#author("2018-08-11T17:45:04+09:00","","")
*モルト NEXT [#q835ba97]

[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]で[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]を呼び出し、そのまま[[《超戦覇龍 ガイNEXT》]]へと[[龍解]]して一気に[[1ショットキル]]を狙ったり
もしくは[[《爆熱天守 バトライ閣》]]を呼び出し、大量の[[ドラゴン]]を[[展開]]して勝利を決める豪快な[[デッキ]]。
[[ドラゴン・サーガ]]終盤に登場して以降、[[新章デュエル・マスターズ]]辺りまでは常に[[トップメタ]]争いに加わっていた強力な[[アーキタイプ]]である。
略称はモルネク、ネクストなど。

|超戦龍覇 モルト NEXT ''≡V≡≡V≡'' 火文明 (7)|
|クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン/ヒューマノイド爆/ドラグナー 9000|
|マナ武装 5:このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンに火のカードが5枚以上あれば、火のコスト5以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)|
|龍マナ武装 5:各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、自分のマナゾーンに火のドラゴンが5体以上あれば、攻撃の後、このクリーチャーをアンタップする。|
|W・ブレイカー|

|闘将銀河城 ハートバーン ''≡V≡≡V≡'' 火文明 (5)|
|ドラグハート・フォートレス|
|バトルゾーンにある自分のドラゴンはすべて「スピードアタッカー」を得る。|
|龍解:自分のドラゴンがアンタップされた時、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。|

|爆熱天守 バトライ閣 ''≡V≡'' 火文明 (5)|
|ドラグハート・フォートレス|
|自分の火のドラゴンまたは火のヒューマノイドが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せてもよい。それが進化ではないドラゴンまたは進化ではないヒューマノイドであれば、バトルゾーンに出す。それ以外なら、自分の山札の一番下に置く。|
|龍解:自分のターン中、ドラゴンをバトルゾーンに出した時、それがそのターンに出す最初のドラゴンでなければ、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。|
|BGCOLOR(white):龍解前⇒[[《爆熱剣 バトライ刃》]]|
|BGCOLOR(white):龍解後⇒[[《爆熱DX バトライ武神》]]|

*基本的な構成 [#u72fb535]
基本的には[[モルト「王」]]と同じく[[火]]をベースに[[自然]]の[[マナブースト]]を加えた[[準赤単]]で構成され、そこに[[闇]]が[[タッチ]]される場合もある。[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]は[[マナ武装]]の条件が緩いため[[モルト「王」]]ほど[[赤単]]に近づける必要はないものの、[[龍マナ武装]]を狙うために[[連ドラ]]のように[[ドラゴン]]が多く投入される。ドラゴンの枚数は少なくても20枚程度であり、多ければ30枚を超える。[[《二刀龍覇 グレンモルト「王」》]]とは名目コストの相性が悪い、[[《銀河剣 プロトハート》]]に[[超次元ゾーン]]の枠を割く余裕が無い、などの理由から搭載されていない場合が多い。とにかく速度を重視した型がほとんど。

2018年3月1日の殿堂レギュレーション改訂以降は[[《爆熱剣 バトライ刃》]]を実質搭載できなくなったため、空いた超次元ゾーンの1枠に[[《次元龍覇 グレンモルト「覇」》]]からの[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]への革命チェンジと相性が良い、打点補強のための[[サイキック・クリーチャー]]を搭載するケースが見られるようになった。

**主要カード [#n798af40]
|[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]|[[コンセプト]]|
|[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]|ドラゴン全てに[[スピードアタッカー]]付与|
|[[《次元龍覇 グレンモルト「覇」》]]|準[[コンセプト]]|
|[[《爆熱剣 バトライ刃》]]|ドラゴンを[[コスト踏み倒し]]。[[フォートレス]]の[[《爆熱天守 バトライ閣》]]の状態で出す。|

