#author("2018-08-11T17:45:04+09:00","","")
*【黒緑速攻】 [#k857de87]

[[闇]]と[[自然]]の2色で組まれた[[【速攻】]][[デッキ]]。

豊富な1[[マナ]][[クリーチャー]]と優秀な[[進化クリーチャー]]が使えるのが特徴。

[[水]]/[[闇]]型の[[【墓地進化速攻】]]は[[青黒メルゲ【墓地進化速攻】]]を参照のこと。

|死神術士デスマーチ UC 闇文明 (1)|
|進化クリーチャー:デスパペット 1000|
|ブロッカー|
|墓地進化−闇のクリーチャーを1体自分の墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。|
|このクリーチャーがバトルする時、そのバトルの終わりまで、バトルしている相手クリーチャーのパワーは−4000される。|

|密林の総督ハックル・キリンソーヤ UC 自然文明 (3)|
|進化クリーチャー:ドリームメイト 5000|
|マナ進化−自然のクリーチャーを1体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。|
|シールド・フォース|
|SF−自分のクリーチャーは、それよりパワーの小さいクリーチャーにブロックされない。|

軽量の[[墓地]]肥やしから軽量[[墓地進化]][[クリーチャー]]である[[《死神術士デスマーチ》]]や軽量[[マナ進化]][[クリーチャー]][[《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》]]を出していく。

[[《ダンディ・ナスオ》]]、[[《孤独の影ロンリー・ウォーカー》]]、[[《ねじれる者ボーン・スライム》]]といった各種墓地肥やしから[[墓地進化]][[クリーチャー]]に繋ぐ。

**候補カード [#fe1ec30c]
**1マナ [#t6f2be70]
|[[《ねじれる者ボーン・スライム》]]|[[ウィニー]]、[[自壊]]して[[進化元]]に|
|[[《闇戦士ザビ・クロー》]]|[[【速攻】]]の申し子。[[破壊]]されても[[進化元]]に|
|[[《孤独の影ロンリー・ウォーカー》]]|1[[ターン]]目に出せば[[自壊]]して[[進化元]]に|
|[[《緊縛の影バインド・シャドウ》]]|全ての[[闇]][[クリーチャー]]を[[タップイン]]|
|[[《冒険妖精ポレゴン》]]|[[自然]]の[[ウィニー]]|
|[[《スナイプ・モスキート》]]|[[マナ回収]]兼場に残る殴り手|
|[[《ベイB ジャック》]]|クリーチャーからマナを生み出す。プレミアム殿堂|

**2マナ [#ta1adb4f]
|[[《ダンディ・ナスオ》]]|2[[ターン]]目以降は実質1[[マナ]]。[[墓地肥やし]]。[[殿堂入り]]|
|[[《ジオ・ナスオ》]]|2枚目以降の[[《ダンディ・ナスオ》]]|
|[[《桜風妖精ステップル》]]|《ジオ・ナスオ》に並ぶ実質1コストウィニーにして[[マナ加速]]手段|
|[[《呪氷妖精マッド・サクラン》]]|[[進化]]がいると[[パンプアップ]]|
|[[《福腹人形コダマンマ》]]|[[手札]]の切れない[[ウィニー]]|
|[[《変身人形イルルカ》]]|[[墓地進化]]サポート [[進化元]]にも適している|
|[[《無頼封魔アニマベルギス》]]|ブレイク数増加。ジオ・ナスオとは相性が悪い|

**3マナ [#z61d882b]
|[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]|強力[[メタカード]]|
|[[《禁術のカルマ カレイコ》]]|~|
|[[《停滞の影タイム・トリッパー》]]|敵[[マナ]][[タップイン]]|
|[[《虚構の影バトウ・ショルダー》]]|[[呪文]][[メタ]]|
|[[《ミラー怪人 ドテラバラ》]]|~|
|[[《封魔ヴィネス》]]|[[ブロッカー]][[除去]]|

