#author("2018-11-04T19:59:18+09:00","","")
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*&ruby(てふだ){手札}; [#d7637ac7]

文字通り「手の中にあるカード」のこと。
[[デュエル]]では手札からカードを使っていくことで[[ゲーム]]を進めていく。

当然ながら多くの手札を持っていたほうがプレイの選択肢が広がるため有利となる。
[[デュエル・マスターズ]]では、各プレイヤーはゲーム開始時に5枚の手札を持ってスタートする。

デュエル・マスターズでは、[[ドロー]]効果のあるカードを使用しない場合、原則として1[[ターン]]に1枚ずつしか手札の補充ができない。一方、手札を使うチャンスは1ターンに最低2回([[チャージ]]1回+[[メインステップ]])訪れるため、序盤で無計画にカードを消費していくと4〜5ターン目で手札がなくなってしまう。

この状況を回避するために、ほとんどの[[デッキ]]では[[サーチ]]や[[ドローソース]]などの[[手札補充]]や、強力なカードの使用タイミングを早めるための[[マナブースト]]が組み込まれる。

他のカードゲームにも言えるが、「手札を制した者がゲームを制する」と言っても過言ではない程の重要な領域である。手札の枚数がたった一枚違うだけでも、後のプレイに大きな影響を及ぼしかねない。そのため、手札補充やハンデスを行うカードの調整は、開発側にとって非常に難しく、[[殿堂入り]]や[[プレミアム殿堂]]に指定されたカードの中には、この類の能力を持っているものが多い。

-手札は基本的に相手に見せる必要はないが、[[《解体人形ジェニー》]]や[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]などカードの能力によって相手に見せなければならない場合もある(>[[ピーピング]])。特に後者は半永久的に「手札を表向きにしてプレイ」させられるため非常に不利になる。

-[[デュエル・マスターズ]]では手札の枚数に上限はないので、何枚でも持つことができる。ただし、[[ドロー]]のしすぎは控えるべきである。[[山札]]を過度に減らすことになり、[[ライブラリアウト]]の危険を高めてしまう。また、[[《ロスト・ソウル》]]を喰らった時の被害も大きくなる。

-[[《禁断〜目醒めの刻〜》]]/[[《禁断のドキンダム》]]は、[[ゲーム]]開始時の5枚の[[手札]]のうちに固定される特殊な[[カード]]。両面[[カード]]であるため、必ず公開札となる。

-他のTCGとは違い、[[デュエル・マスターズ]]では手札を意図的に見せてもルール的には問題ない。
--このルール故に[[ループ]]の証明のために手札を見せるという行為を行うことが許される。そのこともあってデュエル・マスターズではシリーズを追うごとにループコンボが勢いを増している。
--[[《超法無敵宇宙合金武闘鼓笛魔槍絶頂百仙閻魔神拳銃極太陽友情暴剣R・M・G チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》]]は[[手札]]にある間にも他の[[カード]]に影響する[[能力]]を持つ。[[カード]]には明記されていないが、この[[カード]]の効果で[[エグザイル・クリーチャー]]の持つ能力を無視してプレイする場合、このカードを手札から相手に見せて、カードの存在を明示する必要がある。
-もっとも上記のような理由がなければ、失礼ととられるので控えるべき。漫画において敵が主人公をなめきった時にこれを行う例がある。

-ゲーム開始時に引いた5枚の手札は「初手」と呼ばれることが多い。

-[[水]][[文明]]のカードの[[フレーバーテキスト]]では知識、カード名ではブレインと呼ばれていることがある。([[《エナジー・ライト》]]など)

-この手札を狙った妨害行動が[[ハンデス]]([[手札破壊]])である。強力な[[カード]]でも使われる前に封じるだけでなく、単純にプレイの選択肢を狭めることができるので、序盤から終盤まで一定の成果を上げることができる。

-手札の枚数の優位性を[[ハンドアドバンテージ]]と呼ぶ。[[コンボデッキ]]同士の試合や、[[除去]]や[[ハンデス]]の応酬になった時などはこれが大きい方が有利になる。(>[[アドバンテージ]])

**参考 [#afefd829]
-[[用語集]]
-[[ドロー]]
-[[ドローソース]]
-[[ハンドアドバンテージ]]
-[[手札補充]]
-[[召喚]]
-[[ハンデス]]
-[[ピーピング]]