#author("2020-01-06T04:45:32+09:00","","")
#author("2020-01-06T10:01:42+09:00","","")
*《&ruby(ばくりゅうにんぽう){爆流忍法}; &ruby(ふしちょう){不死鳥};の&ruby(じゅつ){術};》 [#v5bc9010]

|爆流忍法 不死鳥の術 R 火文明 (5)|
|呪文|
|バトルゾーンにある自分のカードを2枚選び、墓地に置く。その後、その中から火の進化ではないクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出す。|

[[DMR-23>DMR-23 「革命ファイナル 最終章 ドギラゴールデンvsドルマゲドンX」]]で登場した[[火]]の[[呪文]]。

[[バトルゾーン]]にある自分の[[カード]]2枚を[[墓地]]に置き、そのうち[[火]]の[[進化]]ではない[[クリーチャー]]1枚を[[バトルゾーン]]に出し直すことができる。[[バトルゾーン]]に出せるのはこの時に[[墓地]]に置かれた[[クリーチャー]]のみで、元々[[墓地]]にあった[[クリーチャー]]は選べない。

単純に[[クリーチャー]]を[[墓地]]に落として出し直すという[[《フォース・アゲイン》]]のような事もできるが、[[墓地]]には必ず2枚落とさなければならないため[[ディスアドバンテージ]]を被ることにもなる。

この[[カード]]を利用するなら、[[封印]]と合わせる戦術か[[退化]]戦術のいずれかに組み込むと良いだろう。
この[[カード]]を利用するなら、味方の[[カード]]を[[墓地]]に置くことがメリットに転ずるようなカードと組み合わせたい。

-その2つ以外では[[pig]]狙いで[[【アッシュランデス】]]などに入れるのも良いだろう。[[pig]]をトリガーさせつつクリーチャーを再利用する戦術が取れる。

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**他カード、デッキとの組み合わせ [#qc38c3c0]

まず[[禁断]][[カード]]と合わせる戦術。[[封印]]をつけて[[バトルゾーン]]に出る[[禁断]]の[[封印]]を2枚外しつつ、外した中から[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に呼び出すというのが共通のテクニック。出す[[クリーチャー]]が同色の[[コマンド]]なら計3枚の[[封印]]を外せる。
[[クリーチャー]]を選べば[[破壊]]になるため、[[pig]]との組み合わせが考えられる。
-[[《希望の絆 鬼修羅》]]なら[[破壊]]して即座にリアニメイトすることで2度[[ガチンコ・ジャッジ]]に持ち込める。連勝できれば手札に踏み倒し対象がなくても山札から実質踏み倒すことが可能。
-[[《猿神兵アッシュ》]]のように[[pig]]を[[付与]]・擬似[[付与]]してくれる[[カード]]なら、2体[[破壊]]という重いリスクでもリターンが得られる率はぐんと上がる。

***封印との組み合わせ [#q6d403eb]
[[封印]]をつけて[[バトルゾーン]]に出る[[禁断]]の[[封印]]を2枚外しつつ、外した中から[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に呼び出すというのが共通のテクニック。[[封印]]が2枚以上あれば基本的に[[ディスアドバンテージ]]は発生しないのが最大の利点。出す[[クリーチャー]]が同色の[[コマンド]]なら計3枚の[[封印]]を外せる。

-[[《禁断〜封印されしX〜》]]と合わせた場合、[[バトルゾーン]]に出す手間なく[[封印]]が用意されるため、この[[呪文]]自体を[[《ミラクルとミステリーの扉》]]に近い感覚で使用することができる。
--''《封印されしX》自体も選ぶことができ''、その場合は[[バトルゾーン]]を離れないため[[墓地]]に置く[[カード]]は実質1枚となる。[[封印]]以外と組み合わせる戦術でも、[[ディスアドバンテージ]]を軽減するために同時投入することが考えられる。
--このカードの効果で封印をすべて外しても[[《禁断〜封印されしX〜》]]の[[禁断解放]]の解決はこのカードの効果を解決した後。1つの[[呪文]][[効果]]の解決中に他の効果の解決は割り込めないためである。つまり、先に[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]による全体封印を利用して[[コスト踏み倒しメタ]]を処理してから踏み倒して確実に着地するという使い方はできない。
--過去の裁定では、封印から一部の[[pig]]が[[トリガー]]する性質から[[【ハウクスバイク】]]などに入れるのも良かった。現在ではその裁定は変更されたため不可能である。