*候補クリーチャー [#a308c08d]
|[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]※|[[文明]]の数だけ[[マナ]]を[[フリーズ]]|
|[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]|[[【速攻】]]対策|
|[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]|[[シールド焼却]]付与 [[《爆熱DX バトライ武神》]]と[[革命チェンジ]]の[[ループ]]で相手の[[S・トリガー]]を気にせずフィニッシュできる。|
|[[《リュウセイ・ジ・アース》]]|[[ハンデス]]対策。|
|[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]|[[ハンデス]]対策。相手クリーチャーを[[タップイン]]させて自分クリーチャーは全員[[スピードアタッカー]]に。|
|[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]※|[[ガチンコ・ジャッジ]]で勝利すると[[エクストラターン]]|
|[[《ボルバルザーク・エクス》]]※|打点増強や[[《爆熱DX バトライ武神》]]への[[龍解剤]]。 [[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の下では攻撃できないので注意|
|[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]|[[コスト踏み倒し]]及び[[ライブラリアウト]]対策|
|[[《爆砕面 ジョニーウォーカー》]]|マナブースト兼除去 [[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の下では攻撃できないので注意|
|[[《無双竜鬼ミツルギブースト》]]|~|
|[[《熱血龍 メッタギルス》]]|[[カード指定除去]]を行う[[S・トリガー]][[ドラゴン]]|
|[[《熱血龍 バトクロス・バトル》]]|[[強制バトル]]を行う[[S・トリガー]][[ドラゴン]]。[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]で[[スレイヤー]]を与えれば実質的な[[確定除去]]に。|
|[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]|[[革命チェンジ]]で登場する[[T・ブレイカー]]。[[ファイナル革命]]で[[《無双竜鬼ミツルギブースト》]]か[[《リュウセイ・ジ・アース》]]を[[手札]]か[[マナゾーン]]から[[バトルゾーン]]に出せる。|
|[[《“龍装”チュリス》]]|革命チェンジ元。《ドギラゴン剣》中心のサブプランに|
|[[《ガイアール Re:》]]|出したターン限定の[[アンタップキラー]]。|
|[[《伝説のレジェンド ドギラゴン》]]|出したターン限定の[[アンタップキラー]]。バトルに勝つと[[敗北回避能力]]発動|
|[[《龍の極限 ドギラゴールデン》]]|[[革命チェンジ]]で登場する[[マナ送り]]付きの[[T・ブレイカー]]|
|[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]|[[革命0トリガー]][[ドラゴン]]|
|[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]※|コスト5以上の[[火]][[コマンド]][[召喚]]で封印を外せる[[最終禁断フィールド]]|
|[[《禁断〜封印されしX〜》]]※|《“龍装”チュリス》からの革命チェンジルートを組み込む場合に投入|

*候補呪文 [#i4f2d7e2]
|[[《メンデルスゾーン》]]|2ターン目に最大で2[[マナブースト]]|
|[[《フェアリーの火の子祭》]]|[[手札]]の減らない[[マナブースト]]|
|[[《ガチンコ・ルーレット》]]※|[[ガチンコ・ジャッジ]]に勝てば[[手札]]の減らない[[マナブースト]]|
|[[《スクランブル・チェンジ》]]※|[[火]]のドラゴンを[[コスト軽減]]かつ[[スピードアタッカー]]を与える|
|[[《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》]]|状況に応じて[[ドラゴン]]を踏み倒す|
|[[《ドギラゴン・エントリー》]]|~|
|[[《フェアリー・ギフト》]]※|[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]等を高速[[召喚]]|
|[[《革命の鉄拳》]]|[[革命0トリガー]][[呪文]]|
|[[《爆殺!! 覇悪怒楽苦》]]|強力[[スーパー・S・トリガー]]|
|[[《ジ・エンド・オブ・エックス》]]|[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]対策|

