#author("2019-06-13T05:29:34+09:00","","")
#author("2019-07-02T00:04:35+09:00","","")
*【&ruby(あおくろみどり){青黒緑};シャコガイル】 [#e4b77d5d]

[[双極篇環境]]最初期に確立した、[[【青黒緑コントロール】]]を[[《水上第九院 シャコガイル》]]に寄せた[[ビッグマナ]]。
[[【青緑コントロール】]]のカウンター戦術をベースとしながらも[[《ロスト・ソウル》]]や[[《テック団の波壊Go!》]]、[[《キラードン》]]などのように[[闇]]の[[除去]]や[[ハンデス]]を活かした内容となっている。

|水上第九院 シャコガイル SR 水文明 (9)|
|クリーチャー:ムートピア 13000|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の墓地にあるカードをすべて山札に加え、シャッフルする。|
|相手のターンのはじめに、カードを5枚引き、その後、自分の手札を3枚捨てる。|
|自分の山札の最後の1枚を引く時、ゲームに負けるかわりに勝つ。|
#hr
|ロスト・ソウル UC(R) 闇文明 (7)|
|呪文|
|相手は自身の手札をすべて捨てる。|

**主要カード [#hfe26eb6]
|[[《水上第九院 シャコガイル》]]|核|
|[[《テック団の波壊Go!》]]|除去の要|
|[[《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》]]|[[マナ武装]]を満たせば[[パワー]]も[[コスト]]も関係なく根こそぎ手札へ強制送還|
|[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]|定番[[マッドネス]]|
|[[《ロスト・ソウル》]]|[[ハンデス]]の要|
|[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]|水の[[呪文]][[コスト踏み倒し]]の手段|
|[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]|1体の攻撃を原則確実に凌げるカウンター札|
|[[《超次元ガロウズ・ホール》]]※|手打ちしてよし、《ダイス》でカウンター化してよしという汎用札|
|[[《電脳鎧冑アナリス》]]|初動[[マナブースト]]。終盤に《シャコガイル》の[[エクストラウィン]]をささやかながら補助できる|
|[[《フェアリー・シャワー》]]|[[手打ち]]して2→4と動いてよし、[[S・トリガー]]で[[ニンジャ・ストライク]]の達成条件を満たしてもよしと、器用な札|
|[[《怒流牙 佐助の超人》]]|4コストのシノビ。マナカーブ的にも《バイケン》とのコンボによる防御も優秀|
|[[《龍装艦 ゴクガ・ロイザー》]]|呪文の効果を倍増する|
|[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]|呪文戦略における定番札|

**候補カード [#q0fadb15]
|[[《フェアリー・ライフ》]]|S・トリガーでカウンター性を発揮できる初動マナブースト。埋めても[[水]][[マナ]]にならないのが[[デメリット]]か|
|[[《獅子王の遺跡》]]|多色戦術と相性の良い高速マナブースト|
|[[《デモンズ・ライト》]]|[[除去]]と[[ドロー]]を一度に行える札。最終盤なら半端なパワー系は1発で吹っ飛ぶ威力に|
|[[《サイバー・チューン》]]|[[手札交換]]、[[マッドネス]]起動に。[[S・トリガー]]も付いている|
|[[《超次元ミカド・ホール》]]|[[闇]]限定だが呼び出し範囲が広い[[超次元]][[呪文]]。[[溶かせる>パワー低下]]範囲は狭いが、[[ウィニー]]を溶かすには十分|
|[[《キラードン》]]|大規模除去。残ったクリーチャーはシノビなどで対処すれば良い|
|[[《ストリーミング・シェイパー》]]※|[[水]]系のデッキ御用達の手札補充|
|[[《英知と追撃の宝剣》]]※|2体除去と2ランデスを行える強力な札|
|[[《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》]]|デッキに超次元呪文が《ガロウズ》唯1枚というケースもざらなので、これでサーチする戦術もある|
|[[《パクリオ》]]|擬似[[ハンデス]]。[[攻撃]]しないため[[シールド]]が増えても問題ない|
|[[《埋没のカルマ オリーブオイル》]]|山札回復|
|[[《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》]]|~|
|[[《斬隠オロチ》]]※|[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]対策|
|[[《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》]]|呪文面でマナブーストと[[マナ回収]]を行い、クリーチャー面の[[ロック]]性能で[[今引き]]からの[[ダイレクトアタック]]を阻止|
|[[《悪魔の契約》]]|エクストラウィンの補助|
|[[《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]|呪文面で[[《シャコガイル》>《水上第九院 シャコガイル》]]複数体出しを狙おう|

