#author("2019-12-25T21:58:44+09:00","","")
#author("2019-12-26T18:44:33+09:00","","")
*ミッツァイル・マスターズ [#y4d5944f]

[[DMRP-11>DMRP-11 「超天篇 第3弾 零誕! 魔神おこせジョルネード1059!!」]]以降の[[超天篇環境]]があまりにも[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]に支配されていたことを皮肉って作られた言葉。

[[超天篇環境]]があまりにも[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]に支配されていたことを皮肉って作られた言葉。
《ミッツァイル》は非常に汎用性が高く、更にゲーム終了までのターンが非常に早いため、[[ビートダウン]]だろうが[[コントロール]]だろうが非常に多くのデッキで採用することが可能だった。
逆に、余りにも手軽に使用できることから、[[【ミッツァイル】]]に不利な初動の遅い[[ビッグマナ]]系のデッキの多くは軒並み環境から姿を消してしまった。それらのデッキはその遅さをカバーするために[[S・トリガー]]を多めに積む事が少なくないが、厄介な事に[[【ミッツァイル】]]は[[単騎ラフルル>《音精 ラフルル》#rock2]]等のカウンターケアを持ち合わせている事も多かったため、尚更対策が困難だった。さらには、そんなマイナーになったビッグマナにすら《ミッツァイル》が取り入れられることもあった。

ミッツァイルは非常に汎用性が高く、更にゲーム終了までのターンが非常に早いため、[[ビートダウン]]だろうが[[コントロール]]だろうが非常に多くのデッキで採用することが可能だった。
逆に、余りにも手軽に使用できることから、[[【ミッツァイル】]]に不利な初動の遅い[[ビッグマナ]]系のデッキの多くは軒並み環境から姿を消してしまった。それらのデッキはその遅さをカバーするために[[S・トリガー]]を多めに積む事が少なくないが、厄介な事に[[【ミッツァイル】]]は[[《音精 ラフルル》]]等のカウンターケアを持ち合わせている事も多かったため、尚更対策が困難だった。
ミッツァイルの主軸である[[GR召喚]]は[[メタ]]カードが非常に少ない上に、肝心の数少ないメタカードも使用する前に殴り切られてしまう事が多く、更にそのメタカードも[[【ミッツァイル】]]の[[ミラーマッチ]]対策に取り込まれていった。代表的な例には、[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]がある。

また、ミッツァイルの主軸である[[GR召喚]]は[[メタ]]カードが非常に少ない上に、肝心の数少ないメタカードも使用する前に殴り切られてしまう事が多く、更にそのメタカードも[[【ミッツァイル】]]のミラーマッチ対策に取り込まれていった。代表的な例には、[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]がある。
最終的に[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]は2020年1月1日付での[[殿堂入り]]が決定したため、[[【ミッツァイル】]]一強の時代は幕を閉じた。

その上、《ミッツァイル》は[[GR召喚]]で大量にクリーチャーを展開するが、そのクリーチャーの[[cip]]解決に時間がかかる事が多く、しかも[[《夢のジョー星》]]等を絡めればこの時に[[GR召喚]]したクリーチャーをコストにしてもう一度《ミッツァイル》を召喚する事も可能であり、尚更[[ソリティア]]を助長していた。延々と[[GR召喚]]で[[ソリティア]]した挙句、早いターンで過剰打点やカウンター封じによってほとんど何もできずにそのままゲームが終わってしまう事が多かったため、使われた側の理不尽感は相当なものであった。「ゲーム開始から《ミッツァイル》が着地するまでの時間よりも[[ループ]]時間の方が遥かに長かった」という事例も多い。
**ミッツァイル・マスターズの問題点 [#fe148410]
環境を支配するだけであれば、これまで17年間以上続いたデュエル・マスターズではよくあったことだが、それでも《BAKUOOON・ミッツァイル》、【ミッツァイル】の凶悪さは一線を画した。

最終的に[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]は2020年1月1日付での[[殿堂入り]]が決定したため、[[【ミッツァイル】]]一強の時代は幕を閉じた。
一番の問題点は、【ミッツァイル】は[[ループ]]に入ることも多く、上手く回ればゲーム開始から最速3ターン目に、ループによる[[ソリティア]]が始まることだろう。ゲーム開始から《ミッツァイル》が着地するまでの時間よりも、ループ時間の方が遥かに長くなり、負けた方はほとんど何もしていないのに相手がループするのをひたすら見るだけで終わってしまうことも多い。カードをまだ1,2回しか使っていないのに、ループだけを見せられて負けるという理不尽さを叩きつけられる事例は後を絶たない。ループしている方も、対戦ではなく半ば作業になってしまうため、対戦ゲームとして機能がほとんど失われていた。

また、上述の[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]や[[単騎ラフルル>《音精 ラフルル》#rock2]]などのロックによって、[[S・トリガー]]を始めとしたデュエル・マスターズの逆転要素を完封したうえで[[1ショットキル]]も普通に行われるため、相手は本当に何もできずに負けてしまうことも多かった。

こうした対戦環境目線で見た不健全さはとどまることを知らなかった。

大量展開するデッキにありがちな[[全体除去]]に弱い点も各種[[ロック]]で封じられるだけでなく、それらを確保出来ない場合も高コスト・高パワーのこれを複数体並べればある程度ケアすることが可能な点も凶悪だった。

**その他 [#b530bd0b]
-デッキタイプの豊富さ、[[スピードアタッカー]]を自軍に[[付与]]できる点、バトルゾーンへの出しやすさ、単体の展開力はかの[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]と共通している。
--[[ソリティア]]は[[《エンペラー・キリコ》]]、味方[[クリーチャー]]を[[コスト]]にする点は[[《ベイB ジャック》]]や[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]、メタカードを吸収する汎用性、拡張性は[[《無双竜機ボルバルザーク》]]と、往年の凶悪フィニッシャーを思い起こすプレイヤーは多かった。

-ちなみに、[[【ミッツァイル】]]のメタカード兼主要パーツとして挙げた[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]も《ミッツァイル》と同時に[[殿堂入り]]した。

-兵器であるミサイルがモチーフのこのカードを撃ち合うことから、ブラックジョーク気味に「核戦争」と呼ばれることもある。

**参考 [#uad74f98]
-[[用語集]]
-[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]
-[[ボルバル・マスターズ]]
-[[デュエル・ロマスターズ]]
-[[デュエル・マーシャルズ]]