#author("2018-08-12T20:41:53+09:00","","")
#author("2019-12-12T09:47:57+09:00","","")
*事故 [#eb68f6ce]

ゲーム中思い通りの[[手札]]が来ず、デッキが機能しない状態のこと。
「事故る」というような動詞として使う場合もある。
ゲーム中、比較的低確率でおきてしまう良からぬ事象全般のこと。
例としては
-序盤から手札にコストの高いカードしか来ない([[手札事故]])
-出したい[[カード]]の[[文明]]の[[マナ]]を出せる[[カード]]が来ない([[色事故]])
-[[シールド]]や[[封印]]に[[カード]]が[[埋まり>埋まる]]、いくら[[ドロー]]や[[サーチ]]をしても[[手札]]に来ない
//-[[ドラゴン]]を大量投入した[[【連ドラ】]]において[[《竜星バルガライザー》]]の[[アタックトリガー]]で[[ドラゴン]]でないカードが捲れてしまう。
//ガチロボと例が被るためカット
-[[S・トリガー]]を多めに入れているにも関わらず[[シールド]]から[[S・トリガー]]が1枚も出ない。
-[[《番長大号令》]]で[[ハンター]]が1枚もめくれない。
-[[《フェアリー・ギフト》]]以外の39枚が6コストのカードが[[【6軸ガチロボ】]]において、[[《ガチャンコ ガチロボ》]]の[[cip]]で[[《フェアリー・ギフト》]]が捲れてしまう。

具体的には、序盤に[[コスト]]が高い[[カード]]しか引けなかったり、[[コンボ]]のパーツが揃わなかったり、[[マナ]]の[[色]]が足りない(>[[色事故]])などの状況を指す。『事故って負けた』などの表現をされることもある。
などが挙げられる。

また、[[《解体人形ジェニー》]]等で相手の重要なカードを[[ハンデス]]することで相手の思い通りにゲームをさせないことを『相手を事故らせる』と表現することがある。 [[コントロール]]では相手をうまく事故らせることが重要である。
「事故る」というような動詞として使う場合もある。『事故って負けた』などの表現をされたりもする。

-一般に[[ウィニー]]ばかりで構成される[[【速攻】]]のようなデッキは事故が起こりにくいが、[[重量級]]ばかりで構成される[[連ドラ]]などは事故が起きやすい。勝率が重要となる大会では、使用デッキの事故率の高さも考慮に入れておきたい。
事故はなるべく防ぐよう努めるようにデッキを構築すべきだが、それが返って別の事故を引き起こすことになることも。[[《竜星バルガライザー》]]の[[アタックトリガー]]で[[ドラゴン]]でないカードが捲れるのを防ぐために[[ドラゴン]]を多く入れた結果、序盤から[[手札]]にコストの高いドラゴンばかり来てしまいやすくなるというのがいい例だろう。

-[[コンボデッキ]]の場合、[[コンボ]]に必要な枚数が増えるほど事故の確率も上昇する。&br;[[進化]]もまた[[進化元]]と[[進化]]先の両方が揃わないと動けないため、事故の起こりやすいシステムである。これが[[究極進化]]や[[進化GV]]などになるとさらに事故率が高くなる。
あくまで低確率で起きてしまうことを指すのであって、よろしくない事象が高確率で起きるのであれば、それは事故というよりデッキの構築が悪いと言えよう。例えば、[[ドラゴン]]が10枚以下の[[デッキ]]では、当然[[《竜星バルガライザー》]]の[[アタックトリガー]]で[[ドラゴン]]でないカードが捲れる確率の方が高いため、その場合は「デッキの構築が悪い」。

-対戦相手の[[カット]]によって事故が起きてしまった場合、故意、無作為に拘らずそれを[[デスカット]]と呼ぶことがある。
稀ではあるが、逆にあまりにも運が良すぎて、相手にとって理不尽なことが起きた時にも事故と呼ばれることも。
例としては
-[[【ダーツデリート】]]において、1ターン目に[[《ラッキー・ダーツ》]]を唱えた時に相手に選んでもらったシールドが[[《オールデリート》]]だった。
-[[【墓地ソース】]]において、[[《一なる部隊 イワシン》]]が連続で4枚も捲れて、2ターン目にして[[墓地]]が6枚以上になった。
-[[ブレイク]]された全ての[[シールド]]が[[S・トリガー]]だった。

-デッキAにとっての事故手札がデッキBにとっての事故手札とは限らない。&br;たとえば[[【除去コントロール】]]で手札が重量[[S・トリガー]]ばかりなのは動きとして想定内なので事故とカウントされにくい。&br;また通常[[多色]]カードばかりの手札は事故だが、[[【5色デッキ】]]においては[[《フェアリー・ミラクル》]]の存在ゆえに事故ではなく理想に近い動きだったりする。

-[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]と[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]は、[[ゲーム]]開始時から[[バトルゾーン]]に存在することが約束されるため、それ自体は100%事故の起こらない確実な切り札である。だが一方で[[ゲーム]]開始時に特定の枚数が[[デッキ]]から[[封印]]として置かれ使用不可能となるため、他の[[カード]]の事故率を高めることになる。構築の際は注意。

-事故が起きる確率もそのデッキの性能の一部である。デッキの選択が個人の裁量に任されているカードゲームでは、ゲームに敗北した際、感想として「事故ったからうんぬん」と言うのは相手を不快にさせるおそれがある。また、「プレイングミスで敗けた」、というのも同様に注意が必要。相手の目の前で言うと「本当は俺のほうが強い。敗けたのはマグレ。」と勘違いさせる場合もある。

**参考 [#l3b5ed27]
-[[手札事故]]
-[[用語集]]
-[[色事故]]
-[[事故防止]]