#author("2018-08-12T19:55:12+09:00","","")
*ドラゴン・サーガ環境 [#pcca16f6]

*BEFORE⇒[[エピソード3環境]] [#h1800cd7]

----

***[[メタゲーム]] [#a56167ae]

*ビギニング・ドラゴン・デッキ期 [#we673c04]

[[ドラゴン・サーガ]]最初の[[構築済みデッキ]]である[[DMD-15>DMD-15 「ビギニング・ドラゴン・デッキ 熱血の戦闘龍」]]、[[DMD-16>DMD-16 「ビギニング・ドラゴン・デッキ 正義の天聖龍」]]、[[DMD-17>DMD-17 「ビギニング・ドラゴン・デッキ 神秘の結晶龍」]]が発売されたことによって[[ドラゴン・サーガ]]期がスタート。

とはいえこれらは所詮は500円の[[デッキ]]であり、[[エピソード3環境]]の[[カード]]がまだ続いていたこともあり[[単色]][[デッキ]]でそれらに立ち向かうことはとても可能であるといえた[[環境]]ではなかった。しかし[[DMD-17>DMD-17 「ビギニング・ドラゴン・デッキ 神秘の結晶龍」]]に関しては、コンセプトである[[《アクア・ティーチャー》]]からの[[バニラ]]大量展開戦術に、[[エピソード3]]終盤に登場した[[《超閃機 ジャバジャック》]]を絡めた構築で結果を残すこともあった。

その後、[[DMX-16>DMX-16 「超王道戦略ファンタジスタ12」]]が発売。発表当初は[[《龍世界 ドラゴ大王》]]の強力な[[ロック]]性能により、[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]の再来とまで恐れられたが、進化ではないが重すぎて[[ミステリー・キューブ]]または[[連ドラ]]ぐらいでしか踏み倒す手段がなかったこと、自分にも[[ロック]]がかかること、[[呪文]]による耐性が一切ないことからそこそこ強い程度に収まった。

そんな中、チャンピオンシップで[[《リュウセイ・イン・ザ・ダーク》]]の入った[[黒単コントロール]]が優勝したことが話題を呼んだ。元の[[リュウセイ]]ほどではないが[[タップイン]]の強力さが改めて実感され、全体的に安価で手に入れられるパーツが多かったことからプレイヤーの中で流行した。

そしてついに[[DMR-13>DMR-13 「ドラゴン・サーガ 第1章 龍解ガイギンガ」]]が発売。新カードもその当時に存在する[[デッキ]]に押し潰されるであろうと思われていた。

……が、発売前にまさかの[[殿堂入り]]発表。以前の[[殿堂入り]]の発表から2ヶ月も経っていなかったため、ここでの発表を予測できたプレイヤーは少なかったようだ。

発表されたのは[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]、[[《疾封怒闘 キューブリック》]]、[[《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》]]、[[《予言者ローラン》]]、[[《デビル・ドレーン》]]、[[《陰陽の舞》]]の6枚。
[[《予言者ローラン》]]、[[《デビル・ドレーン》]]の主要パーツを失ったことで[[ヒラメキドレーン]]は全滅し、[[《疾封怒闘 キューブリック》]]の殿堂によって、[[【墓地ソース】]]の「墓地を肥やしつつ[[除去]]」という流れがし辛くなり【速攻】対策が弱体化、[[《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》]]の殿堂は[[【シューゲイザーワンショット 】]]の勢いを一気に失わさせた。[[《陰陽の舞》]]の殿堂入りは[[ラララオプティマス]]が原因であると思われる。

悪名高き[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]は2年の時を経てついに殿堂したが[[カイザー「刃鬼」]]に関しては[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]と[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]を絡めた型が流行っており、[[ミステリー・キューブ]]も[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]の存在が大きく、そこまでの痛手ではなかった。

*[[DMR-13>DMR-13 「ドラゴン・サーガ 第1章 龍解ガイギンガ」]]期 [#g67aba2b]

突然の[[殿堂入り]]によって当時環境トップに君臨していたほぼ全ての[[デッキ]]が半壊し、予想もつかない環境となっていったが、ここで[[DMR-13>DMR-13 「ドラゴン・サーガ 第1章 龍解ガイギンガ」]]で新たなギミック[[ドラグハート]]が登場し、各文明に[[ビクトリー]]として1枚ずつ登場した。