-[[《禁断機関 VV-8》]]は[[水]]の[[クリーチャー]]だが、[[山札の上]]5枚から[[封印]][[カード]]を選べるため、この[[呪文]]で[[リアニメイト]]したい[[クリーチャー]]をある程度狙い撃ちできる。[[火]]と[[水]]を持つ[[コマンド]]を仕込んで[[リアニメイト]]すれば、即座に[[禁断機動]]に持ち込むことが可能。特に、[[《ボルメテウス・蒼炎・ドラゴン》]]は[[フィニッシャー]]として申し分ない性能をしており、うまく決まれば[[エクストラターン]]と相まって一気にゲームエンドまで持ち込めるだろう。

-このカードの効果で封印をすべて外しても[[《禁断〜封印されしX〜》]]の[[禁断解放]]の解決はこのカードの効果を解決した後。1つの[[呪文]][[効果]]の解決中に他の効果の解決は割り込めないためである。つまり、先に[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]による全体封印を利用して[[コスト踏み倒しメタ]]を処理してから踏み倒して確実に着地するという使い方はできない。

-[[《禁断の影 〜ドキンダム・ソウル〜》]]もこのカードで封印を外し火のコマンドを[[リアニメイト]]できれば相手クリーチャー1体に封印を2つ付ける強力な[[アタックトリガー]]持ちのクリーチャーとして即座に運用が可能。《VV-8》と異なり[[リアニメイト]]したいクリーチャーは仕込めないが、強力な[[コマンド]]や[[スピードアタッカー]]の多い[[火]][[文明]]だけでコンボが完結し、4→5と[[マナカーブ]]が繋がるのが利点。
//また《禁断〜封印されしX〜》との併用は山札消費が激しいがあちらの封印を不用意に外しすぎず調整が可能というメリットがある。メインの踏み倒しは《ドキンダム・ソウル》とあわせて5打点+1体封印+[[カード指定除去]]&山札回復となる[[《メガ・ドラゲナイ・ドラゴン》]]が適任か。

-[[《ドキンダム・アポカリプス》]]を出した後に使えば、自分の[[クリーチャー]]を最大3体まで復活させられる。あちらの[[コスト]]の高さを後述の[[退化]]戦術などと合わせることで補える点も好相性。

[[《Black Lotus》]]も0コストでバトルゾーンに3枚の封印を用意できる。その上、除去されなければ次のターンのはじめに《Black Lotus》のコスト3軽減が使えるので無駄になりづらい。
-[[禁断]]ではないが[[《Black Lotus》]]も[[バトルゾーン]]に3枚の[[封印]]を用意できる。0[[コスト]]なので同時に使用しやすい上、次の[[ターン]]に《Black Lotus》の[[コスト軽減]]が使えるので従来より[[除去]]を回避しやすい。

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***進化・退化との組み合わせ [#n91afbc3]

もう一つの[[退化]]戦術だが、[[バトルゾーン]]から選ぶ際には[[進化クリーチャー]]は選べるため、[[進化クリーチャー]]の一番上を取って再構築させる方法と、[[進化クリーチャー]]の下を引き抜いて[[リアニメイト]]させる方法の両方を使う事ができる。
[[《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》]]など[[cip]]で[[デメリット]]を持つ[[クリーチャー]]には退化、逆に[[cip]]でメリットを得られる[[クリーチャー]]にはリアニメイトと柔軟に使い分けが可能。
[[バトルゾーン]]から選ぶ際には[[進化クリーチャー]]は選べる。[[カード指定除去]]であるこの[[呪文]]は[[退化]]戦術に有用。
しかも、[[進化クリーチャー]]の一番上を取って再構築させる方法と、[[進化クリーチャーの下]]を引き抜いて[[リアニメイト]]させる方法の2通りの使い方ができる。
[[《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》]]など[[cip]]で[[デメリット]]を持つ[[クリーチャー]]には退化、逆に[[cip]]でメリットを得られる[[クリーチャー]]には[[リアニメイト]]と柔軟に使い分けが可能。

その具体的な戦術の1つとして[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]の[[革命0トリガー]]により望まぬ形で[[進化元]]になってしまった[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出すというものがある。
また、[[リアニメイト]]しない[[カード]]として適当な[[進化クリーチャーの下]]を選ぶことで[[ディスアドバンテージ]]を軽減するというテクニックもある。

