#author("2018-09-13T21:36:39+09:00","","")
#author("2018-10-02T17:53:26+09:00","","")
*プレミアム殿堂 [#l4253331]

指定されたカードは一枚もデッキに入れられないというルール。
[[殿堂入り]]の上位で、これに指定されたカードはいわゆる「禁止カード」と呼ばれる。

特定の[[環境]]において、あるカードが[[殿堂入り]]([[デッキ]]内1枚制限)でもゲームバランスを損ねるとメーカー側が判断した場合にはこの措置が取られる。多くの場合は一度[[殿堂入り]]を経由する。

プレミアム殿堂に指定された[[カード]]は、[[公式大会]]や[[公認大会]]において1枚も[[デッキ]]に入れることができない。一見、輝かしい称号なのだが、実際は「規格外の強さが災いして、やむなく公式大会での使用を禁止せざるを得なくなったカード」ということである。

プレミアム殿堂に指定されたカードは、[[デッキビルディング]]における利用価値が無くなるので、基本的に[[シングルカード]]市場の価格は下落する。
ただ、最近はメーカー主催のイベント等で、使用可能なカードに制限がない「フリー対戦スペース」が併設されることもある。フリー対戦用にデッキを組むヘビーユーザーや、純粋なカードコレクターにとっては変わらず貴重なカード資産であり、該当カードのレートも(かつての実績を考慮してか)極端に急降下することは少ない。

なお、公式には「プレミアム殿堂」と「[[使用禁止カード]]」は区別され、使用禁止カードにはプロモ版[[《ガルベリアス・ドラゴン》]]および日本語版以外の[[デュエル・マスターズ]]カードが指定されている。

**プレミアム殿堂カード一覧 [#x54b67e3]
***2006年3月15日 [#kafa41b7]
-[[《無双竜機ボルバルザーク》]]([[殿堂入り]]から昇格)

***2007年1月15日 [#f700315a]
-[[《ヘル・スラッシュ》]]([[殿堂入り]]から昇格)
-[[《ロスト・チャージャー》]]([[殿堂入り]]から昇格)
-[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]](2015年9月19日付で[[殿堂入り]]に''降格'')
-[[《フューチャー・スラッシュ》]]

***2007年8月15日 [#nac4bf77]
-[[《アクア・パトロール》]]

***2007年11月15日 [#f883bb92]
-[[《炎槍と水剣の裁》]]([[殿堂入り]]から昇格)(2016年2月1日付で''解除'')
-[[《炎槍と水剣の裁》]]([[殿堂入り]]から昇格)(2016年2月1日付で%%まさかの%%''解除'')

***2008年10月15日 [#zb319e44]
-[[《スケルトン・バイス》]]([[殿堂入り]]から昇格)

***2009年4月15日 [#ae70acfe]
-[[《母なる大地》]]([[殿堂入り]]から昇格)
-[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]([[殿堂入り]]から昇格)(2016年2月1日付で''殿堂入りに降格'')