その中でも[[ダブルビクトリー]]という[[ビクトリー]]のさらなる上を行く[[レアリティ]]を持つカード[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]は際立って強く、その[[龍解]]のしやすさ、[[龍解]]後のハイスペックさからすぐさま[[環境]]のトップへと君臨した。

デッキタイプは[[《フェアリー・ギフト》]]で早期に出したり、[[光]]を絡めて守りつつ特攻したり、[[《神聖麒 シューゲイザー》]]のもう1つの勝ち筋としたりと様々である。この[[カード]]の登場によって、どんな小さい[[クリーチャー]]でも[[超次元ゾーン]]に[[《銀河大剣 ガイハート》]]があれば積極的に[[除去]]しなければならない傾向が強くなり、いかに[[龍解]]させずに[[《龍覇 グレンモルト》]]を[[除去]]するかを考え様々な[[メタカード]]が積まれるようになった。

他の強力なカードに[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]がある。[[汎用性]]の高さからこの[[カード]]も当然のように[[環境]]入り。[[《焦土と開拓の天変》]]や[[《英知と追撃の宝剣》]]を連続で撃って相手の[[マナ]]を枯渇される[[サイクリカランデス]]が登場した。あまりの[[汎用性]]の高さに[[ザ・ユニバース・ゲート]]に組み込まれ、[[超次元転生]]を強化することにも繋がる(>[[転生サイクリカ]])。

使いまわせることから[[ミステリー・キューブ]]にも投入され、[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]の[[殿堂入り]]によって弱体化したはずの[[ミステリー・キューブ]]はむしろ強化されるという結果に至り、[[5色フェアリー・ミラクル]]とのハイブリッド型が主流になった。

同時に超パワーに[[cip]]封じを持つ[[ワールド・ブレイカー]]の[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]が登場し、このカードも[[ミステリー・キューブ]]に検討されたが、序盤の[[マナブースト]]や[[《ミステリー・キューブ》]]と被る[[自然]][[単色]]であるためか[[色事故]]を恐れて投入しないケースも多々あった。

そんな中でも[[【ドロマー超次元】]]や[[ヘブンズ・ゲート]]は[[殿堂入り]]の影響を全く受けていないことから多くのシステムクリーチャーで妨害しつつ、[[コントロール]]して勝利を奪っていった。

その一方で相手の[[呪文]]に反応して[[ランデス]]する[[《爆鏡 ヒビキ》]]が登場したことによって、[[【ドロマー超次元】]]及び[[ヘブンズ・ゲート]]にもやや向かい風が吹くことに。前評判ではこの[[カード]]によって[[コントロール]]系の[[デッキ]]は衰退するのではと言われていたが、結局そのようなことはなく[[《虚構の影バトウ・ショルダー》]]、[[《封魔ゴーゴンシャック》]]のようなポジションに収まった。

このように5月の[[殿堂入り]]によって[[環境]]がほぼリセットし、全く新しいものになったことが分かる。[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]への対抗策としては、いかに[[《龍覇 グレンモルト》]]の状態で[[龍解]]させないかがポイントとなり、[[《光牙忍ライデン》]]や[[《ファンタズム・クラッチ》]]、[[《フレイムランス・トラップ》]]のようなあまり使われてこなかった[[カード]]にも光が当たるきっかけとなった。

その後、スーパーVデッキが発売。スーパーデッキの名に恥じず公認大会で優勝できるほどの実力は存在した。過去の強力な[[サイキック・クリーチャー]]が再録されたことにより、新規プレイヤーの[[カードプール]]を整える役割も果たした。

気になる新戦力としては[[DMD-18>DMD-18 「スーパーVデッキ 燃えよ龍剣 ガイアール」]]の方は[[《龍覇 グレンモルト》]]の新たな選択肢である[[《将龍剣 ガイアール》]]。即座に[[強制バトル]]を行うことによって、[[《銀河大剣 ガイハート》]]の弱点である「他に自分の[[クリーチャー]]がいないと[[龍解]]できない」状況でも[[能力]]を生かすことが可能になった。

他には[[《熱血龍 バトクロス・バトル》]]という[[デメリット]]が小さい[[ドラゴン]][[S・トリガー]]の登場か。素出ししても[[強制バトル]]付きの[[W・ブレイカー]]であるため、[[連ドラ]]やキューブの新たな選択肢となった。後に大会の[[優勝者賞]]にもなり、公認大会では大きく盛り上がった。