**進化クリーチャー [#c59cd6a0]
|[[《死神術士デスマーチ》]]|1[[マナ]][[墓地進化]]|
|[[《鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー》]]|2[[マナ]][[墓地進化]]|
|[[《死神竜凰ドルゲドス》]]|3[[マナ]][[墓地進化]]|
|[[《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》]]|[[ブロッカー]]と[[《光牙忍ハヤブサマル》]]にも強い|

**その他 [#p8324664]
|[[《進化設計図》]]|[[進化]]を補充|
|[[《エボリュート・パワー》]]|[[ドロー]]+[[追加ブレイク]]|
|[[《雪要塞 ダルマンディ》]]|全体[[パンプアップ]]で[[火力]]対策|
|[[《天真妖精オチャッピィ》]]|[[ミラーマッチ]]対策。[[《福腹人形コダマンマ》]]とも[[シナジー]]|
|[[《ファンタズム・クラッチ》]]|[[S・バック]]で[[除去]]。[[《福腹人形コダマンマ》]]とも[[シナジー]]|
|[[《ビースト・チャージ》]]|変則的な[[手札補充]]|
|[[《父なる大地》]]|3[[コスト]]の[[除去]][[呪文]]|
|[[《阿弥陀ハンド》]]|~|

**このデッキの戦い方 [#k55a106b]
1[[ターン]]目から[[クリーチャー]]を展開し続け、相手を追い詰めていく。[[闇]]と[[自然]]で12枚以上の1[[マナ]][[ウィニー]]が採用できるため、初手で引けないことは滅多にないだろう。

[[《ねじれる者ボーン・スライム》]]らや[[《闇戦士ザビ・クロー》]]などの[[闇]]の[[クリーチャー]]が[[墓地]]に落ちたら、[[《死神術士デスマーチ》]]などの[[種]]として再利用する。

試合序盤から猛攻を掛けることが可能で、
+[[《冒険妖精ポレゴン》]]または[[《ねじれる者ボーン・スライム》]]
+[[《無頼封魔アニマベルギス》]]または[[《ダンディ・ナスオ》]]+[[《死神術士デスマーチ》]]
などの方法で、2[[ターン]]目に[[シールド]]を2枚[[ブレイク]]できることも多い。

各種[[【速攻】]]よりも実質的に[[パワー]]が高く([[《死神術士デスマーチ》]]は5000と考えて)、主力の[[《死神術士デスマーチ》]]が[[ブロッカー]]であるため、【速攻】相手には有利である。

[[ウィニー]]が[[除去]]されても[[墓地進化]]の[[進化元]]になるため形勢が悪化しづらく、[[青単]]や[[【赤単速攻】]]と比して安定性が劣るわけでもない。[[《鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー》]]の[[ハンデス]][[能力]]により、[[【速攻】]][[デッキ]]の中では[[ニンジャ・ストライク]]にもかなりの耐性がある。
ただし、最近は単純な殴り手である[[《鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー》]]を採用しないタイプも出てきており、より物量、スピード、突破力を高めた編成となっていることも。

[[《ベイB ジャック》]]が登場してからは《ベイB ジャック》の効果によって1コストクリーチャーを1ターンの内に一気に並べる戦術が取れるようになり、このデッキは前のめりのビートダウンから高速1ショットに姿を変えた。これによって途中で相手に手札を与えるリスクが少なくなった。相手の手札を増やして相手にターンを返すリスクを避けることから、《ベイB ジャック》軸では《無頼封魔アニマベルギス》、《ジオ・ナスオ》、《死神術士デスマーチ》は採用されないことが多い。

やや盲点だが[[《桜風妖精ステップル》]]も有用である。[[《ベイB ジャック》]]が前提となり多少の運も絡むが、[[マナゾーン]]に[[闇]]単色ののカードが落ちればマナゾーンに余った闇のマナ1枚と《ステップル》自身によって、[[自然]]の1コストウィニーにも闇の1コストウィニーにもアクセスできる。

