#author("2018-08-12T00:12:49+09:00","","")
#author("2018-08-12T00:14:54+09:00","","")
*双極篇環境 [#n3bf70a6]

*BEFORE⇒[[新章デュエル・マスターズ環境]] [#t657d596]

----

***[[メタゲーム]] [#o3e5dad4]

*[[DMRP-05>DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」]]期 [#ld39199f]

この弾から、新たなカードタイプである[[ツインパクト]]が次々に登場。環境デッキにも登場から早々に利用されている。

特に[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]と[[《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》]]は[[色]]と[[コンセプト]]の合うデッキには何にでも入る汎用性を持っていたため、様々なデッキで使用された。

[[《龍装医 ルギヌス/地獄のゴッド・ハンド》]]や[[《ルソー・モンテス/法と契約の秤》]]などの[[ループ]]の強化札も登場。

一方、[[《龍装車 トメイテオ》]]や[[《ワ・タンポーポ・タンク》]]の[[マッハファイター]]は、実際に登場する頃には汎用性がそれほど高くないことから、登場当初の評価としては「登場前の評価は過大評価であった」とされるようになった。

[[デ・スザーク]]は[[新章デュエルマスターズ]]の頃から、一部で使われていたが、この弾の[[《堕魔 ヴォーミラ》]]の獲得により、本格的に環境入りした。

[[《卍 デ・スザーク 卍》]]が[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]や[[【ジョーカーズ】]]に滅法強い上に、[[無月の門]]が[[《異端流し オニカマス》]]を無視できるのが活躍の要因と言えよう。

[[【ジョーカーズ】]]は[[DMSD-04>DMSD-04 「ジョーカーズ・弾銃炸裂・スタートデッキ」]]で既に[[《ガンバトラーG7》]]を獲得しており、汎用構築で3ターンキルを比較的、容易に行うことができるようになった。

この弾で獲得した[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]を使った軸も強力であり、[[ジョラゴン・ビッグ1]]による汎用性も目を引く。

しかし、このデッキタイプが増えたことにより、[[《壊滅の悪魔龍 カナシミドミノ》]]や[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]によって、露骨に対策を打たれるようになった。

[[【赤青ドギラゴン剣】]]は[[《龍装者 バルチュリス》]]を獲得。2ターンキルすることができる素質、1ショットキルの打点補強から当初は騒がれたが、2ターンキル構築が現実的でないこと、これを打点補強にするとオーバーキルであることから、この時点では《龍装者 バルチュリス》に関してはそこまで高い評価ではなかった。ただ、[[《プラチナ・ワルスラS》]]を主軸としたウィニープランやリソース確保による1ショットキル補助、[[《異端流し オニカマス》]]による《ドギラゴン剣》系列封殺などから、Tier1の中でも手の付けられないデッキタイプとなっていた。

他には[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]などの除去札が豊富な[[【赤黒ドギラゴン剣】]]や[[ドルマゲドンX]]、[[メタ]]が豊富な[[ドロマー超次元]]、安定感のある[[【青黒ハンデス超次元】]]が存在していた。ハンデス系統や呪文へのメタが少ないのもこの頃の環境の特徴である。

同じくTier2の[[ロージアミラダンテ>ロージアミラダンテⅫ]]は[[《煌龍 サッヴァーク》]]の導入化によって[[カードパワー]]による[[ごり押し]]がより容易となった。[[赤白レッドゾーン>【赤単レッドゾーン】]]も[[《暴走 ザバイク/ブンブン・バースト》]]と[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]の登場によって強化された。

ジャバランガループは[[《龍素知新》]]の[[殿堂入り]]を受けて、[[《パイレーツ・チャージャー》]]→[[《黒神龍ブライゼナーガ》]]→[[《唸る鉄腕 ギリガザミ》]]などのスーパー・S・トリガーなどの暴発という動きが一般化した。

Tier3には[[赤青レッドゾーン>【赤単レッドゾーン】]]、[[【5色ドギラゴン剣】]]、[[【青黒】緑シャコガイル]]、[[墓地ソース]]、[[【青黒】退化]]、[[ゲイル・ヴェスパー]]が挙がった。

赤青レッドゾーンは[[【速攻】]]性能では赤青ドギラゴン剣に劣り、詰めの性能では赤白レッドゾーンの劣化であったため、《異端流し オニカマス》と[[禁断解放]]戦略を両立できる点で差別化する必要があった。

【青黒】緑シャコガイルは【速攻】に対しては充実した受け札で対処できるが、ループやコントロールに対しては[[《ロスト・ソウル》]]が必須であり、そうした考えから《ロスト・ソウル》採用型が一般化。[[《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》]]によって強化を受けているデッキでもあった。

