#author("2019-11-22T10:07:46+09:00","","")
#author("2019-12-26T21:44:00+09:00","","")
*《&ruby(ひゃっぱつにんぎょう){百発人形};マグナム》 [#o75ab48a]

|百発人形マグナム R 闇文明 (4)|
|クリーチャー:デスパペット 4000|
|いずれかのプレイヤーが、マナゾーンのカードをタップせずに、クリーチャーまたはクロスギアをバトルゾーンに出した時または呪文を唱えた時、そのプレイヤーは自身のクリーチャーを1体選んで破壊する。|

[[DM-20>DM-20 「不死鳥編 第2弾 魔闘竜×機兵団(ジ・アルティメット・ノヴァ)」]]で登場した[[デスパペット]]。

[[コスト踏み倒し]]をした[[プレイヤー]]の[[クリーチャー]]を[[破壊]]するという、一風変わった[[能力]]の[[システムクリーチャー]]。

[[サイキック・クリーチャー]]をはじめとした数多くの[[コスト踏み倒し]]への[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]。
[[S・トリガー]]、[[G・ゼロ]]、[[《紅神龍バルガゲイザー》]]などの[[能力]]にも反応するため、活躍の機会は多い。

[[【連ドラ】]]や[[【ミラクルとミステリーの扉】]]、[[【ヘブンズ・ゲート】]]など、[[コスト踏み倒し]]に依存した[[デッキ]]には強烈に突き刺さるが、[[【ラムダビート】]]や[[【Nエクス】]]などほとんど[[コスト踏み倒し]]を行わない[[デッキ]]も多い。
[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]として使う場合は使用者の[[環境]]を読む力が試される。

[[呪文]]の[[コスト踏み倒し]]にも反応するため、[[S・トリガー]][[呪文]]はもちろん、[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]や[[《ポジトロン・サイン》]]などに対しても有効。

**環境において [#z402dfe1]
[[不死鳥編環境]]において初の[[コスト踏み倒しメタ]]として登場するが、当時の評価は高くなかった。というのも、自分にもメタ効果がかかる上に、反応した際の除去が選ばせ除去であり、せっかく反応しても脇の[[《ダンディ・ナスオ》]]あたりを生贄にされれば十分な効果をもたらすことができなかった。

[[戦国編環境]]では実質当時のコスト踏み倒しメタをすべて無効にする[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]をエースとする[[【ギャラクシーコントロール】]]が活躍しており、[[神化編環境]]から[[エピソード1環境]]にあった[[【エンペラー・キリコ】]]系統も[[cip]]による[[ソリティア]]でこのカードを突破したため、やはりどうにでもなるメタカード止まりであった。

[[DM-36>DM-36 「覚醒編(サイキック・ショック) 第1弾」]]以降、[[サイキック・クリーチャー]]の[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]として価値が急上昇したが、相性の悪い[[カード]]も多く、エピソード1までの評価は比較的低かった。[[《不死身のブーストグレンオー》]]で無効化されたり、[[《時空の不滅ギャラクシー》]]に[[効果]]を逆に利用されてしまうこともしばしば。また、[[除去]][[効果]]を持つ[[《超次元ガード・ホール》]][[《超次元ムシャ・ホール》]]などには無力となる。
[[DM-36>DM-36 「覚醒編(サイキック・ショック) 第1弾」]]以降、[[サイキック・クリーチャー]]の[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]として価値が急上昇したが、相性の悪い[[カード]]も多く、エピソード1までの評価は比較的低かった。[[《不死身のブーストグレンオー》]]で無効化されたり、[[《時空の不滅ギャラクシー》]]に[[効果]]を逆に利用されてしまうこともしばしば。また、[[除去]][[能力]]を持つ[[《超次元ガード・ホール》]][[《超次元ムシャ・ホール》]]などには無力となる。
[[《超次元シャイニー・ホール》]]からの[[《時空の不滅ギャラクシー》]]も危険。この[[クリーチャー]]を[[タップ]]され、そのまま[[覚醒]]して[[召喚酔い]]の消えた[[《撃滅の覚醒者キング・オブ・ギャラクシー》]]に殴り潰されてしまう。
また超次元呪文とセットで使われる[[《天雷の導士アヴァラルド公》]]をこのクリーチャーの除去に対する身代わりとして使われるのもきつかった。