***2009年12月19日 [#g72580e5]
-[[《呪紋の化身》]]([[殿堂入り]]から昇格)
-[[《ソウル・アドバンテージ》]]([[殿堂入り]]から昇格)
-[[《インフェルノ・ゲート》]]([[殿堂入り]]から昇格)

***2010年5月15日 [#ad1b3f1e]
-[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]([[殿堂入り]]から昇格)

***2011年1月15日 [#cbabd461]
-[[《アクアン》]]([[殿堂入り]]から昇格)
-[[《サイバー・ブレイン》]]([[殿堂入り]]から昇格)

***2012年3月15日 [#la6ca1a4]
-[[《エンペラー・キリコ》]]([[殿堂入り]]から昇格)
-[[《邪神M・ロマノフ》]]([[殿堂入り]]から昇格)
-[[《母なる紋章》]]([[殿堂入り]]から昇格)

***2014年3月15日 [#c2eba971]
-[[《超次元バイス・ホール》]]
-[[《ミラクルとミステリーの扉》]]([[殿堂入り]]から昇格)

***2015年3月14日 [#i40601a8]
-[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]([[殿堂入り]]から昇格)

***2016年2月28日 [#vd5dab6e]
-[[《転生プログラム》]]([[殿堂入り]]から昇格)
-[[《鎧亜戦隊ディス・マジシャン》]]([[殿堂入り]]から昇格)

***2016年9月15日 [#ubd0111e]
-[[《次元流の豪力》]]([[殿堂入り]]から昇格)

***2017年2月26日 [#s67f9c58]
-[[《奇跡の精霊ミルザム》]]([[殿堂入り]]から昇格)
-[[《天雷王機ジョバンニX世》]]

***2018年3月1日 [#v55f1489]
-[[《ベイB ジャック》]]

**解説 [#u39f334c]
プレミアム殿堂に制定される[[カード]]は大まかに以下のタイプに分かれる。

1.[[トップメタ]]を支配するほどの[[フィニッシャー]]
-[[《無双竜機ボルバルザーク》]]
-[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]](後に[[殿堂入り]]に緩和)
-[[《エンペラー・キリコ》]]
-[[《邪神M・ロマノフ》]]
//新しくコスト踏み倒しの欄を作りました。呪紋の化身や聖鎧亜キング・アルカディアスもフィニッシャーと呼ぶ事は出来ると思い、コメントアウトしました。

2.[[ピーピング]]系[[ライブラリアウト]][[呪文]]
-[[《ヘル・スラッシュ》]]
-[[《ロスト・チャージャー》]]
-[[《フューチャー・スラッシュ》]]

3.あまりにも膨大な[[アドバンテージ]]が得られるカード
//一度でも使われるとその勝負の勝敗を決定づけるほど強力なカード
-[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]](後に[[殿堂入り]]に緩和)
//-[[《母なる大地》]]
-[[《スケルトン・バイス》]]
-[[《炎槍と水剣の裁》]](後に無制限化)
//-[[《インフェルノ・ゲート》]]
-[[《ソウル・アドバンテージ》]]
-[[《アクアン》]]
-[[《サイバー・ブレイン》]] 
//-[[《母なる紋章》]] 
//新しくコスト踏み倒しの欄を作ったのでコメントアウトしました
-[[《超次元バイス・ホール》]]
//-[[《奇跡の精霊ミルザム》]]
//プレミアム殿堂の直接的な原因はどちらかというと5だと思うので、5の欄に移動しました。

4.強力な[[ロック]]系の能力持ちのカード
-[[《呪紋の化身》]]
-[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]

5.ゲーム性を損なう程手軽な[[即死コンボ]]及び[[ロック]]の核
-[[《アクア・パトロール》]]
-[[《鎧亜戦隊ディス・マジシャン》]]
-[[《奇跡の精霊ミルザム》]]
-[[《天雷王機ジョバンニX世》]]
-[[《ベイB ジャック》]]

6.強力かつ手軽な[[コスト踏み倒し]]
-[[《母なる大地》]]
-[[《インフェルノ・ゲート》]]
-[[《母なる紋章》]]
//-[[《エンペラー・キリコ》]]
//-[[《邪神M・ロマノフ》]]
-[[《ミラクルとミステリーの扉》]]
-[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]
-[[《転生プログラム》]]
-[[《次元流の豪力》]]

-[[《ヘル・スラッシュ》]]、[[《ロスト・チャージャー》]]、[[《フューチャー・スラッシュ》]]の3枚は、個々の強さもさることながら、これらの呪文を使った[[ライブラリアウト]]タイプの[[【除去コントロール】]]を根絶する意味合いと、「相手のデッキを見る」ことのマナー上の問題点が多いことが強いと言われている(詳しくは[[《ヘル・スラッシュ》]]を参照)。
--前者の傍証として、[[神化編]]に入るまで長らく山札破壊ができるカードが登場していなかった点、それ以降に登場したものは「相手のデッキを機能不全にする」という[[《ヘル・スラッシュ》]]系の呪文とは大きく異なるものである点があげられる([[《猛菌魚雷ヤサカノフカ》]][[《ヴォルグ・サンダー》]]など)。
---勘違いされやすいが、公式側が「[[ライブラリアウト]]戦術」を露骨に嫌っているわけではない。そのひとつの証拠として、[[《S級宇宙 アダムスキー》]]のライブラリアウト能力で勝利することを、公式は「無重力勝利」と名付け、一つのアイデンティティーにしている。
--後者については、そもそも相手の山札を見ることのできるカードが、[[DM-16>DM-16 「転生編 第3弾 魔導黙示録(オリジン・オブ・パーフェクト・ギア)」]]収録の[[《ギガザンダ》]]以降一枚も登場していないことからも伺えるだろう。