[[DMX-17>DMX-17 「龍の祭典!ドラゴン魂フェス!!」]]が発売すると、[[《勝利天帝 Gメビウス》]]がキューブにおける[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]の後釜として注目された。

さらに[[《獅子頂龍 ライオネル》]]は[[《天命の精霊ワガハイ・キャット》]]との組み合わせで非常に突破しにくい壁となるため話題に。
また、[[《甲型龍帝式 キリコ3》]]は1度に呪文を3枚踏み倒すことが出来るという、キリコの名に恥じない強力なカードであった。しかしその性質上[[《フェアリー・ライフ》]]を入れにくいなど、[[デッキ]]の呪文とクリーチャーの比率の調整が難しいためかつてのキリコのようにトップメタには至らなかった。

*[[DMR-14>DMR-14 「ドラゴン・サーガ 第2章 暴龍ガイグレン」]]期 [#za838c71]

[[ドラグハート]]に新たな形態[[ドラグハート・フォートレス]]が登場。[[ウエポン]]と異なり装備する必要がなく、また[[クリーチャー]]ではないため[[《デーモン・ハンド》]]などの既存の[[除去]]が一切効かず、その除去耐性の高さが大きく話題となった。

中でも[[ビクトリー]]である[[《龍波動空母 エビデゴラス》]]は[[置きドロー]]として活躍。[[龍解]]してクリーチャーになっても[[解除]]と同等の能力である[[龍回避]]によって場を離れず、出されればまず[[除去]]されることのない難攻不落の要塞とまで呼ばれた。

そのエビデゴラスを出せる[[ドラグナー]][[《龍覇 M・A・S》]]も強力で、小型獣の[[バウンス]]により、[[【速攻】]]対策を行えるということで[[カイザー「刃鬼」]]に投入される、といったことも。

これにより[[《時空の封殺ディアス Z》]]しか[[ドラグハート・フォートレス]]を除去する手段のない[[黒単]]はやや戦いにくくなった。
もう一方の[[ビクトリー]]、[[《暴龍事変 ガイグレン》]]は火の[[マナ武装]]9という重いコストのため、出た当初はハズレ[[ビクトリー]]とも言われていたが、その後評価が見直されていき[[連ドラ]]など[[火]]が多めに入るデッキにピンで刺すといったことも増えていった。

他に注目された[[カード]]に[[《邪帝類五龍目 ドミティウス》]]がいる。[[コスト]]7以下の各[[文明]]の[[クリーチャー]]を出すという[[《サイバー・G・ホーガン》]]の強化版ともいえる豪快な踏み倒し[[能力]]は、多くのデュエリストを虜にした。中でも[[《魔龍バベルギヌス》]]を駆使することにより、ドミティウスの能力を何度も使い回しさらなる大量展開を行う[[コンボ]]はかなり強力。[[墓地]]へ落としたドミティウスをバベルギヌスで[[リアニメイト]]して早期に出すという戦略も使えるのもミソ。

[[フィニッシャー]]には[[《覚醒の精霊ダイヤモンド・エイヴン》]]や[[《マイキーのペンチ》]]、[[《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》]]などの[[ダイヤモンド状態]]や[[スピードアタッカー]]を[[付与]]するカードはもちろん、同時に[[S・トリガー]]を封殺する[[ドラゴン]][[《無双恐皇ガラムタ》]]も用いられた。10年程前の[[聖拳編]]以来、未だ[[再録]]の無いガラムタは、[[スーパーレア]]ということもあり値段がこれまで以上に高騰した。

その後[[DMX-18>DMX-18 「三段変形!龍解オールスターズ」]]の発売により、[[ドラグハート]]と[[ドラグナー]]が新たに追加。
[[《龍覇 グレンモルト「爆」》]]と[[《爆熱天守 バトライ閣》]]の登場は新たな[[連ドラ]]を生み出した。
自分のドラゴンとヒューマノイドが[[バルガ]]とほぼ同等の能力を持つ上、フォートレスである為除去手段もかなり限られている為出されると非常に厄介なカードであった。

