#author("2018-07-08T13:31:07+09:00","","")
#author("2018-08-17T03:46:32+09:00","","")
*プレイ [#pd527818]

プレイとは、以下の2つの意味を持つ言葉。

+[[ゲーム]]を行うこと、あるいは続行すること。
+[[カード]]を使うこと。

テキスト上の「プレイ」は1.の意味で使われる。[[《アクア・マスター》]][[《ラグーン・マーメイド》]][[《光神龍スペル・デル・フィン》]]などの[[テキスト]]にあり、「原則を改変する状態を作りだし、その状態のままゲームを続行する」ことが明示されている。

本頁では2.について扱う。

----
*プレイ(使う) [#d10d5ce9]

プレイとは、やがて[[解決]]され[[効果]]を生成するように現在あるゾーンから公開し、[[マナコスト]]を支払うことである。[[キーワード処理]](実際のテキストの表記)としては「使う」が該当する。

|サイバー・I・チョイス R 水文明 (7)|
|クリーチャー:サイバー・コマンド 3000|
|S・トリガー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、「S・トリガー」を持つカードを1枚、自分の手札からコストを支払わずに使ってもよい。|

|完全不明 SR 水文明 (11)|
|クリーチャー:??? 16000|
|T・ブレイカー|
|相手のターン中、相手がマナゾーンにカードを置いた時またはカードを使った時、相手はターンの残りをとばす。|
|相手のクリーチャーが攻撃する時、その攻撃の後、相手はターンの残りをとばす。|

以下の5つはカードタイプが限定されている点以外はプレイと同義である。
+「([[クリーチャー]]を)[[召喚]]する。」
+「([[呪文]]を)[[唱える]]。」
+「([[クロスギア]]を)[[ジェネレート]]する。」
+「([[城]]を[[シールド]]の上に)[[要塞化]]する。」
+「([[フィールド]]を)[[展開]]する。」
[[鼓動]]のみ専用の語句が当てられていない。
上記をまとめて、[[テキスト]]では「([[カード]]を)使う。」と表現されている。ただし「使う」は他の意味でも使われているので混同しないよう注意([[返霊]]の注釈文など)。

**定義 [#u3d0a7b4]
プレイは以下の手順から成る[[キーワード処理]]である。
+プレイする[[カード]]を今あるゾーンから公開し使用宣言を行う。[[マナゾーン]]以外で使用宣言したカードはこの時点で[[どこでもないゾーン]]へと移動する。プレイすることが適正かどうか(禁止されていないか、正規のコストが足りなくても代替コストを支払えるか等)はこの時点でチェックし、適正でなければ使用宣言ができない。
+[[代替コスト]]や[[追加コスト]]を持つ場合、どれを支払うか宣言する。
+コスト加重や[[コスト軽減]]がある場合、それらを適用する。
+総コストを支払う。[[マナゾーン]]から使用宣言したカードはこの時点をもってどこでもないゾーンへ移動する。カードを使う際に行うべき処理があればここで処理する。
+コストの支払い後、そのカードは即座に使われる。そのカードが[[モード]]を持つ場合、モードを選択する。カードを使用した事による[[トリガー能力]]はここでトリガーする。

**ルール [#kcb0dbb9]
原則として手札にあるカードのみプレイできる。
基本的に[[メインステップ]]中で[[解決]]待ちの[[呪文]]や[[能力]]がないときしか[[カード]]をプレイできないため、[[能力]]の[[解決]]中はカードをプレイできない。
例外として、[[侍流ジェネレート]]や[[ナイト流ジェネレート]]などの[[単発的効果]]によって指示された場合は、その[[単発的効果]]を生成する[[能力]]の[[解決]]中にカードをプレイできる。

これらの効果の多くは[[コスト踏み倒し]]であるが、全てのコスト踏み倒し能力がタイミングを無視できるわけではないので注意。[[G・ゼロ]]はいずれも[[召喚]]を許可する[[継続的効果]]を生成する[[常在型能力]]なので、通常通り[[召喚]]できるタイミング([[メインステップ]])でしかプレイできない。

プレイされた[[カード]]が[[解決]]されることにより、所定の場所に置かれる。
-[[クリーチャー]]や[[クロスギア]]、鼓動、フィールドの場合は[[バトルゾーン]]に置かれる。
-[[呪文]]は[[呪文能力]]を処理した後[[墓地]]へ置かれる。
-[[城]]は[[シールド]]につけられた状態でシールドゾーンに出る。

解決の順番については「[[解決]]」の項を参照。

-[[クロス]]は[[起動型能力]]であり、「[[クロスギア]]を[[クロス]]すること」はプレイに含まれない。
--当初は[[コスト]]の支払いに[[マナ]]が発生しているということで暫定的に[[プレイ]]に含まれていたが、[[バトルゾーン]]の状態変化にすぎない[[マナ]]の発生は[[プレイ]]に含まないと現在は確定している。

**その他 [#rb210353]
-カード内の[[テキスト]]で用いられたことはないが、メーカーが[[公認大会]]開催店舗に配布しているマナー啓発のポスターでこの用語が使われたことがある。
//エピソード1期に確認

-プレイという概念が初めて[[テキスト]]に登場したのは[[《サイバー・I・チョイス》]]。その際「使う」という表現がなされ、一部のプレイヤーを混乱させた。その後、[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]で「使う」が[[キーワード処理]]として定義され、[[《完全不明》]]の登場によって、プレイしたか否かの正しい認識がより重要性を増すことになる。
--「使う」という表現そのものは[[《呪紋の化身》]]等の[[S・トリガー]]制限でも用いられている。

-本家[[Magic:The Gathering]]ではカードが複数のカードタイプを持つことがあるため、カードタイプ毎に語句が用意されておらず、「プレイ」で統一されている。
-本家[[Magic:The Gathering]]ではカードが複数のカードタイプを持つことがあるため、カードタイプ毎に語句が用意されておらず、「プレイ」で統一されている。

**参考 [#z784a8f5]
-[[用語集]]
-[[コスト]]
-[[《サイバー・I・チョイス》]]
-[[《完全不明》]]