#author("2019-07-08T21:52:50+09:00","","")
#author("2019-12-25T14:22:22+09:00","","")
*《&ruby(あくましん){悪魔神};バロム・クエイク》 [#x3b4ba20]

|悪魔神バロム・クエイク P 闇/自然文明 (10)|
|進化クリーチャー:デーモン・コマンド 13000|
|マナ進化:デーモン・コマンドを1体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、デーモン・コマンド以外のクリーチャーをすべて破壊する。|
|相手のクリーチャーがコストを支払わずにバトルゾーンに出る時、相手はそのクリーチャーをバトルゾーンに置くかわりに自身のマナゾーンに置く。|

[[DMD-33>DMD-33 「マスターズ・クロニクル・デッキ 2016 終焉の悪魔神」]]で登場した[[闇]]/[[自然]]の[[マナ進化]][[デーモン・コマンド]]。

[[マナ進化]]に加え、[[cip]]で[[デーモン・コマンド]]以外を対象とした[[全体除去]]、[[《獣軍隊 ヤドック》]]と[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]の融合版もいえる[[コスト踏み倒しメタ]]能力を持つ新たな[[バロム]]。

[[マナ進化]]に変更されたことで非常に出しやすくなっている。[[進化クリーチャー]]ゆえの踏み倒し制限はあるにせよ、[[《母なる星域》]]で出すにしろ、[[《幻影 ミスキュー》]]で出すにしろ、[[バトルゾーン]]に[[進化元]]を要求しないのは、大型[[進化クリーチャー]]として優秀そのもの。
さらに[[《悪魔神バロム》]]と違い[[T・ブレイカー]]であり、これだけでも[[火]][[文明]]に劣らない高い奇襲性を誇る。

[[破壊]]対象が[[闇]]以外から[[デーモン・コマンド]]以外に変更されたのも優秀で、対象範囲が広がった。[[闇]]相手には効果が薄いという「バロム」の致命的な弱点を多少なりとも克服している。代わりに[[光]]の[[デーモン・コマンド]]を破壊できなくはなったが、汎用性の面では圧倒的に実用的だろう。これまでの[[バロム]]にはできなかった、自分の[[光]]の[[デーモン・コマンド]]を巻き込まない[[メリット]]もある。
ただし、[[ドラゴン・サーガ]]以降に普及した[[デーモン・コマンド・ドラゴン]]は[[《偽りの悪魔神王 デス・マリッジ》]]と同じく[[破壊]]できないため、その点は注意が必要。

[[コスト踏み倒しメタ]]性能も優秀で、要するに[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]の[[置換効果]]版。「[[バトルゾーン]]に出る前に[[マナゾーン]]に送る」ので厄介な[[cip]]を発動させない。[[置換効果]]になったおかげで[[マッドネス]]を[[マナ送り]]にはできなくなったが、[[フィニッシャー]]性能は段違いでこちらのほうが上である。

総じて優秀な[[フィニッシャー]]であり、これから[[ビッグマナ]]の選択肢として期待される。

-[[呪文]][[ロック]]と併用したいところだが、[[デーモン・コマンド]]以外が全て破壊される都合上、単純な[[光]]単色、および[[光]]/[[水]][[多色]]とは組み合わせづらい。[[デーモン・コマンド]]を含む[[呪文]]規制としては[[《悪魔神王バルカディアス》]]と[[《偽りの悪魔神王 デス・マリッジ》]]と[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]がある。《バルカディアス》は《バロム・クエイク》を破壊できてしまうため、《バロム・クエイク》を出すよりも前に出して一旦[[破壊]]を解決しなければならないのが難点。同時に踏み倒すのであれば、お互いを巻き込まない《デス・マリッジ》を利用するのが得策だろう。《バルカディア・NEX》は[[アタックトリガー]]で《バロム・クエイク》を[[山札]]から呼び出せる上に[[ワールド・ブレイカー]]であるためそのままゲームエンドに持ち込めるが、[[色]]が4色となる上、《バルカディア・NEX》を場に出す事自体が至難である。
----因みに[[《偽りの悪魔神王 デス・マリッジ》]]との並びで呪文とクリーチャーのカウンターを封じることができる。
//--因みに[[《偽りの悪魔神王 デス・マリッジ》]]との並びで呪文とクリーチャーのカウンターを封じることは、[[《単騎連射 マグナム》]]と[[《音精 ラフルル》]]によるカウンター封じと同じことを[[ファッティ]]によって行うのを意味することから「クソデカ単騎ラフルル」と呼ぶことがある。
----因みに[[《偽りの悪魔神王 デス・マリッジ》]]との並びで、呪文とクリーチャーのカウンターを封じることができる。