ゲイル・ヴェスパーは[[DMRP-04裁>DMRP-04裁 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスタードラゴン!!〜正義ノ裁キ〜」]]、[[DMRP-04魔>DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」]]のカード群、および《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》によって十分な強化を受けている。ただ、《ガンバトラーG7》が[[《タマタンゴ・パンツァー》]]を貫通するため、Tier3の域を出ない。たいてい5〜6ターン目には勝てる上に11マナ貯まればハンデスを受けていても今引きからの[[《ジーク・ナハトファルター》]]で突っ走れるのでコントロール系統には強い。

2018年4月21日に開催された、「デュエル・マスターズグランプリ-6th」は3人の1チーム制で行われ、様々なデッキに満遍なく勝てるデッキを選択するかが[[プレイヤー]]に求められた。

ベスト64入賞者192人の中で[[【ジョーカーズ】]]が使用率1位を記録。[[《ガンバトラーG7》]]の軸が41人、[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]の軸が8人と、合計49人が使用で、使用率は26%。

2位は[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]系列の27人で14%。27人の内の15人は[[【赤青ドギラゴン剣】]]を使用したとされる。

3位は[[【青黒】緑シャコガイル]]で、合計22人使用で使用率は11%。

優勝は[[【青黒ハンデス超次元】]]、[[ドロマーミラダンテ>ロージアミラダンテⅫ]]、[[5色フェアリー・ミラクル]]を使用したチーム。

[[デ・スザーク]]はベスト4進出12人中4人が使用と言う勝ち組デッキとなった。

なお、「デュエル・マスターズグランプリ-6th」で[[トゥリオドギラゴン剣]]が著名になり、[[成長ミラダンテ]]もこの大会を機に確立を見た。

特にこれらの確立によって、登場前に過大評価されていたと見られていた[[《龍装者 バルチュリス》]]や[[《ワ・タンポーポ・タンク》]]が環境カードとしての評価を得るようになった。

*[[DMRP-06>DMRP-06 「双極篇 第2弾 逆襲のギャラクシー 卍・獄・殺!!」]]期 [#d7616b8f]

この弾の[[マスターカード]]である[[《“轟轟轟”ブランド》]]が登場するや否や、2ターンキルが比較的容易な[[“轟轟轟”ブランド]]という専用デッキが組まれた。このデッキの成立をきっかけに[[レッドゾーン>【赤単レッドゾーン】]]が環境落ちしたと言えばその凄さが分かるだろう。

[[《ツクっちょ》]]は成長ミラダンテを、[[《堕魔 ドゥリケン》]]はデ・スザークを強化しており、歴史の浅いデッキを強化するカード、新規デッキを作るカードがこの弾では少なくなかった。

それまで細々と使われていた[[トリーヴァミラダンテ]]は[[《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》]]による呪文のコスト踏み倒し戦略によってチャンピオンシップ上位入賞に恵まれるようになった。それまでそのデッキの中ではマイナーだった[[超次元]][[呪文]]も取り入れられるようになった。

DMRP-05で既に登場していた[[《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]を主軸とした[[轟破天九十九語]]は、[[《ドルツヴァイ・アステリオ》]]の登場によって呪文メタ1体程度では難儀しなくなり、本格的な活躍を始めた。

[[《遣宮使 ネオンクス/ネオ・ブレイン》]]の登場によって、[[ファンデッキ]]界隈を中心とした形であったが、[[オールデリート]]の流行が再燃。

[[ジャバランガループ]]は、[[《ポクチンちん》]]の登場によって露骨に墓地利用対策をされるようになった感がある。

そんな中、[[殿堂レギュレーション]]が改訂され、特に[[【赤青ドギラゴン剣】]]を始めとする既存の《蒼き団長 ドギラゴン剣》系統が大打撃を受けた。何と言っても[[《勝利のアパッチ・ウララー》]]の殿堂入りは大きく、これ以降は《蒼き団長 ドギラゴン剣》と[[ファイナル革命]]先の[[サイキック]][[リクルーター>リクルート]]で6打点を形成するためには、より汎用性の低い[[《勝利の道標レティーシャ》]]で我慢せざるを得なくなった。[[霊峰ドギラゴン剣]]に至っては[[《次元の霊峰》]]の[[殿堂入り]]によって消滅の憂き目に遭っている。
そんな中、[[殿堂レギュレーション]]が改訂され、特に[[【赤青ドギラゴン剣】]]を始めとする既存の《蒼き団長 ドギラゴン剣》系統が大打撃を受けた。何と言っても[[《勝利のアパッチ・ウララー》]]の殿堂入りは大きく、これ以降は《蒼き団長 ドギラゴン剣》と[[ファイナル革命]]先の[[サイキック]][[リクルーター>リクルート]]で6打点を形成するためには、より汎用性の低い[[《勝利の道標レティーシャ》]]で我慢せざるを得なくなった。[[【霊峰ドギラゴン剣】]]に至っては[[《次元の霊峰》]]の[[殿堂入り]]によって消滅の憂き目に遭っている。

