#author("2019-12-04T20:12:38+09:00","","")
#author("2019-12-21T08:06:14+09:00","","")
*《&ruby(ふうめつ){封滅};の&ruby(だいち){大地};オーラヴァイン》 [#u6352297]

|封滅の大地オーラヴァイン SR 自然文明 (6)|
|クリーチャー:ガイア・コマンド 6000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある、相手のコスト3以下の進化ではないクリーチャーを2体まで選び、持ち主のマナゾーンに置く。|
|W・ブレイカー|

[[DM-32>DM-32 「神化編(エボリューション・サーガ) 第1弾」]]で登場した[[ガイア・コマンド]]。

[[コスト]]6で[[パワー]]6000の[[W・ブレイカー]]という標準的な戦闘力に加え、[[cip]]でコスト3以下の[[進化]]ではない相手の[[クリーチャー]]を2体まで[[マナ送り]]にできる。

6コストの[[cip]][[除去]]持ち[[クリーチャー]]と聞くと奮発した[[スペック]]。[[ビートダウン]]に挿して[[《光陣の使徒ムルムル》]]や[[《王機聖者ミル・アーマ》]]などの相手の小型[[ブロッカー]]を[[除去]]していければなかなか強力。

だが、肝心の除去[[能力]]はやや物足りない。
まず、3コスト以下という範囲がかなり狭いため、[[刺さる]]相手が限られる。6マナ域ともなると[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]や[[《爆竜 GENJI・XX》]]のような大きめの[[クリーチャー]]が出始めるが、それらには対処できない。

[[【速攻】]]の対策にはなりそうだが、6マナでは大方自分が殴り倒される寸前であり、間にあうかは微妙なところ。
[[進化]]を選べないため、[[《エンペラー・ベーシックーン》]][[《死神術士デスマーチ》]][[《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》]]といった、[[青単]]や[[【墓地進化速攻】]]の主力クリーチャーがことごとく対象に取れないのも痛い。

一方で[[《封魔ゴーゴンシャック》]][[《墓守の鐘ベルリン》]][[《虚構の影バトウ・ショルダー》]][[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]といった強力な軽量[[システムクリーチャー]]もいるため、そういった[[クリーチャー]]をまとめて[[マナ送り]]にできれば強力ではある。

ただし、そのような使い方ならば5マナ前後の[[呪文]]で間に合うことが多い。[[緑単]]ならば[[マナ武装]]で2体[[マナ送り]]にする[[《古龍遺跡エウル=ブッカ》]]のような[[カード]]の方が確実である。他の[[文明]]が入るならば[[《超次元ボルシャック・ホール》]][[《超次元ミカド・ホール》]]で[[《勝利のガイアール・カイザー》]]や[[《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》]]を出す方が[[汎用性]]が高い。

普通の[[デッキ]]が相手ならば[[《青銅の鎧》]]などの[[cip]]クリーチャーや[[ブロッカー]]が扱われることが多く、そういったクリーチャーを除去した場合は逆に相手の[[マナブースト]]を助けてしまうこともある。

一応、何体選ぶかは[[任意]]なので、[[マナ]]に埋めたくないのならそれも可能だが、それでは何もしないただの6コスト6000クリーチャーであり、本末転倒。

総合的に見ると中途半端な性能であり、[[デッキ]]の[[スロット]]を勝ち取れるかは難しいところ。範囲が「合計6コスト以下までになるように選んで」か、もしくは自分のクリーチャーも選べたならば一気に化けるため、その点では惜しい[[カード]]ではある。

-[[《時空の探検家ジョン》]]や[[《時空の喧嘩屋キル》]]などのコストが低い[[サイキック・クリーチャー]]を[[除去]]するのに最適である。相手が5マナの呪文でサイキック・クリーチャーを2体呼び出せば、返しのターンでこのクリーチャーを召喚し、([[《時空の英雄アンタッチャブル》]]がいなければ)相手の3マナ以下のサイキック・クリーチャーを一掃できる。

-ちなみに[[自然]]で初めての複数の対象を選んで[[マナ送り]]にできるカードである。また、不特定多数のクリーチャーをマナ送りにするカードは[[《大宇宙シンラ》]]と[[《大神秘ハンニャ》]]が存在する。同コストのクリーチャーなら[[《機神勇者スーパー・ダッシュ・バスター》]]も存在。3体とも[[進化クリーチャー]]である点がネックと言えばネックだが、スーパー・ダッシュ・バスターは[[進化元]]も緩い上[[除去]]範囲の広さもあり、[[ステロイド]][[デッキ]]ならオーラヴァインより使いやすい。打点を気にしないのであれば、1コスト上の[[S・トリガー獣]][[《クラッシャー・ベア子姫》]]もライバルとなるであろう。

-ヴァイン(Vine)には蔓(つる)や縛るという意味。[[《ナチュラル・トラップ》]]が連想される。

-[[DM-32>DM-32 「神化編(エボリューション・サーガ) 第1弾」]]の[[スーパーレア]]には後に[[プレミアム殿堂]]となる[[《エンペラー・キリコ》]]や、派手な[[能力]]を持つ[[究極進化]]の[[サイクル]]がおり、この[[クリーチャー]]は[[地雷]]扱いされやすかった。&br;一応、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」を彷彿とさせるノリのいい[[フレーバーテキスト]]のおかげで、一部の[[ネタカード]]の愛好家には人気があったと言える。

-登場からイマイチな評価をされていたが、[[DMX-19>DMX-19 「スーパーレア100%パック」]]でまさかの[[再録]]を果たした。[[《光輪の精霊シャウナ》]]や[[《暗黒の騎士ザガーン》]]のような黎明期の[[カード]]ならともかく、このような[[スペック]]の[[カード]]を引き当ててしまったならば、[[フレーバーテキスト]]通りに震え上がる恐れがある。


-[[超天篇]]になって[[GR召喚]]が実装されたが、[[超天篇環境]]においては[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]方式の[[コスト踏み倒しメタ]][[能力]]と[[パワー]]ラインの関係から[[コスト]]3の[[GRクリーチャー]]を重用する風潮が漂っている。そのため、このカードも環境的には若干救済されたと言える。
-[[超天篇]]になって[[GR召喚]]が登場したが、[[超天篇環境]]においては[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]方式の[[コスト踏み倒しメタ]][[能力]]と[[パワー]]ラインの関係から[[コスト]]3の[[GRクリーチャー]]を重用する風潮が漂っている。そのため、このカードも環境的には若干救済されたと言える。

-海外版である[[Kaijudo]]においては、''唯一の''Primal Champion(ガイア・コマンド)である。因みに、Kaijudoではこの種族や、Champion([[コマンド]])を参照するカードが存在しない。

**[[フレーバーテキスト]] [#qf996850]
-[[DM-32>DM-32 「神化編(エボリューション・サーガ) 第1弾」]]&br;'''その力、その姿に誰もがあこがれるぅぅぅ!!――[[千舌実況ミラクル・ショー>超舌実況ミラクル・ショー]]'''
-[[DMX-19>DMX-19 「スーパーレア100%パック」]]&br;'''その名を聞けば、誰もが震え上がる。'''

**収録セット [#jb7f0436]
-illus.[[MURAYAMA RYOTA]]
--[[DM-32 「神化編(エボリューション・サーガ) 第1弾」]]
--[[DMX-19 「スーパーレア100%パック」]]

**参考 [#e19562f8]
-[[ガイア・コマンド]]
-[[cip]]
-[[バトルゾーン]]
-[[コスト]]
-[[非進化]]
-[[クリーチャー]]
-[[マナ送り]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[ネタカード]]