#author("2019-10-20T15:01:32+09:00","","")
#author("2019-11-09T01:53:41+09:00","","")
*《ボーイズ・トゥ・メン》 [#yd197fb1]

|ボーイズ・トゥ・メン P(UC) 光/水/自然文明 (5)|
|呪文|
|S・トリガー|
|相手のクリーチャーを1体選び、タップする。|
|カードを1枚引く。|
|自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。|

[[DMX-25>DMX-25 「ファイナル・メモリアル・パック 〜E1・E2・E3編〜」]]で登場した[[光]]/[[水]]/[[自然]]の[[呪文]]。

[[《ソル・チューブ》]]、[[《ガード・グリップ》]]、[[《フェアリー・ライフ》]]の[[効果]]がこれ1枚に詰まっている。

[[白青緑]]の新鋭たる[[《ガールズ・ジャーニー》]]から、3枚の[[ドロー]]のうちの一つが[[タップ]]に、もう一つが[[マナブースト]]になり、各[[文明]]の特色がより色濃く表れている。

優秀な[[マナ]]の色基盤である点はどちらも一緒だが、あちらが[[ドロー]]メインであるのに対し、こちらは1体[[タップ]]しつつの[[マナブースト]]+[[キャントリップ]]といった趣であり、[[S・トリガー]]で出てきた際の動作が(ほんの僅かであるが)防御寄りになっている。

そのため、[[効果]]をメインに考えた場合、抱き合わせで[[《ソル・チューブ》]]を加えた疑似[[《フェアリー・シャワー》]]と見ることもできる。
ただ、[[文明]]と[[効果]]が追加されたかわりに[[コスト]]が1増えて手打ちしにくくなっているのは大きなデメリット。
そもそも、マナブーストとドローという中盤の繋ぎ役と相手クリーチャー一体の[[タップ]]というのは、手打ちする事を前提にするならあまり噛み合っているとは言えない。このカードに綺麗に繋げる[[マナカーブ]]を考えるのであれば、やはり[[《フェアリー・シャワー》]]の方が優秀。
[[効果]]も融通が若干利きにくくなっている。このカード1枚だけで3つのゾーンに触れられると言えば強力だが、総じて器用貧乏な印象が強い。よって、このカードを[[《フェアリー・シャワー》]]や[[《ドンドン吸い込むナウ》]]などと同じような感覚で使うのはよした方が良いだろう。

このカードは中盤の繋ぎ役としてのドローソースやマナブーストとして考えるより、純粋な色基盤や逆転のS・トリガーとしての役割を期待するべき。相手のワンショットをタップで止めつつ、逆転の為のドローとブーストを行えると考えれば、S・トリガーとしての優秀さが分かるだろう。

**環境において [#nbbdfb52]
[[コストパフォーマンス]]が微妙なので当初としては賛否のあるカードであったが、実際登場すると[[【5色デッキ】]]系統や[[【オールデリート】]]などで度々見かけられた。

ところが[[DMSD-13>DMSD-13 「超GRメガスタートデッキ ジョーの超ジョーカーズ旋風」]]期あたりからカードプールの変化によって、[[【5色ドギラゴン剣】]]などのような[[《フェアリー・ミラクル》]]を採用しないことが主流である[[【5色デッキ】]]において5色で組む意義が薄れていった。そのため、[[マナ基盤]]としての役割が主であるこのカードの採用率も低下していった。

[[DMEX-07>DMEX-07 「必殺!!マキシマム・ザ・マスターパック」]]期あたりになると能動的に[[ソリティア]]を行うのが主な動きとなる[[【ミッツァイル】]]系統が全盛期を迎えたため、そういう意味でも需要が冷え込んだ。

**その他 [#mf1e60dd]
-実は[[《フェアリー・シャワー》]]を基準に考えるとコスト論的には若干損をしているカード。1色プラスされているということは1コスト増えているのと同じコスト査定になるので、1コスト光単色の[[《ソル・チューブ》]]が《フェアリー・シャワー》にプラスされたと考えれば本来ならば4コストでないとコスト論的に適正値でない。だがこのカードは初手に来たら大概は[[マナゾーン]]に埋められるなど[[手打ち]]が考慮されるケースが少ないため、コスト論云々は大きな問題ではない。

-普通にタッパーとして使用されるケースがあるとすれば、[[《百族の長 プチョヘンザ》]]の攻撃対象を作って、[[S・トリガー]]による逆転の恐れを消しながら[[革命チェンジ]]を行うケースである。[[《異端流し オニカマス》]]の登場によって[[《勝利のガイアール・カイザー》]]の着地が難しくなった中で、これを覚えておくと助かることもある。

-[[DMEX-07>DMEX-07 「必殺!!マキシマム・ザ・マスターパック」]]で[[再録]]された際、[[レアリティ]]が[[レアリティなし]]から[[アンコモン]]になった。

-[[カード名]]の元ネタはアメリカの音楽グループ「Boyz II Men(ボーイズ・トゥ・メン)」だろうか。綴りこそ違うが「Boys to men(少年から大人へ)」ということで、イラストには卒業証書を持った[[勝太>切札 勝太]]、[[べんちゃん]]、[[ぶっちゃけ]]、[[ヨーデル]]の姿が描かれている。

**関連カード [#ra82632d]
-[[《ガールズ・ジャーニー》]]
-[[《ぼくらの友情パワー!》]]
-[[《友情集結 R・M・G》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#gfbc830f]
-[[DMX-25>DMX-25 「ファイナル・メモリアル・パック 〜E1・E2・E3編〜」]]&br;'''共に激戦を切り抜けてきた親友たち。'''
-[[DMEX-07>DMEX-07 「必殺!!マキシマム・ザ・マスターパック」]]&br;'''あらゆる[[文明]]を巻き込んだ、[[クリーチャー]]世界史上最大の戦いが始まろうとしている。各[[文明]]が平和を取り戻せるかどうか……その運命はマスターの少年たちに委ねられた。'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P75/Y16)&br;'''オレ達の風! ビュービュー吹いてきたぜ!!'''

**収録セット [#yb7d6ab6]
-illus.[[Shigenobu Matsumoto]]
--[[DMX-25 「ファイナル・メモリアル・パック 〜E1・E2・E3編〜」]]
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[プロモーション・カード]](P75/Y16)
--[[DMEX-07 「必殺!!マキシマム・ザ・マスターパック」]](32/48)(新規イラスト)

**参考 [#j0ee64bd]
-[[呪文]]
-[[S・トリガー]]
-[[多色]]
-[[白青緑]]
-[[タップ]]
-[[ドロー]]
-[[マナブースト]]