**このデッキの弱点 [#zdce7dd3]
[[【速攻】]]対策の定番、[[S・トリガー]]にかなり弱い。
特に[[《めった切り・スクラッパー》]]などの割り切り[[火力]]及び[[全体除去]]、[[《凶殺皇 デス・ハンズ》]]のような[[除去]]持ち[[クリーチャー]]には滅法弱く、一気に失速してしまう。[[ブレイク]]した1枚目が[[《ヘブンズ・ゲート》]]なんかだと完全に阿鼻叫喚である。
[[《式神シシマイ》]]で[[クリーチャー]]の[[S・トリガー]]は防げるが、あまり[[デッキ]]に入れるような[[クリーチャー]]ではない。[[S・トリガー]]の対策はほぼ不可能なため、この辺りは諦めるべきか。

[[《ノーブル・エンフォーサー》]]や[[《ローズ・キャッスル》]]にも注意。[[赤緑]][[【速攻】]]に比べ、こちらは全体的に基礎[[パワー]]が低めであり、最軽量の[[墓地進化]][[クリーチャー]]である[[《死神術士デスマーチ》]]や、各種[[ウィニー]]の動きが完全に止まったり、蹴落とされてしまう。[[《雪要塞ダルマンディ》]]などでしっかりと対策を取りたい。
[[《ローズ・キャッスル》]]に関しては[[パワー]]が2000以上の[[クリーチャー]]でその[[シールド]]を叩くだけで済むので、構築というよりは[[プレイング]]上での対策が必要となる。
また、[[パワー]]6000以上の[[クリーチャー]]が[[デッキ]]に入ることは少ないため、[[パワー]]5000以下を封殺する[[《暴走龍 5000GT》]]や[[《聖霊王ジャスティウス》]]、[[《諸肌の桜吹雪》]]などにもかなり弱い。
特に[[《諸肌の桜吹雪》]]は[[《幻緑の双月》]]から繋いで最速3[[ターン]]で飛んでくるため【黒緑速攻】にも間に合う天敵。[[除去]]または[[パンプアップ]]が無ければ完全に詰むことになる。

《ベイB ジャック》軸では[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]が弱点として大きく、《メガ・マグマ・ドラゴン》が相手のデッキに入っていると覚った場合は、敢えてクリーチャーを出し惜しむ戦術を取ることも一考の余地がある。

また[[ブロッカー]][[除去]]が少なく、[[赤単]]などに比べると序盤から[[ブロッカー]]で制圧する[[デッキ]]に対して弱い。これは色的に仕方ない面もあるので、[[環境]]を読みつつ[[《死神竜凰ドルゲドス》]]、[[《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》]]等で対応していきたい。

とはいえ、これらの弱点をカバーするために[[メタ]][[カード]]を採用すると、本来の[[【速攻】]]としてのスピードが失われ本末転倒になる恐れがあるため、むしろやられたら負けと思い切ることも大事。

**その他 [#j780301b]
-確率は低いが[[《スナイプ・モスキート》]]or[[《闇戦士ザビ・クロー》]]→[[《ダンディ・ナスオ》]]+[[《死神術士デスマーチ》]]→[[《無頼封魔アニマベルギス》]]or[[《エボリュート・パワー》]]と繋ぐことが出来れば、3[[ターン]]キルも可能。

**環境において [#v8f712a3]
[[神化編]]で[[《死神術士デスマーチ》]]や[[《鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー》]]が登場すると成立。[[青単]]とともに[[メタゲーム]]として活躍した。

この[[デッキ]]以前の[[【速攻】]][[デッキ]]よりも数段早いスピードで展開出来ることや、[[ハンデス]]、[[ブロックされない]](条件付き)、[[ブロッカー]]などの要素が含まれており、[[神化編環境]]、[[覚醒編環境]]の[[トップメタ]]として猛威を振った。

