#author("2019-01-20T14:50:42+09:00","","")
#author("2019-01-20T19:04:28+09:00","","")
*【連デモ】 [#jc99a46a]

[[《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》]]の能力で[[デーモン・コマンド]]を大量に並べる[[デッキ]]。「連続してデーモン・コマンドを召喚するデッキ」の略。

|死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル SR 闇文明 (7)|
|クリーチャー:デーモン・コマンド 6000|
|相手のクリーチャーが破壊されたとき、自分の山札をシャッフルしたあと、上から1枚目を表向きにする。そのカードが進化ではないデーモン・コマンドであれば、バトルゾーンに出す。それ以外の場合、自分の手札に加える。|
|W・ブレイカー|

うまく回れば通常では考えられない程に大量の[[デーモン・コマンド]]を展開できるのがこのデッキの最大の魅力。相手の[[クリーチャー]]を[[破壊]]しながら自分のクリーチャーを増やせるため、[[バトルゾーン]][[コントロール]]力が非常に高いのが特徴。

[[《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》]]や[[《デーモン・ハンド》]]、[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]等の必須[[カード]]は全て[[闇]][[文明]]に集中しているので、極論単色での編成も可能であるが、キーカードは重いカードが多いので、基本的にはサイドカラーに[[マナブースト]]やデッキ圧縮、[[《母なる紋章》]]の[[自然]][[文明]]、[[《悪魔聖霊アウゼス》]]や[[《凍結の魔天ダイイング・メッセージ》]]等の優秀な光及び多色[[デーモン・コマンド]]や、[[デーモン・コマンド]]と[[エンジェル・コマンド]]の[[《コッコ・ルピア》]]ともいえる[[《聖黒獣アシュライガー》]]が使える光文明を採用することが多く、[[白黒緑]]で構築されることが殆どである。本項でも主に[[白]]とか[[黒緑]]3色型について触れていく。

-[[《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》]]の能力は強制のため、意外とすぐに山札は減ってゆく。複数召喚していると相手の[[《龍神ヘヴィ》]]等で[[ライブラリアウト]]しかねない。[[《威牙の幻ハンゾウ》]]、[[《光牙忍ハヤブサマル》]]を代表とする[[シノビ]]や、DM-36で登場した[[返霊]]で、山札の枚数を調節し、常に気に掛けながらプレイングすることが重要である。また、ある程度場を制圧したら、欲張らずにシールドを削っていくことも重要である。

-[[《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》]]や[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]などの高価な[[スーパーレア]]を大量にデッキに入れる必要があり、構築するにはそれなりの額を覚悟しなくてはならなかったが、[[DMC-60 「無限死神(エターナル・デス)」]]に[[《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》]]と[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]が、[[DMC-63 「ルナティック・ゴッド」]]に[[《威牙の幻ハンゾウ》]]が収録されたことによって、このデッキタイプが相当作りやすくなった。現在は両方共に[[絶版]]ではあるが、それでも[[構築済みデッキ]]に収録されていた[[カード]]は同名の[[エキスパンション]]のカードよりは安価のため、まだ入手しやすい。

-[[サイキック・クリーチャー]]には相性の良い[[デーモン・コマンド]]がたくさんいるのだが、[[《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》]]の能力の都合上、[[超次元]][[呪文]]はあまり積まれない。&br;ベル・ヘル・デ・ガウルの能力に引っかからない。のは同じでも[[《悪魔神グレイトフル・デッド》]]の方がこのデッキに合ってると言えるだろう。

-相手の[[クリーチャー]]がいなければ[[《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》]]の[[コスト踏み倒し]]が使えないため、[[《父なる大地》]]のような相手を引っ張り出す[[呪文]]は必須といえる。


***共通主要カード [#q60f02c1]
|[[《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》]]|[[デーモン・コマンド]]の[[コスト踏み倒し]]。[[デッキ]]の核|
|[[《死神の邪剣デスライオス》]]|序盤を凌ぎつつガウルでも|
|[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]|凶悪除去カード|
|[[《威牙の幻ハンゾウ》]]※|ガウルの能力でシャッフルされる|
|[[《威牙の幻ハンゾウ》]]|ガウルの能力でシャッフルされる|
|[[《フェアリー・ライフ》]]|基本的マナブースト|

+[[ベル・ヘル・デ・ガウル登場期(汎用型)>#start1]]
+[[アシュライガー主軸型>#ashura2]]
+[[ハンター搭載型>#hunt3]]

