#author("2019-01-09T18:01:18+09:00","","") *&ruby(かんぜんじょういごかん){完全上位互換}; [#uc6d12d4] あるカードが、下位となるカードに対して[[スペック]]が完全に上回っていること。 [[効果]]、[[コスト]]、[[パワー]]などから見て[[上位互換]]であることに加え、[[種族]]まで同じ(あるいは、より[[汎用性]]の高い[[種族]]に置き換わっている)場合に使われる。 他の[[カード]]よりも明確に強力な[[カード]]として生まれてくるために、[[スペック]]が高いものが多い。 逆にいえば、[[完全下位互換]]となった[[カード]]には使い道がほとんど無くなってしまうため、完全上位互換の登場を快く思わない[[プレイヤー]]も存在する。 TCGでは[[カードパワー]]は徐々に[[インフレ]]していく傾向があるため、新しい[[エキスパンション]]で古いエキスパンションのカードの完全上位互換が出ることは仕方のないことだろう。 **完全上位互換の例 [#kb6ff169] //五十音順 -[[《アクア・エージェント》]]→[[《アクア・レンジャー》]] //-[[《エレガント・ランプ》]]→[[《グレープ・ジェリー》]][[《デプス・ノーブル》]][[《バブル・ランプ》]] -[[《オーラ・ブラスター》]]→[[《パワー・チャージャー》]][[《ルナティック・エナジー》]] -[[《ガウレザル・ドラゴン》]]→[[《ネオ・ボルシャック・ドラゴン》]][[《ボルシャック・クロス・NEX》]] -[[《屑男》]]→[[《封魔妖スーパー・クズトレイン》]] //-[[《月光の守護者ディア・ノーク》]]→[[《光粒の守護者バル・パース》]][[《彩風の守護者オグリ・ホリークス》]] -[[《幻竜砲》]]→[[《獅子幻獣砲》]] //-[[《紅神龍グリムゾンサンダー》]]→[[《紅神龍ジャガルザー》]] -[[《再誕の森》]]→[[《偉大なる恵み》]][[《再誕の社》]] //-[[《殺戮の化身》]]→[[《疾走の化身》]] -[[《地獄スクラッパー》]][[《オメガ・スイーパー》]]→[[《スーパー炎獄スクラッパー》]][[《龍装車 マグマジゴク/地獄スクラッパー》]] //-[[《シザー・アイ》]]→[[《イリュージョン・フィッシュ》]][[《インスペクト・シード》]][[《ノスタルジア・フィッシュ》]] //-[[《スクランブル・ブースター》]]→[[《マッハ・ドライブ》]] //-[[《晴天の守護者レゾ・パコス》]]→[[《光牙忍ハヤブサマル》]] //-[[《騒乱の影ウエスタン・バレル》]]→[[《威牙忍クロカゲ》]] //-[[《ダイヤモンド・カッター》]]→[[《ダイヤモンド・ソード》]] -[[《黄昏の守護者シーブス・キーン》]]→[[《戦域の守護者リーン・イグナス》]] //-[[《デス・チェイサー》]]→[[《魔弾アルカディア・エッグ》]] //-[[《貪欲秘宝ベラッチャ》]]→[[《凶砦秘宝リメンバー》]] //-[[《バザガジール・ドラゴン》]]→[[《バザガベルグ・疾風・ドラゴン》]] //-[[《ハンドレッドバレル・ドラゴン》]]→[[《ボルシャック・ドラゴン》]][[《ボルメテウス・武者・ドラゴン》]][[《グラビティ・ドラゴン》]]他多数 //[[《ボルシャック・大和・ドラゴン》]][[《バルキリー・裂空・ドラゴン》]][[《グランドクロス・斬鉄・ドラゴン》]][[《バイオレンス・迅雷・ドラゴン》]] //-[[《ピコラのスパナ》]]→[[《ボーグのリボルバー》]] //-[[《ブラストボール・ドラグーン》]]→[[《トランス・ドラグーン》]] //-[[《プリーチ・トマト》]]→[[《ビクトリー・アップル》]] -[[《ホーリー・メール》]]→[[《ザ・ストロング・ガード》]] [[《プロテクション・サークル》]] //-[[《ポッポ・チャッピー》]]→[[《ロッポ・ロッポ》]][[《ポッポ・弥太郎・パッピー》]] //-[[《ボルガッシュ・ドラゴン》]]→[[《闘龍騎ヴィラン・レギウス》]][[《ネオ・ボルシャック・ドラゴン》]][[《オーバーキル・ゼロ・ドラゴン》]] //-[[《ボルシャック・ドラゴン》]]→[[《ボルシャック・大和・ドラゴン》]] //-[[《ボルテール・ドラゴン》]]→[[《ダブルソード・レッド・ドラゴン》]] //-[[《マスク・ド・チェリー》]]→[[《スライス・オニオン》]] //-[[《メタルカオス・ドラゴン》]]→[[《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》]] //-[[《メテオ・ドラゴン》]]→[[《アルティメット・影虎・ドラゴン》]] //-[[《メテオレイジ・リザード》]]→[[《スクリューヘッド・リザード》]] //-[[《霊騎サイヤ》]]→[[《霊騎サイヤス・トロン》]][[《霊騎聖者キュルトス》]] //-[[《烈裂虫テンタクル・ワーム》]]→[[《暴食虫グレゴリア・ワーム》]] //↑「例」にしては多すぎ。 //同感。一部消去でスリムに。 この逆が[[完全下位互換]]である。 -[[不死鳥編]]が人気の無い理由の1つとして、完全上位互換であるような強力な[[カード]]が少ない事が挙げられる。それを反省してか、次の[[極神編]]は[[《ダイヤモンド・ソード》]]や[[《ボルシャック・大和・ドラゴン》]]など、完全上位互換の宝庫となった。 -3つも後のエキスパンションで出たにもかかわらず、[[《スクリューヘッド・リザード》]]のまさしく完全下位互換である[[《メテオレイジ・リザード》]]には同情を禁じ得ない(このカードに限った事ではないが)。 -[[《バザガベルグ・疾風・ドラゴン》]]は[[クロスギア]]を使わない[[デッキ]]ならほぼ[[相互互換]]なので、[[《バザガジール・ドラゴン》]]が完全に退いたわけではない。このように特定のデッキでしか何らかの優位性を発揮しない上位互換ならば、下位のカードにも十分居場所はある。 -[[《光牙忍ライデン》]]と[[《雷光の使徒ミール》]]のように、能力が強化されていても[[種族]]が異なる場合、上位互換とは言い切れない。&br;[[進化クリーチャー]]が存在するなど、デュエル・マスターズでは種族の重要性が高いためである。また、種族が付け足される形での完全上位互換は[[《凶刻の刃狼ガル・ヴォルフ》]]などの能力にひっかかることを指摘される場合もある(ただし、それを理由に下位互換の方が優先的にデッキに入れられるケースはきわめて少ない)。 -能力、パワー、コスト、種族などが優れていても、文明が違えば上位互換、完全上位互換とは言えない。持っている文明の数が増減しても同じである。&br;[[《嘆きの影ベルベットフロー》]]などに対する[[《腐敗電脳メルニア》]]、[[《鎧兵機サーボルト》]]などに対する[[《霊王機エル・カイオウ》]]など、個々の性能で見れば[[上位互換]]になっているが、[[文明]]が増えている場合は上位互換とは呼ばない。&br;また滅多にないが、[[《居合のアラゴナイト》]]に対する[[《霊峰の守護者ルキア・レックス》]]のように文明が減っており、[[スペック]]が上がっていたとしても、[[《運命の選択》]]や[[《砂男》]]などの文明サポートが存在するため、一概には上位互換と言うことはできない。 -[[《アクア・ティーチャー》]]、[[《駱駝の御輿》]]が登場したため、[[バニラ]][[クリーチャー]]は必ずしも、同コスト・同パワーで能力を持つクリーチャーの完全下位とは言えなくなった。[[《アクア・ビークル》]]に対する[[《アクア・エボリューター》]]などが例である。 -[[《ホーリー・スパーク》]]は長い間[[《スーパー・スパーク》]]や[[《DNA・スパーク》]]などの[[完全下位互換]]に甘んじてきたが、[[DMX-21>DMX-21 「マスターズ・クロニクル・パック 英雄決闘譚(コミック・オブ・ヒーローズ)」]]で専用サポートカードである[[《神聖の精霊アルカ・キッド》]]が登場したことにより、晴れて[[完全下位互換]]から脱却した。このように、他の[[カード]]のサポートで間接的に差別化が可能になるケースも稀に存在する。 一般に[[完全下位互換]]と呼ばれる[[カード]]も、以下のような特殊な条件下で差別化を図れる場合がある。 //以下の一覧を編集したい場合は「特殊な条件下で差別化」を編集してください #region(折返し) #include(特殊な条件下で差別化,notitle) #endregion **参考 [#xc2667c5] -[[用語集]] -[[類似カード]] -[[上位互換]] -[[下位互換]] -[[完全下位互換]] -[[相互互換]] -[[同型再販]]