしていても可能。同じく[[ガードマン]]の[[能力]]も問題なく使用できる。

召喚酔い状態の場合、[[タップ能力]]を始めとする「攻撃できる時」に[[起動]]できる[[能力]]を[[起動]]することもできない。

''[[バトルゾーン]]に出た[[クリーチャー]]は[[サイキック]]でも[[エグザイル]]でも[[ドラグハート]]でもほとんどが召喚酔いする''。[[バトルゾーン]]に出た[[ターン]]中でも[[攻撃]]が可能となる特例は以下。

-ルールにより召喚酔いにならないもの
--[[進化クリーチャー]]
--[[リンク]]している[[ゴッド]]
--[[ターン]]中[[覚醒]]し、その後裏返っていない[[サイキック・クリーチャー]]

-能力により召喚酔いにならないもの
--[[スピードアタッカー]](その[[クリーチャー]]は出たターンでも召喚酔いしない)

-能力や効果により召喚酔いであっても攻撃できるもの
--「○○を[[攻撃]]できる」と書かれた[[クリーチャー]]が書かれている○○に攻撃する場合
---[[アンタップキラー]]や[[マッハファイター]]を持つ[[クリーチャー]]が[[アンタップ]]されたクリーチャーを攻撃する場合
--「バトルゾーンに出たターン、○○を[[攻撃]]できる」もしくは「このターン、○○を[[攻撃]]できる」[[能力]]が適用された[[クリーチャー]]が○○に攻撃する場合
---[[マッハファイター]]を持つ[[クリーチャー]]が[[アンタップ]]されたクリーチャーを攻撃する場合
---[[フュリー・チャージ]]や[[マッハファイター]]を持つ[[クリーチャー]]が[[タップ]]されたクリーチャーを攻撃する場合
---[[逆フュリー・チャージ]]を持つ[[クリーチャー]]が相手プレイヤーを攻撃する場合
---[[《フル・コマンド》]]等で''このターン中限定の''[[アンタップキラー]]を付与された[[クリーチャー]]が[[アンタップ]]された[[クリーチャー]]を攻撃する場合
--[[ダイヤモンド状態]]によって召喚酔いであっても攻撃が可能になった[[クリーチャー]]
---以上に関しては召喚酔い自体は消えたわけではないため、その能力や効果が失われた時点で召喚酔いしていたら攻撃できなくなる

[[進化]]はそれ自体が召喚酔いを無効にするが、[[覚醒]]した[[サイキック・クリーチャー]]が召喚酔いしないのは[[サイキック・クリーチャー]]自身の特性ではなく、[[覚醒]]能力が持つ性質であるなど、それぞれに微妙な違いがある。

-召喚酔いはルールであって、[[能力]]でも、能力によって生成された[[効果]]でもない。

-ルールによって召喚酔いしないクリーチャーは、[[《あたりポンの助》]]で名前を指定されて能力がなくなっても、召喚酔いしないままである。
-[[進化元]]でも例外なく召喚酔いの状態は保存される。従って、同一[[ターン]]中に[[進化元]]と[[進化クリーチャー]]を同時に出し、[[進化クリーチャーの一番上]]が剥がれて[[進化元]]が残った場合、[[攻撃]]することはできない。既にある[[進化元]]がない[[進化クリーチャー]]の下に[[進化元]]を[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]等で追加し、同じ[[ターン]]に[[進化クリーチャーの一番上]]が剥がれた場合も同様である。
--[[マナ進化]]や[[墓地進化]]等、[[バトルゾーン以外の場所]]から[[進化元]]を用意する場合、[[進化クリーチャー]]を出した[[ターン]]が[[進化元]]が場に用意された[[ターン]]として扱われる。従って[[進化クリーチャー]]が出た同一ターンに剥がれた場合、[[攻撃できない]]。
--一方、[[進化元]]の登場が前のターンであれば、[[進化クリーチャー]][[の下]]の[[カード]]の[[召喚酔い]]も解かれている扱いになるため、[[攻撃]]できる。
--[[進化元]]の召喚酔い状態は個々で保存されているため、[[進化V]]などで召喚酔い状態が異なる[[進化元]]が1体の[[進化クリーチャー]][[の下]]に存在して上が剥がれた場合、それぞれ保存されたまま場に残る。
--[[《超神星ジュピター・キングエンパイア》]]の[[メテオバーン]]で出す場合、その[[クリーチャー]]は保存された召喚酔いの状態に関係なく、出た時点で召喚酔いする。