もっとも前述のとおり[[墓地]]に置く[[カード]]は2枚[[強制]]のため、[[バトルゾーン]]に残したかった[[クリーチャー]]まで巻き込んでしまうケースも想定できる。この呪文を使うならば常に[[《禁断〜封印されしX〜》]]を用意しておく手もありだろう。この場合[[バトルゾーン]]を離れない《封印されしX》を選ぶことで墓地に置く[[カード]]を1枚にすることができる。いざとなればサイド戦術として[[禁断解放]]を狙えるのも強み。
-引き抜いて[[リアニメイト]]する形式では、他に[[墓地]]に置く[[カード]]さえあれば元の進化クリーチャーを残すことができるのも特徴。

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-この他、バトルゾーンに[[《希望の絆 鬼修羅》]]があれば墓地に送りつつ即座にリアニメイトすることで2度[[ガチンコ・ジャッジ]]に持ち込め、連勝できれば手札に踏み倒し対象がなくても山札から実質踏み倒すことが可能。
-味方の[[カード指定除去]]札としては共通のことだが、[[デッキ進化]]や[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]で望まぬ形で[[進化元]]になってしまった[[カード]]の利用も狙える。

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**環境において [#r9ad8dc7]
登場当初は[[《爆熱天守 バトライ閣》]]も[[《スクランブル・チェンジ》]]も無規制であったため5コストで不確定のコスト踏み倒しを行うという行為自体が評価されず、そもそも「真剣勝負ではなく嗜みに使われる面白い動きのカード」程度の評価であった。
//登場当初は[[《爆熱天守 バトライ閣》]]も[[《スクランブル・チェンジ》]]も無規制であったため5コストで不確定のコスト踏み倒しを行うという行為自体が評価されず、そもそも「真剣勝負ではなく嗜みに使われる面白い動きのカード」程度の評価であった。

ところが[[DMEX-06>DMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」]]期に[[【モルト NEXT】]]が復権すると、これを採用した型の[[【モルト NEXT】]]の入賞が目立って行った。この頃の[[【モルト NEXT】]]は封印外しによるカウンターが武器の1つとなっていたため、ここに来て[[封印]]を2枚外せる点が活きるようになった。既に[[《スクランブル・チェンジ》]]、[[《フェアリー・ギフト》]]が殿堂入りとなっていたのも大きい。
//ところが
[[DMEX-06>DMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」]]期に[[【モルト NEXT】]]が復権すると、これを採用した型の[[【モルト NEXT】]]の入賞が目立って行った。この頃の[[【モルト NEXT】]]は封印外しによるカウンターが武器の1つとなっていたため、ここに来て[[封印]]を2枚外せる点が活きるようになった。既に[[《スクランブル・チェンジ》]]、[[《フェアリー・ギフト》]]が殿堂入りとなっていたのも大きい。

**その他 [#ld25d57a]

-[[フレーバーテキスト]]では《爆忍者 ジラッチャ》(未[[カード]]化)が[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]の全体[[封印]]に対してこの[[呪文]]を使おうとしたが、[[封印]]を[[墓地]]に置けない[[能力]]により無効化されてしまったようだ。&br;実際の[[ゲーム]]では上記の通り[[禁断]]に対する勢力とは思えないほど[[禁断]]と相性が良いが、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]だけは味方の場合でも相性が悪く、[[禁断]][[カード]]中唯一この[[呪文]]で[[封印]]を外す事ができない。

-[[《フォース・アゲイン》]]とは、効果とイラストが似ている。忍者がモチーフなのも、シノビ関連の[[フレーバーテキスト]]を持っていたあちらのオマージュだろう。

**関連カード [#m861e612]
-[[《フォース・アゲイン》]]
-[[《チューン・アゲイン》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#a92798b6]
-[[DMR-23>DMR-23 「革命ファイナル 最終章 ドギラゴールデンvsドルマゲドンX」]]&br;'''[[封印]]の力を利用する爆流忍法、不死鳥の術を開発したが…まさか、[[ドルマゲドンX>《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]には通じないとは! ---爆忍者 ジラッチャ'''

**収録セット [#x29522fb]
-illus.[[boyaking]]
--[[DMR-23 「革命ファイナル 最終章 ドギラゴールデンvsドルマゲドンX」]]

**参考 [#na229ee2]
-[[呪文]]
-[[カード指定除去]]
-[[非進化]]
-[[リアニメイト]]