#author("2018-07-22T19:00:51+09:00","","")
#author("2018-08-30T16:07:18+09:00","","")
*上位互換 [#j095a21d]

本来の意味は、上位の製品が下位の製品の全ての機能を持ちながら何らかの追加機能を持つこと。
そこから転じ、カードゲームでは上位のカードの能力が、下位のカードの能力を保持しながら何らかの優位性を持つことを指す。後から出たカードが上位となる場合が多い。
//同じ[[能力]]でありながら[[マナコスト]]が[[軽い]]とか、同じ[[マナコスト]]でありながら[[パワー]]が高いなど、2種の[[カード]]を比べた時に一方がもう一方に明らかに強いような場合を言う。
//どっちが先か、何手のは問題じゃないし、説明が分かりにくい。
//通常、上位互換、下位互換はどちらが先かで表現が変わります。Googleなどで検索してみるとよいでしょう。説明がわかりにくいなら追記すればよいと思います。表現自体は誤っていないのですから。
//また表現が漠然としていますね、"明らかに強い"とは何に対して明らかに強いのか極めて曖昧です。
カードAがカードBより優位性がある場合、「AはBの上位互換である」と言う。

例としては[[《解体屋ピーカプ》]]に対する[[《早食王のリンパオ》]]など。
[[《早食王のリンパオ》]]は[[《解体屋ピーカプ》]]と[[パワー]]、[[コスト]]、[[スピードアタッカー]]持ちである点が同じであり、かつ[[《解体屋ピーカプ》]]にはない[[ダイナモ]]を持っている。
//[[《サイバー・ブレイン》]]と[[《トリプル・ブレイン》]](または[[《ネオ・ブレイン》]])が最も有名。誰が見ても一目瞭然である。
//この例では先発後発が逆では?「先発後発」の記述か、こちらか、どちらかを外さなければ矛盾します。
//元の表現でよいと思います。ピーカプの説明で上位互換であること、及び種族違いから完全に上位互換と言えない場合があるよい判例となっていると思います。

「互換」とは「換えが効く」という意味であり、自分の[[デッキ]]に入っている[[カード]]の[[上位互換]]が登場した場合、[[上位互換]]に差し替えることで[[デッキ]]そのものの強さが底上げされる。
#region(そのほかの例)
-[[パワー]]がより高い
--[[《シザー・アイ》]]→[[《パーロック》]]など
-[[コスト]]がより低い
--[[《デコピン・クラッシュ》]]→[[《スチーム・ハエタタキ》]]など
-より多くのメリット能力を持つ
--[[《ボルテール・ドラゴン》]]→[[《ダブルソード・レッド・ドラゴン》]]など
-より強力な[[能力]](上位[[能力]])を持つ
--[[《貪欲秘宝ベラッチャ》]]→[[《凶砦秘宝リメンバー》]]など
-[[パンプアップ]]によって得られる[[パワー]]を素の状態で持っている
--[[《滑降妖精ガラボン》]]→[[《熊姫の面 ベアコダッシュ》]]など
-元のカードにある[[デメリット]]能力がより軽くなっている
--[[《道化人形ミケ》]]→[[《封魔ロノヴェル》]]など
-元のカードにある[[デメリット]]能力が無い
--[[《鋼鉄の鎚》]]→[[《熊姫の面 ベアコダッシュ》]]など
-元の[[カード]]の性能に加えて[[ツインパクト]]である
--[[《グローリー・マッスル》]]→[[《ケタノッコ・タンク/ケタノビール・ランサー》]]など

-似た言葉だが[[上位種]]とは異なる。あちらは「[[コスト]]が重い代わりにより強力な[[能力]]や[[パワー]]を持ったカード」といった意味合いである。&br;このゲームにおいては[[コスト]]が軽い事も利点の1つとなり得るため、必ずしも[[上位種]]=上位互換では無い。
あくまで元のカードに''加えて''上記の特徴にあてはまるのが上位互換である。一見下位に見える[[カード]]の方にも上記にあてはまる性能が1つでもあれば、比較対象の[[カード]]は上位互換とは呼ばない。
例えば、[[《束縛の守護者ユッパール》]]は[[《宝翼機ミール・サンダー》]]よりも強力な[[能力]]を持つが、パワーが500低いため上位互換ではない。
#endregion

-種族まで同じ、あるいはより優れているものは[[完全上位互換]]と呼ばれる。[[デュエルマスターズ]]では[[種族]]が[[デッキビルディング]]に重要な要素となる場合もあり、種族が異なる場合は必ずしも[[完全上位互換]]ではない。
「互換」とは「換えが効く」という意味であり、自分の[[デッキ]]に入っている[[カード]]の上位互換が登場した場合、そちらに差し替えることで[[デッキ]]そのものの強さが底上げされる。

-前述の通り換えが効くかどうかが上位互換か否かの一つの判断基準なので、一見性能が優れていても[[文明]]だけが違ったり、なんらかのキーワード能力を経由していたりする場合は上位互換とは言えない。
-単体での性能だけでなく、他のカードと組み合わせた場合も上位の働きをするカードは「[[完全上位互換]]」と呼ばれる。上位互換であることに加えて[[種族]]が同じ、あるいはそれに加えて別の[[種族]]や[[ソウル]]を持っていたりするものがあてはまる。
上位互換だが[[種族]]が違う場合、その[[種族]]を参照する[[デッキ]]に投入すると[[コンボ]]や[[シナジー]]が不成立となることがあるため、完全上位互換とは呼ばない。

-似た言葉だが[[上位種]]とは異なる。あちらは「[[コスト]]が重い代わりにより強力な[[パワー]]や[[能力]]を持ったカード」といった意味合いである。[[デュエル・マスターズ]]においては[[コスト]]が軽い事も利点の1つとなり得るため、必ずしも[[上位種]]=上位互換では無い。

-前述の通り換えが効くかどうかが上位互換か否かの一つの判断基準なので、一見性能が優れていても[[文明]]だけが違ったり、なんらかの[[キーワード能力]]を経由していたりする場合は上位互換とは言えない。

-特定の[[コスト]]や[[カードタイプ]]などを重視する[[デッキ]]もあるため、[[デッキ]]によっても実際に換えが効くとは限らない。
--逆に、[[銀の弾丸]]的な[[カード]]の場合は細かい差異は気にされない場合が多い。例えば、[[《策略の手》]]に対する[[《解体人形ジェニー》]]も[[呪文]]と[[クリーチャー]]という違いはあるものの、一般に上位互換とされる。
--逆に、[[銀の弾丸]]的な[[カード]]の場合は細かい差異は気にされない場合が多い。例えば、[[《策略の手》]]に対する[[《解体人形ジェニー》]]は、[[呪文]]と[[クリーチャー]]という違いはあるものの、一般に上位互換とされる。

-これの対義語が[[下位互換]]である。

**参考 [#pfe24ce0]
-[[用語集]]
-[[類似カード]]
-[[完全上位互換]]
-[[下位互換]]
-[[相互互換]]