ところが[[エピソード2環境]]で[[【ミラクルとミステリーの扉】]]が台頭すると立場は一変。あちらが軽量除去カードをほとんど積めないこともあって、環境に劇的に刺さるカードと化した。

[[DMR-07>DMR-07 「エピソード2 ゴールデン・ドラゴン」]]では[[《早撃人形マグナム》]]が登場し、[[エピソード3環境]]において[[【ガネージャビート】]]で活躍した。エピソード2終盤には[[《ウソと盗みのエンターテイナー》]]が新たなコスト踏み倒しメタとして登場。こちらと異なり踏み倒しで出たクリーチャーを確実に仕留められるため、以降はそちらが踏み倒しメタの主流となった。それぞれ微妙に[[効果]]が異なるのでうまく使い分けることもできる。

[[DMRP-09>DMRP-09 「超天篇 第1弾 新世界ガチ誕! 超GRとオレガ・オーラ!!」]]から登場した[[GRクリーチャー]]へのメタカードとして注目される。[[超天篇環境]]下でよく使われるコスト踏み倒しメタ能力をほとんど無視できる[[GR召喚]]がマナゾーンをタップしない召喚のため、このクリーチャーの能力の網にかかる。環境的に少しコストが重いものの、それらを主軸とするデッキに対して非常に有効なカードと言える。
その後[[マナドライブ]]で強力な[[cip]]を発動できる[[GRクリーチャー]]が登場した事で、手軽に[[GRクリーチャー]]の[[cip]]を使いまわす[[ループ]]パーツとしても使用可能となった。

**その他 [#z402dfe1]
-[[破壊]]する[[クリーチャー]]を選ぶのは[[コスト踏み倒し]]を行った[[プレイヤー]]なので、[[アンタッチャブル]]も[[破壊]]できる。また、[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]の[[能力]]を誘発させずに[[破壊]]できる。

-この[[カード]]が出た頃には存在していなかった[[城]]・[[ドラグハート・ウエポン]]・[[ドラグハート・フォートレス]]・各種[[フィールド]]、[[オレガ・オーラ]]の[[コスト踏み倒し]]には反応しない。

-[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]の[[能力]]により、[[代替コスト]]で[[召喚]]・[[キャスト>唱える]]をした場合、[[マナ]]が生み出されたことにならないので[[コスト踏み倒し]]となる。&br;しかし「[[マナゾーン]]の[[カード]]を[[タップ]]して[[クリーチャー]]が出た・[[呪文]]を唱えた」ことには変わらないので、《マグナム》は誘発しない。
--[[《ベイB ジャック》]]の[[能力]]により、[[バトルゾーン]]の[[クリーチャー]]のみから[[マナ]]を生み出して[[召喚]]・[[キャスト>唱える]]をした場合、[[マナ]]は生み出されているので[[コスト踏み倒し]]とはならない。&br;しかし「[[マナゾーン]]の[[カード]]を[[タップ]]せずに[[クリーチャー]]が出た・[[呪文]]を唱えた」ことには変わらないので、《マグナム》は誘発する。

-[[システムクリーチャー]]にしては[[パワー]]が[[バニラ]]並みに高いのが強み。[[闇]]の4[[コスト]]は[[パワー]]3000が普通なので、[[デメリット]]と見られているのだろう。確かに、同じ[[文明]]の強力な[[S・トリガー]]である[[《インフェルノ・サイン》]]や[[《デーモン・ハンド》]]が使いにくくなるのは少々痛い。
--理由はこの[[クリーチャー]]自身を[[コスト踏み倒し]]しても[[破壊]]は強要されてしまうからである。

-その特殊な[[能力]]から、様々な[[コンボ]]が開発されている。[[《盗掘人形モールス》]][[《封魔妖スーパー・クズトレイン》]]と組み合わせて無限に[[ドロー]]したり、[[《神羅ヘルゲート・ムーン》]][[《黒神龍ザルバ》]]と組み合わせて[[ライブラリアウト]]させたりする(>[[【ヘルゲート・ムーンライブラリアウト】]])ことができる。

