#author("2019-04-28T23:31:55+09:00","","")
#author("2019-11-25T01:05:45+09:00","","")
*《&ruby(しんら){神羅};カリビアン・ムーン》 [#d177b54a]

|神羅カリビアン・ムーン SR 水文明 (7)|
|進化クリーチャー:ルナティック・エンペラー/サイバー・コマンド 6000|
|究極進化−自分の進化クリーチャー1体の上に置く。|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、またはこのクリーチャーが攻撃する時、またはこのクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、相手の墓地にある呪文を1枚コストを支払わずに唱えてもよい。その後、そのカードを持ち主の山札の一番下に置く。|
|W・ブレイカー|

[[DM-33>DM-33 「神化編 第2弾 太陽の龍王(ライジング・ドラゴン)」]]で登場した[[究極進化]][[ルナティック・エンペラー]]/[[サイバー・コマンド]]。

[[パワー]]は7[[コスト]]の[[究極進化]]とは思えないほど低いが、相手の[[墓地]]にある[[呪文]]を唱えるという変則的な[[能力]]を持つ。
[[バトルゾーン]]に[[出た時>cip]]、離れた時、[[アタックトリガー]]と3パターンも[[能力]]を[[トリガー]]する機会があり、即[[攻撃]]すれば最低3回はこの[[能力]]を使える。

当然だが、相手の[[デッキ]]構成や戦略に強さが左右される[[カード]]。
[[【速攻】]]、[[フルクリーチャー]]系の[[デッキ]]相手には大きな活躍は望みにくい。それでなくとも、長期戦を意図せず、[[コスト]]の[[重い]]強力な[[呪文]]をあまり扱わない[[ビートダウン]]全般にはそれほど強い[[カード]]ではない。

逆に[[コントロール]][[デッキ]]に対しては、[[召喚]]さえできれば目覚ましい働きを見せる。
[[コントロール]]はそもそも重[[呪文]]を積みやすいことに加え、長期戦を意図するため[[墓地]]に[[カード]]が溜まりやすく、[[能力]]が空振りすることが少ない。

[[《ロスト・ソウル》]][[《デーモン・ハンド》]]級の[[呪文]]を連発できたら勝ちは近い。[[《インビンシブル・フォートレス》]]などの重[[呪文]]を扱った特定の[[コンボデッキ]]に対しても、こちらがその[[呪文]]を扱う機会が生まれ得るので相性はいいだろう。

[[《邪眼皇ロマノフI世》]]など、[[墓地]]から[[呪文]]を[[唱える]][[デッキ]]に対しても、[[唱える]]はずだった[[呪文]]を[[山札の下]]に戻せるのが地味ながら嫌らしい。

[[ハンデス]]や[[ランデス]]で能動的に相手の呪文を墓地に落とす専用デッキ(>[[【カリビアン・ムーン】]])に組んでもいいが、どちらかと言うと1枚だけ差して相手に応じて[[銀の弾丸]]的な使い方をする方が向いている。
[[ハンデス]]や[[ランデス]]で能動的に相手の呪文を墓地に落とす[[専用デッキ]](>[[【カリビアン・ムーン】]])に組んでもいいが、どちらかと言うと1枚だけ差して相手に応じて[[銀の弾丸]]的な使い方をする方が向いている。

何にせよ、このようなテクニカルなカードは使い手の腕次第と言えるだろう。

-[[《ライト・ブーメラン》]][[《ピクシー・コクーン》]]や各種[[チャージャー]]など、唱えた後に指定された場所に移動する[[呪文]]を唱えた場合、相手の[[カード]]を自分のゾーンに置くことはできないため、そこだけ無視されて[[墓地]]に置かれる。[[《呪怨秘宝バキューム》]][[《天革の騎皇士 ミラクルスター》]]の場合も同様。

-[[能力]]の性質上[[《復讐のバイス・カイザーZ》]]や[[《ヴォルグ・サンダー》]]などとはすこぶる相性が良い。相手を妨害できるため、このカードの[[召喚]]までの時間も稼いでくれる。

-相手が何らかの[[超次元]][[呪文]]を採用している場合に備えて、様々な[[文明]]の[[サイキック・クリーチャー]]を一通り用意しておきたい。同じことは[[《無限王ハカイ・デストロイヤー》]]や[[《変幻の精霊ナイツ・オブ・コバルト》]]にも言える。

-[[《超次元バイス・ホール》]]が[[プレミアム殿堂]]に指定される以前は、相手の[[《超次元バイス・ホール》]]を唱えて、[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]の[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]を呼びだすことが可能だった。

-[[《無限王ハカイ・デストロイヤー》]]は[[進化元]]になり、このカードと同じく相手の[[呪文]]を使える上、[[シールド]]に埋まっている[[呪文]]を[[墓地]]に落とすのでこちらも相性抜群である。&br;ただし、せっかく[[墓地]]に送った[[呪文]]を[[山札]]に戻してしまう[[《サイバー・N・ワールド》]]や、[[墓地]]に[[呪文]]があると強化される[[《時空の邪眼ロマノフZ》]][[《魔光帝フェルナンドVII世》]]などには注意が必要。
-[[《無限王ハカイ・デストロイヤー》]]は[[進化元]]になり、このカードと同じく相手の[[呪文]]を使える上、[[シールド]]に埋まっている[[呪文]]を[[墓地]]に落とすのでこちらも相性抜群である。
ただし、せっかく[[墓地]]に送った[[呪文]]を[[山札]]に戻してしまう[[《サイバー・N・ワールド》]]や、[[墓地]]に[[呪文]]があると強化される[[《時空の邪眼ロマノフZ》]][[《魔光帝フェルナンドVII世》]]などには注意が必要。

-[[ツインパクト]]の登場によって呪文面を逆利用できるケースが増えた。

-相手のカードを扱うため取り扱いには気をつけなければいけない。カードの扱いのトラブルには気を付けよう。

-[[サイバー・コマンド]]だが、タコのような見た目は[[マーフォーク]]に近い。ちなみに[[水]]の[[究極進化]]はすべて[[種族]]に[[サイバー・コマンド]]を含む(ただし、[[神化編]]ののちにジョークエキスパンション的に発売された[[DMX-12>DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」]]の[[《真実の神羅 プレミアム・キリコ・ムーン》]]を除く)。

-カリビアン(Caribbean)とはメキシコ東沖の海のこと。

**収録セット [#n4be638c]
-illus.[[Ittoku]]
--[[DM-33 「神化編 第2弾 太陽の龍王(ライジング・ドラゴン)」]]

**参考 [#ef036271]
-[[ルナティック・エンペラー]]
-[[サイバー・コマンド]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[究極進化]]
-[[cip]]
-[[アタックトリガー]]
-[[バトルゾーン]]
-[[離れる]]
-[[墓地]]
-[[呪文]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[唱える]]
-[[山札の下]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[【カリビアン・ムーン】]]