-[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]に関しては、発売から1年を待たずしてのプレミアム殿堂指定であったため、それまでの「発売後1年間は[[殿堂入り]]されない」という前例を覆す結果となっている。

-[[《アクア・パトロール》]]については、[[《海王龍聖ラスト・アヴァタール》]]との[[コンボ]]が判明して1ヶ月足らずのプレミアム殿堂であった。&br;これはメーカー側が[[公式大会]]での[[ラストパトロール]]の上位独占を危惧しての事と思われる。
--その僅か3ヶ月後に[[プレミアム殿堂コンビ]]という制度が登場したので、「この2枚をプレミアム殿堂コンビにすれば良いのではないか」という声もあったが、後に[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]が登場したため、その可能性はもう無さそうである。詳細は[[《アクア・パトロール》]]の記事を参照。

-[[《超次元バイス・ホール》]]については長い間[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]との[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]として収まっていたが、殿堂入りを飛ばしていきなりのプレミアム殿堂となった。[[超次元]]関連としては初めてのプレミアム殿堂となる。元々このカード自体多少オーバースペックだが、プレミアム殿堂にするほどではないとの評価が続いていたため多くの[[プレイヤー]]を驚かせることになった。直後に[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]の[[同型再販]]として[[《時空の悪魔龍 ディアボロス ZZ》]]が登場したこともあり、おそらくメーカー側は[[プレミアム殿堂コンビ]]、[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]をなるべく無くしたいものと考えられる。

-上記の内の6枚[[《フューチャー・スラッシュ》]]、[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]、[[《アクア・パトロール》]]、[[《超次元バイス・ホール》]]、[[《天雷王機ジョバンニX世》]]、[[《ベイB ジャック》]]は[[殿堂入り]]を介さずにプレミアム殿堂となった数少ないカードである。この6枚以外は全て[[殿堂入り]]から昇格してプレミアム殿堂になっている。

-[[殿堂入り]]が制定された段階ではプレミアム殿堂という制度は存在せず、当初は[[《無双竜機ボルバルザーク》]]への例外的な措置であったのだろう。だが、[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]等を皮切りに、その後も少しずつ数を増やしていった。

-[[プレミアム殿堂]]の創設以来、[[プレミアム殿堂]]から解除、または[[殿堂入り]]に格下げされた[[カード]]は[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]、[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]、[[《炎槍と水剣の裁》]]の3枚。《サファイア》と《ヒドラ》は[[殿堂入り]]に格下げされるまでにとどまったが、《裁》はなんと無制限化しデッキに4枚入れることが可能となった。

-[[《フューチャー・スラッシュ》]]は[[殿堂入り]]/プレミアム殿堂の中で唯一の[[プロモカード]]。また、[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]は唯一[[シークレットカード]]が存在する。規制にあたっては、レアリティ等は考慮されない様子である。

-[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]は[[殿堂入り]]した次の改定でプレミアム殿堂に引き上げられた。異例の速度だが、[[《大邪眼バルクライ王》]]の登場が関係しているとの見方がある。

-2010年5月に引き上げられた[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]は、[[光]][[文明]]を含むカードとして初めてのプレミアム殿堂カードとなった。