《蒼き団長 ドギラゴン剣》系統の中でも、じっくり構えてメタ張りとドローを繰り返すトゥリオドギラゴン剣、《タイム1 ドレミ》と《タイム3 シド》の運用性を活かした[[【白青赤ドギラゴン剣】]]はむしろ殿堂レギュレーションの改訂で本質的に無傷であったことから相対的に強化。

トゥリオドギラゴン剣からは[[誕生ドギラゴン剣]]が派生しており、元のデッキと同じく中速から低速を意識したが故に環境に適応して殿堂レギュレーション改訂の影響を免れたと言える。ただ、こちらは環境入りまでには至っていない。

[[【5色ドギラゴン剣】]]は《マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド》と《オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」》の登場によって、墓地回収能力とコスト踏み倒しメタへの対処能力、汎用性が上昇。また、デ・スザーク対策として[[《地獄門デス・ゲート》]]を投入するケースも見られるように。

3ターンキルを達成可能なデッキは依然として環境に多いが、[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]と[[《制御の翼 オリオティス》]]によってにらみを利かせることができる[[サザン・ルネッサンス]]のチャンピオンシップ上位入賞が目立ち、トゥリオドギラゴン剣も《奇石 ミクセル》と[[《絶対の畏れ 防鎧》]]の最大8枚体制を武器とするなど、反応した際に[[山札の下]]に強制送還する方式のコスト踏み倒しメタが隆盛を極めた。そのため、実際のプレイングとしては中速を志向するようになるケースも少なくなくなった。
同じコスト踏み倒しメタでも[[《異端流し オニカマス》]]はcipの再利用をし易い[[手札]]へ送る方式であること、マッハファイターの普及によって、登場当初ほどのシェアは保てなくなっている。

***主流デッキ(通常環境) [#jd87c8f4]
-ドギラゴン剣
--[[【赤黒ドギラゴン剣】]]
--[[【5色ドギラゴン剣】]]
--[[【赤青ドギラゴン剣】]]
--[[【白青赤ドギラゴン剣】]]
--[[トゥリオドギラゴン剣]]
-ミラダンテⅫ
--[[ロージアミラダンテⅫ]]
--[[成長ミラダンテ]]
-[[シャコガイル]]
--[[ゲイル・ヴェスパー]]
--[[【青黒】緑シャコガイル]]
--[[轟破天九十九語]]
-[[【青黒ハンデス超次元】]]
-[[ドロマー超次元]]
-[[“轟轟轟”ブランド]]
-[[【ジョーカーズ】]]
-[[サザン・ルネッサンス]]
-[[墓地ソース]]
-[[【青黒】退化]]
-[[デ・スザーク]]
-[[ジャバランガループ]]

***新戦力カード [#jf7d8b25]
-[[《ガンバトラーG7》]]
-[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]
-[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]
-[[《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》]]
-[[《ルソー・モンテス/法と契約の秤》]]
-[[《ワ・タンポーポ・タンク》]]
-[[《龍装者 バルチュリス》]]
-[[《暴走 ザバイク/ブンブン・バースト》]]
-[[《ポクチンちん》]]
-[[《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]
-[[《ドルツヴァイ・アステリオ》]]
-[[《“轟轟轟”ブランド》]]
-[[《ツクっちょ》]]

**既存の有力カード [#ffeed76e]
-[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]
-[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]
-[[《暴走龍 5000GT》]]
-[[《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》]]
-[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]
-[[《超次元ガロウズ・ホール》]]
-[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]
-[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]
-[[《凶鬼07号 ジャバランガ》]]
-[[《水上第九院 シャコガイル》]]
-[[《天風のゲイル・ヴェスパー》]]
-[[《阿修羅サソリムカデ》]]
-[[《卍 デ・スザーク 卍》]]
-[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]
-[[《“龍装”チュリス》]]


----
**参考 [#g981edd5]
-[[デッキ・カードプールの変遷]]
-[[新章デュエル・マスターズ]]
-[[双極篇]]