[[DMR-01>DMR-01 「エピソード1 ファースト・コンタクト」]]の発売と前後して、[[《ダンディ・ナスオ》]]の[[殿堂入り]]によってやや弱体化したが、[[調整版]]の[[《ジオ・ナスオ》]]、新たなアタッカー[[《闇戦士ザビ・クロー》]]などを獲得。全盛期よりややスピードは落ちたが、その速さは相変わらず健在。現在まで[[地雷]]として猛威を振るい続けている。

ウィニーで固めたデッキである都合上個々の[[カードパワー]]は非常に低いため、長らく[[《ダンディ・ナスオ》]]以来デッキパーツの規制を経験していなかった。2018年3月1日に[[《ベイB ジャック》]]が[[プレミアム殿堂]]となり、これにより2枚目の規制パーツが誕生した格好となったが、これは弱体化と言うよりは[[《ベイB ジャック》]]により異常な状況となる以前の普通の[[【速攻】]][[デッキ]]に戻ったということであろう。

**参考 [#c7fd003e]
-[[デッキ集]]
-[[【速攻】]]
-[[黒緑]]
//-本項ではサイドカラーが[[自然]]の場合を紹介しているが、[[火]]や[[水]]を使うことも可能。[[火]]を採用した場合は弱点であるブロッカーへの対抗手段が増え、[[《ボルカニック・アロー》]]等の[[スーサイド]]系カードも墓地に闇のクリーチャーを落とせる可能性があるので相性が良い。[[水]]を採用した場合は[[《エマージェンシー・タイフーン》]]を始め、[[《ストリーミング・シェイパー》]]や、[[《アクア・メルゲ》]]等、墓地肥しの手段が非常に豊富になる。(>[[青黒メルゲ【墓地進化速攻】]])

//最大の[[メタカード]]は[[《ローズ・キャッスル》]]。1枚[[要塞化]]されるだけで、大半のカードが場に存在できなくなってしまう。さらにはここに[[《予言者マリエル》]]や[[《ノーブル・エンフォーサー》]]が加わると、[[《ローズ・キャッスル》]]を割りに行く要員も減り非常に厳しい。
//薔薇城とマリエルエンフォが揃えば、【墓地進化速攻】に限らず大抵沈黙すると思いますが
//また一方でブロッカー除去が少なく、[[赤単]]などに比べると序盤からブロッカーで制圧するデッキに対して弱い。これは色的に仕方ない面もあるので、[[環境]]を読みつつ[[《死神竜凰ドルゲドス》]]、[[《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》]]を増量して対応。各種メタカードに対しても、[[《ローズ・キャッスル》]]には[[《雪要塞ダルマンディ》]]を、[[《予言者マリエル》]]には[[《貴星虫ドレインワーム》]]を、[[《ノーブル・エンフォーサー》]]には[[《式神ガーデナー》]]等、対策を講じることを構築する際には心がけたい。
//
//[[《ノーブル・エンフォーサー》]]には注意。[[赤緑]][[【速攻】]]に比べ、こちらは全体的に基礎[[パワー]]が低めであり、最軽量の[[墓地進化]][[クリーチャー]]である[[《死神術士デスマーチ》]]や、各種[[ウィニー]]の動きが完全に止まってしまう。[[《雪要塞ダルマンディ》]]や[[《式神ガーデナー》]]などでしっかりと対策を取りたい。
//同じく[[【速攻】]]に対する[[メタカード]]の[[《ローズ・キャッスル》]]にも注意。対策[[カード]]を引けば動き出せる上記と違い、[[パワー]]1000勢が軒並み落とされてしまう。とはいえ、[[墓地]]を利用しやすいこの[[デッキ]]に置いては逆に利点になる場合も無きにしもあらず、ではあるが。こちらは[[パワー]]が2000以上の[[クリーチャー]]でその[[シールド]]を叩くだけで済むので、構築というよりは[[プレイング]]上での対策が必要となる。