*候補ドラグハート [#c3f3d504]
|[[《銀河大剣 ガイハート》]]|[[スピードアタッカー]]付与|
|[[《無敵王剣 ギガハート》]]|[[スピードアタッカー]]付与、攻撃中に破壊されない。 [[龍解]]すると強力な[[ドラグハート・クリーチャー]]を[[超次元ゾーン]]から出せる[[《最強熱血 オウギンガ》]]に。|
|[[《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》]]|パワー+3000で[[強制バトル]]|
|[[《斬鉄剣 ガイアール・ホーン》]]|[[《熱血龍 ザンテツビッグ・ホーン》]]の状態で出せば[[《爆熱DX バトライ武神》]]への[[龍解剤]]になる他、[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]に[[ドラゴン]][[種族]]を[[付与]]する。|
|[[《熱血剣 グリージーホーン》]]|[[《熱血龍 リトルビッグホーン》]]の状態で出せば[[《爆熱DX バトライ武神》]]への[[龍解剤]]に。[[装備]]したクリーチャーに[[アンタップキラー]]を与える。|
|[[《真聖教会 エンドレス・ヘブン》]]|自分のクリーチャーが破壊された時に[[シールド追加]]。[[龍解]]すると[[フリーズ]]能力と[[真・エスケープ]]を持つ[[《真・天命王 ネバーエンド》]]に|
|[[《恐龍界樹 ジュダイオウ》]]|パワー4000以下のクリーチャーの攻撃を[[ロック]]|
|[[《革命槍 ジャンヌ・ミゼル》]]|攻撃時に相手クリーチャー1体を[[タップ]]|

*候補サイキック・クリーチャー [#s4f06e9f]
|[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]|相手のマナをタップインさせる。|
|[[《激相撲!ツッパリキシ》]]|自分の他のクリーチャーは自身の文明の数だけ1000[[パンプアップ]]。|

----
2つの[[マナ武装]]を達成してしまえば[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]でフィニッシュまで持って行けるという奇襲性が強み。
少しずつ制圧していくコントロール相手を一気に切り崩すことができる。
[[S・トリガー]]が不安な場合は[[《爆熱天守 バトライ閣》]]を出して2連攻撃でドラゴンを展開して数で攻めるといったことも可能。

弱点としてはドラゴンが多く入ることから[[【速攻】]]に対して弱くなりがち。龍マナ武装の対象になり実用性の高い[[S・トリガー]]は[[《熱血龍 メッタギルス》]]と[[《熱血龍 バトクロス・バトル》]]のみ。いずれも1体しか除去できないトリガーである為、[[【黒緑速攻】]]のような早く数で攻めてくる相手には滅法弱い。

しかし、この欠点はその後[[革命0トリガー]]を持つ[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]及び[[《革命の鉄拳》]]が登場したことによりほぼ解決し、同時にカウンター性能が大幅に向上した。
[[《スクランブル・チェンジ》]]が無制限だったころは最速3ターン目にバトルゾーンをドラゴンで埋め尽くすことが可能であり、このデッキ自体が【速攻】と変わらない速度で攻めることができるようになり、さらに通常の【速攻】にはない爆発力を発揮した。

さらに[[革命ファイナル環境]]終期以降には[[《ハムカツ団の爆砕Go!》]]などの色の合う強力な[[S・トリガー]]の[[除去]][[呪文]]が増えたため、ドラゴン比率が下がることを承知でこの種の除去を入れるケースが増えた。これによってそれまで[[《単騎連射 マグナム》]]に弱かった面がある程度克服されたのは思わぬ収穫であった。
同時期に[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]を獲得して以降は、これの効果で[[《熱血龍 バトクロス・バトル》]]に[[スレイヤー]]を与えて実質的に火の[[コマンド・ドラゴン]]である[[《凶殺皇 デス・ハンズ》]]として運用することが可能になった。

[[新章デュエル・マスターズ]]環境では[[ビートダウン]][[デッキ]]の中に早期に過剰打点を生成するデッキが[[革命ファイナル環境]]と比べて少なくなっており、ギリギリの打点で[[1ショットキル]]を仕掛ける相手に対して打点計算を狂わせるために[[《光牙忍ハヤブサマル》]]を搭載するケースも見られるように。また、[[S・トリガー]]の[[除去]][[呪文]]、及び逆転要素として[[《爆殺!! 覇悪怒楽苦》]]を取り入れるケースも増えた。