**超次元ゾーン [#facc1f6d]
|[[《勝利のガイアール・カイザー》]]|単なる5000除去であってもデッキ確立時の環境ではそこそこ美味しい|
|[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]|[[ミラーマッチ]]を始めとした低速系統に刺さる疑似ランデス|
|[[《時空の脅威スヴァ》]]|[[コスト]]指定除去に強い5000ブロッカー|
|[[《ヴォルグ・サンダー》]]※|定番[[山札破壊]]|
|[[《ヴォルグ・サンダー》]]☒|定番[[山札破壊]]|
|[[《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》]]|置き[[ドローソース]]|
|[[《激天下!シャチホコ・カイザー》]]|《アナリス》を繰り返し[[リアニメイト]]することで闇の超次元呪文から出せる疑似《パンツァー》に|

**このデッキの回し方 [#jd060791]

序盤は[[《電脳鎧冑アナリス》]]からの[[《怒流牙 佐助の超人》]]でマナを伸ばし、中盤は相手の攻撃を[[シノビ]]で受けつつ[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]を立てる。

十分マナが溜まったら[[《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》]]や[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]などの重量級カウンター札で凌ぎ、[[《水上第九院 シャコガイル》]]を召喚した後もコントロールを続けてエクストラウィンに向かう。

**長所 [#b123d0f0]

[[シノビ]]や[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]を軸とした受けのおかげで[[ビートダウン]]に強く、除去やハンデスのおかげでコントロールにも耐性がある。

一見すると[[【速攻】]]には[[《ロスト・ソウル》]]が腐るが、運良く捲れた[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]から[[《テック団の波壊Go!》]]を踏み倒せば返しのターンに[[《ロスト・ソウル》]]を唱えて盤面も手札も一掃できる。

[[【青緑コントロール】]]系統と比べると、相手の[[手札]]や[[バトルゾーン]]にあるリソースを[[墓地]]という比較的再利用が困難な[[ゾーン]]に置かせるため、除去を連打したこちら側がジリ貧になるケースに陥りにくい。

**短所 [#zb4883a6]

このデッキの成立背景としては[[《“龍装”チュリス》]]を獲得した[[《ガンバトラーG7》]]登場後の[[【赤青ドギラゴン剣】]]や[[【ジョーカーズ】]]など、3ターンキルが頻繁に起こるデッキが登場している。そのため、[[ループ]]系統にはとにかくそうした速攻を前提とした受け札が腐る。

また、呪文メタも厳しい。[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]の導入化が進む中、[[【ロージアミラダンテ】]]の対策は切らざるを得ないほどである。

[[呪文]][[カード]]の比率が高い上に、後で[[マナ回収]]で手札に補充できるように積極的に[[呪文]]を[[マナゾーン]]に置くデッキなので、[[《害悪のカルマ スタバック》]]も刺さりに刺さる。ただ、《害悪のカルマ スタバック》は稀に見かける程度のメタカードなので、それほど警戒する必要はないか。

[[バウンス]]を主軸とした構築の場合、[[《巨人の覚醒者セツダン》]]であっさり除去が腐ってしまうのも弱点。

**環境において [#b43acce9]

「[[DMGP-6th>公認グランプリ]]」(3人1チーム戦)ではベスト8進出者8組24人中3人が使用。最高成績はベスト4。

しかしハンデスが[[【ジョット・ガン・ジョラゴン】]]系統に裏目になるため次第に数を減らし、後に[[【シャコガイル】]]としては山札削り特化である[[【ゴクガサイクル】]]が登場すると主流をそちらに譲った。

後に2019年3月1日の[[殿堂レギュレーション]]改訂の影響で環境がやや低速になると、このデッキの[[チャンピオンシップ]]上位入賞も再びよく報告されるようになった。[[【クラッシュ“覇道”】]]に有利が付くのが大きい。

**参考 [#v067a9d8]
-[[デッキ集(一覧)]]
-[[デッキ集/即死コンボ]]
-[[青黒緑]]
-[[【青黒緑コントロール】]]
-[[【シャコガイル】]]
-[[ビッグマナ]]