-自分が[[コスト踏み倒し]]を使う場合、自分への被害をいかに回避するかが課題となる。[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]場に自分の[[《不死身のブーストグレンオー》]][[《光器パーフェクト・マドンナ》]][[《神羅スカル・ムーン》]]がいると、自分だけ[[デメリット]]を帳消しにできる。また[[《時空の不滅ギャラクシー》]]を即座に[[覚醒]]させて積極的に殴りに行く戦術も考えられる。

-[[《斬隠オロチ》]]や[[《父なる大地》]]などで相手の[[クリーチャー]]を[[強制]]的に[[コスト踏み倒し]]させて、マグナムで[[破壊]]することもできる。また、それらの[[効果]]でマグナム自身が引っ張り出された場合でもマグナムの[[効果]]は誘発する。

-[[サイキック・クリーチャー]]への[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]は様々有り、[[《猛虎ライガー・ブレード》]]、[[《ミスター・アクア》]]、[[《超絶の名 シャーロック》]]、[[《希望の親衛隊ファンク》]]、[[《暴走龍 5000GT》]]に加え(これも[[サイキック・クリーチャー]]だが)[[《流星のフォーエバー・カイザー》]]などが有名。必要に応じて使い分けよう。

-[[《ケンゲキオージャ 〜究極火焔〜》]]を[[コスト踏み倒し]]で出されると、そのまま[[ゲーム]]に敗北してしまう。

-[[DMEX-01>DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]]の[[フレーバーテキスト]]にて自身を「元祖」と強調して呼んでいるのは、[[《早撃人形マグナム》]]を筆頭に自身を元とした派生[[カード]]が登場してきた事に対する風刺。また、台詞の後半は「引き金は二度引かねぇ、一発がすべてだ!」の決め台詞でおなじみ[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]への皮肉を含んだパロディ。どちらも製作陣の遊び心を感じさせる。

-マグナム(Magnum)とは強装弾(通常より多く炸薬を入れた銃弾)の一種。

-漫画「FE」では[[ザキラ]]が[[エスメラルダ]]戦で使用。[[《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》]]が[[エスメラルダ]]の[[シールド]]14枚を全て[[ブレイク]]した後に止めの一撃を与える。実はこの時[[エスメラルダ]]の[[シールド]]からは[[S・トリガー]]の[[《ホーリー・スパーク》]]が出ていたのだが、使うとマグナムの[[効果]]で[[《究極銀河ユニバース》]]を[[破壊]]しなければならないという状況であったため、結果的に[[エスメラルダ]]は[[サレンダー]]するのであった。

**関連カード [#w3d88921]
-[[《早撃人形マグナム》]]
-[[《単騎連射 マグナム》]]
-[[《マグナム・ルピア/クリムゾン・チャージャー》]]

-[[《ウソと盗みのエンターテイナー》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#md099fb9]
-[[DM-20>DM-20 「不死鳥編 第2弾 魔闘竜×機兵団(ジ・アルティメット・ノヴァ)」]]、[[DMC-64>DMC-64 「コロコロ・レジェンド・7 ムービー・ダイナマイト」]]&br;'''「楽しみたければ、[[代償>マナコスト]]は支払わないとな。」――百発人形マグナム'''
-[[DMX-09>DMX-09 「デッキビルダー鬼DX ガンバ!勝太編」]]&br;'''[[代償無く得ようと>コスト踏み倒し]]した不届き者には、オレの銃で[[代償>破壊]]を払わせてやるぜ。――百発人形マグナム'''
-[[DMEX-01>DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]]&br;'''オレ様の名は、元祖マグナム。引き金は、百回引くぜ! ― 百発人形マグナム'''

**収録セット [#z7fc24c1]
-illus.[[Sumihito]]
--[[DM-20 「不死鳥編 第2弾 魔闘竜×機兵団(ジ・アルティメット・ノヴァ)」]]
--[[DMC-64 「コロコロ・レジェンド・7 ムービー・ダイナマイト」]]
--[[DMX-09 「デッキビルダー鬼DX ガンバ!勝太編」]]
-illus.[[Taro Yamazaki]]
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]]

**参考 [#u84cbf0a]
-[[デスパペット]]
-[[プレイヤー]]
-[[クリーチャー]]
-[[クロスギア]]
-[[呪文]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[除去]]
-[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]