-[[【ターボドルバロム】]]に採用される[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]は[[禁断爆発]]による[[全体除去]]が強力であることから一見こちらの全体除去の旨味を食っているようでもあるが、こちらにはあちらにない[[ニンジャ・ストライク]]を封じる[[ロック]]能力がある。[[シノビ]]の多い[[新章デュエル・マスターズ環境]]などではこの点が活きることも多かった。

-上述の同時踏み倒しの現実的な方法として、[[DMD-33>DMD-33 「マスターズ・クロニクル・デッキ 2016 終焉の悪魔神」]]で同時収録される[[《大地と悪魔の神域》]]が挙げられる。《神域》で[[《邪霊神官バーロウ》]]と[[《偽りの悪魔神王 デス・マリッジ》]]を出すと、《バーロウ》を《デス・マリッジ》の進化元にしながら、《バーロウ》で墓地から《バロム・クエイク》を釣り上げることができる。
--[[《轟破天九十九語》>《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]も選択肢に挙がる。それで出した場合[[cip]]は発動しないが、一方で[[コスト踏み倒しメタ]][[能力]]は[[置換効果]]を生成する[[常在型能力]]なので、[[アクティブ・プレイヤー]]であるこちらがこのクリーチャーを出すことによって非アクティブ・プレイヤーとして後から出した相手のクリーチャーはこのクリーチャーの置換効果に引っかかり、実質《轟破天九十九語》の[[デメリット]]を帳消しにする形でで好きなだけ盤面を並べられる。さらにcipが発動しないので味方の非デーモン・コマンドを巻き込まずに済む。

-[[新章デュエル・マスターズ]]と[[双極篇]]の2[[ブロック構築]]でも[[《古代楽園モアイランド》]]が同時に使えるため、そのカードプール上での[[【轟破天九十九語】]]でも十分な詰めの性能を発揮できる。

-[[ロック]][[能力]]はどちらかというと[[《聖霊王アルカディアス》]]に連なる[[聖霊王]]の特徴である。その点でも[[《悪魔神王バルカディアス》]]や[[《偽りの悪魔神王 デス・マリッジ》]]に似ている。

-[[進化元]]に[[種族]]を指定する単体[[マナ進化]]は初([[マナ進化GV]]には[[《超天星バルガライゾウ》]]がすでにいる)。その点だけ少し条件が厳しめに設定されているともいえる。また、[[マナ進化]]初の[[多色]][[進化クリーチャー]]でもある。

-[[DMX-21>DMX-21 「マスターズ・クロニクル・パック 英雄決闘譚(コミック・オブ・ヒーローズ)」]]に収録された[[シークレットカード]]の[[《悪魔神バロム》]]から実に9ヶ月ぶりとなる[[ittoku]]氏が手掛けた新たな[[バロム]]である。[[自然]][[文明]]が追加されたことで植物を身に纏っているが、[[アクミ団]]ではない。

-「クエイク(Quake)」とは、地震や恐怖による震えを意味する英語。

-漫画「覇王伝ガチ!!」にて、白馬が[[大虎>赤星 大虎]]戦で使用。[[cip]]で[[《青銅の鎧》]]と[[《白骨の守護者ホネンビー》]]を破壊し、さらに[[常在型能力]]によって[[《インフェルノ・サイン》]]による[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]の[[コスト踏み倒し]]を封じて優位に立ったが、その際に与えた1[[マナ]]によって[[召喚]]可能となった[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]で[[バウンス]]+再[[召喚]]封じをされた。
その後このカードをアンティで手に入れた大虎がマムシ戦で使用。[[《覇王ブラックモナーク》]]によって踏み倒され、[[S・トリガー]]で踏んだ[[《黒神龍オドル・ニードル》]]の[[召喚]]を封じて勝利につなげた。

**関連カード [#ob434b02]
-[[《悪魔神バロム》]]
-[[《悪魔神ドルバロム》]]
-[[《獣軍隊 ヤドック》]]
-[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]

-[[《母なる星域》]]

**収録セット [#v3136314]
-illus.[[Ittoku]]
--[[DMD-33 「マスターズ・クロニクル・デッキ 2016 終焉の悪魔神」]]
-illus.[[Mikio Masuda]]
--[[プロモーション・カード]](新規イラスト)

**参考 [#j3f3be9a]
-[[バロム]]
-[[多色]]
-[[デーモン・コマンド]]
-[[マナ進化]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[全体除去]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[マナゾーン]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[闇]]
-[[自然]]