このデッキタイプを規制する意を込めて、登場以降、[[《フェアリー・ギフト》]]、[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]、[[《スクランブル・チェンジ》]]が[[殿堂入り]]となった。ところが、[[《フェアリー・ギフト》]]か[[《スクランブル・チェンジ》]]を運良く引ければ[[《爆熱天守 バトライ閣》]]を[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]で[[ループ]]させることで[[山札]]のドラゴンを出し尽くして盤面を制圧するなどの可能性も十分にあり、状況によっては[[カードパワー]]の高い[[殿堂入り]][[ドラゴン]]が1枚制限のハンデをものともしなかった。

その結果、これ以上周辺パーツの規制をしても効果が薄いと判断されたのか、ついに2018年3月1日付でデッキの核となる[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]と[[《爆熱剣 バトライ刃》]]/[[《爆熱天守 バトライ閣》]]/[[《爆熱DX バトライ武神》]]とが[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]に指定された。これによって[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]を主軸とした構築に特化させざるを得なくなったが、依然として強力なデッキタイプであることに変わりはないだろう。新殿堂レギュレーション発表と同時期には[[《“龍装”チュリス》]]を獲得しており、むしろ1ショットキル性能は高まっている。

その後、[[《シン・ガイギンガ》]]、[[《武闘世代 カツキングJr.》]]、[[《龍仙ロマネスク》]]など、[[光]]を含むパワーカードや革命チェンジ獣を搭載した[[白赤緑]]カラーが一般化。[[DMRP-05>DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」]]期になるとこの型が[[チャンピオンシップ]]優勝をポツポツと果たすなど一定のリペア成功を果たしている。

が、以降は優勝報告も絶え、ついに[[環境]]争いの座から陥落。さらなる高速化と《バトライ閣》の喪失は思った以上に痛手であったか。
このまま終止符を打ってしまう事になるのか。

----
**その他 [#tb2b6b3e]

-マッドネスを自然と多く積めるのでその点でハンデスに強いが、[[マナブースト]]によるリソース消費で手札がカツカツになりやすいという意味では弱いともいえる。[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]ありきで構築されるデッキなので、[[《解体人形ジェニー》]]をそれを引っこ抜かれると脆いのは確実に言えることである。

-[[ダブルビクトリー]]の[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]と[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]を始め、既に販売を終了している[[DMD-20>DMD-20 「スーパーVデッキ 勝利の将龍剣ガイオウバーン」]]の収録[[カード]]、[[最終禁断レジェンドカード]]の[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]といった、高[[レアリティ]]・[[再録]]されていない入手困難な[[カード]]をふんだんに使用するため構築難易度が極めて高い。今から組もうと思えば構築費用が10万を超えかねず、ある意味[[資産ゲー]]の権化とも言える[[デッキタイプ]]である。&br;現在は[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]を始めとした高額な主要カードが[[DMX-26>DMX-26 「ファイナル・メモリアル・パック 〜DS・Rev・RevF編〜」]]にて軒並み[[再録]]される為、幾分かは構築が楽になると思われる。
--しかし、大体のパーツがポツポツと再録される一方で重要な必須パーツの[[《爆熱剣 バトライ刃》]]は再録の気配は全くなかった。ビクトリーカードで、かつ再録の厳しそうな3D龍解カードであるため、シングル価格は飛び上がる一方で、このデッキを組む上での重要なネックとなりつつあった。しかし前述するように、後に[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]との[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]が発表され、この問題は間接的ながら解消された。

-「デュエル・マスターズグランプリ- 4th」では優勝を果たしている。同大会の入賞デッキ中の使用率は1位(そのシェアは4分の1を越えていた)、ベスト8進出者の内5人が使用と、極めて人気と実績に優れるデッキタイプである。

**参考 [#k00394d0]
-[[デッキ集]]
-[[準赤単]]
-[[モルト「王」]]