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*1.ベル・ヘル・デ・ガウル登場期(汎用型)[#start1]
[[《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》]]が登場した当初から組まれている型。&br;[[《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》]]の能力は、失敗しても手札に加えるため、ドローソースの一種として考えられる。できるだけ早いターンのうちから召喚したいので、他の[[白黒緑]]のデッキに比べて、[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]、[[《無頼聖者スカイソード》]]を多めに投入し、5ターン目のマナブーストに重点を置きたい。
***候補カード [#uf059525]
|■闇文明||
|[[《漆黒戦鬼デュランザメス》]]|[[サルベージ]]|
|[[《殲滅の英雄ハンニバルZ》]]|山札回復|
|[[《冥府の覇者ガジラビュート》]]|[[シールド焼却]]|
|[[《炎獄の剛魔ビルギアス》]]|比較的軽量で除去もできる|
|[[《デーモン・ハンド》]]|除去[[S・トリガー]]|
|[[《インフェルノ・サイン》]]※|[[リアニメイト]]S・トリガー|
|[[《ローズ・キャッスル》]]|小型クリーチャー除去|
|■自然文明||
|[[《青銅の鎧》]]|[[マナブースト]]|
|[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]|《青銅の鎧》から3→5→7と繋げる|
|[[《魅了妖精チャミリア》]]|ガウルのサーチや山札圧縮|
|■光文明||
|[[《粛清者モーリッツ》]]|タップキルでの制圧|
|[[《光牙忍ハヤブサマル》]]※|【速攻】対策|
|[[《ピュアキャット》]]|ガウルの他、各種[[デーモン・コマンド]]を除去から護る|
|[[《悪魔聖霊アウゼス》]]|[[タップ]]状態のクリーチャーを破壊|
|[[《悪魔聖霊バルホルス》]]|小型クリーチャーを破壊|
|[[《無頼聖者スカイソード》]]|ビートダウン対策に|

[[《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》]]は相手にとっては厄介なので非常に除去されやすい。[[《解体人形ジェニー》]]で除去を落としたり、[[セイバー]]で補助や、出したらすぐに相手クリーチャーを[[タップキル]]等できるような舞台を整えておくとよい。

汎用性を重視し、[[シノビ]]や相手への妨害カードを多く搭載するため、様々なデッキに一定の回答をすることが可能。反面、肝心の[[デーモン・コマンド]]の枚数については、良くてもデッキの3分の1くらいになってしまう。言わば[[デーモン・コマンド]]の多い[[白黒緑]]の[[【クリーチャーコントロール】]]である。
また[[《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》]]は自身の破壊では自身の能力を誘発させられない上に、相手への依存度も高いため、似たような名前の[[【連ドラ】]]や後述のアシュラ型に比べやや爆発力は低いのはしかたないか。

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***アシュライガー主軸型 [#ashura2]
[[DM-38>DM-38 「覚醒編 第3弾 超竜VS悪魔(エンジェリック・ウォーズ)」]]で登場した[[《聖黒獣アシュライガー》]]を組み込むことにより従来のものより多くのデーモン・コマンドを投入できるようになったタイプ。従来のタイプ同様ほとんどが[[白黒緑]]で組まれるが、自然文明への依存度が減ったため、以前は少数しか見掛けられなかった[[白青黒]]のデッキも多く作られるようになった。

|聖黒獣アシュライガー UC 光/闇文明 (4)|
|クリーチャー:シャイン・モンスター/ダーク・モンスター 4500|
|H・ソウル|
|E・ソウル|
|自分のエンジェル・コマンドとデーモン・コマンドすべての召喚コストを最大2少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。|

[[自然]]の2[[マナ]]の[[マナブースト]]から[[《聖黒獣アシュライガー》]]を[[召喚]]。そのまま[[《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》]]へとつなげる。&br;ただ、返しの[[ターン]]で[[《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》]]が[[除去]]されるとジリ貧に陥りやすいため、[[《ハッスル・キャッスル》]]を[[要塞化]]し、[[《凶骨の邪将クエイクス》]]や、[[《凶刻の刃狼ガル・ヴォルフ》]]等で[[ハンデス]]を挟むなどした方がベターだろう。アシュライガーの[[コスト軽減]]のおかげで[[《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》]]+[[《死神の邪剣デスライオス》]]といった挙動も取りやすいので相手が展開してからでも十分巻き返しが可能である。

さらに、汎用型に比べデーモン・コマンドを大量に投入することが可能なため、ほとんどの場合で相手[[クリーチャー]][[破壊]]=[[デーモン・コマンド]]を出せる、という状況になりやすく、[[《ハッスル・キャッスル》]]との相性は抜群である。&br;また、[[《聖黒獣アシュライガー》]]の[[コスト軽減]]により高[[コスト]]デーモン・コマンドを多く積み込めるため、[[コスト踏み倒し]]をした時の[[アドバンテージ]]を多くとることができる。&br;搭載される[[デーモン・コマンド]]は汎用型と大きく差はないが、できるだけ[[cip]]能力で除去能力を持ったものにした方がよりガウルの爆発力を生かせるか。