-出現する前は[[クリーチャー]]ではない[[ドラグハート]]に関しても、召喚酔いの情報は保存されるため、[[進化クリーチャー]]の場合と同様の裁定となる。つまり、[[ドラグハート・ウエポン]]、ないしは[[ドラグハート・フォートレス]]として出た[[ターン]]に[[龍解]]した場合は[[攻撃できない]]が、それ以降に[[龍解]]した場合は即[[攻撃]]に回れる。なお[[クリーチャー]]側が[[スピードアタッカー]]を元々有する場合はこの限りではない。

-[[覚醒]]したことで召喚酔いが打ち消された[[サイキック・クリーチャー]]が同一[[ターン]]中に[[解除]]された(つまり、[[覚醒]]以外の[[裏返す]]処理をした)場合、再び召喚酔いする。

-[[《覚星龍界 剣聖ジゲン》]]の[[能力]]などで、もともと[[覚醒]]を持っている[[クリーチャー]]を、[[覚醒]]能力を経由せずに裏返した場合は召喚酔いしたままになる。

-[[覚醒]]した[[サイキック・クリーチャー]]は[[召喚酔い]]が無効になるが、覚醒後の面を直接出した場合は召喚酔いする。&br;例)[[《超次元ロマノフ・ホール》]]で[[《鎮魂の覚醒者デス・エイプリル》]]を出した場合、[[召喚酔い]]する。&br;また、召喚酔いしている[[サイキック・クリーチャー]]が[[解除]]して裏返っても、召喚酔いは解けない。

-[[ゴッド]]の召喚酔いは、[[G・リンク]]している間のみ無効になる。&br;例)同一[[ターン]]中に[[《超絶神ゼン》]]と[[《究極神アク》]]を出して[[G・リンク]]させた場合、召喚酔いは無効になる。ただし、同一[[ターン]]中に[[《破壊神サガ》]]を出してリンクを外した場合、2体の[[ゴッド]]は[[G・リンク]]していないため、召喚酔いする。

-[[封印]]された[[クリーチャー]]の召喚酔い状態も保存される。出た[[ターン]]中に封印され、同じ[[ターン]]に[[封印]]を外した[[クリーチャー]]や、出した[[ターン]]中に[[禁断解放]]した[[クリーチャー]]も[[攻撃]]できない。

-[[《ダイヤモンド・カッター》]][[《光神龍ダイヤモンド・グロリアス》]]などの[[能力]]で召喚酔いが無効になることがあるが、これはルールではなく、[[効果]]によって召喚酔いを無効化している。(>[[ダイヤモンド状態]])

-[[ゲーム]]の開始時から[[バトルゾーン]]に存在する[[クリーチャー]]は召喚酔いしない。現時点では[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]([[バトルゾーン]]に置く時点では[[鼓動]])と[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]([[バトルゾーン]]に置く時点では[[最終禁断フィールド]])が該当。いずれも[[禁断クリーチャー]]である。使用禁止カードも含めると[[《Forbidden New Year》]]も該当する。

-[[攻撃]]中、相手の[[ニンジャ・ストライク]]等で[[スピードアタッカー]]を付与する能力を持つ自分の[[クリーチャー]]が[[除去]]された場合でも、[[攻撃]]は続行される。&br;例)自分の[[《マイキーのペンチ》]]がいる時に、[[《狼虎サンダー・ブレード》]]を[[召喚]]して[[攻撃]]。相手は[[ニンジャ・ストライク]]で[[《威牙忍ヤミノザンジ》]]を出して[[《マイキーのペンチ》]]を[[破壊]]したが、[[《狼虎サンダー・ブレード》]]の[[攻撃]]は中止されない。

**その他 [#vcaa59c5]

-ゲームの進行上、召喚酔いしたクリーチャーとしていないクリーチャーをそれぞれ別の場所に分けて置いておくと、召喚酔いの有無が分からなくなることを避けることができる。

-漫画「[[デュエル・ジャック!!]]」の1巻オマケ漫画では、「超獣世界からバトルゾーンに出る際の負担によって召喚酔いが生じる」という趣旨の解説が、ギャグめかしながらだがされている。

**参照 [#w42ef501]
-[[攻撃]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[ダイヤモンド状態]]
-[[用語集]]