#author("2018-11-19T02:05:23+09:00","","")
*高速化 [#ra59fe37]

[[ゲーム]]の進行速度が以前の[[環境]]より早くなること。主に、[[フィニッシャー]]の展開と[[ダイレクトアタック]]の速度が早まる[[インフレ]]の現象の一種を指す。

高速化と言う言葉自体は古くから存在していたが、より広く浸透したのは[[革命編]]における[[侵略]]というギミック、取り分け[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]、それを軸に構成された[[【赤単レッドゾーン】>【レッドゾーン】]]の存在が大きい。コスト6のパワー12000以上の[[T・ブレイカー]]という[[スペック]]でありながら、自身の[[能力]]で3、4[[ターン]]に[[コスト]]を踏み倒して現れ、強力な[[能力]]で場を荒らした上でそのままダイレクトアタックまで持ち込める。多くのプレイヤーは否が応でもこの高速化という現象を意識せざるを得なくなった。

[[革命ファイナル]]においても、味方[[クリーチャー]]を[[手札]]と[[マナゾーン]]から展開出来るなどの[[革命チェンジ]]を持つ[[クリーチャー]]が高速化に拍車を掛けた。特に、多色クリーチャーのコスト踏み倒しとスピードアタッカーの付与を行う能力を持った[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]の登場で、3、4ターンキルがさらに容易になった。長期戦を得意とするコントロール系のデッキでも、[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]などで早い段階から強力なロックで相手を一方的に追い詰め、中速並みの速さで[[ダイレクトアタック]]に持ち込めるようになった。そのため、革命編以降の環境は「高速環境」と呼ばれるようになった。良くも悪くも、この時期の環境の変化はデュエル・マスターズの歴史を変えた分岐点と言えるだろう。

[[双極篇]]に入ると、パワー9000の[[W・ブレイカー]]でありながら、1ターン目からバトルゾーンに出ることができる[[《“轟轟轟”ブランド》]]が登場。このカードによって2ターンキルが現実的な確率で実現できるようになり、高速化がさらに激化する事態となった。

**参考 [#r7816e49]
-[[用語集]]
-[[インフレ]]
-[[侵略]]
-[[革命チェンジ]]