他に[[《龍覇 イメン=ブーゴ》]]と[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]の組み合わせはやや能力が異なるが擬似[[《神聖麒 シューゲイザー》]]のような動きをすることもあり、高騰したカードである。
イメン=ブーゴによって全文明の[[マナ武装]]を使える為[[《爆轟 マッカラン・ファイン》]]で総攻撃する[[【シューゲイザーワンショット 】]]のような動きもできたが、ボアロアックスの龍解後の[[《邪帝遺跡 ボアロパゴス》]]が自分のクリーチャーが出る度にマナからクリーチャーを出せることを活かして、[[《アクア忍者 ライヤ》]]と[[《霊騎ラグマール》]]を組み合わせたループデッキも生み出された。

その後、再びスーパーデッキ([[DMD-20>DMD-20 「スーパーVデッキ 勝利の将龍剣ガイオウバーン」]])が発売。
これまでのスーパーデッキもかなり豪華であったが、今回のスーパーデッキはこれまでと比べものにならないほど豪華であり強力な殿堂カード[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]や勝利サイキック、[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]がまとめて[[再録]]された。

新規カードは[[《将龍剣 ガイアール》]]の強化版[[《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》]]、フォートレスが除去でき[[マナ武装]]が発動すれば[[《魔狼月下城の咆哮》]]を凌ぐカードになる[[《英雄奥義 バーニング銀河》]]、[[マナ武装]]を達成すれば超次元ゾーンからコスト6以下のカードがなんでも出せる[[《次元龍覇 グレンモルト「覇」》]]など。

このデッキは多くのデュエリストに衝撃を与えただけでなく、このデッキの発売後に始まったデュエマ甲子園エリア代表決定戦のルール[[ドラゴン・サーガ]]限定環境のカードパワーを一気に押し上げた。

そして、デュエマ甲子園エリア代表決定戦が日本各地で開催された。
去年のエリア代表決定戦と同じくスーパーデッキ直後からの開催であった為、改造したスーパーデッキで挑戦するデュエリストは多かった。

多くの改造が[[《龍覇 グレンモルト「爆」》]]と[[《爆熱天守 バトライ閣》]]と強力なドラゴンを入れた火単(タッチ自然)[[バトライ連ドラ]]が多かった。スーパーデッキに収録されていた[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]の増量はもちろん、[[《勝利天帝 Gメビウス》]]や出た当時微妙呼ばわりされていた[[《暴龍事変 ガイグレン》]]も評価が見直され投入されるデッキが増えた。後半になるとそれらのデッキに対抗すべく[[《聖霊王アルファディオス》]]や[[《悪魔龍王 ドルバロムD》]]のような制圧力の高いロマンカードが入ったデッキも増えていき、会場を盛り上げた。

*[[DMR-15>DMR-15 「ドラゴン・サーガ 第3章 双剣オウギンガ」]]期 [#p63b5fe9]

新たな[[ダブルビクトリー]]である[[《最強熱血 オウギンガ》]]が登場。[[ドラグハート・ウエポン]]を2枚装備できる[[《二刀龍覇 グレンモルト「王」》]]を[[《怒英雄 ガイムソウ》]]によって踏み倒し、[[《無敵王剣 ギガハート》]]を[[《銀河剣 プロトハート》]]と一緒に出すことで[[1ショットキル]]を狙う赤単または自然を入れた[[準赤単]]の[[【モルト「王」】]]が流行。[[準赤単]]では[[《フェアリーの火の子祭》]]が注目され、息切れのしにくい[[マナブースト]]が可能であった。

さらにマナゾーンの5文明各1枚ずつをタップするだけでどんな重量級クリーチャー及び呪文でも召喚または唱えられる[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]が登場。マナゾーンのカードを5色化する[[ドラグハート・フォートレス]]の[[《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》]]との組み合わせは特筆すべきものであった。

また、光版の[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]と呼べる[[《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》]]が登場。シンパシー及びドローの対象となる光のコスト3以下には[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]や[[《剛厳の使徒シュライバー》]]など優秀な[[メタカード]]が多く、これらを軸にした[[白単ウィニー]]が作られた。

除去しにくい[[ドラグハート・フォートレス]]対策に[[《スーパー獅子幻獣砲》]]など火、光、水にカード指定の除去が配られた。特に[[《龍脈術 落城の計》]]は[[《センジュ・スプラッシュ》]]にかわりわずか3コストで[[退化]]が行える点が注目された。
このような状況のなか、闇だけは[[《時空の封殺ディアス Z》]]以外一切カード指定の除去が配られず、[[《龍波動空母 エビデゴラス》]]に加えて[[《無敵王剣 ギガハート》]]に対してほぼ対処できないことから[[黒単コントロール]]は衰退した。

