#author("2019-09-18T19:08:22+09:00","","")
#author("2019-09-18T19:08:40+09:00","","")
*《&ruby(ちょうおんそく){超音速}; ターボ&ruby(スリー){3};》 [#n4e9924b]

|超音速 ターボ3 SR 火文明 (5)|
|進化クリーチャー:ソニック・コマンド/侵略者 7000|
|進化−自分の火のクリーチャー1体の上に置く。|
|侵略−火のコマンド|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分の手札をすべて捨ててもよい。そうしたら、カードを3枚引く。|

[[DMR-17>DMR-17 「革命編 第1章 燃えろドギラゴン!!」]]で登場した[[進化]][[ソニック・コマンド]]/[[侵略者]]。
[[火]]の[[コマンド]]を対象とした[[侵略]]を持ち、[[攻撃]]後に[[手札]]をすべて捨てることで3枚引く[[能力]]を持つ。

[[スペック]]は[[《戦慄の取引 ビッグ・パルサー》]]を連想させ、[[進化クリーチャー]]になり[[パワー]]と打点、[[ドロー]]枚数が増え、[[能力]]の[[トリガー]]するタイミングが[[攻撃]]後となった。

[[手札]]を全て捨てる必要はあるものの、3枚もの[[カード]]が引けるのでむしろ得をすることが多い。[[【速攻】]]や[[中速]]はただでさえ[[手札]]が切れやすいので噛み合った性能と言えるだろう。

[[攻撃]]後に[[能力]]が発動するため、[[S・トリガー]]などによってこのカードが[[除去]]されてしまった場合は[[効果]]を発動することはできない。しかし、このカードを投入するような[[【速攻】]]気味の[[ビートダウン]]の場合、[[S・トリガー]]による除去は後続の[[アタッカー]]に対して使いたいような状況となっていることが多いので、効果の発動に失敗することは比較的少ない。

[[侵略]]による[[コスト踏み倒し]]も可能なので、[[《轟速 ザ・レッド》]]や[[《勝利のガイアール・カイザー》]]などの[[スピードアタッカー]]と組み合わせて使うといいだろう。

[[【レッドゾーン】]]では連続[[侵略]]の最後の一手としても適任。特に[[《熱き侵略 レッドゾーンZ》]]からこのクリーチャーに侵略することで[[シールド焼却]]しつつ消耗した[[手札]]を取り戻し、おまけに[[《禁断〜封印されしX〜》]]の[[封印]]を一気に外せるという膨大な[[アドバンテージ]]を稼ぐことが出来る。

**ルール [#ga94345f]
かつてのルールでは《レッドゾーン》を挟みながら最後の侵略を《ターボ3》にすると[[《テック団の波壊Go!》]]で[[カード]][[バウンス]]を選択された場合、《ターボ3》と封印がついでのように吹っ飛び、真ん中の《レッドゾーン》が[[状況起因処理]]で墓地に行ってしまい、かつ望まぬ[[禁断解放]]を招いてしまう。

2017/10/06付の[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]変更において「進化元のカードの特性は完全に無視される」と定義されたため、進化元はコスト0として扱われることになった。しかし、ルールが変更されても《ターボ3》ごと吹っ飛んでしまうことには変わりがない。

2019/6/19付の事務局回答により、カードごとにコストを参照する効果を使った場合は、進化元のカードのコストをカードの効果によって参照できると変更された。やはり《ターボ3》ごと吹っ飛んでしまう。
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**環境において [#daa18b56]

初期型の【レッドゾーン】では侵略先の少なさや手札補充という魅力からほぼ確実に採用されていたが、徐々に侵略先が充実すると、[[パワー]]7000が殴り返しやブロッカーに比較的弱いという点、殴り切るには打点が足りない点、そして能力で引いた3枚と次のターンのドロー1枚だけで次の侵略元と侵略先が都合良く揃うとは限らない点が目立った。そのため、[[革命ファイナル環境]]以降では優先順位は[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]と[[《熱き侵略 レッドゾーンZ》]]よりも下がっていった。
「[[デュエル・マスターズ グランプリ-5th>公認グランプリ]]」で準優勝を飾った【赤緑レッドゾーン】ではこのカードの採用が2枚だったことからも分かるように、[[新章デュエル・マスターズ環境]]では数を抑えた形での採用がポピュラーとなった。