汎用型に比べるとアシュライガーを引けないor除去された場合に大型のデーモン・コマンドが手札にだぶつきやすく、下手をすると何の抵抗もできないまま敗北してしまうという可能性もある。&br;しかし、最速4ターン目に[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]やその他の強力デーモン・コマンドがバトルゾーンに登場という冗談の様な展開を狙いやすく、一概に従来の汎用型に劣っているとも言い難い。うまくアシュライガーとガウルをバトルゾーンに維持することができれば圧倒的な除去能力と展開力で相手を圧殺することができるだろう。

もちろん汎用型に[[《聖黒獣アシュライガー》]]を少量積んだタイプなども存在し、上記の型分けの明確な区別はこれといってない。爆発力重視か対応力重視か程度の違いである。

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*ハンター搭載型 [#hunt3]
[[ハンター]]登場時に特殊な[[除去]][[能力]]を発揮する[[《破壊王エメラルド・バベル》]]を組み合わせたもの。上記のタイプとはまた異なった高い爆発力を秘める。

|破壊王エメラルド・バベル VR 闇文明 (7)|
|クリーチャー:デーモン・コマンド/ハンター 6000+|
|このクリーチャーまたは自分の他のハンターをバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、相手の墓地から進化ではないクリーチャーを1体選ぶ。相手はそれをバトルゾーンに出す。|
|ハンティング(バトル中、このクリーチャーのパワーは、バトルゾーンにある自分のハンター1体につき+1000される)|
|W・ブレイカー|

このタイプの最大の特徴は相手の[[クリーチャー]]を[[破壊]]し続けることが可能であること。
[[《破壊王エメラルド・バベル》]]は相手の[[クリーチャー]]を[[破壊]]後、[[墓地]]から[[クリーチャー]]を再び[[バトルゾーン]]に出すことができるため、その[[クリーチャー]]を改めて[[破壊]]することで何度も連鎖的に[[《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》]]の[[能力]]を使用することができる。
[[《破壊王エメラルド・バベル》]]の[[能力]]を生かすために、[[デッキ]]に採用する[[デーモン・コマンド]]は[[ハンター]]を併せ持つものを中心に採用される。
***候補カード [#d78c4e11]
|[[《破壊王エメラルド・バベル》]]|コンセプト|
|[[《狼虎サンダー・ブレード》]]|確定除去持ち|
|[[《挟撃の衛士クラッシャー・グローブ》]]|-3000持ち|
|[[《ゲロ NICE・ハンゾウ》]]|[[《挟撃の衛士クラッシャー・グローブ》]]の[[上位種]]|
|[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]|ハンター付きサイキックを呼び出す|
|[[《サンダー・ティーガー》]]|除去持ちハンターサイキック|
|[[《ブーストグレンオー》]]|~|

[[《破壊王エメラルド・バベル》]]と[[《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》]]、2体の高コストクリーチャーをバトルゾーンに並べなければ真価を発揮できないため、上記の2タイプに比べさらに安定性は落ちる。
ややファン色の強い構築であるものの、一度コンボが決まればノンストップでデッキアウトギリギリまで[[デーモン・コマンド]]を呼びだせる可能性は魅力的。

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本項では[[白黒緑]]についてしか書かれていないが、最初に記述した通り必須パーツは全て[[闇]][[文明]]である。ガウルの能力が手札補充になる([[水]][[文明]]に頼らなくて済む)ことや、[[マナカーブ]]や防御面において5マナ2000サイクルが優秀であること、[[《ハッスル・キャッスル》]]との相性が良いことや[[《聖黒獣アシュライガー》]]の存在が大きいこと、等々、[[白黒緑]]はあくまでデッキ全体の[[シナジー]]、噛み合わせが良いというだけであるのを勘違いしてはいけない。

[[水]][[文明]]を採用した場合は[[《シンカイドーベル》]]や[[《電脳封魔マクスヴァル》]]などによる[[コスト軽減]]が使え、[[緑青黒]]には[[《甲魔戦攻ギリメギス》]]も居る。
[[火]][[文明]]を採用した場合は[[《炎獄の剛魔ビルギアス》]]の[[O・ドライブ]]が使え、[[火]]/[[自然]][[文明]]には[[《焦土と開拓の天変》]]でランデスとブーストを綺麗に決めて[[《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》]]へ繋げたることができたりと、構築の幅は広い。[[【ドルゲーザ】]]デッキのように、キーカード以外はプレイヤーの夢を詰め込んでいける自由度の高いデッキであることをここに記しておきたい。

**参考 [#bf97ee92]
-[[デッキ集(一覧)]]
-[[デッキ集/クリーチャーコントロール]]
-[[デッキ集/種族デッキ]]
-[[デーモン・コマンド]]
-[[【連ドラ】]]