年が明けた1月はついに日本一が決定。
レギュラーは環境のトップに君臨していた5色[[ミステリー・キューブ]]が優勝を飾ったのに対し、オープンは[[【白青黒】]]の[[オール・イエス]]と環境では数の少ないデッキタイプが優勝と意外な結果を残した。
新戦力としては[[《二刀龍覇 グレンモルト「王」》]]の入った準赤単、[[《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》]]の入った[[白単]]やボアロアックスを用いた[[【緑単サソリス】]]が入賞した。

その2週間後、WHF大阪大会にて殿堂情報が先行発表。
[[《ミステリー・キューブ》]]と[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]が[[殿堂入り]]、[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]が[[プレミアム殿堂]]入りを果たした。

[[《ミステリー・キューブ》]]はその名の通り環境トップに君臨していた為、当然の[[殿堂入り]]と言えるだろう。
[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]も[[《勝利のプリンプリン》]]との組み合わせが強力すぎたので原因だろう。このカードを【速攻】対策として用いていた[[カイザー「刃鬼」]]などの[[ターボゼニス]]は【速攻】に脆くなり弱体化した。

[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]はこれまでの[[プレミアム殿堂]]カードと比べると環境を壊すような性能を持たないが、[[《転生プログラム》]]などの殿堂カードを実質2枚積める汎用性の高いカードであることが原因で[[プレミアム殿堂]]入りしたと考えられている。
いずれのカードとも関わりの深かった[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]はまだ登場して1年も経っていないことから[[殿堂入り]]を逃れた。

*[[DMR-16極>DMR-16極 「ドラゴン・サーガ 第4章 超戦ガイネクスト×極」]]・[[真>DMR-16真 「ドラゴン・サーガ 第4章 超戦ガイネクスト×真」]] [#w6e3d828]

[[ドラゴン・サーガ]]最終章は初の2弾構成として登場。
極は闇中心、真は光中心のエキスパンションであり、極が先に発売された。
高い破壊性能を代償に[[カード]]除去を持たないという致命的な弱点を持ち、[[《龍波動空母 エビデゴラス》]]が登場以来前線から退いていた[[闇]][[単>単色]]が[[《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》]]の登場により、息を吹き返す。
[[《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》]]に比べると出せるドラグナーのコストが1重くなっているが、[[フォートレス]]になったことにより除去耐性が飛躍的に上昇し、リアニメイト範囲が闇のクリーチャーに広がったことにより汎用性が上がった。
リアニメイト範囲が広がったことにより[[黒単コントロール]]以外でも活かせるようになったのも大きい。

[[スーパーレア]]には[[多色マナ武装]]5によって[[スーパーS・バック]]を得、相手の[[龍解]]を封じる[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]が登場。5色デッキにはもちろん、[[《龍覇 イメン=ブーゴ》]]や[[《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》]]を用いるデッキとも好相性。[[《龍覇 イメン=ブーゴ》]]で出した[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]で[[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]を出して、エメラルーダのシールド回収で[[スーパーS・バック]]で[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]を出せばクリーチャーが0の状態でもボアロアックスを即[[《邪帝遺跡 ボアロパゴス》]]に[[龍解]]できる荒業を得た。

この頃から[[《鎧亜戦隊ディス・マジシャン》]]と[[《龍覇 イメン=ブーゴ》]]・[[《邪帝遺跡 ボアロパゴス》]]を組合せた[[【イメンループ】]]が台頭し始める。

[[レア]]以下のカードで有力なものとしては[[《白骨の守護者ホネンビー》]]の呪文版[[《アクア呪文師 スペルビー》]]、[[《インフェルノ・サイン》]]の呪文版[[《龍素知新》]]、[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]になるのに必要な[[ドラグハート・フォートレス]]サイクル、緑単の新たな進化先[[《ベル・ザ・エレメンタル》]]など。

日本一決定戦でも結果を残した[[【緑単サソリス】]]は[[《ベル・ザ・エレメンタル》]]が登場してから使用者を一気に増やし、多くの大会で結果を残すまでに成長する。

肝心の[[ダブルビクトリー]]である[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]は[[DMR-16真>DMR-16真 「ドラゴン・サーガ 第4章 超戦ガイネクスト×真」]]に[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]が出てから真価を発揮。
1枚のカードで手軽にフィニッシュに持って行ける奇襲性の高さは[[ダブルビクトリー]]に恥じない能力といえる。