再構築をめぐるルールではとことん恵まれず、上記のケースのように墓地に置かれるケースが実戦上でも多い。

[[《“轟轟轟”ブランド》]]が登場すると、こちらの[[手札補充]]と《“轟轟轟”ブランド》の[[マスターG・G・G]]が噛み合わないことから、1枚も採用しないケースが増えた。

[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]などが[[殿堂入り]]した2019年3月1日の[[殿堂レギュレーション]]改訂直後に増加した[[【レッドゾーン】]]は、速度が近い上により[[汎用性]]の高い他のデッキとは[[禁断解放]]で差別化する必要があり、速度を追求すると他のデッキの劣りがちであった。このことから、[[手札補充]]によって[[封印]]外しを促進でき、[[中速]]の安定性に貢献できるこのカードの立場が回復した。デッキに3枚程度投入されるようになり、これが手札にあれば[[侵略]]して[[手札補充]]を図ることが優先された。環境には[[S・トリガー]]面のある[[ツインパクト]]や、[[《デスマッチ・ビートル》]]と[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]の組み合わせがよく見られるようになり、他の[[クリーチャー]]も[[除去]]や[[ブロッカー]]に苦労するようになったので、他の侵略先と比べて[[除去]]や[[ブロッカー]]に弱いという難点も目立たなくなった。

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**その他 [#j0344baa]
-《戦慄の取引 ビッグ・パルサー》同様手札が0枚からでも、その0枚を捨てたものとして3枚ドローが可能。ただし1枚でも手札があれば、すべて捨ててからドローしなければいけない。

-3枚[[ドロー]]できる5[[コスト]]の[[進化クリーチャー]]という点は[[《超電磁コスモ・セブ Λ》]]を彷彿とさせる。そちらと同じく[[進化元]]の縛りが緩いので[[進化]]はかなり容易。

-攻撃の終わりをタイミングにする擬似アタックトリガーは珍しい。おそらくは侵略ターンに通常のアタックトリガーでは効果が使えないことに対する配慮なのだろう。&br;どこか[[ブレイク・ボーナス]]を彷彿とさせるが、あちらと違い[[クリーチャー]]を攻撃した時にも発動する。

-[[カード名]]や[[カードイラスト]]から、[[《音速 タルボ》]]の進化した姿と思われる。[[イラストレーター]]も同じ[[Ishibashi Yosuke]]氏。しかし、実際は上記の[[《轟速 ザ・レッド》]]などの方が進化させやすい。

-アニメ「VSR」では[[バサラ]]がデッキに入れているが、[[マナゾーン]]に置かれているのみである。
//手札補充によってデッキが安定しては唯でさえ強力な敵キャラであるバサラが手の付けられない存在となる、というアニメ制作関係者の考えからであろう。
//--後に環境の変遷によってこのカードの優先度が下がったことを考えると、革命編初期(バサラ初登場時点)に既にこのカードを切っているバサラには先見の明があると言える。

-藤異秀明氏による[[背景ストーリー]]漫画では侵略者の一員として登場。[[ドカン>《革命龍 ドカン》]]を一撃で倒したが、直後に[[革命]]の力に目覚めた[[ドギラゴン>《燃える革命 ドギラゴン》]]にあっさりやられてしまい、撤退した。

**関連カード [#i969e543]
-[[《音速 タルボ》]]

-[[《BUNBUN・ヴァイカー》]]

-[[《戦慄の取引 ビッグ・パルサー》]]
-[[《ボワー汽艦 ゴリンゴリ》]]
-[[《絶対音 カーン》]]

**収録セット [#a5ee3fbe]
-illus.[[Ishibashi Yosuke]]
--[[DMR-17 「革命編 第1章 燃えろドギラゴン!!」]]

**参考 [#eaa53f4d]
-[[ソニック・コマンド]]
-[[侵略者]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[火]]
-[[クリーチャー]]
-[[侵略]]
-[[コマンド]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[攻撃]]
-[[手札]]
-[[捨てる]]
-[[ディスカード]]
-[[ドロー]]
-[[手札交換]]
-[[デュエマゴールデンリスト]]