#author("2019-10-26T10:44:18+09:00","","")
#author("2019-11-19T17:35:53+09:00","","")
*《メンデルスゾーン》 [#n8afaa9a]

|メンデルスゾーン P 火/自然文明 (2)|
|呪文|
|自分の山札の上から2枚を表向きにする。その中のドラゴンをすべて、タップしてマナゾーンに置き、残りのカードを墓地に置く。|

[[DMX-11>DMX-11 「大決戦オールスター12」]]で登場した[[火]]/[[自然]]の[[呪文]]。

たった2[[マナ]]で一気に2[[マナ]]も増やす可能性を持つ、非常に強力な呪文。
[[【連ドラ】]]や[[【モルト NEXT】]]など、[[ドラゴン]]を多数搭載した[[デッキ]]では完全に不発ということもほぼ無く、[[《フェアリー・ライフ》]]等を超える高速ブーストが期待できる。
ただし、効率良く使うためには[[デッキ]]内の多くを[[ドラゴン]]で固める必要があり、[[S・トリガー]]等の防御札が使いにくくなる。
他の[[マナブースト]]も含めた[[デッキ]]バランスの取り方が難しいため、使い手の腕が試される。

-この[[カード]]の登場以降、[[【連ドラ】]]は2→5の[[ブースト]]を決めるためとにかく[[ドラゴン]]の比率を高めるのが定石となった。そのため[[【連ドラ】]]では、[[《コッコ・ルピア》]]等[[ドラゴン]]を持たないだけで袖にされる[[カード]]が多くなるなど[[デッキ]]構築に影響を与える程であった。

-[[ドラゴン]]であれば、[[《Code:1059》]]のように[[クリーチャー]]でなくても[[マナ加速]]対象となる。


-[[《愛恋妖精ミルメル》]]や[[《妖精の裏技ラララ・ライフ》]]を除けば、3[[ターン]]目に[[《ミステリー・キューブ》]]などの強力な[[コスト踏み倒し]]5[[コスト]][[呪文]]を[[手打ち]]できるようになる唯一と言っていいほどの現実的な方法である。

-置かれる[[マナ]]は[[タップイン]]する。もしそうでなければ、確率自体はごくごく低いとは言え、自分の2[[ターン]]目に10[[マナ]]以上に達する可能性もあるため、妥当な調整と言えよう。

-このスペックだが、どんな[[ドラゴン]][[デッキ]]にも入るわけではない。1枚以上[[ドラゴン]]がめくれる[[確率>確率表]]は、[[デッキ]]内の[[ドラゴン]]12枚で約50%、20枚で約75%ほど。確率的に考えると、[[ドラゴン]]が21枚未満ほどの[[デッキ]]ならば素直に[[《フェアリー・ライフ》]]や[[《エール・ライフ》]]等を採用したほうが良い。
--[[ツインパクト]]の登場によって他のカードを全て[[ドラゴン]]という構築も現実的になり、[[《摩破目 ナトゥーラ・トプス/ストンピング・ウィード》]]と[[《龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ》]]、[[《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》]]や[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]などが登場したことで真剣勝負でも通用するレベルになった。

-また、[[ドラゴン]]を一切入れなければ[[墓地肥やし]]としても使える。[[コストパフォーマンス]]では[[《ブラッディ・クロス》]]に劣るが、[[赤緑]]で可能となる点で特筆に値する。

-呪文であり[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]の[[革命0トリガー]]とはアンチ[[シナジー]]なので、[[【モルト「王」】]]などの[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]によるカウンターを主軸としたデッキでは[[《爆砕面 ジョニーウォーカー》]]に入れ替えるケースもある。

-普通に使用すると、[[墓地]]に[[ドラゴン]]以外の[[カード]]が溜まりやすくなるため、新たに対戦する場合は念入りに[[シャッフル]]しないと[[事故]]が起きる可能性が高い。

-初登場から1ヶ月も経たないうちに、[[DMD-07>DMD-07 「変形デッキセット DX鬼ドラゴン」]]にて[[再録]]された。その際、[[フレーバーテキスト]]は削除されている。

-漫画「BC」にて、加瀬が[[黒城>黒城 凶死郎]]戦で使用。一気に2枚ブーストした。

-メンデルスゾーン(Mendelssohn)は、ドイツ語圏のユダヤ人の姓。元の意味は「メンデルの息子」である。[[収録パックの内容>DMX-11 「大決戦オールスター12」]]を考慮すると、作曲家「フェリックス・メンデルスゾーン」が名前の元ネタだろう。&br;またフェリックスは[[フレーバーテキスト]]にある「[[真夏の夜の夢>《真夏の夜の熱狂》]]」というタイトルの楽曲も手がけている。

**関連カード [#kdf461b7]
-[[《バニラ・ゾーン》]]
-[[《エコ・アイニー》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#fb2597d5]
-[[DMX-11>DMX-11 「大決戦オールスター12」]]&br;'''その炎が織りなす旋律は、まるで真夏の夜の夢のごとく戦慄させる。'''
-[[DMX-14>DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」]]&br;'''[[ドラゴン]]の力があれば、[[マナ]]も万全!'''
-[[DMX-23>DMX-23 「奥義伝授!! デッキLv.マックスパック」]]&br;'''[[ドラゴン]][[デッキ]]の超[[マナ]][[加速>ブースト]]![[デッキ]]に[[ドラゴン]]を入れまくれ!'''
-[[DMD-34>DMD-34 「DXデュエガチャデッキ 銀刃の勇者 ドギラゴン」]]&br;'''あふれる[[龍>ドラゴン]]の力が大地を潤す。'''
-[[DMBD-05>DMBD-05 「クロニクル・レガシー・デッキ2018 究極のバルガ龍幻郷」]]&br;'''[[ドラゴン]]は戦う事が定め。ゆえに戦いの中で、その美しさを魅せる。'''
-[[DMEX-06>DMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」]]&br;'''[[手札]]に残ったのは1枚の[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]。もう、ここまで来たら、リスクでも[[プレイ]]でもない。ただの運だけのゲームだ。&br;ただし、その運だけのゲームに参加する資格があるのは、適切な[[プレイ]]をして、リスクを背負った[[プレイヤー]]だけだ。&br;めくった[[山札の上]]は、《メンデスルゾーン》。 ― DMGP2nd 準決勝より'''

**収録セット [#s7bc2034]
-illus.[[Sato Masanori]]
--[[DMX-11 「大決戦オールスター12」]]
--[[DMD-07 「変形デッキセット DX鬼ドラゴン」]]
--[[DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」]]
--[[DMX-23 「奥義伝授!! デッキLv.マックスパック」]]
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]]
--[[DMBD-05 「クロニクル・レガシー・デッキ2018 究極のバルガ龍幻郷」]]
--[[DMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」]](53/98)
-illus.[[kawaryu]]
--[[DMD-34 「DXデュエガチャデッキ 銀刃の勇者 ドギラゴン」]]
-illus.[[Wakaba Shimada]]
--[[プロモーション・カード]](P71/Y14)

**参考 [#k06d8bf8]
-[[ドラゴン]]
-[[マナブースト]]
-[[確率表]]

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公式Q&A
>Q.''《メンデルスゾーン》''を唱えた際、[[《卍∞ ジ・エンデザーク ∞卍》]]を山札の上から表向きにしました。[[《卍∞ ジ・エンデザーク ∞卍》]]はマナゾーンと墓地、どちらに置かれますか?
A.[[《卍∞ ジ・エンデザーク ∞卍》]]は種族にドラゴンを持っているため、マナゾーンへ置かれます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32923]]