[[DMR-16真>DMR-16真 「ドラゴン・サーガ 第4章 超戦ガイネクスト×真」]]の[[ビクトリー]]である[[《真聖教会 エンドレス・ヘヴン》]]は[[白単]]はもちろん、[[《次元龍覇 グレンモルト「覇」》]]との相性が非常に良く、脅威の[[除去]]耐性を持つ[[《真・天命王 ネバーエンド》]]に簡単に[[龍解]]できることから[[準赤単]]を強化させたカードとしても見なされている。

発売と同時に新殿堂レギュレーションが適応されたが、結果は主要カードを失った[[ミステリー・キューブ]]は完全消滅。[[カイザー「刃鬼」]]は[[《超次元ブルーホワイト・ホール》]]や[[《調和と繁栄の罠》]]を代替とすることによって生き延びる。

最終的に抜きんでた強さを持つデッキがなくなり、あらゆるデッキが結果を残せるといった良い環境に変化した。
1世代前の環境までは[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]などのスペックの高い多色カードが多く増えたことから単色デッキはほとんど使われることがなかった。しかし[[ドラゴン・サーガ]]のカードが全て出揃った今、水文明以外の単色デッキが結果を残していることから単色推しである[[ドラゴン・サーガ]]は大成功だったと言える。
だがこれまで以上にデッキの相性、運が絡むゲームになったと言える。

*NEXT⇒[[革命編環境]] [#yb8a881c]
----


***主流デッキ(通常環境) [#p642d805]
-[[【グレンモルトビートダウン】]]
-[[フェアリー・ギフト]]
-[[ミステリー・キューブ]]
-[[ビッグマナ]]
--[[ターボゼニス]]
--[[カイザー「刃鬼」]]
--[[ベートーベン]]
-[[準赤単]]
--[[【モルト「王」】]]
--[[【モルト NEXT】]]
-[[バトライ連ドラ]]
-[[【ボアロアックス】]]
--[[【イメンループ】]]
--[[【緑単サソリス】]]
-[[サイクリカランデス]]
-[[転生サイクリカ]]
-[[【ドロマー超次元】]]
-[[【墓地ソース】]]
-[[シューゲイザーコントロール>【シューゲイザーワンショット 】]]
-[[【白単天門】]]
-[[黒単コントロール]]
-[[黒単ヘルボロフ]]
-[[【黒緑速攻】]]
-[[【白単速攻】]]
-[[ザ・ユニバース・ゲート]]

***新戦力カード [#b8d6468d]
-[[《龍世界 ドラゴ大王》]]
-[[《リュウセイ・イン・ザ・ダーク》]]
-[[《銀河大剣 ガイハート》]]/[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]
-[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]
-[[《魔狼月下城の咆哮》]]
-[[《龍覇 グレンモルト》]]
-[[《爆鏡 ヒビキ》]]
-[[《勝利天帝 Gメビウス》]]
-[[《龍波動空母 エビデゴラス》]]/[[《最終龍理 Q.E.D.+》]]
-[[《邪帝類五龍目 ドミティウス》]]
-[[《龍覇 M・A・S》]]
-[[《爆熱剣 バトライ刃》]]/[[《爆熱天守 バトライ閣》]]/[[《爆熱DX バトライ武神》]]
-[[《龍覇 サソリス》]]
-[[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]
-[[《龍覇 グレンモルト「爆」》]]
-[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]/[[《邪帝遺跡 ボアロパゴス》]]/[[《我臥牙 ヴェロキボアロス》]]
-[[《龍覇 イメン=ブーゴ》]]
-[[《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》]]
-[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]
-[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]
-[[《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》]]/[[《極・魔壊王 デスゴロス》]]

**既存の有力カード [#s7c359e7]
-[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]
-[[《神聖麒 シューゲイザー》]]
-[[《ヘブンズ・ゲート》]]
-[[《超閃機 ジャバジャック》]]
-[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]
-[[《転生プログラム》]]
-[[《超次元ミカド・ホール》]]
-[[《暴走龍 5000GT》]]
-[[《百万超邪 クロスファイア》]]
-[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]
-[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]
-[[《ミステリー・キューブ》]]
-[[《フェアリー・ギフト》]]
-[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]

----
**参考 [#n32fefbf]
-[[デッキ・カードプールの変遷]]
-[[ドラゴン・サーガ]]