//-殿堂入りの場合と同じく、「制限をかけるぐらいなら、最初から作らないで欲しい」という意見も多い。だが、あまりにも強力なパワーカードが[[環境]]に居座っていては、ゲーム性の停滞を招き、新カードの開発にも影響する。また、[[《母なる紋章》]]や[[《ミラクルとミステリーの扉》]]のように後の[[カードプール]]の変化で大きく強化されてしまった場合もあるので、基本的には致し方ない措置であると言える。
-殿堂入りの場合と同じく、「プレミアム殿堂にするなら最初から作らないで欲しい」という意見も多く聞かれる。しかし、メーカーとしては拡張パックの売り上げのために少しずつ新しく出るカードの性能を上げていかなければならず、それが結果としてパワーカードの出現やインフレにつながり、プレミアム殿堂カードを生むことになっている。また、後に出たカードとの相性やカードプールの増加によって突然強化されてしまうこともある。どの道、プレミアム殿堂カードはこれからも少しずつ増えていくだろう。とは言え、プレミアム殿堂には環境を切り替え、ゲーム性の変化をもたらす作用もある。単なる規制ととらえず好意的に解釈するのがよいだろう。
//殿堂入りの頁と同じ説明のほうが良いと思ったのでほとんどコピペしました。問題があったら修正してください。本当はクリエイターズレターの話も入れたかったのですが、ニュートラルな要約の仕方が思いつかなかったので保留します。

-[[《ボルシャック・クロス・NEX》]]の登場前に[[《インフェルノ・ゲート》]]、[[エピソード2]]の発売前に[[《母なる紋章》]]など、プレミアム殿堂入りは相性のいいカードが登場する前触れである場合がある。

-2011年夏の[[殿堂レギュレーション]]が適用されない[[殿堂ゼロデュエル]]、2012年夏より開始された[[メガデッキデュエル7]]のようにプレミアム殿堂のカードが使える変則[[レギュレーション]]も存在する。

-プレミアム殿堂入りしたカードが後に[[再録]]されることは基本的にはないのだが、ジョークエキスパンション的な面が強かった[[DMX-12>DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」]]では[[《無双竜機ボルバルザーク》]]と[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]が[[再録]]された。この2枚には他の[[殿堂入り]]カードと同様に[[マナ]]の数字の部分にリースが付いているのに加え、[[コスト]]の数字の下に「PREMIUM」と書かれたリボンが付けられている。[[DMR-18>DMR-18 「革命編 第2章 時よ止まれミラダンテ!!」]]では同日解禁となった[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]が[[シークレットカード]]扱いで[[再録]]されている。

-あくまで、[[デッキビルディング]]の段階で入れられないだけであり、デュエル開始後に[[《カモン・ビクトリー》]]で''ゲーム中に外部から加わった[[プレミアム殿堂]][[カード]]は問題なく使用できる''。……とは言え、該当する[[プレミアム殿堂]][[カード]]は現段階で[[DMX-08>DMX-08 「激熱!ガチンコBEST」]]収録の[[《ミラクルとミステリーの扉》]]、[[DMX-14>DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」]]収録の[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]、及び[[DMX-12>DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」]]収録の[[《無双竜機ボルバルザーク》]]と[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]の4枚だけであり、有効に機能するケースは極めて稀である。
--その後[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]でも外部からプレミアム殿堂カードを持ってこれる[[《カモン・レジェンド》]]と[[《超電磁 パックE》]]が登場。また同エキスパンションにはプレミアム殿堂の[[《アクアン》]]と[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]が収録されており、より選択肢が増えた。

-[[DMX-12>DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」]]で[[再録]]された[[《無双竜機ボルバルザーク》]]は温泉に浸かった[[カードイラスト]]だったことから、プレミアム殿堂に指定されることは「温泉行き」「温泉送り」などとも呼ばれる。もちろん、[[キャラクター]]の[[オンセン]]とは関係ない。
--このように元々プレイヤーが呼び始めた俗称だったのだが、[[《クイーン・アマテラス》]]のフレーバーテキストによると、どうやら本当に温泉に入っていることになっているようだ。
--一部の[[カード]]は、[[フレーバーテキスト]]上で[[亡き者>《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]にされていたり、[[サボり扱い>《無頼勇騎ウインドアックス》]]されていたりする。特に前者は、前述の「温泉」が公式設定となった整合性を取るためか、なぜ死亡したのかが[[DMBD-01>DMBD-01 「クロニクル・レガシー・デッキ アルカディアス鎮魂歌」]]のフレーバーテキストによって描かれた。

----
**参考 [#a82757ff]
-[[用語集]]
-[[殿堂レギュレーション]]
-[[殿堂入り]]
-[[プレミアム殿堂コンビ]]
-[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]
-[[殿堂解除]]
-[[殿堂ゼロデュエル]]
-[[使用禁止カード]]