#author("2018-07-08T22:39:17+09:00","","")
*表向き [#d67aee40]

そのカードが自分にも相手にも見える状態、つまりは公開情報になっていること。
その点を除けば扱い方に代わりはない。

例えば、[[シールド]]を表向きにするのなら、[[シールドゾーン]]にあるまま公開情報になり、[[山札]]を表向きにするのなら、[[山札]]であるまま公開情報になる。なので「[[山札]]の最後の1枚が表向きになったから、もう[[山札がないので負け>ライブラリアウト]]」ということは起こらない。その後の[[カード]]の処理によって[[山札切れ>ライブラリアウト]]が起こりうるだけであって、[[山札切れ>ライブラリアウト]]との直接の関係は無い。
また[[《紅神龍バルガゲイザー》]]の[[効果]]で誤解する人も多いが、表向きにした[[カード]]は注釈が無い限り[[捨て>捨てる]]たりする必要は無く、元の場所に戻るだけである。

*開示後[[シャッフル]]する例 [#l0b3c5ed]
|エンペラー・キリコ SR 水文明 (8)|
|進化クリーチャー:サイバーロード/オリジン 13000|
|進化−自分の「サイバー」と種族にあるクリーチャーまたはオリジン1体の上に置く。|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の他のクリーチャーをすべて、好きな順序で自分の山札の一番下に置く。その後、山札の上から、進化ではないクリーチャーが3体出るまでカードを''表向き''にする。その3体をバトルゾーンに出し、山札をシャッフルする。|
|T・ブレイカー|
*開示後破棄する例 [#q27028b2]
|紅神龍バルガゲイザー SR 火文明 (6)|
|クリーチャー:ボルケーノ・ドラゴン 5000+|
|このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を''表向き''にしてもよい。そのカードがドラゴンであればバトルゾーンに出し、ドラゴンでなければ自分の墓地に置く。|
|パワーアタッカー+1000|
*開示後指示が無い=元に戻す例 [#b04b8343]
|ザ・ユニバース・ゲート R 火文明 (6)|
|呪文|
|自分の山札の上から3枚を''表向き''にする。その中にフェニックスがあれば、1体につき1ターン、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。|
*表向きのままにする例 [#kdba317e]
|アクア・マスター SR 水文明 (6)|
|クリーチャー:リキッド・ピープル 4000|
|このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、相手のシールドをひとつ選び、''表向き''にする。(シールドゾーンにある間、そのシールドは表向きのままプレイする)|

[[山札]]、[[手札]]、[[シールド]]、つまり元々非公開情報であるものは表向きにされる可能性がある。一方、[[マナゾーン]]、[[墓地]]、[[超次元ゾーン]]の[[カード]]は常に公開情報、つまり表向きであるのでいつでも誰でも見ることができる。

裏向きの[[カード]]を表向きにする[[効果]]は、[[ゾーン]]や位置を移動させない場合、原則として解決後には''裏向きに戻す''。例えば上記[[《ザ・ユニバース・ゲート》]]は表向きにしたカードをどうするという指示はないが、唱えた後に裏にする。[[山札]]の一番下に置いたりシャッフルしたりする場合も裏向きにして送る。

[[《アクア・マスター》]]や[[《捜索甲冑ゴロンガー》]]等、表向きにしてそのままにする能力も存在する。このタイプの[[能力]]は[[カード]]を表向きにしたままゲームを続行するという意味で「[[プレイ]]」という語を使っているものが多い。
[[シールド・ゴー]]や[[《Dの天牢 ジェイルハウスロック》]]、[[《神聖で新生な霊樹》]]など、[[ゾーン]]追加時に表向きにして置く[[能力]]の場合も表向きでゲームを続行する。

常にランダム性が求められる[[山札]]の[[カード]]を表向きのままにする[[能力]]はほとんどないが、[[シールド]]の場合は[[S・トリガー]]の位置が重要になったり、[[シールド・ゴー]]や[[裁きの紋章]]のように[[シールドゾーン]]での存在を明示することが戦略となったりするため、一度表向きにしたらそのままになるものがいくらか存在する。

表向きになった[[カード]]は公開情報となるため、本来なら「[[非公開ゾーン]]における[[カード]]の選択は[[テキスト]]上[[強制]]であっても[[任意]]となる(相手は[[非公開ゾーン]]に該当[[カード]]があるかどうか判別できないため)」という裁定が適応される[[ゾーン]]であっても、表向きになっているカードによって処理が可能ならば結局[[強制]]になる。
-例:相手が[[呪文]]を唱えたことにより[[《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》]]の能力がトリガーする。この[[能力]]で自分の[[シールド]]を見た場合、もともと表向きになっている[[呪文]]がなければ、見た[[シールド]]の中に仮に[[呪文]]があっても唱えないという選択ができるが、表向きの[[呪文]]があれば、[[シールド]]の中に呪文がある事は明らかであるため、唱えなければならない。

-[[シールド・プラス]]や[[《Dの天牢 ジェイルハウスロック》]]により、2枚以上の[[シールドカード]]から成る[[シールド]]の[[カード]]が表向きになった場合、&bold(){ルール上表向きであると扱われるのは一番上の[[シールドカード]]のみ}である。すなわち、[[シールド・ゴー]]を持つ[[クリーチャー]]は一番上に置かれた場合しか適応されない。

-[[山札]]の[[カード]]を表向きのままにして[[ゲーム]]を続ける[[カード]]には[[《ラグーン・マーメイド》]]が存在する。ただしこの[[能力]]は[[山札]]の一番上に来ているカードだけを表向きにするもので、一番上以外に移動したカードは裏向きにする。

-2010年8月21日発売の[[DMC-64>DMC-64 「コロコロ・レジェンド・7 ムービー・ダイナマイト」]]収録[[カード]]から、[[山札]]を表向きにする[[能力]]は「(すべての[[プレイヤー]]に)見せる」と、分かりやすい[[テキスト]]に変更された。

-[[《巡霊者メスタポ》]]がいると誰も[[山札]]の[[カード]]を「[[見る]]」ことはできないが、「表向き」にすることはできる。どうしても[[山札]]の[[カード]]を見たい場合は「表向き」にする能力で実質的には見ることができる。

**参考 [#qd41b125]
-[[用語集]]
-[[《エンペラー・キリコ》]]
-[[《紅神龍バルガゲイザー》]]
-[[《ザ・ユニバース・ゲート》]]
-[[《アクア・マスター》]]
-[[裏返す]]
-[[連鎖]]
-[[ガチンコ・ジャッジ]]
-[[シールド・ゴー]]
-[[裁きの紋章]]
-[[プレイ]]